お知らせ・その他
2013年08月19日
こちらで、「ドラマ曹操」新ブログ開始しました。
よろしくお願いします!(2013.9.2より)
こんばんは!
『三国志 Three Kingdoms』ストーリーテラーの哲舟です。
みなさん、大変ご無沙汰しております!お元気でいらっしゃいますか?
「BSフジ」での放送終了から、1年が経ってしまいましたが、
今春から始まった「チャンネル銀河」での本作放送を
楽しんでおられた方もいらっしゃるかと思います。
さて、今夜改めて更新したのは他でもありません!新しい三国志ドラマのお知らせです。
その名もドラマ「曹操」 2013年9月4日発売。
タイトルの通り、曹操を主役に据えた、全41話の長編ドラマです。
曹操は本作でも非常に魅力的に描かれていましたが、
新作「曹操」では、より多面的に彼の魅力が描かれます。
曹操の幼少期(子役も登場!)から、袁紹との「官渡の戦い」の終幕までを描いたもので、
『三国志 Three Kingdoms』では描かれなかったエピソードや、
未登場だった典韋、曹安民、張邈(ちょうばく)、蔡文姫といった人物も活躍します。
公式サイトでは、予告編も見ることができますので、
まずはご覧になってみてください。
新作「曹操」は、今のところブルーレイでの販売&DVDレンタルのみで、
テレビ放映は決まっていないのですが、発売に合わせて、
わたくし哲舟が、また新たなブログで全話解説を務めさせていただきます。
http://blog.livedoor.jp/sousou_drama/
こちらで、新ブログ開始します。よろしくお願いします!

あ、最後にもうひとつ!
ツイッターの新作「曹操」公式アカウントでは、
主人公である曹操殿が自ら、ほぼ毎日ツイートをされています。
良かったら、ぜひこちらもチェック&フォローしてみてください!
https://twitter.com/sousou_drama
2012年08月14日
こんばんは!
『三国志 TK』ストーリーテラーの哲舟です。
昨日をもちまして、BSフジによる全95話の放送が終了しました。
ひとまずご視聴お疲れ様でした!
みなさまお待ちかねの「人気投票」の結果が出ました。
楽しみにしていらっしゃる方が多いと思うので、
さっそく、「人物篇」から参りましょう。
もったいぶらずに、1位から発表してしまいますね。
さあ、有効票数766票の中で、栄えある頂点に輝いた人は?!
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第1位・・・諸葛亮 94票
これまでいろいろな諸葛亮を見ましたが、今後私の中ではこのドラマの諸葛亮像で固定されます。 万人が想う諸葛亮像を足して足しっぱなしにしたよう。 しかし、キラキラと余裕の笑顔だったのは最初の頃だけ。 いつの頃からか…荊州を争う頃からですかね…眉間にシワがより難しい表情ばかりになりました。 なにより神がかり的な存在としては描かれず、苦悩し、ときに感情を露わにする人間臭さが新鮮でした。 その分、長い北伐の苦闘と苦悩は見ているこちらも眉間にシワが寄り青息吐息でした。(きらつぶさん)
みなさんが投票するだろうから私はあえて投票しなくてもいいかなぁ、などと思っていましたが、ドラマ終盤を見ていたらやっぱりこの人をはずすことはできなくなりました。「万能の人」のイメージには魅かれなくとも「悲運の人」の側面を知るとやはり……。(Kaorindさん)
上方谷のシーンは圧巻でした。結末が分かっていても「よし!勝てるぞ!!」と思ってしまいました。(太刀一筋さん)
哲舟より・・・やっぱり、ダントツ。この人は三国志の中でも別格な感じがします。きらつぶさんが書いておられるように、本作では超人的な活躍ではなく、「人間」孔明の部分がクローズアップされました。個人的には、漢中以降は笑顔があまり見られず物憂げな表情ばかりになってしまったのは、気苦労を表すためとはいえ、ちょっと残念だったように思います。
第2位・・・魯粛 82票
前にレッドクリフで見た時の彼は、孔明と周瑜の間で板挟みにされ慌てふためく人物のようなイメージがありましたが、本作では板挟みでありながらも、自分の意見もしっかりと持ち、それでいて相手の意見も尊重する素晴らしい人物なのだと知りました。 (けい さん)
カリスマ性も無く存在感の薄い風貌で最初は温厚なイメージだったが、いざとなると、どんな敵をも圧倒するほどの威圧感があり、温和と剛直のコントラストにおける演技力はドラマの中でNo1だった。(一三国志ファンさん)
哲舟より・・・驚かれたんじゃないでしょうか? なんと魯粛が第2位です! でもまあ、本作を見続けてきた方なら、納得かもしれませんね。みなさんが、それだけ「しっかり」とドラマを観てくださっていたんだなと思わせる結果だと思います。謙虚だけど、やるべきときはやる。「自分も魯粛みたいな人になりたい」と思わせる名演でした。三国志TK版・助演男優賞を差し上げたいです。
3位・・・趙雲 77票
文句なしでかっこよすぎる!! 元々好きだったけどこの作品の趙雲の凛々しい眼差しに射抜かれて、ますます好きになってしまいました。 まさに白馬騎士!!守ってもらいたいww (ゆつき りょうさん)
特に阿斗を救出したシーンは感涙ものでした。演じられたニエ・ユエンさんが、生真面目な性格の趙雲のイメージにピッタリでした。(kimuchi さん)
哲舟より・・・途中までは1位を突っ走っていたのですが、終盤でやや失速。それでも「武人」としては堂々の1位を獲得。私は個人的に、関羽や張飛のように欠点を持った人物のほうが好きなのですが、だからといって趙雲は嫌いになれません。嫌味な所がまったくないのが強みですよね。あ、みなさん意外に目立つのが「超」雲という入力ミスです。馬超の「ちょう」ではなくて、「趙」雲ですよ!(笑)
4位・・・曹操 73票
本作の曹操様はお茶目で好きです。官渡だったかなぁ、「にゃはははは」と笑いながらパタパタ走ってる姿がかわいい! 吹替えじゃないバージョンを見て、チェンさんの声の若さに驚きました。吹替えを聴き慣れていたので、イメージがガラっと変わりました。前半の青年期壮年期の曹操様には、若々しい声の原語版が合いますね。(えいぶさん)
喜怒哀楽のあり方が愉快で、とにかく可愛いです。 私は頭の良い人が好きなのですが、怒ってぶちまけたお椀の中身をちゃんと拾って食べたりするところも良いなぁと(笑) (りょうこさん)
哲舟より・・・まさかのベスト3落ち! 中盤ぐらいから人気投票をやっていれば、間違いなく孔明とトップを争ったでしょう。しかし、本作の曹操は古今類まれな彼の「多面性」を上手に表していたと思います。食事をするシーンや、いきなり放尿をするシーンなど、妙に俗っぽい描写も面白かったですね。
5位・・・荀彧(じゅんいく) 46票
この荀彧という軍師は硬派な雰囲気の魏において、ズバ抜けた才能を余す事なく発揮しながらもソフトで観る者を癒してくれ非常に大好きなキャラです。自ら命を絶つシーンは泣かされました (ねこのしたさん)
「丞相っ!~であります!!」 明快で流暢な語りの気持ちの良いこと!切れ者の曹操だけでなく 体育会系の許褚の心をも掴む頼もしさ。 どしっとした雰囲気の役者さんでイメージぴったりです。 最期は痛ましい。あの状況で信念を貫ける強さが立派でした。 荀彧の死もまた寂しかったです。 (りんどうさん)
哲舟より・・・己の信念を貫いたがために迎える、その悲劇的な最期が共感を呼ぶようですね。この人のファンが昔に比べ、三国志好きの間で急増しているのですが、最近その理由がわかった気がします。本作の荀彧はファンの期待以上の名演だったのではないでしょうか。
第6位・・・司馬懿 44票
その人物像は本作のオリジナルとのことですが、この人なくしてはこのドラマの面白さは半減。 このニーターホンというキャスティング、凄いです。 この司馬懿こそ、智絶にして臥龍。とことん臥薪嘗胆して最後に勝ちました。(ココさん)
今までのイメージが一転して好きになりました。孔明の木像に驚いて撤退した後の恥辱だと言った転げ回るシーンを始めとして可愛いと思えるシーンがいくつもありました。また部下達に慕われるなど人望があるのも良かったです。上方谷のくだりは司馬懿のかっこよさが際立っていました。司馬懿がかっこいいので孔明の対決も見ごたえがありました。孔明の好敵手でした。 (子敬ではなく敬子 さん)
哲舟より・・・不気味な雰囲気に、最初は嫌悪感(?)を覚えながら「だんだん好きになってきた」というコメントが多かったようです。私もその一人で、一度見たら忘れられないアクの強さに魅了され、出てこない回が物足りなく思えるほどでした(笑)。まさに噛めば噛むほど味が出る、見れば見るほど底の深さが感じられる役者で、唯一無二の司馬懿像を作りあげてくれたと思います。予想したとおり途中まで票が伸びなかったのですが、終盤からの追い上げで堂々の6位。
第7位・・・劉備 36票
魅力的な方です。特別、関羽のように武芸に長けている訳でもない、孔明のように知略に長けている訳でもない。なのに、どこかに惹かれてしまう。関羽、張飛、趙雲、そして孔明などの名だたる人物達が最期のその時まで、慕い続けた理由が分かる気がします。 亀の甲羅で占いするなんて、かわいすぎる。三兄弟で仲良く手をつないで退場するなんてかわいすぎる!!反して、いつもは物腰柔らかなのに、いざ兄弟や趙雲、孔明が危ういとなってくると態度が一変するところも大好きです。 夷陵の戦いでは、趙雲や孔明の進言も聞かずに暴走気味でしたが、それも兄弟を思っての仁徳の深さ故。 その場にいるだけで、こんなにも人々を惹きつけてしまう君主ってそうそういるものじゃないです!! わが君、劉備殿万歳!!(翔さん)
哲舟より・・・どんなに我儘でも頑固でも、不思議とついていきたくなる劉備という人の魅力。初期の頃は無口で無表情で、「次は何をやるんだろう?」という不気味さや物珍しさ、自ら剣をとって闘うところも良かった。これまでに見てきた中で最高の劉備像が見られたように思います。数多の勇将、知将を抑えての7位。
第8位・・・周瑜 30票
本作での周瑜は、横山三国志以上に、孔明を意識しすぎていたように見えました。それだけではなく、呉の中でも悪者みたいに描かれており、何か見ていて周瑜が可愛そうになりました。 ですが、最期の孫権との会話でますます、好きになりました。(北国のクロネコ♂ さん)
哲舟より・・・野心家でありながら、孫呉のために尽くすも主君からは疎まれるという難しい役柄。よく演じられていたと思います。妻の小喬とも別れてしまうことで悲劇性が強調され、その最期は本当に涙を誘いました。あ、一緒に映っている黄蓋には残念ながら1票も入りませんでしたが(笑)、程普とともに孫呉の重鎮たる良い存在だったと思います。
第9位・・・陳宮 28票
呂布を放っておけない陳宮はお母さんのようで微笑ましい(´ω`*)徐州を占拠した時は嬉しそうでしたね。 最強の武勇を持つ呂布と陳宮の知力は良い組み合わせのように思います。公台先生にはもっと活躍してもらいたかった。 「我 人に背くとも、人 我に背かせじ」を聞いた時から、曹操とは決別していたのですね。最後まで意志を貫きました。本当に惜しい人です (やみねさん)
根本的に考えが違う人間を死ぬほど拒絶する気持ちとされる気持ち、両方一度によくわかりました。 (朱美さん)
哲舟より・・・物語序盤の名脇役。曹操を殺すチャンスがありながら殺さず、最後は曹操の必死の嘆願を受け入れることなく死を選ぶ。人生そのものが、世の中への問いかけのように思えます。見事でした。同じ「軍師」という立場で見た場合、許攸(4票)との対比が面白いです。
第10位・・・曹丕 27票
最初は、優しげで頼りなげなお坊ちゃん、かと思いましたが、さにあらず、弟殺し、中国のカイン?(史実は違いますよね?)しかし自分が何をすべきかをわきまえ、人の言う事は素直に聞き、年を重ねる毎に成長し、立派な皇帝になりましたね。特に感動したのが、最期のシーン、病気だった事を隠していた事を告白、つまり一切の甘えを断ち、残された時間が少ないと知りながら、頑張っていたという事がわかり、最後に流した一筋の涙に、思わず惚れてしまいました(えるさん)
酷い奴だ!と思うのに何故か嫌いになれない。寧ろドラマを見ていくうちに株が上がった不思議な存在。英雄や奇才では無いけれど、その人間臭さが良かったのかもしれない。(もくぎゅうさん)
哲舟より・・・原作では人物像がハッキリしないし、ひたすら冷酷なイメージが先行していたこの人ですが、本作では味のある人に仕上がったと思います。まりあさんのおっしゃる通り、最初のころの司馬懿との関係は、本当に、のび太とドラえもん(笑)。
さて、いかがだったでしょうか?
本当は役者名も掲載するつもりだったのですが、時間の都合で割愛します。
特別に「拍手欄」からいただいた方のコメントも含め、
みなさんから頂いたご意見を数点、引用させていただきましたが、
ここに挙げた以外にも、素晴らしい回答がたくさんありましたので、
人気投票のコメント欄を公開にしてありますので、ぜひご覧いただきたいと思います。
引き続き11位~20位をまとめて発表します。
関羽、呂蒙、龐統(ほうとう)、孫権、
魏延、呂布、張飛、陸遜、張遼、貂蝉
あと一息でベスト10に及ばなかった人たち。武将タイプの人物が多く入っていますね。関羽や張飛は、最初は良かったのですが、やはり晩節を汚したことが強調されていたためにこの位置に甘んじてしまったようです。関羽は、「身長の低さ」を残念に思う声がありました。関羽、風格や雰囲気はすごく良かったんですけどね。
16位の呂布は、第1部の主役のひとりとして新たな呂布像を演じてくれましたが、あまり猛将らしくない線の細さや、いかんせん退場が早過ぎたのが災いしたか、思ったほど伸びませんでした。19位の張遼は、後半に全然登場しなかったのが残念ですね。「合肥の戦い」を描いてくれれば・・・残念。貂蝉が紅一点のベスト20入りを果たしているのは見事! それから魏延、呂蒙、陸遜の善戦が光ります。龐統や孫権は、もう少し上に行くかな、と思いましたが出番が少なさが災いしたか及ばず。
以下、複数票を獲得した人たちを、順不動で挙げておきます。
許攸 曹仁 孫策 劉禅 孫小妹 黄忠
姜維 孫乾 許褚 孫堅 董卓 馬良 馬岱
呉国太 献帝 静姝 馬謖 李厳 袁紹
馬超 小喬 徐庶 周倉 関平 郭嘉 李儒
王允 張任 司馬昭 曹植 田豊 劉琦 呂伯奢
徐晃 甘夫人 曹沖 廖化 法正 邢道栄
そして、中にはこのようなユニーク回答も。
「お馬さんたち」 「63話で張松に賄賂を要求する門番」 「曹一族に仕える宦官」 「袁術の軍師(役名不明)」
いやいや、いずれもこだわりを感じて素晴らしい着眼点だと思います。とくに「63話で張松に賄賂を要求する門番」は、色々なところに使いまわされているので、毎回どこに出てくるか探すのが楽しみだという方もいらっしゃいましたね。
・・・以上、人物篇を発表しましたが、みなさんの予想は当たりましたでしょうか?
まあ、好き嫌いや思い入れは人それぞれです。順位は気にしないでくださいね。
私、哲舟が好きな人物に対してのご質問もいただいていたので、
この場をお借りして「私が選ぶ6人」を紹介しておきましょう。
・劉備 ・司馬懿 ・曹仁 ・馬良 ・張飛 ・袁術
以上です。あくまで本作においての好きな人物ですが。
あんまり面白くない回答で、すみません・・・(笑)。
とくに曹仁は、前半の曹操軍では重鎮として光っていたと思います。
32話で見せた、まさに猛将たる筋肉美も見事の一言でした。
馬超と戦ったときの許褚(きょちょ)にも期待したのですが、脱ぎませんでしたね(笑)。
馬良は、関羽にも劉備にも助言を聞いてもらえない可哀想な役回りでしたが、
それでも健気に努力する姿に胸打たれたものです。
曹仁も馬良も、いつの間にかいなくなっていたのは残念でした。
同じく地味な役回りですが、孫乾とか呉の名将・韓当、
初期の頃にいた李儒や王允あたりも好きです。
逆に「もっと見たかった、活躍が物足りなかったな・・・」と感じた人も何人かいました。
魏では、先ほど挙げた張遼のほか、郭嘉、夏侯惇、夏侯淵。
呉は孫策、甘寧、周泰。蜀では姜維、法正、関興。
他勢力では公孫瓚(さん)、高順(呂布配下)、紀霊(袁術配下)あたりでしょうか?
とくに、第25話で関羽と互角に戦った夏侯惇、出番がこの1回限りだったのは惜しい限り。
ではでは、次に「ストーリー篇」に参ります。
こちらもまずは、ベスト10からいきますね。
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第1位・・・36話 長坂坡の戦い 48票
いやあ、強い強い。ダントツの1位でした。人物投票で趙雲に入れた方が、セットで投票したことでこの結果になりました。趙雲の一騎駆けはもちろんですが、張飛の大喝や、劉備が趙雲を迎える場面も見逃せませんね。戦闘シーンは、よくぞ撮影したなあ、と思わされました。
・・・つづいて第2位ですが、なんと3話が同数で並びました!
話数が若い順から紹介していきます。
第2位・・・18話 呂布の死 24票
ドラマ序盤、第一部のラストを飾るのがこの回。乱世の申し子、呂布の最期と貂蝉の愛を描いています。その後の陳宮の処刑シーンにおける曹操とのやりとりも理由に多くあがりました。やはり陳宮に投票された方は、もれなくこの回を選んでおられましたね。
第2位・・・33話 三顧の礼 24票
劉備と孔明の関係を語る上では外せない回ですね。このときに隆中を3度も訪ねた劉備の熱意、それに応えた孔明の決断は、間違いなく時代を動かしました。孔明の庵周辺の、桃源郷のような美しさも印象的でした。
第2位・・・42話 赤壁の戦い 24票
三国志前半のクライマックス。曹操軍が火に包まれて壊滅し、孫・劉連盟の歴史的な勝利が描かれました。戦闘の描写もさることながら、その後に華容道を敗走する曹操と関羽のやりとりを理由に挙げる方が多くみられました。
第5位・・・93話 上方谷の火、消える 19票
あと一歩で司馬懿を倒すところまでいきながら、天運に恵まれなかった孔明。物事は最後まで何が起きるかわからないということを教えてくれた回です。孔明が最後の心血を注いだ見事な策略、みっともなく慌てふためきながらも、最後は潔く死のうとする司馬懿や魏の将兵たちに対する称賛が目立ちました。まさに大詰めにふさわしい手に汗握る展開が描かれた回でした。
第6位・・・27話 官渡の戦い 18票
写真は5位までにしようかと思ったのですが、懐かしくも未使用の写真があって、やっぱり載せてしまいたくなりました(笑)。戦場とは思えぬ曹操の落ち着き払った振舞い、袁紹を見事に騙して道化師のように自陣へ帰る姿はインパクト大でしたね。
以下、15位まではこのようになっています。
第6位・・・40話 草船で矢を借りる 18票
第8位・・・73話 曹操薨去 14票
第8位・・・66話 落鳳坡 14票
第10位・・・94話 星落ち、五丈原に逝く 13票
第11位・・・83話 白帝城に孤を託す 12票
第12位・・・61話 曹丕に罪を問う 11票
第12位・・・56話 再び周瑜を怒らせる 11票
第12位・・・72話 麦城に敗走す 11票
第15位・・・37話 儒者たちとの舌戦 10票
うーん、ごめんなさい。人物篇と同様に、みなさんのコメントも
掲載させていただきたかったのですが、時間の関係で無理でした。
人気投票のコメント欄でご覧いただければ幸いです・・・。
ご参考ではありますが、質問もありましたので、
私個人が傑作に数えるストーリーも6つ、掲載させていただきます。
( )は、投票いただいた数です。
4話「関羽、華雄を斬る」(3) 15話「轅門(えんもん)に戟を射る」(3)
23話「関羽 三事を約す」(3) 30話「曹操、河北を平らぐ」(5)
51話「再び荊州を求める」(7) 56話「再び周瑜を怒らせる」 (11)
ちょっとばかり、前半に偏ってしまっていますが(笑)、
個人的に、思い入れのある人物や場面は前半に多いんですよね・・・。
とくに3~4話あたりで十八鎮諸侯が次々と集うあたりは、わくわくするし、
呂布が存命のころの群雄割拠の状態は賑やかで面白いと感じます。
この投票数からも分かるように、ストーリーは票が割れました。
みなさん、それぞれに好きな回への思い入れを強く感じた次第です。
さて・・・
以上で人気投票の発表を終わります。
今年の4月からドラマ三国志TKの全話放送に合わせて
綴ってきたこのブログですが、本日をもって筆を置くこととなります。
みなさん、楽しんでいただけたでしょうか?
私は、と申しますと、とても楽しく綴ることができました。
ドラマと同時進行という形のブログですから、
なによりも多くの三国志ファン、ドラマファンのみなさんと、
リアルタイムに楽しみを共有できたことは無上の喜びです。
4ヶ月半という期間、長かったようで終わってみるとやっぱり短かったと感じます。
正直、平日毎日更新は予想したよりも大変だったのは確かですが、
愛する三国志のことが毎日書けるわけですから、
大変さより、楽しさ、嬉しさを感じることのほうが多かったですね。
中でも、いちばん嬉しかったのは、今回のBS放送およびこのブログが
きっかけで三国志ファンになった!という方が何人かいらしたことです。
三国志ファンのすそ野を、多少なりとも広げることができたことは、
一生懸命つづってきた甲斐があったというか、物書き冥利に尽きます。
時間がなくて、くじけそうになる時もありましたが、
日々たくさんのコメントや拍手をいただき、大変励みになりました。
執筆のさなか、温かいコメントを読んで涙が出たこともありました。
今夜も、皆さんのコメントを読み返して泣きます(笑)。
以後、私は何か特別な機会がない限り、当ブログ上ではレスポンスができませんが、
いただいたコメントには必ず目を通したいと思っています。
まだ回答が出来ていない質問もあるので、
心苦しいのですが・・・それは私の個人ブログのほうで
いつの日か、勝手にお答えしているかもしれません(笑)。
最後に、みなさんにこれからも三国志を楽しんでいただくために、
三国志にまつわる、とっておきのスポットをご紹介したいと思います。
まず、東京近辺にお住まいの方向けにはなってしまいますが、
渋谷の「ヒカリエ」という商業ビルの8Fにあります「川本喜八郎人形ギャラリー」。
ここには、1985年にNHKで放送された人形劇「三国志」、
1993年に放送された「平家物語」の人形が合計約30体展示してあります。
今にも動き出しそうな三国志の英雄たちを、無料で観られる貴重な場といえましょう。
また、同8Fフロアにある防災センター会議室の大画面モニターで、
8月13日~8月19日まで、「人形劇三国志」の無料上映会が行われているそうですよ。
ドラマとはまた違った感動が味わえると思います。
本作に限った話では、いつぞやご案内した動画サイトGyaoも
定期的にタイトルが変わるため、今後もご注目いただければと思います。
それから、初心者の方へメッセージを。
今まで三国志を知らなかったことを、恥じる必要はありません。
これからどんどん知れば良いんです!
私は今後も三国志に関する活動や仕事を続けていきたいと思っていますので、
みなさんが三国志を好きでいてくださるならば、どこかでお会いできると思います。
・・・やっぱり、さようなら。は言いたくありません(笑)。
名残惜しいですが、どうかそのときまで、お元気で!
多謝!
ご愛読、ありがとうございました。
2012年05月24日
※ページが長大になってしまっため、このお知らせを
本編である第39話の紹介記事から分割しました。
こんばんは、哲舟です! 今夜は特別にお知らせがございます。
皆さん、このドラマ『三国志 Three Kingdoms』に関連した
「朗読CD」が、今年3~4月から発売されているのをご存知でしょうか?
三国志TK公式朗読CDシリーズ
豪華声優陣が、ドラマとはひと味違った人物描写やエピソードを新たな魅力で演じています。
第1弾 “虚空に降る涙” 荀彧篇:櫻井孝宏
第2弾 “虎の咆哮” 馬超篇:杉田智和
第3弾 “夷陵に燃ゆ” 趙雲篇:KENN
第4弾 “月下美人” 周瑜篇:置鮎龍太郎
第5弾 “鈴の音来たりて” 甘寧篇:羽多野渉
それぞれ特装版 3,990円(税込)、通常版 2,625円(税込)があります。
実は、この「三国志TK公式朗読CD」発売を記念したイベントが、
5月27日(日)に埼玉で行われます!
【イベント概要】 会 場 :さいたま市民会館おおみや
1回目:開場時間 14:30/ 開演時間 15:00(予定)
2回目:開場時間 18:00/ 開演時間 18:30(予定)※昼と夜で内容は異なります
出 演:堀内賢雄(ドラマでも孔明の声を演じている方です)、
櫻井孝宏、KENN、羽多野渉、置鮎龍太郎、寺川愛美(進行)、杉田智和(声の出演)
この豪華声優陣による「三国志トークショー」をはじめ、
クイズ大会、朗読劇、プレゼントが当たる抽選会など、楽しい内容が満載。
ぜひご参加ください! 私、哲舟も夜の部を見学に行く予定です。
※5月27日(日)のイベント詳細や、チケットについてはこちらをご覧ください。
※朗読CD商品についての詳細は、こちらをご覧ください。
2012年04月24日
こんばんは! 哲舟です。
今夜は、ちょっと急なお知らせがありまして、緊急更新です。
4月21日に行われた、「第45回ヒューストン国際映画祭」のアワード受賞式で
本作・「テレビドラマ 三国志」が、同映画祭の最高賞である
「レミアワードグランプリ」を獲得したそうです!
サンフランシスコ映画祭、ニューヨーク映画祭とともに、
「北米三大映画祭」に数えられる同映画祭には、
今回、計10部門に約4千作品がエントリーされました。
中国の映画とテレビドラマの活躍が目立ったそうですが、
その中でも「三国志」がグランプリを獲得したことは素晴らしいですね。
時代を超え、国境を超えて愛される三国志ですが、
これをきっかけに、さらにファンが増えてくれることを願ってやみません。
※参考記事
TVドラマ「三国志」、国際映画祭でグランプリ受賞(朝日新聞デジタル)
2012年03月30日
初めまして・・・の方も多いかと存じます。
本日からブログを担当させていただきます、
ドラマ『三国志 Three Kingdoms』、ストーリーテラーの哲舟こと、上永哲矢です。
三国志歴は約30年、座右の銘は「三度の飯より三国志」という生粋の三国志好き。
ものを書く仕事をしているため、三国志関連の書籍にも携わる機会が多く、
最近では『三国志Three Kingdoms 公式ガイドブック』や
本作の前篇DVD-BOXの付録『絵本通俗三国志 挿絵集』にも執筆者として携わりました。

(イメージ写真)
このブログでは、来週2012年4月2日(月)17:00から放映される全95話、
各話ごとの解説や名場面および、注目したい人物などを
私なりにクローズアップし、語っていきたいと思います。
このドラマはもちろんですが、原作である「三国志」への愛に満ちあふれた内容かつ、
通の方にも喜んでいただけるような読み物にしていきますので、よろしくお願いします!
さて、かた苦しい挨拶はここまでにしまして・・・。
いよいよ始まりますねぇ、ドラマ三国志。
じつは本作、去年もフジテレビのBSと地上派で放映されていたのですが、
いずれも第18話『呂布の死』までで終了してしまったため、
残念に思われたり、第2部の放映を待ち望んでおられた視聴者の方も多いと思います。
今回、そんな視聴者からのご要望に応える形で、第1話から再始動することとなりました。
「オレ、早く続きが観たいんだけど・・・」という方もいらっしゃるかもしれませんが、
もういちど、最初から見直してみるのも一興かと思います。
それこそが三国志・愛ではありませんか?(笑)
さて、ドラマ本編はもちろんですが、
その前に、みなさんにぜひ観ていただきたい特番の放送も決定しました!
『吉川晃司が語る!今こそ学ぶ三国志』です。
吉川晃司と三国志。
「えっ?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
私も最初はそう感じました。一見、不似合いな組み合わせに思えたからです。
じつは、ミュージシャン/俳優として活躍する吉川晃司さんは大の中国史フリーク。
とくに三国志に関する知識は相当なもので、あの北方謙三さんをも感心させたほどです。
三国志の人物に見る日本的な侍スピリッツ、そして悲哀性、
曹操や劉備の持つ「徳」、呂布と貂蝉の「愛」などを、30分間ひたすら熱く語ります。
(ナレーション部分アフレコの様子)
「日本人である自分を知るには、その源流・中国の思想を知らなければならない。
それが中国の古代史にのめり込んだ最大の理由」と、吉川さんは語っています。
私が個人的に感心したのは、吉川さんが
「赤壁の戦いより、官渡の戦いのほうが歴史的にも重要だと思います」
と、サラッと語ったところでしょうか。
脚色され、物語としてのエンターテイメント性で注目される「赤壁」より、
歴史の上にも細かく記され、三国志の中で一番の分岐点となった
「官渡」に、より注目されているんだそうです。
クールなイメージの強い吉川さんが、
かなり熱く三国志を語っている様子がグーです。
この番組、以前にフジテレビ地上波でも放映されたものの再放送となるのですが、
それを観た私の周りの三国志好きも、
一様に吉川さんに対して親しみや好感を覚えたようでしたよ。
そうそう。三国志ファンといえば、この番組で聞き手をつとめている
お笑い芸人の「おくまん」さんも、大の三国志好きで造詣が深い方です。
ミュージシャンと芸人という、一見ミスマッチな2人ですが、
やはり同じ「三国志ファン」だからか、徐々に噛み合ってくる空気感もなかなか良いです。
三国志を観るにあたり、重要なキーワードも豊富に出てくるので、
ぜひとも、本編の鑑賞前に観ていただきたく思います。
(イメージ写真)
特番は4月2日(月)の昼12:00から、そして
本編の第1話『曹操、刀を献ず』は17:00からです。
リアルタイムで観られない方は録画をお忘れなく!
以下、第25話までの放送スケジュールです。こちらも合わせてご確認ください。
4月2日(月)~6日(金)第1話~5話
4月9日(月)~13日(金)第6話~10話
4月16日(月)~20日(金)第11話~15話
4月23日(月)~27日(金)第16話~20話
4月30日(月)~5月4日(金)第21話~25話
なお、ブログは放送の当日(月~金)、
放送終了後の18:00に毎日1話ずつアップいたします。
ではみなさん、また月曜の夜にお会いしましょう。再見!