2012年05月04日

第25話 「単騎、千里を走る」

こんばんは! 哲舟です。
ゴールデンウィークのせいか、なんだか1週間があっという間に
過ぎてしまった感がありますね。どうか皆さん、残りの土日2日間、満喫してください!

さて、劉備が河北に居ることを知った関羽は
いてもたっても居られず、曹操のもとを去ろうとします。

義を重んじる関羽は、これまでの厚遇への礼を述べてから立ち去ろうとしますが、
曹操も張遼も、仕事や病気を理由に居留守を使い、会ってくれません。
仕方なく、これまでに賜ったすべての金銀珍宝の類、下僕らを残して出発します。

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原作「三国志演義」の中でも人気の高い「関羽千里行」「五関突破」の始まりです。
劉備の奥方、甘夫人と麋夫人の2人を馬車に乗せ、
孫乾と従者だけを共にさっそうと許都を発しました。

それを知った曹操は、挫折感に打ちのめされます。
引きとめられないばかりか、関羽が袁紹につくことも自軍にとってはマイナス。
しかし、曹操は関羽を殺そうとはせず、わずかな供を引き連れて見送りに出ます。

さすがの曹操も、関羽との約束は破れません。
黙って行かせることで、恩を売ろうとする計算はあるようですが・・・。
錦入りの羽織を贈られた関羽、馬からは下りませんが、さすがに感動したようです。

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曹操は、せつない顔で、いつまでも関羽の後ろ姿を見送っています。
程昱もそんな姿の曹操を見るのは初めてで、戸惑うばかり。

「一人の心もつかめぬのに、どうして天下をおさめ、民の心をつかめようか」
曹操はそういって、関羽の心を攫む劉備の恐ろしさに、改めて気付くわけです。

その頃・・・。
張飛は古城に辿り着き、役所を乗っ取ってねぐらにしていました。
そこを拠点に兵馬を集め、劉備たちの行方を探させていたのです。

なぜか、県令の裁判仕事まで始めている張飛。
政治力はゼロにひとしいので、当然めちゃくちゃな裁判をやって、
村人や兵士たちを混乱に陥れています。
暴力事件の被害者に、「なんで殴り返さねえ!」といって逆に罰を与える始末(笑)。

「男は殴られて成長するんだ!」
と兵士の鍛練も行っています。
そんな折、関羽が曹操に投降したとの情報が入り、張飛は怒って暴れ狂います。
酒甕を割り、庭園の草木を引き抜いて、やり場のない怒りを爆発。

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本当に張飛役の康凱さんはハマり役といえましょう。
この張飛を演じるために、20kg近くも太ったといいますから、
すさまじい役者魂を感じますね。

そんなことは露知らぬ関羽は、東嶺関に到着。
通行手形を持っていない関羽は守将の孔秀に妨害されますが、
一撃KOで、あっさりとまかり通ります。

その後も、洛陽関では孟担と韓福を、
沂水関では卞喜を斬り捨て、関所を突破していきます。

とくに、沂水関での戦いは見せ場でした。
素手で大勢の敵を打ち倒してしまった関羽、いわゆる「無双状態」。
原作もそうですが、この場面の関羽はまさに主役の扱いです。

さて、黄河の畔まで来たところで、関羽の行く手を阻んだ武将がいます。
出ました、ここで猛将・夏侯惇(かこうとん)の登場です!

呂布軍との戦いのさなか、曹性という武将に左目を射られ、
矢を引き抜いたときに一緒に飛び出た目玉を食べてしまった豪傑。
残念ながら、本作ではその場面は描かれませんでしたが・・・。

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夏侯惇は、味方を殺された恨みと、
関羽の武勇を試したい個人的思いから一騎打ちを挑んできます。

激しい一騎打ち。息をもつかせぬ展開に、目が離せません。
青龍刀と槍が激しく火花を散らし、ちゃんとその重さまでが伝わってくるよう。
一騎打ちというものを上手に描いていると思います。

夏侯惇の馬があばれ、馬上から白兵戦へと移行しますが、
2人の戦いはまだまだ続き、勝敗は決しそうにありません。

夏侯惇も強いですね。
顔良、文醜さえも一合とて打ち合えなかった関羽と互角に戦っています。
今まで出番がなかったのが不思議なぐらいです。

そこへ、張遼が追い付いてきて、曹操の伝言をつたえ、やっと両者は停戦。
「なかなかやるな」と、お互いの武勇を称え合います。
2人とも最高に格好いい。夏侯惇、いい味を出しているので、もっと見たいですね。
武器を収めた関羽は、さらに先を急ぎます・・・。


【この人に注目!】
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◆孫乾(そんけん・そんかん) 生没年不詳
 
劉備が陶謙に徐州を譲られたときから仕えている文官。ドラマでも早くから登場し、地味ながら活躍している。劉備が曹操のもとを離れて徐州へ戻ったときは、関羽の参謀として下邳(かひ)城に入った。そのため、関羽と行動をともにして劉備の夫人たちを警護する。
「軍師」まではいかないが、武闘派の多い劉備軍の中では貴重な文官であり、外交官であり、補佐役。弱小勢力だったころから、しぶとく劉備を支え、貢献を続けた。後に、劉備が益州に入って蜀の地を得たときは、麋竺や簡雍と同等に厚遇される。

sangokushi_tv at 17:55コメント(2)トラックバック(0) 
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コメント一覧

1. Posted by yamaneko5646   2012年05月04日 20:12
こんばんは=!

大変な旅が 始まりましたね。
いつもは 闘いのシーンを早送りしますが、「夏候惇」との 一騎打ちは眼が 離せませんでした。

すごい体力ですねえ。なるほど、原作はもちろんとして、描き方が上手なんですね。

「関羽」を 紳士的に見送った曹操は、気の毒ですが やがて豹変するのでしょうかねえ?

週末に 良い場面を観て、余韻を楽しみながらまた 来週!!!
2. Posted by ずぅ   2012年05月04日 22:39
初めまして☆
いつも番組とブログを楽しみにしています。
哲舟さんの博識おそれいります。
夏侯惇の左目のエピソードは驚きました。
自らの左目を喰ってしまうというのも
豪傑の証なんですね。

これからも哲舟さんのブログを
楽しみにしています

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