こんにちは、病院長の神田達夫です。
9月20日(金)に、GISTERS(GIST患者会)のお二人が病院を訪問してくれました。昨年に続いての訪問です。明日、21日正午から新潟市の新潟県スポーツ公園カナール広場(ビッグスワン脇)で「リレー・フォー・ライフ・ジャパン2019にいがた」(https://relayforlife.jp/niigata/) が開かれるということで来県されました。
「リレー・フォー・ライフ」とは癌の制圧を目指した国際的なチャリティー・イベントで、日本でも日本対がん協会が中心となり、2006年から始まりました。グループで夜通し歩くリレーウォークを始めとして色々な催しがありますが、集まった募金は無料がん相談の運営や癌研究への助成、あるいは癌検診の啓発セミナーなどに使用されます。
GISTERS のお二人からは、患者会を通じて見聞きするGIST患者さんの様々な悩みを伺いました。検診でごく小さなGISTが見つかり、どうして良いか分からない、手術を受けたのにがん保険が適用されない、保険診療で認められているのに腫瘍の遺伝子分析が普及しないなど、患者さんの目線では、まだまだ課題は多いようです。
がん診療は生活支援であることを改めて感じさせられた一日でした。