オタクな日々

PCゲームの感想をつづります。 重大なネタバレを含むので閲覧注意。 なにかありましたらsanhola@hotmail.co.jpまで。

はじめに

戯画 『パサージュ!』 応援中!
このブログは私がプレイしたゲームの感想のブログです。
基本的にゲームを進めながら思ったことを書いていきますので、プレイ後の考察やゲーム全体に関す
る意見などを読んでよりゲームに対する理解を深めたい、ゲームを好きになりたいという方には合わな
いかと思います。逆にゲーム内の各イベントで思ったことを書くことから「こんなシーンがあったな」「この
シーンで自分はこう思ったけどこの人はどう思ったんだろう」という人には合ってるかと思います。
また私は基本的に泣きゲーといわれるジャンルが好きなので感想を書くのはどうしても偏ってしまいま
すが、ほかのジャンルもプレイはしているので気が向いたら感想を書くかもしれません。
なお重大なネタバレを含むので閲覧はプレイ後にお願いします。

アストラエアの白き永遠  一夏ルート感想

アストラエアの白き永遠 応援中!!
FAVORITE
アストラエアの白き永遠



<一夏ルート>
陸に助けられてから積極的にアピールする一夏は可愛いですね。能力に目覚めて姉が目を向けてくれるように
なったことで一夏の心配事も緩和されたかと思いきや今度はその関心が失われてしまうことに対して恐れて
しまうという悪循環。みんなで過ごすクリスマスでもその影が見られますね。
新年早々に陸のところへとくる一夏。本当に陸に懐いていますね。そのおかげで姉との関係もゆるやかに
改善傾向。能力で全てがいい方向に向かいつつあるかと思いきやその能力が消失してしまうという感覚に
襲われる一夏。それが姉を失うのでは、陸を失うのではという恐怖に結びつき一夏の精神も不安定に。
姉の本心は分かりませんが少なくとも陸は能力があるからという理由ではないのでもし能力がなくなっても
一夏との関係は変わらないのですがね。一夏も陸も自分の気持ちに気付いていないからそれを相手に伝える
術もなく、だから余計にうまくいかないのですね。
そうしてぎくしゃくしている2人を見てほっておけない渡部。以前妹のことで激励を受けた一夏に今度は
一夏の気持ちを気づかせてあげる。そんな友情がいいですね。そんな中ふとしたきっかけで自分の気持ちに
気付く陸。一夏は一夏で落葉に相談して自分の気持ちに正直になれたようですね。
お互いが気持ちに気付いた中河川敷で出会った2人。自分の気持ちを抑えきれずに能力を暴走させた一夏と
それを止めようとするも能力を使うのをためらう陸。結局はお互いの気持ちに正直になれてよかったですね。
次の日からの一夏は一層可愛いですね。陸のことを本当に好きなんだなって伝わってきます。
付き合ってからも悶えてしまうような甘い関係。無事結ばれて幸せいっぱいの中、姉が転勤して一夏を
おいて行ってしまうことに。落ち込んだ一夏は見ていられないですね。
もやもやとした一夏との会話の中で陸は美春の本当の気持ちに気付いたようですね。
そんな陸が一夏にした提案は美春に会いに行こう。美春を追って地元に向かった陸と一夏。
そこでお互いの本心を打ち明けて一夏も陸も美春と同じ宇宙を目指すとなりましたが
美春も一夏もお互いが不器用だったためにすれ違ってしまったと、それだけなんですよね。
美春はずっと姉をしていたつもりだし一夏も美春を慕っていたけれどそれが伝わらなかった。
お互いが素直になってやっと気持ちが伝わったとなんとも陳腐な結末だっただけに少し残念でした。

アストラエアの白き永遠  落葉ルート感想

アストラエアの白き永遠 応援中!!
FAVORITE
アストラエアの白き永遠




<落葉ルート>
プロジェクトのために葉月を連れ出すヴァル研の面々。琴里と陸の戦いはよかったですが琴里は
積もらない雪に対して何かしら感じたようですね。雪々のこともありますし重大ですね。
日々一つ屋根の下で過ごしていくうちに家族としての想いを深めていく橘姉妹と陸。どちらにとっても
もはや必要な存在になりつつありますね。そんななか急遽今回の仕事の終了を告げる局長。
そして橘姉妹に会いに来るという父。落葉としてはあまり会いたくないようですね。
まあ葉月が生まれてからろくに顔を合わせず、母を助けもしなかったくらいですもんね。
実際顔を合わせても父への想いは変わらず、葉月も落葉を泣かせる父には撫でられたくないと、
泣きながら抗議。そんな2人を見て早々に帰る父。そして陸は組織を抜ける覚悟でここに残って
姉妹と共に過ごしたいと自分の想いを打ち明けます。胸が熱くなりますね。
ずっと陸にいてほしいという想いで落葉と結婚してほしいと願う葉月。葉月を寂しくさせたくないという
想いでそれは絶対ないという落葉。家族という関係にやっとなれたということで葉月の望む形には
ならないという陸。それぞれがそれぞれのことを思いながら少しずつすれ違ってしまっていますね。
再び雪が積もるようになった町で高熱を出した葉月。なす術なくりんねに助けを乞うと葉月の悩みのせいだと。
そして最後に陸が頼ったのは父である局長。素直じゃない彼の言葉でしたが結局は落葉に謝り、落葉の能力で
それぞれの本心を共有することによって落葉は気持ちを新たにし、局長も素直になることができ結果的に
葉月の病状もよくなるのでした。落葉が嫌っていた父の異常なまでの研究への執着心は妻への想いと娘への
愛情ゆえだったのですね。一件落着かと思いきや落葉の気持ちが陸に伝わったことで落葉は陸を避けるように。
そんな落葉を励ます葉月は本当に大人になりましたね。完全に落葉との立場が逆になっています。
その夜。葉月に背中を押され、陸の身の上話を聞いて落葉も勇気を出す決心がついたのでした。
それから数日後、またもや葉月に背中を押されデートに行く2人。気持ちを共有した2人とはいえお互いの
気持ちを言葉にしては伝えていなかったこともあり、まだぎこちないですがそれぞれが勇気を出して
やっと結ばれることができました。もどかしいも甘酸っぱい2人の関係にドキドキしますね。
落葉と陸の幸せを何よりも願う葉月。だからこそ自分はもう一人でできると背伸びをしてしまうのですね。
例え落葉と陸2人が幸せになれたとしても葉月が我慢していたら意味がないそんな姉妹愛にはうるっときます。
葉月が求めていた家族。自分にはないと思っていた母との思い出。それは落葉の能力によって得ることができ
今後落葉と陸が家族の思い出をたくさん作っていってくれるのでしょうね。3人の写真はとてもよかったです。
そして最後の雪々らしき少女の正体も気になりますね。

月あかりランチ  感想

『月あかりランチ OZ sings, The last fairy tale.』|EX-ONE
EX‐ONE
月あかりランチ OZ sings, The last fairy tale




立ち絵が瞬きをしたりとなかなかに細かくて素晴らしかったです。
序盤は夜しかない学園でのサバイバル生活。それから始まる学園生活。そして卒業。それぞれに盛り上がりがあって
引き込まれました。BGMも魔女というイメージにあっていて非常に良かったです。
そして何よりどの声優さんも素晴らしいですね。特にアキと西野さんの声は大好きです。あと北山さんも
紳士的な話し方で合ってますね。
攻略するごとに一人ずついなくなって、最後に全員が表れる。なかなかにいい演出ですね。
攻略順はフユ→夏乃→アブリル→アキ。これが一番まっとうですね。
BOOKMARKはサービスとしてはいいかもしれませんがクリア後の余韻に浸っているときにHシーンだけっていうのは
少し味気なかったですね。
何ヶ所か感動できるところはありましたが涙ボロボロとはなりませんね。
全体通してフユの成長が一番胸に来ました。



<プロローグ>
目覚めたら少女が馬乗りになっていていきなり銃を突きつけられるという衝撃的な始まり方。
銃を持ち戦闘能力が高いフユ。自分の名前も忘れているおっとりしながらも気遣いのできるアキ。
小型ロボットを作ることができ生身の人間と接したことがないという夏乃。晴彦の過去の姿をしたハル。
いつも余裕を見せていて鋭く戦闘もできる姫君アブリル。異なる時代や世界から集まった少年少女の物語。
魔女の西野はいたずらっぽさが表れていていい感じですね。図書室にたどり着いた一行に対して
「魔女と魔女候補の宴を始める」という意味深な言葉。気になります。
図書室で晴彦が見た本の中にはそれぞれの人物の概略、そしてこの学園から出るための方法が。
自分お願いを思い出す、それを「別の人に」叶えてもらう。この2つのために晴彦は先生となることを申し出
西野にも学園として安全に暮らせるように交渉。その結果闇に包まれた学園に明かりが灯ると。
西野はいつもふざけた感じで身近な存在にも思えますがそれでもこうして「管理者」としての言動を見ると
必ずしも同じ位置に立つ存在ではない、相反する存在であると再認識させられますね。
学園として始まる日。新たに2人の魔女が。1人は副担任のミナミ。もう1人は保険医の北山。
「魔女」と言ったら敵対関係というイメージがありますがどうやらみんな協力してくれるようですね。
それも生徒たちが魔女候補だからなのでしょうか。


<アキルート~秋の蝶々は笛に寄る~>
中庭の木が紅葉して季節は秋に。秋ならではのイベントをやろうとする晴彦はアキに相談します。
アキはやっぱり晴彦を気遣ってくれる優しい子でアキとの会話は癒されますね。結局文化祭をやることになり
そのために会場となる講堂を探すのですが晴彦がいると影が活性化するということで晴彦はお留守番。
アブリルのイタズラで気まずくなっていたアキとの関係も修復することができてよかったですね。
文化祭の準備が進む中夏乃のふとした言葉でいつかは別れの時が来るという現実を突き付けられたアキ。
ここにいたいというアキの気持ちは願いに近づいたときあるいは願いから遠ざかったときに変化するという
学校の季節に関係しているのでしょうかね。アキの講堂探しに行きたいという希望から2人でランチタイムに
出歩く晴彦とアキ。探している途中にアキから思わぬ告白があったりしましたが無事講堂を見つけられましたね。
しかしそこで待っていたのは理事長でした。劇の特等席を用意するという条件で見逃せてもらえたものの、
卒業を諦めた人は消えてしまうという旨の言葉を残されたことで困惑します。それはアキが望んでいることの
結末でもあるのですから。いよいよ文化祭も間近という時になって晴彦は悪夢にうなされるようになります。
それは圧倒的な死の恐怖。暗闇の中1人で死を迎えるというものでした。しかも夢とは思えないリアリティで。
アキが何度も晴彦の生への執着を喜んでいたのも、命を失ったあるいは絶ったということが関係しているの
でしょうね。いよいよ文化祭当日。なぜか水着の出し物に立ち寄り劇へ。ぐだぐだでしたがそれはそれで
みんならしさがあってよかったですね。図書室でのアキと晴彦のやり取りは和みました。
打ち上げでの2人は学園祭が終わったという充実感でいっぱいでしたがアキの誘いもあって中庭へ。
我儘になってもいいからという言葉を実行したというアキ不意打ちのキスに晴彦はただ戸惑うばかりでした。
普段おとなしいアキが見せる女性らしい一面にドキドキしますね。
アキの一人語りからのOP。魅せ方がうまいですね。
再びいつもの悪夢を見る晴彦。気晴らしに廊下を歩いていると理事長が表れ、そして告げられる真実。
「心を寄せる生徒の願いが終わらせないことならばどうするか。彼女を卒業させるために向き合わなければ
ならない。自分の死と。」それまでうすうす感じてはいたものの核心には至っていなかっただけに
この言葉は効きますね。フラフラと廊下を歩く晴彦を介抱して安心できるようにと添い寝までしてくれたアキ。
おはようのキスなんて積極的なアキは魔性の女になりつつありますね。アブリルのからかいにより授業で
告白させられた晴彦ですがアキは幸せそうだったんでよかったですね。
ランチタイムに学園の捜索をするハル。いまだに正体は分かりませんがどうやら今までの話が書いてある
オズの写本を持っている様子。魔女にも影にも認識されずに出歩くハルは何者なんでしょうかね。
夜中に目が覚めると体に血がついている晴彦。何かしらあると屋上へ行くとそこには案の定理事長の姿が。
そこで自分がここに来た経緯を聞かされる晴彦。不慮の事故にあってしまったこと。そのため強い願いを
持っていたこと。それを西野さんが見つけ意識だけ連れてきたこと。今の身体は西野さんが大半の魔力を
使って再構築したものであること。そして理事長であるミナミさんから提案をされます。
ずっとここにいてほしいと。アキの望みでもあるずっとこの世界にいること。ミナミさんに食べられれば
それが可能であると。
<BAD END>
ただの人間として提案を受け入れる晴彦。ミナミさんに食べられた晴彦は魔女としての力を自分のものとして
理事長になっていたのでした。既にもといた魔女も生徒も卒業してしまい、新しい魔女候補が来るたびに
先生であることをやめていき冷たくなっていく晴彦。そして魔女候補を新しい影にしては3人で静かな
生活を続けるのでした。そんな晴彦の傍らでアキはこれでよかったのかという疑問に対する答えを
持たぬまま永遠の学園生活を続けているのでした。
<TRUE END>
先生として提案を断る晴彦。この世界の崩壊を止めるために全員卒業させると。そんな2人の会話を聞いたアキは
全てを思い出します。自分の過去も願いも。そして西野の元へ行ったアキはこの世界の法を作る魔女になることを決意。
ハルの正体はいまだによくわかりませんがアキを止めようとしているようですね。しかし魔女となったアキは
影に命じハルを襲わせるのでした。異変を感じ廊下へと飛び出した晴彦が見たのは一面植物に覆われた学園の姿。
図書館へと向かうとハルが倒れていました。そしてハルから語られる物語の始まり。アキは晴彦を事故に合わせて
しまったことを悔い、それでも魔女として晴彦を生き返らせる道を探すか、元の世界でゆっくり生き抜くかを
選ぶために記憶を失ったのでした。そしてじぶんが魔女になりそうになった時のストッパーとしてハルを
作ったと。そんなハルとの別れの時。フユはフユながらに別れを惜しみ、夏乃はしんみりしないように
笑顔でいて、アブリルは最後までリーダーとして強がってくれました。
礼拝堂へと向かいいよいよ西野さんとの戦い。強力な影相手で万事休すかと思いきや魔女たちが協力してくれて
あっさりでしたね。そしてそのほとんどはアズマさんによるものでしたね。それにしても戦闘の時の音楽、
CGともに素晴らしいですね。いつも飄々としている西野さんですが魔女候補との別れのたびに心を痛め、
心を閉ざしていたアズマさんの時はそれだけ強く結びつきがあるだけに辛かったのですね。
この世界で「叡智を得る」という願いを叶えたアズマさんは元の世界に戻り機械がすべてを管理する仕組みを
作り上げる。そのことで魔女となり再びこの世界に戻ってくると。それは世界よりも心配な子がここにいるからであり
その時作った世界こそが夏乃が来た世界だったのですね。
奥へ行くと完全な魔女になろうとしているアキの姿が。アキと晴彦は幼馴染で引っ込む事案でいつも図書室で
過ごしているアキを閉館時間にはいつも連れ出してくれる晴彦。そんな晴彦のことが大好きで誕生日プレゼントを
渡すために公園へと呼び出したら晴彦が事故にあってしまったと。晴彦が隣からいなくなるなんて考えられなかった
アキは悲しくて苦しくてつらかったのでしょうね。そんなアキの胸の内を聞いた「晴彦」は何も言えなくなってしまいます。
ここにいるのは晴彦をもとにして作った存在で、アキの本当の名前は本物の晴彦のものであるからです。
フユの願いは「愛を知ること」。そんなフユは「私」はアキと別れたくないと言います。
いつも合理的な判断で「自分」というフユが、感情を抱いて「私」としての意見をアキにぶつけます。
フユが心を持って自分の感情を言葉にする。それを見て思わず涙が出てしまいますね。
アブリルは「勇気を持つこと」を願いました。魔物がはびこる世界で先頭に立つお姫様として
ふるまってきたアブリル。常に義務や役割の陰に恐怖心を持っていました。そんなアブリルが勇気を手に入れて
アキにわがままを言います。一緒に卒業してほしいと。嫌われるのではないか、見下されるのではないか
という恐怖心に打ち勝ちようやく口にできた本心はアキに響いたようですね。
夏乃の願いは「他人の心を知ること」。データとしての他人しか存在しない夏乃の世界で他人の心というものは
感じられないものでした。しかしこうしてみんなと出会って触れ合ってつながりが深くなればなるほど
分かれた時には辛くて涙が出てしまうということを学びました。だからこそまた会おうという希望を胸に
元の世界に戻ってもけんきゅを続けるという夏乃。アキが苦しむくらい強く抱きしめて自分のことを
忘れないでと願う夏乃の気持ちもアキの心を動かしたようです。
晴彦は「待ってる人に謝りたい」というのが自分の願いだと思っていましたが今やっと本当の願いに気付きました。
それは「待ってる彼女を幸せにしたい」というものでした。幸せを願うのではなく自分で幸せにすることを
望んだからこそこの世界に来ることができたのだと。そしてアキにも幸せをたくさん教えたはずだと。
アキが本物の晴彦を生き返らせたとしても自分の幸せは覆らないと。そして今の望みは学園のすべてを
卒業させることだという晴彦。そんな晴彦の姿を見て涙するアキ。もう私の願いは叶ったと。
ちゃんとこの世界で素敵なまま生き返ってくれていたと。
そしてよみがえる記憶。アキに認められてようやく本当の名前を呼ぶことができる晴彦。神無月秋奈。
しかしここでは先生とアキ。2人の心の中にお互いの存在が残り続けるように願う晴彦でした。
晴彦の望みは孤独に耐え続けてきたミナミさんの心も救うものでしたね。晴彦に甘える理事長は可愛いです。
卒業式でのやり取りは素晴らしかったです。特にフユの涙はずるいですね。アブリルも強気にふるまいながらも
弱さも垣間見えて、涙を見せられるほどになったのを考えると感動的です。
これからは先生と教え子ではなく友達だという晴彦。茶化しが入って最後まで締まりませんでしたが
それもらしさということで楽しいですね。
さらにサプライズは続き2人の結婚式へ。誓いの言葉と共に消えゆくアキに精一杯の笑顔。
続いて消えゆく教え子たちにも笑顔を向けて最後まで明るい別れにした晴彦は先生の鑑ですね。
消えるときのフユの笑顔は反則でした。
フユは宣言通り先生となり明るい未来を目指しています。アブリルは魔物と和解し共存の道へ。
夏乃は試作品の完成まであと少し。アキはお腹に晴彦の子供を宿し穏やかな日々を過ごしています。
そして晴彦は魔女も少しずつ卒業させ影も卒業に向けて授業を開始します。
自分の願いを叶えるべく少しずつ前に進んでいるようですね。
最後の終わり方はあっさりしすぎな気もしましたが見どころ十分。素晴らしい出来でした。

月あかりランチ  アブリルルート感想

『月あかりランチ OZ sings, The last fairy tale.』|EX-ONE
EX‐ONE
月あかりランチ OZ sings, The last fairy tale




<アブリルルート~四月のお魚~>
アブリルの発案で何かイベントをやろうということになった一同。結局運動会を開くことになり魔女にも
協力を求めていましたがアブリルは北山先生をみて突然逃げ出してしまいます。尋常ならざる怯え方を見て
話を聞けば北山先生はアブリルの世界に魔物を召還した悪の魔導師だったとのこと。アブリルが見たこと
あるようだと言った魔女の紋章も本物だったようですね。これを機にアブリルの心境にも変化が訪れた様子。
そんなアブリルを心配する晴彦ですがアブリルの世界での出来事を聞いても何もできず力のなさを嘆くばかり。
晴彦に話したことで気持ちが抑えきれなくなったアブリルは北山先生のところへ向かってしまいます。
ランチタイムになった途端北山先生の雰囲気も変わりアブリルは戦意喪失、晴彦はそんなアブリルを抱えて
教室へと逃げ去ります。逃げるくらいだったらあの場で2人とも殺された方がよかったというアブリルに
晴彦は怒りを覚え頬を叩いてしまいます。残された人の気持ちも考えろと。普段温厚な晴彦が急に
ここまで怒るとは何か過去に関係があるのでしょうかね。晴彦の言葉で目が覚めたアブリルですが状況は
圧倒的に不利。魔物の一部を召還する北山先生に対して防戦一方。万事休すかと思われたとき鳴り響く
鐘の音。時間を止めたというのはうそだったということですがどういう目的があったのでしょうかね。
その後の水泳大会ではタッグを組んだ北山先生とアブリル。曰く北山先生の弱点を見つけるためだと。
アブリルは強いですね。そんなこんなで晴彦と距離が縮まったアブリル。今度は校則を作ろうということで
放課後はいつも一緒の2人。ふと立ち寄った中庭の桜の下。アブリルは胸の内を告白します。
アブリルの言葉に驚きながらもそれを受け入れる晴彦。普段強がっているアブリルが喜びから涙を流し
晴彦の胸の中で泣いているシーンは印象的ですね。晴彦と恋人になった途端幸せをかみしめてただの恋する乙女に
なったアブリル。教室ではみんなの前であたふたして可愛いですね。
アブリルは学園をより過ごしやすい場所にするために何が必要かという話し合いをしますが夏乃の
「強すぎる感情抑制やロボット制作環境が整えられたら心も体もリミットブレイクしちゃうかも」という言葉は
夏乃ルート後だと少し切ないですね。晴彦への恋心も科学室も夏乃の身体を蝕む結果となったのですから。
何事もなく平穏な日々が続き1年もの月日が流れました。しかしある日、晴彦の持つ本の記述が抜け落ちてる
ことをきっかけに学園にも変化が起きます。特定の場所に入れなくなったり中庭の桜が散ったり。
そのどれもが各生徒にゆかりのあるものだけに原因が気になりますね。そして消えてゆく魔女たち。
西野の言葉からするとそれぞれの願いが叶うと近いうちに関係する魔女も消えてしまうのでしょうか。
確かにフユの「心を持つ」という願いも夏乃の「人を知る」という願いもかなっていそうですがミナミが消えたのは
なぜでしょうかね。まだ知らぬアキの願いも叶っていたのでしょうか。フユルートではミナミとアキだけ
世界から脱出したことからミナミとアキは何か違うのかもしれませんが。さらには北山先生までも消えてしまいます。
<BAD END>
鍵を使って過去に戻るという選択をする晴彦。戻った先はほぼ1年前。今度はと意気込む晴彦とアブリルですが
また同じ結果になってしまいます。1回じゃ諦められないと再び鍵で過去へと戻る2人。駄目だった2人は
「1回」じゃ諦められないとまた過去へと戻ります。どこか疲れた様子の2人。転移によるものだから
しょうがないと、何週目ともわからない世界で同じ日々を永遠に過ごす2人。
過去に戻った瞬間にループができてしまったのでしょうかね。未来に希望なんてないということも気付けずに
繰り返す2人には恐怖さえ感じますね。

<TRUE END>
鍵を使って卒業させるという選択をする晴彦。別れの言葉は感動的ですね。図らずもそれぞれの願いは叶っていて
各ルートで迎える結末と概ね同じような結末になりましたね。最後に残った2人。この世界の最後まで2人一緒にという
アブリルの提案に対し晴彦が見せる最後の勇気。それは別れを選ぶこと。もう会えなくても生きていてほしいという
願いでした。それぞれの胸に相手への気持ちをしまい別々の世界で一緒に歩いてゆく。それが2人の希望となりました。
自分の存在が消えながらもアブリルを力強く送り出した晴彦。残された晴彦は最後まで星影学園の先生として
気丈にふるまうのでした。そして再び意識を取り戻しハッピーエンドを迎えるべく立ち上がる晴彦。
アブリルが自分の弱さを明らかにしてまで晴彦にすがろうとするシーンは印象的でしたね。普段は気丈に
ふるまっていても怖がりでダメな自分。しかし晴彦はアブリルのそんな姿を知っていながら世界を救うために
自分の世界へと戻れと言う。不安でいっぱいの人々にはそんな弱気なお姫様が必要だからと。
一番必要としている自分よりもアブリルのこれからを見据える晴彦は最後まで先生をしていますね。
そして相変わらず次が気になる終わり方。ハルとアキは何らかのつながりがあるのは明らかだとしても
タイトル画面にハルが出てきたのは意外でしたね。

月あかりランチ  夏乃ルート感想

『月あかりランチ OZ sings, The last fairy tale.』|EX-ONE
EX‐ONE
月あかりランチ OZ sings, The last fairy tale



<夏乃ルート~夏色恋歌~>
夏乃はランチタイムに一人で出歩いているうちに科学室を見つけます。ランチタイムにしか入れない科学室に
連日付き添う晴彦。そんなある日アズマと出会ってしまいます。ランチタイムのアズマはいつもとは違った
冷たい雰囲気をまとっていて恐怖を感じた晴彦ですが見逃してもらいます。翌日再びアズマにである2人。
強化したという夏乃のロボもあっさりと無効化されてしまい逆に操られてしまいます。
初めて恐怖を感じた夏乃は恐怖を克服しようと、恐怖の対象は排除しようと、より強力なロボを制作して
アズマの元へ。案の定相手になりませんが暴走した夏乃はどんどん攻撃を強めます。そしてついにアズマへと
攻撃が届きそうになった瞬間、人を傷つける痛み、傷つく痛みを「知らない」夏乃を止めようと2人の間に
飛び出す晴彦。光線を直に浴びてしまう晴彦でしたがアズマによって傷を治されます。それを機に
夏乃は自分が作る友達が兵器にもなること、痛みを知ることができました。そして「人を知りたい」という
願いも思い出しました。無茶なことをするあたりは士郎に似てますね。ヒロインのために自分の身を
投げ出すところも。個人的には行き過ぎた自己犠牲は好きくないのでこのシーンは少し残念でした。
それからは夏乃と晴彦はべったり。そしてアズマにもべったり。アズマが邪険にしないのは
夏乃とつながっているからでしょうか。アズマと夏乃もフユと西野のように同じような境遇にいたのでしょうね。
最近眠そうにしていることが多くなった夏乃。その理由は情報量の多さが体に負荷を与えていたからでした。
アズマの予想では残された時間はあと1週間。それを過ぎると夏乃は眠り続けてしまうと。
夏乃もそれを知りつつ晴彦の授業を楽しみにしていました。夢の中でも晴彦に逢えるようにと。
そんな言葉に耐えられなくなった晴彦は夏乃を抱きしめます。夏乃は「べんきょー」した好きという感情を
晴彦に伝え「恋を教えてほしい」と願います。夏乃の願いを叶えて元の世界に戻すべきか、今の望みを
優先して眠りにつく直前まで一緒に過ごすか悩む晴彦。しかし生徒の助言を経て残された時間を恋人として
共に過ごすことを選んだ晴彦。2人でいる時間は幸せそうでありながらもどこか儚くて切ない雰囲気がありますね。
残された時間が短いことを覚悟の上で明るく振舞う夏乃の姿には目頭が熱くなりますね。
夏乃はみんなへの気持ちを込めてプレゼントを作りますが、それは時間が少ないからこその行動で
それでも2人とも明るくわかって過ごしていてやるせない気持ちにさせます。
<BAD END>
アズマの提案で夏乃を一時的にでも目を覚まさせるためにアズマに食べられた晴彦。魔力の供給によって
週に1日だけ目を覚ます夏乃ですが、晴彦はアズマのことしか考えられなくなり少しずつ大切な何かを
失っていくのでした。

<TRUE END>
アズマの提案を断る晴彦。そして夏乃を卒業させる決意をします。この世界とのつながりが無くなってしまうのなら
永遠の眠りの中でもこの世界にいたいという夏乃。そんな夏乃への先生の教え。これは決して最後の別れじゃない
夏乃の匂いを、感触を、思いを覚えていれば夢の中でも逢えるからと。自分の言葉をそっくり返されてしまった
夏乃は何も言い返せませんね。自分の世界に戻ったら自由に世界を行き来できるマシンを作るという夢を見つけた夏乃。
だから「さよなら」じゃなく「またね」でお別れ。いよいよ卒業という瞬間に現れる3人の生徒たち。
みんなランチタイムに出歩くという危険を冒して夏乃の卒業を見守るために来たのでした。笑顔で別れを告げても
涙が零れてしまう夏乃。それでもお互いが大好きな笑顔でお別れしようと笑顔を作る2人。
残された晴彦は夏乃がいない科学室の広さを改めて感じるのでした。
物語の最後は分からぬまま、新たな願いが本に綴られます。そしてこの世界へと導かれる一人の少女。
再び新しい物語を紡ぐための記述なのでしょうか。
この世界はハルが自分の願い(アキの記憶を取り戻す?)を叶えるために作られた世界なのでしょうかね。
最後の最後で気になる終わり方をしますね。それでも夏乃の卒業式は非常に感動的なものであり
アズマが積極的に夏乃に関わろうとしたところが夏乃に対するただならぬ思いが感じられる印象的なところでしたね。




月あかりランチ  フユルート感想

『月あかりランチ OZ sings, The last fairy tale.』|EX-ONE
EX‐ONE
月あかりランチ OZ sings, The last fairy tale




<フユルート~冬の魔法使い~>
晴彦と話をしている最中突然フユは涙を流してしまいます。それに呼応するように降り出す雪。
フユの世界でも雪が多くフユの心象変化に応じて学園も冬へと変化したようです。
翌日、フユと話をするうちにたどり着いた一つの可能性。フユは戦争を願ったのではないか。
そんな考えが晴彦を悩ませます。そのタイミングですかさずヒントをくれる西野。基本味方のスタンスだけど
だからこそ気をつけなさいと感じる晴彦。難しいですね。そして悩んでいる晴彦を心配して
声をかけてくれるアキ。本当にアキはいい子で癒されますね。フユが戦争大好きだったとしても今のフユが
変わるわけじゃないから仲良くしたいというアキの言葉にようやく決心できてこれからだという時に
寮で待ってるというアキの言葉に動悸を覚える晴彦。これが晴彦の願いに関係するのでしょうか。
ランチタイムに出歩いた2人が見つけたのは礼拝堂。それを見てまたしてもフユは嫌いと言います。
後日フユの世界のことを聞くうちに涙がこぼれる晴彦。そんな晴彦を胸に抱くフユ。そしてフユの胸からは
早い鼓動が聞こえてきて。フユは自分の変化に戸惑っていますが確実に感情を取り戻していってますね。
晴彦の本には記述が増えていてそれを相談したミナミや晴彦を好きだと言った夏乃に嫉妬するフユ。
西野とアブリルの掛け合いも相まって非常にいい雰囲気ですね。フユはアキのそばにいたいと言うなど
確実に変化している様子。夜の会話もいいですね。フユの小さな笑顔がとても印象的でした。
外を探索した2人は西野の罠にかかってしまい離れ離れでランチタイムを迎えてしまいます。
危険を承知で西野に立ち向かうフユはかっこいいですね。魔女はランチタイムには理性をなくすのかと
思いきやそうでもない様子ですね。それでもいつもにはない緊張感があってドキドキしました。
影に浸食される晴彦を助けたフユ。晴彦と一緒に逃げ込んだのがフユが嫌いと称した礼拝堂というのもいいですね。
目を覚ました晴彦の目に映るフユの涙。そして告白。いい雰囲気で引き込まれますね。
晴彦が好きだというフユと、自分は先生で生徒を卒業させる使命がある。だから寄り添うことはできないという晴彦。
平行線かと思いきや「見返りは求めない。別れるとしても今の自分は先生と一緒にいたい」という言葉で
晴彦の気持ちもあっさりと変わりましたね。晴彦に気持ちを受け止めてもらえたフユの笑顔は本当にかわいいですね。
それからはただただ平穏な日々。フユはすでに覚悟を決めていて残された時間を幸せに過ごしたいと願います。
そして明らかになるフユの願い。それは「心を持つこと」つまり「誰かを愛したい」というものでした。
そんな中西野の姿が見えなくなりアズマも消えてしまいます。その場にいたのはフユ。アズマが消えるのに合わせて
アズマとつながっている夏乃も消えてしまいます。悲しみの中みんなフユが犯人ではと疑いますが
フユの監視を晴彦が行うということで一時解散。後日北山にも襲いかかりフユが西野に操られていることが判明。
もともと西野の目的は学園を壊す事であり、人形遣いの西野は魔女殺しの能力を持つ殺人人形であるフユを
操っていたわけですね。と思ったら本物のフユは晴彦と一緒にいて西野が操っていたのはフユの姿をした影でした。
北山曰く魔女とは世界を滅ぼす可能性を持つものであるとのこと。その言葉を聞いてアブリルは世界を滅ぼす側
ではなく救う側として世界に戻るとの決意を残しました。そんなこんなで学園に2人残されたフユと晴彦。
最後のランチタイムには西野から明かされる計画。そして始まる最後の戦い。盛り上げ方が素晴らしいですね。
<BAD END>
影フユの銃弾に当たってしまい影に浸食される晴彦。目が覚めた晴彦は意識ももうろうとして話せませんでした。
そんな晴彦を元に戻すため、西野の命令を聞いて未来の理事長を殺すフユ。その瞬間晴彦とフユのすべてが
壊れてしまって…。
<TRUE END>
フユも晴彦も攻撃できなくなってしまった影フユに西野も降参。無事卒業式を迎えるフユ。フユの願いは
戦場で自分の命を顧みず子供たちを助けようとした母親に起因するものでした。そんな姿をみて
自分に愛を教えてくださいという願いがこの学園へとくるきっかけになったようです。
晴彦を愛し、晴彦に愛されたフユは元の世界に戻っても今までとは違う生き方を選んでいけるのでしょうね。
そして晴彦は本格的に先生を目指す決心をする。他の生徒と魔女みんなを卒業させられなかったことを
悔やみながら。そして物語は再び繰り返すと。
その後が分からない終わり方でしたがフユも晴彦も楽とは言えないまでも明るい未来が待っていると
感じさせるような終わり方でしたね。清々しいとは言えないまでも素晴らしい読了感でした。
9月
戯画 『パサージュ!』 応援中! 『 イセカイ・ラヴァーズ!~巨乳の勇者達はちょろいん~ 』応援中! お兄ちゃん、右手の使用を禁止します! 【ヤキモチストリーム】応援中!
8月
7月
アストラエアの白き永遠 応援中!! ま~まれぇど新作第9弾『プライマルハーツ』 『晴のちきっと菜の花びより』応援中です!
6月
5月
SORAHANE-ソラハネ- 第3作「はるかかなた」情報公開中! 淑母の疼き 応援中!!
4月
ここが、妹の理想郷(しすトピア)――新世界 妹と愛し愛され同棲ADV『HappySisterUtopia !』2014年4月29日発売予定 『巫女喰イ~魔手ノ黒箱~』応援バナー
3月
「ALIA's CARNIVAL!」情報ページ公開中!
記事検索
アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

10月
Eclair『恋春アドレセンス』応援 トロピカルVACATION 『運命線上のφ』 2014年9月26日発売予定! まじかるカナン2
2月
『イノセントガール』2014.2.28発売予定 恋式マニュアル 『痴漢優遇列車』応援中!
1月
12月
Timepiece Ensemble 冷んやり甘くて、とろけるほど爽やか系純愛ラブコメADV 「LOVEPOTION SIXTYNINE」 通称:らぶ69  12月31日発売予定
11月
『MA☆KO HUNTER』応援中です! 十六夜のフォルトゥーナ 四角バナー
10月
バレーコーチんぐ! 応援中!!
9月
スタッフィング最新作『催眠演舞』応援中! 『夏の幼馴染と、冬のカノジョ』 寄忍 由良利 新ブランド「くらむちゃうだ~」第一弾、「サムライホルモン」熱烈応援中! 援中です!" >
  • ライブドアブログ