病院長の神田達夫です。

2月6日(水)に、新潟市内のホテルで第45回「医療に関する行政との懇談会」が開かれました。この会合は新潟県病院協会が年に1回開催しているもので、医療の現場を担う病院と医療行政をあずかる県庁が直接話し合う貴重な機会です。県庁からは福祉保健部長をはじめとして関連部課長が、病院からは県内の68施設から病院長、事務長など、計110名が出席しました。

外国人看護師の受け入れや医師の働き方改革への対応など病院側から8つの議題が提出され、それらについて県との間で意見の交換がありました。途中、県立病院の収支バランスについて議論がおよび、岡俊幸 新潟県病院局長から、県立病院への一般会計繰入金は全国4位と多額だが、新潟県の県立病院は13病院と多く、1施設当たりの額で見れば順位はもっと下位となるとの説明がありました。

行政との懇談会

病院経理を概説すると、当院をはじめとする一般的な病院は収入のほとんど全てを患者さんの診療によって得られる「医業収益」に頼っています。当院を例にとると、年間約40億円の医業収益があり、それによって職員給与、医薬品などの購入費、機器の更新や借地料など、病院を運営する費用全体を賄っています。一方、県立病院では「医業収益」に加えて「一般会計繰入金」という交付金が予算付けされており、県から大きな財政支援を受けています。平成29年度の新潟県から県立病院への「一般会計繰入金」の総額は111億円、医業収益に対する繰入金の比率は19.2%であり、比率で見ても高いものです(全国平均14.4%)。よく新聞などで「17年度県立病院赤字7.8億円」(平成30年6月5日付、新潟日報)などと報道されますが、この7.8億円という数字は繰入金を収益に加えた総収入に対する差ですので、実質的な赤字額は約119億円ということになります。

会議ではこのような事実を踏まえ、県にはもっと危機感をもって病院運営にあたってもらうよう申し述べました。地域の方々においても、このような医療の財政的課題について是非、注視していっていただきたいと思います。


病院長の神田達夫です。

2月6日(水)に三条市上大浦にあるバクマ工業株式会社から多額の寄付金をいただきました。地元企業のバクマ工業さんは、地域医療の充実を目的に、当院を含めた三条市内の救急告示4病院に対して毎年寄付をしてくださっています。DSC_4295

当院では、昨年の寄付金を認定看護師の育成研修や栄養サポートチームの実地研修補助に使いました。近年、病院では多職種によるチーム医療が重視され、看護師や薬剤師、栄養士など、医師以外の医療職の果たす役割が大きくなっています。こうした専門スタッフは継続的に学会や研修会に参加して、知識や技量を維持、更新してゆく必要があります。本来、そのための研修費用は病院運営費の中に予算付けされておくべきものですが、どの病院も経営的に余裕がないため、個人に自己負担を強いているのが実情です。そのため、予算とは別にこのような収入があると、現行の枠組みでは対応しきれない支出に充てることが出来、本当に助かります。

職員一人ひとりのレベルを上げ、地域に信頼される病院にしてゆきたいと考えています。これからも三条総合病院をよろしくお願いいたします。

こんにちは、4階病棟看護師の稲垣です。

 毎朝寒い日が続いていますね。最近は、インフルエンザの流行を身の回りで感じているのではないでしょうか。新潟県ではインフルエンザ警報が発令されており、感染症発生動向調査では、1月第4週(1月21日から27日)の定点あたりの報告数(1医療機関あたりの患者報告数)が 77.7と平成11年以降、過去最多の報告数となっています。そこで、インフルエンザに罹らない5つの予防策を紹介します。

.手洗い風邪

私たちの手は知らないうちに、汚れや細菌・ウイルスがついたものに触っています。その手で口や鼻を触ることでウイルスを口や鼻に運んでしまいます。手や物を介した感染(接触感染)を防ぐためには手洗いは欠かせません!

.人混みは避ける

 人が多く集まるところは、流行期は特にインフルエンザに罹る可能性が高いです。インフルエンザは咳やくしゃみの飛沫によって感染します。咳1回で2メートル四方に約10万個ものウイルスがまき散らされ、30分も空気中に漂うと言われています。

.睡眠をしっかりとりましょう

 睡眠不足によるストレスや疲れは、免疫力の低下につながります。十分な休養と睡眠をとりましょう。

.バランスの良い食事摂取を心掛けましょう

食事の偏りやバランスの乱れは体調を崩しやすく、体力も低下します。栄養をバランス良くしっかり摂取して体調・体力を向上させましょう。

.部屋の湿度を保ちましょう

 ウイルスは低温・低湿を好み、空気が乾燥すると喉や鼻の粘膜の防御機能が低下し、インフルエンザに罹りやすくなります。湿度50%では、ウイルスの生存率は約3%にまで低下すると言われています。加湿器や室内に洗濯ものを干すなどして適度な湿度(5060%)を保つことが重要です。

以上のことに気を付けて、インフルエンザの流行期を乗り切りましょう。

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