中日新聞様
輪島の産業 一堂に 漆器店跡 会館オープン
2011年7月17日
開店前から多くの人が訪れてにぎわう館内=輪島市河井町で |
輪島漆製造元と奥能登の農業経営者らが運営する輪島産業会館が十六日、輪島市河井町にオープンした。漆器業者九社と農業経営者一社が結集し、輪島漆器会館向かいの漆器店跡地を改装して、輪島塗商品や輪島産の米、農水産加工品などを販売。大阪の食品会社が経営する喫茶コーナーの内装に輪島塗を用いるなど、輪島塗の良さを感じてもらう空間になるよう配慮した。
初日は、輪島和太鼓虎之介が演奏を披露し開店を祝った。オープン三日間は福袋「夏袋」の販売や先着順でドリンクの提供などを行う。会館の大藤孝一理事長は「多くの市民に来ていただいてうれしい。輪島から元気を発信したい」と話した。
自社栽培の米や米粉菓子などを販売する同市町野町、川原農産の川原伸章さんは「じっとしていても未来はない。輪島にとどまらず奥能登全体の地域振興のお手伝いができれば」と話した。訪れた市内の男性(42)は「景気回復に一役買うのではないか」とにぎわいを喜んだ。 (小塚泉)
リンク元
http://www.chunichi.co.jp/article/ishikawa/20110717/CK2011071702000159.html