いつもLIVEで「海は命の宝物」を歌う時お話ししていますが、今沖縄本島のサンゴ礁の90%以上が開発や温暖化の影響で死んでしまった中で奇跡的に残ったサンゴ礁が辺野古 大浦湾の海。

なぜ、ここだけが健全な姿をとどめているかというと、まずヤンバルの原生林が間近に迫り、大浦川や地下水に森からの栄養がたっぷり入った綺麗な水が流れ込み、干潟や藻場などの多様な命の連鎖があり、という絶妙なバランスがあっての事。
この環境が絶滅危惧種のジュゴンを育み、同じく絶滅危惧種の青珊瑚の群体がはるか神代の昔から3000年もかけて育まれた。
高さ12m、幅30m、長さ60mという規模は、世界で最大級。
(青珊瑚について、詳しくはWWFの調査のページを是非見てみてください! )

安倍内閣による民主主義を無視したような強権で強引に辺野古基地建設が進む中、沖縄県側とのつかの間の和議の間に、今どうしても海中を見ておきたかった。
 

辺野古の基地問題に関しては前から心を痛めていたのですが、その辺野古にこれ程の生き物たちと自然があるのか!と驚愕したのは、中村卓哉さんの『わすれたくない海のこと 辺野古・大浦湾の山・川・海』を見てから。
その卓哉さんと偶然にも現地で一緒になり、友人のカメラマンの方々や地元で頑張っている方々と辺野古の海について夜中まで語り合う事が出来、大変ラッキーでした。
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民宿で飲んだ方達。とその著書
さらに、現地でガイドしていただいたのが、辺野古の海の写真を撮られていてあちこちで辺野古の写真展を開かれている牧志治さん。
この方とも実に古い縁で、25年くらい前にまだ沖縄本島の周りもサンゴが豊かだった頃、沖縄本島へ行くたびに海をガイドしていただいた。
現在、基地反対の抗議船の船長もされ、辺野古調査ダイブチームのチームレインボーも主宰されている。
そして、Milk[弥勒]のLIVEにも来てくれた吉田さん。
この方も抗議船に乗って工事の監視行動をされている。海保に船を転覆させられ、危うく溺れかけた経験も。
いろんなご縁で抗議船でのボートダイブが実現しました。
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人間って、人の縁って、生きているといろんな事が繋がって来て本当に面白いと思います。
辺野古の切羽詰まった状況が、縁を結び直してくれたのでしょうか。

この海は未だにヘリの爆音は年中するし、演習の爆発音も聞こえる。さらに巨大なコンクリートブロックと共に制限区域のフロートに囲まれジュゴンはそれだけで、藻場に近づけず、食料の非常に乏しい深場の海で細々と食事している形跡が見つかったそうです。
ジュゴンはそれだけ今、追い詰められている。

また、フロートが浮かんでいるだけでフロート内の水の流れが変わり、雨が降った後の濁りがフロート周辺に残っているのでそれが沈殿してフロート付近の海底はヘドロが溜まってるのでは、と言われています。 
サンゴはちょっとした変化(例えば橋が出来て海流が変わるとか)で徐々に弱り死んでいってしまうのを今までいろんな所で見てきました。
フロート一つとってもその影響は計り知れないものがあるのです。
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フロートのコチラ側には抗議船、フロートの内側には海保らしき船が。

ここに、1兆五千億とも言われる私達の税金をつぎ込んで、沖縄に加え奄美、徳之島、五島列島や天草、瀬戸内の島々などの山を削ってこの海を埋め立て、新たなアメリカ軍の為の巨大軍港を作ろうとしている。
これがどれだけ愚かなことか。ここがどれほど貴重な海なのか。
撮影してきた写真を見て少しでも感じてくれたら幸いです。
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 ↑これほど多様なサンゴの種類が共存する海は非常に珍しい。
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↑チリビシ西のミドリイシ群落(上三枚)
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チリビシ青珊瑚ポイント。巨大すぎてとてもワイコン無しのコンデジでは表現しきれません!!
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 ↑ここは、見渡す限り、180度視界全てがテーブル珊瑚の群落。