ほいほい、久しぶりの鬼童丸登場ですよ。
中間試験も終わったので、13日(水)に食堂に集まって活動しました。
活動内容はまず産技祭季刊のタイトル決め、それと春季刊『花嵐』の反省会Part3です。

さて、産技祭は随分と先の話ですが、季刊のタイトルは早めに決めることとなりました。
どうやら、産技祭季刊の表紙を描いていただくクリエイター同好会への配慮だそうです。

今年度の季刊タイトルは「天気」が通年のテーマなので、それに沿った多くの案が出されました。
惜しくも採用されなかった案の一例を以下に挙げてみます。

秋雨・秋風・イワシ雲・小夜時雨・釣瓶落とし・富士の初雪・碇星・星月夜

なんか最後のほうには天文らしきものも交じってますが、天気なので、空に関係する語が他にも多くでました。
その中から多数決によって選ばれたのが『秋霖』です。
意味は「秋に降る長雨」でして、アウトドアを楽しまれる方々には少し厄介な天気ですね。
しかし、秋は移りゆく季節の繊細な風景が美しい季節ですから、窓から眺める秋霖の柔らかな景色も乙なものですよ。
なんて言うのには、まだ時期が早いのですけども。

続いて、上述の反省会も行ないました。
対象となった作品は、付月さんの『あの日から、ずっと』と、和墨さんの『悪魔の少年』、それに私、鬼童丸の『朽ち葉色の天使』です。
いつもと同様、縦横無尽に意見が飛び交っていました。
概要を以下にまとめておきます。

『あの日から、ずっと』(付月)
ちょっとダークなオチの付いた、付月さんらしいラブコメ(?)です。
全体的に文章が整っているため、細かい指摘は少なく、Mu-Muさんからも「文章力が上がってる」という旨の言葉が。
指摘されていたのは、ヒロインの女性が心理描写に乏しく、感情を読み取りづらいという点でした。
また、風景の描写が少なくて読者のイメージが喚起されづらい、というのが私の指摘です。
これらの問題は、主人公の主観に頼った表現に原因があるということで、三人称小説を書くことを勧める意見もありました。

『悪魔の少年』(和墨)
掲載順は私の作品のほうが先なのですが、ちょっとした理由から和墨さんの作品を先に反省しました。
魔法学園を舞台にして対立する白魔術師と黒魔術師の争いを描いた、恋愛ファンタジーです。
構想段階ではもっと20ページほどの大作だったそうですが、時間不足で短くなってしまったとのことでした。
そのため、時間軸が現在から過去に戻ってそのまま終わってしまうという尻切れトンボな構成になっており、そこを指摘する声がありました。
また、魔術の内容に関するマニアックな意見も出てきたり。(すごいよ新入り君)
他には、分かりづらい表現や誤字脱字の指摘も多く、奇妙な誤植も発掘されていました。

『朽ち葉色の天使』(鬼童丸)
未来を舞台にした都市伝説なんかの小説です。
細かい指摘は少なかったのですが、終盤のテンションが異常とか、取って付けたようなハッピーエンドとか指摘されました。
要するに、オチの付け方を誤ったようです。
他に痛い指摘としては、未来設定が活きていないというものがありました。心苦しい限りです。
それ以外にもハッとするような指摘がいくつかあったのですが、ちょっと説明が難しそうなので割愛します。

以上です。
次回の活動は来週、原稿の進捗状況確認と、ホームページ掲載作品の選出をする予定です。