毎日暑い日が続きますね。
来月10日で、母が旅立って3年になります。
母が亡くなった頃は、まだ歩くのもおぼつかなかった息子も3歳になり、今では毎日元気いっぱいのやんちゃ盛りです。
そして、母の命日を前に、8月2日には「伝統音楽を楽しむ会」を開催いたします。
この「伝統音楽を楽しむ会」という名前は、母が名付けてくれた大切な名前です。
今年は原点に立ち返り、村上三絃道だけでお届けする公演となります。
私は、生まれる前に初代家元を亡くしているため、お会いすることはできませんでした。
初代のお話は、母や長年一門を支えてくださっている皆さまから、たくさん聞いて育ちました。
そして私にとって村上三絃道は、二代目家元である母の背中を見て育った世界でした。
家元を継承してから、たくさんの出会いと別れがありました。
きっとこれからも、多くのご縁に恵まれながら歩んでいくのだと思います。
母には本当によく叱られました。
当時は厳しいと感じることもありましたが、今振り返ると、不思議と良い思い出ばかりです。
母は生前、よくこんな話をしてくれました。
「あなたが赤ちゃんの頃、夜泣きがひどくて、ゆりかごの歌を歌うと眠ってくれたのよ。」
その話を聞いてから、私も息子にほぼ毎日のように「ゆりかごの歌」を歌っています。
そして先日、初めて息子がその歌を歌ってくれました。
息子の口から聞いた瞬間、母のことを思い出し、涙が止まりませんでした。
時間が経ち、涙も枯れたと思っていました。
それでも、ふとした瞬間に母が恋しくてたまらなくなることがあります。
こんなにも恋しいと思える母がいてくれたこと。
愛情いっぱいに育ててもらえたこと。
それは、とても幸せで、贅沢な人生なのだと改めて感じています。
毎日、目の前のことに追われていますが、一日一日を大切に過ごしていきたいと思っています。
まだまだ未熟な私ですが、初代が築き、二代目が守り育ててきた村上三絃道を、一門の皆さまとともに未来へつないでいける家元でありたいと思っております。
そして、応援してくださる皆さまの心に響く音楽を届けられるよう、これからも精進してまいります。
今年の「伝統音楽を楽しむ会」も、どうぞよろしくお願いいたします。








