2012年04月20日

第15話 「轅門(えんもん)に戟を射る」

こんばんは! 三国志TKストーリー・テラーの哲舟です。
今日は「花金」ですね。遊びに行かれた方も、
あとで録画を観てくださることを、切に願うばかりです(笑)。

さて、紀霊率いる袁術軍5万が、劉備の拠点・小沛めがけて絶賛進軍中。
小沛が落ちれば徐州も危うくなるというのに、
呂布は貂蝉に歌をうたわせ、悠々と酒を飲んでいました。

陳宮に呆れられつつ、なお余裕をみせたところで、
呂布は、劉備を小沛の近くの五里坡に設けた宴席へ招きます。

劉備は疑念を持ちながらも、自分を殺すことはあるまいと、
張飛を護衛につけ、呂布の待つ宴席へ赴きました。
張飛、残していくとロクなことがありませんからね(笑)。

劉備を出迎えた呂布の配下は、
董卓が健在のころから出ていますが、名前が出てきません。

「陥陣営」
の異名をもつ、高順かな?とも思うのですが、違う気もします。
ここはいっそ、張遼に出番をあげて欲しかったですね。

宴席には、袁術軍の将・紀霊も招かれており、鉢合わせになった
張飛と紀霊は剣に手をかけ、一触即発の状態になりますが、
呂布はそれを止めて「いっしょに酒を飲もう」といいます。

015 (4)
張飛も席を与えられ、ちゃっかり酒を飲んでます。
酒で失敗したばかりなのに、全然懲りていない様子(笑)。さすが。

呂布は、劉備と紀霊に「講和せよ」といいますが、
当然、戦うつもりで出陣してきた両者は納得しません。

そこで、呂布が弓の腕前を、紀霊と張飛に問います。
紀霊が、500斤の弓を引き、50歩離れた劉備を射てみせるといえば、
張飛は、800斤の弓を引き、80歩離れた紀霊を鎧ごと射抜けると豪語。

sangoku227+1
呂布は提案します。120歩離れた門の前に、己の方天画戟を突き立てさせておいて、
自分が戟の先にある房を射抜いたら、それは天意である。
「矢が命中したら、天意に従って和睦するのだ」と2人に約束を迫ったのです。

紀霊は、「いくら呂布でもそんな芸当は無理だ」と思って承知し、
劉備も、もはや天意に任せるしかないと腹をくくります。

sangoku234+1
呂布は杯の酒をグイッと飲み干してから、弓を手に取り、狙いを定めて矢を放ちます。

緊張の間。
びゅん、と飛んだ矢はみごと、方天画戟の先に付いた房を射落としました!

呂布、最大の見せ場といって良いでしょう。
どよめく兵の歓声。さすがに張飛も、呂布の神業の前に驚きの声をあげました。
紀霊は約束してしまった手前、兵を退かざるをえません。

ここは正史にも同じ場面が記され、諸将は
「将軍は天の威光を備えておいでです」と感心した記録がある正真正銘のエピソード。

呂布は戦いを回避させることで、袁術から贈られた兵糧を返すことなく、
小沛を無事に守り通すことに成功しました。

しかし、一方の袁術は呂布に出し抜かれて怒り心頭。
どうしたものか悩んでいるところへ、孫策がやってきます。

父の死後、袁術を頼って南陽に身を寄せていた孫策。
第7話以来の登場、ヒゲを生やして立派になっています。
急にヒゲを生やされると、他の人と見分けがつかなくなって困るのですが・・・(笑)。

袁術に攻略を命じられた盧江を、馬400頭の犠牲だけで
3日で陥落させたことを報告に来たのでした。

孫策は、父・孫堅の墓参りを済ませると、一大決心をして再び袁術のもとへ。
曲阿にいる家族の面倒を見に行きたいと申し出ます。
これは口実で、孫策は、袁術のもとを離れて独立を計画しようとするのです。

袁術は孫策に去られてしまうのではないかと危惧し、許しません。
そこで、孫策は密かに持っていた父の形見「伝国の玉璽」を差し出します。
出ました! ここで呪いのアイテム再び・・・。

それを見た袁術は、ただちに目を輝かせます。
孫策は玉璽を袁術に贈るかわりに、4人の武将を望みました。

父の旧臣、黄蓋・程普・韓当・祖茂を配下にと願い出たのです。
玉璽を手に入れたことで舞い上がっている袁術は、
あっさりとこれを了承。優れた4人の武将を手放してしまいました。

4将も、もとより孫策に仕えることを望んでおり、喜んで袁術のもとを辞します。
孫策は袁術の気が変わらぬうちに、急いで出発の準備を進め江東をめざすのでした。


【このシーンに注目!】
sangoku263+1
孫策が父の墓参りをしているさなか、突然現れたイケメン。美周郎・周瑜の登場である。久々に再会を果たした義兄弟同士の2人は、ともに大業をなそうと誓い、まずは袁術からの独立をはたすことになる。192年の孫堅の死から、かなり時間がたっているようにも感じられるが、まだ2年しか経過していない。孫策と周瑜は同い年で、ともにこのとき20歳。江東での快進撃がここから始まる。

【このひとに注目!】
sobou
◆祖茂(そぼう・そも)
左が祖茂で、右にいるのは韓当。この人が、このタイミングで登場したことに、驚いた人も多いのではなかろうか? 黄蓋・程普・韓当と並び、孫堅の四天王と呼ばれた人物だが、原作『演義』では董卓討伐戦のさい、華雄軍と戦って敗れた孫堅を逃がすために身代わりとなり、華雄に斬られているからだ。が、『正史』によれば敗走のとき孫堅の赤い頭巾をかぶり、自分が囮となって主君の命を救うことに成功。そのまま逃げ延びたのか、死んだという描写はない。

このドラマでは正史と同様、まだ生きている設定らしい。登場させるなら、同じく孫堅の代から仕えていた朱治にしても良かったように思うが、ここは祖茂が生きていたことを素直に喜びたい。

sangokushi_tv at 18:00コメント(0)トラックバック(0) 
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