親愛なる同士の皆さんへ



サミールさん

まず何より、(福島)原子力発電所の犠牲となった人々に我々の連帯と共感の念を表明します。そしてこれが最後の悲しみ、痛みとなるよう祈っています。


私個人とイラク自由会議(IFC)を代表して、この大会の準備に尽力した方々に敬意を表します。世界経済危機、アラブ地域における人民の蜂起と抗議活動、飢餓と失業、貧困を際限なく生産する制度に対して世界中を震撼させている大きなデモの動き・・・この大会は世界的に稀有な状況で開かれます。


私はこのイベントが三つのことを実現する機会になればいいと思っています。一つは、世界銀行やIMFなどの諸機関で成り立つ欧米政治制度の、労働者の賃金や生活、それにあらゆる社会の富を犠牲にした辛辣な攻撃に立ち向かう一つの戦線として、労働者・プロレタリア・解放運動家を一つに束ねるよう、このイベントが世界の各地に展開すること。

二つ目は、世界、特にヨーロッパ諸国の抗議運動と協同して、単一の計画に基づいた行動の擁護をすること。

三つ目はアラブ地域の人民抗議活動が政治的、精神的支援を必要とするというメッセージを発することです。


 世界を再分割しようという国家分極化の熾烈な競争が起こっています。資本主義体制はその危機を打開するために、多くのヨーロッパ諸国で見られるような緊縮財政策の宣言をするか、そうでなければ戦争を仕掛けて富を略奪するという、二つの解決しか持ち合わせていません。
 
世界の今日の状況は第一次、第二次世界大戦間近のそれに酷似しています。中東もまた戦争の影が覆いかぶさる地域の一つですが、いかなる戦争もこの地域を文明的に数十年後退させることを意味します。そこで、このイベントの実現要項として、戦争に反対する一戦線となり、中東地域との連帯を宣言することを付け加えたいと思います。


イラクは、国家分極化紛争の主要な戦場となろうとしています。占領は今年の十二月に終焉を迎えますが、人民抗議活動も2月25日にイラクで政治的均衡を変えるべく動き出しました。それは我々が口にしていた通りに、イラクにおける宗派・民族・人種主義的アイデンティティの欺瞞を打ち明かしました。それだけに我々の運動は非常に大きな役目を負っています。まず現段階の最新情勢が要求するだけの変化を起こし、こうした状況に対応できるよう、組織的に政治的路線を変えていかねばなりません。さらに、勝利は世界的な統一戦線なしには成し遂げられないということに目を向けなければなりません。


我々は、日本で今日開かれるこのイベントがこの世界的に稀有な状況であるゆえに、突出したものとなることを信じてやみません。それだけに、このイベントは非常に重要な意味を持つでしょう。

ご出席の皆さん、次なる段階は、世界の政治的均衡を変革するために、我々が大掛かりで巨大な動きとなることです、豊かさと、自由と、平等を願う人間世界のために。



世界連帯万歳!

このイベントに幸あれ!