2011年01月

2011年01月09日

明けましておめでとうございます。

明けましておめでとうございます。

今年もさんじくひろばをよろしくお願いいたします!!

さて、突然ですが、

調味料ってなんの為に使うのでしょうか?

味付けの為?

間違ってはいませんが、私は味付けには2種類あると思っています。

1)調味料そのもので味付けをする場合。

2)素材そのものの味を最大限に引き出す為に調味料を使う場合。

美味しいなーと思わず口にしてしまうような料理というのは、確実に後者だと思います。

調味料で味付けをするのではなく、素材の味を引き出す為に最小限の調味料で勝負をする。

料理の初心者ほど、調味料を使いたくなる。
その気持ちもよくわかります。

調味料も沢山使えば、ある程度まで味のレベルを上げることが出来ます。でもそれ以上の味には絶対になりません。

しかし、逆に素材の味で勝負する場合、素材そのものの味が向上すれば、無限においしさが増すことになります。

これは料理に限った話ではないはずです。

1つの気づきがあらゆることに応用できるようになって初めて自分のものになったと言えるのです。

私は池上先生から直接、治療の理論や治療のやり方を教えてもらったことがありません。

そして、当然のことながら治療の仕方も池上先生とまったく違う形になりました。

でもこれが一番いい技術の伝授なのではないでしょうか?

料理でいうところの調味料が、治療でいうところのアドバイスということになります。

治療の仕方を手取り足取りアドバイスしてしまうのは、三軸修正法を学ばれている方のひとりひとりの個性を引き出すことが出来なくなり、みんな同じような治療をする無難で面白くない人材を輩出することになってしまいます。

池上先生は、学ばれる方々の素材の味を最大限引き出す為に、最小限の調味料を使われる。
本人が気づかないレベルの調味料を。

素材である私達は、常に素材の質の向上を貪欲に求めていくのみ。

今年も一緒に走り抜けましょう!!


藤巻由崇


sanjiku_nova at 18:39|PermalinkComments(0)TrackBack(0)