2011年01月20日

証拠と論拠!? ──日護会・黒田大輔君の右腕(下)

(中から続く)

 

1月15日のニコ生放送で、最も違和感を覚えたのは、同席していた日蓮正宗の小川頼宣氏らが挟む差し出口であった。

小川氏は言う。

 

「そのー、結局、このー、日護会っていうのはカルト創価学会を、このままではいけないと言ってる組織体ですからあ、日護会を潰せっていう声も私は直接聞きましたし、えー、日護会に敵対しているグループは、いっぱいあると思いますが、結局、それは創価学会にとって一番良い働きをしているということに気がついてください」

 

ここで、小川氏の連れであり、日蓮正宗妙観講が編集に深く関与している日蓮正宗機関紙「慧妙」の発行元・株式会社慧妙の社長である後藤順子氏が合いの手を入れる。

 

「そう。喜ぶのは学会が喜ぶんだよお。日護会を攻撃して喜ぶのは学会が喜ぶ」

 

小川氏が続ける。

 

「そうすると、反日護会連盟、反日護会運動というのは、実は創価学会・池田大作さんの手が動いていると考えたほうが、まあ、自然でしょう。いずれ証拠は出てくると思います」

 

笑止千万である。日護会など、創価学会にとってみれば芥子粒のごとき存在であろう。むしろ言うならば、「日護会が攻撃されて悲しむのは日蓮正宗」ということにすぎない。それを、行動保守全体に結びつけ、非難し、黒田君を援護する小川氏。他団体からすれば「問題をそらすな」「おまえらなんかと一緒にするな」とでも言いたいところだ。

 

そもそも、「手が動いている」というのは、黒田君に言わせれば、何を「証拠」に、何を「論拠」に言っているのか。なんでもかんでも「ソース」「ソース」と騒いでいる黒田君は、それを小川氏に問うたのか。

答えは聞くまでもあるまい。「いずれ証拠は出てくる」と白状している以上、小川氏は何の根拠もなくデマを吐いているのだ。それでも黒田君は、小川氏の言うことを丸呑みし続ける。

根拠なき妄想話で、黒田君をミスリードしている張本人こそ小川氏、ということにほかならない。

だいたい黒田君、本来は部外者の小川氏にかばってもらうしか、もはや手がなくなったというのも情けない話ではないか。

 

 

話題は、在日特権を許さない市民の会(在特会)の会長・桜井誠氏から、黒田君が、創価学会本部の近くに構えている居を離れたほうがよいと諭された点に移る。

 

「それとですねえ、やはりですねえ、カルトの主張と、おんなじこと言ってらっしゃるんですよお。とある会の方は。ねえ。えー、日護は信濃町から出てったほうがいい。黒田は代表を辞めたほうがいい。何を言ってらっしゃるのかと」

 

ここでも小川氏が援護射撃を放つ。

 

「だって、それって学会本部の内部情報によるとね、黒田さんが、ここに拠点を移したっていうことに関しては、大変、脅威になってますよ。一番、嫌なことなんですよ。一番、嫌な。つまり、創価学会、カルトにとっては、一番、嫌なところ、まあ、喉元にあいつきをつけた……、匕首を突きつけたかたちの位置にいるわけです」

 

ほかにも小川氏は言う。

 

「まあ、そのねえ、このー、ボクが一番、今日来てビックリしたのは、この、このね、信濃町から出て行けっていうね、このー、勧告。これは、とても驚きました」

 

これを受けた黒田君。

 

「いやあ、ボクもねえ、ほかの団体の人にねえ、おまえ、そこから出てけよなんて言いませんよ。いくらなんでもね」

 

小川氏は、こうも言う。

 

「人が、どこに住もうと勝手だ」

 

我が意を得たりの黒田君が応える。

 

「そういうことです。人が、どこに住もうと、どの会のねえ、代表者を務めようと、ガチャガチャ言われる筋合いはない」

 

小川氏がベッタリ寄り添う黒田君の耳には、いまなお、あえて黒田君を「友人」と言ってくれる桜井氏の忠言も届かなかったようだ。「忠言耳に逆らう」である。

これまた「学会本部の内部情報」とやらについて、小川氏は「証拠」なり「論拠」なり、黒田君お得意の「ソース」を示せるのであろうか。黒田君は、それを検証したのであろうか。

なぜ小川氏が、黒田君の住まいについて、これほど向きになっているのか。ここにも小川氏のミスリードが見え隠れする。

 

 

小川氏は、他団体の内部事情についても、口を差し挟む。まず、行本慎一郎君が切りだす。

 

「えーっと、そうですねえ、さっきの生放送(=桜井誠会長による日護会・黒田君批判のニコ生放送)でもあったんですけど、Zの会、ま、わざわざ日護会と敵対するような、ね、立場、対立するような立場をとる理由として、ま、こういうこと言っておりましたね。“自分の会の支部長を支援するのは当たり前のことだろ”。これはあ、まあ、事実関係なんかクソ食らえと言っているようなもんですね。

でえ、そしてえ、まあ、ある支部の肩を持っているわけですけどもお、しかしですねえ、ま、地方のほうの支部で日護会の肩を持っている支部が、いくつかありますね。実際に存在します。じゃあ、この支部の人たちは、もう、仲間じゃないということでよろしいでしょうか」

 

これに対して黒田君が「つまりね、同じ会の支部の中で、差別があるってことじゃないですか? これは」と言うと、小川氏が一言。

 

「公平性がないな」

 

黒田君がオウム返しに続ける。

 

「公平性がない。かたやかばい、かたや正論を言った複数の支部長の声を握り潰すというのは、どういうことですか? これは。

さあ、そのことに関してねえ、当然、うち、またソース持ってます。ねえ。とある支部からあ、支部長の連名で、ね、薄ら赤字支部に対してのお、薄ら赤字に対してのね、解任の発議があったはずなんです。その話が、どこに行ったんですか?」

 

小川氏が盛り上げる。

 

「あ、動議提出されたわけ?」

 

黒田君が勢いづく。

 

「そうです。メールで提出されてるんです。文書として。それを握り潰したのは、どうしたんでしょうか」

 

小川氏が、ほじくり返す。

 

「握り潰せるの? 会則で、そうなってるの?」

 

黒田君が応える。

 

「会則にはですねえ、特には書いてないんですけれども、要するに、ま、いわゆる、えー、今、ネット上で出ておりますね、“ゼロイチ(=O1)”に、“ゼロイチ”に対してえ、地方の支部が連名で出してるんです。

そのね、連名で出した、ね、情報が、なぜか解任動議を出された薄ら赤字の支部長のところに、データというか、情報が流れてると。これ、どういうことですか。会として」

 

「外部のねえ、会と無関係の外部の人間にまで、情報漏れしてますわねえ、これ」

 

「日護には来るなと言っておきながらね、全国大会、来るなと言っておいて、両者とも来る……、両者側とも来るなと公式見解としてよろしいですねと、これも、ね、証拠ありますから。いつでも開示できます。両者とも来るなということが、公式見解でよろしいですねと言ったら、はいと言ってたのにい、部外者の会の人間が来て、しかも連名で出ていたね、Zの会の支部長クラスの、薄ら赤字支部長の解任動議、その情報が外に漏れていた」

 

ここで相良君が、また要らぬ口をきく。

 

「外部団体の代表者の方が、その、わざわざ、ね、その“デマ男”に、“おまえ、出処進退どうにかせえ”と意見した人間に対して、ね、この外部団体のボスさんは“おめえんところの支部長なんとかしやがれ”というような、そういう発言をしたそうです」

 

まるで論旨がつかめない。相良君は、黙っていることが一番、黒田君を助ける。ところが相良君に刺激されたのか、高山あずささんまでもが加勢する。

 

「それえ、あのお、ねえ、さっき、ほら、しんちゃんが話した筋から言うとお、ねえ、その、外部……、そのお、外部団体のお、ねえ、人が、その言ったこと、言ったのは、その、会の人に対して、会の、しかも、そのねえ、偉い人に言ったわけでしょ。じゃあ、その人をかばわないのは、おかしいじゃない」

 

ここで、おそらく同席していた子安潤さんであろう、同じく小川頼宣氏の連れである彼女が相槌を打つ。

 

「うん、うん、うん。支部長さんから言われてねえ」

 

高山さんの“てにをは”云々を超越した言語空間が、子安さんには理解できたのであろうか、理解できなくとも理解した風を装えるのだろうか。妙に感心してしまう。

これに小川氏がフォローを入れる。

 

「理屈からいきゃあ」

 

黒田君が結論する。

 

「理屈からいけばね、仲間である支部長を護るのであれば、すべて平等に護ってあげなきゃいけないんですよ」

 

なぜ、まったく無関係の小川氏が、他団体の運営にまで疑義を呈するのだろうか。

 

 

 

例えば黒田君が「証拠を録ったのが許されないとかいって、何を言ってるんだ、おまえらは」と言えば、子安さんが「はあーっ?」と応じるなど、黒田君と「チーム小川」による、水も漏らさぬ連係プレーは、なおも続く。

話題は「支部長の解任動議」について。

 

黒田君「私ね、今ここにいる日護の幹部の誰からも、黒田、代表辞めろなんて言われたことはない。それからあ、この会の支部長、ね、日護の、この会の支部長、解任しろなんて言われたこともない。しかしながらあ、Zの会は、会の支部の中から連名で、とある支部長を解任しろと、メールで明確に意思表示されているのに解任しない。おかしいじゃないですか」

 

小川氏「それって議題にかかったの? 緊急動議でしょ? それは。動議が提出されたわけだからあ、その動議は会議で検討しなきゃいけないよね」

 

黒田君「そうですね。これはですねえ、えー、結論から言いますと、えー、“ゼロイチ”副会長が止めていたということになりますわな」

 

小川氏「つまり、正式な議題として提出しなかったということかな」

 

黒田君「要するに、最高……、ま、いわゆるトップに情報が伝わっていなかった可能性があるということですね」

 

 

さらに、「支部長の辞任届け」について。

 

行本君「ちなみにねえ、Zの会は水ぶくればっかりして、コアで動いてるの何人だよお。バカ言ってんじゃねえよ」

 

黒田君「あのねえ、Zの会、大量に抜けたはずなんですよ。なぜ人数、減らないんですか?

あ、それからですねえ、もう一つあります。実はねえ、そのZの会、とある、ねえ、支部長さん、もう辞めると、辞めると正式にですねえ、届け、出してんのにい、なんと辞めたうちに入ってないんです」

 

小川氏「それも、なんとかさんという人が握り潰したの?」

 

黒田君「さ、えーとですねえ、えーと、さっきの、あれだったよな、話だと、執行部、執行部から慰留されてえ、まだ残ってるんですねえ」

 

小川氏「慰留の理由が必要ですねえ」

 

黒田君「そうですねえ。その理由、私、聞いてます、直接。ただし、えー、ここでは今のところは言わないでおきます」

 

小川氏「そうですか」

 

「あっ、まっ、けっ、あっ、じゃっ……」と、あたふたする黒田君。

 

黒田君「まあですねえ、えー、いわゆる、その方が抜けると周りの影響が大きいから、今は名前だけ、残してくれと」

 

子安さん「それくらい、こう、主要人物が辞めたいって言ってるってこと?」

 

黒田君「辞める届けを出されてるんです」

 

小川氏「ああ、でも、出したっていうことはね、筋は分かってるんだ。分かってるから出されたんですな」

 

黒田君「ね、でねえ、某薄ら赤字支部もですねえ、実は運営の方、何人も抜けてるんですけれどもお、何人も抜けてるんだけど、その方々、抜けたことんなってないんです」

 

子安さん「なんか、みんな変だよね」

 

黒田君「抜けたことんなってないんですよお。でねえ、某薄ら赤字支部があ、そのZの会の最大支部だとか、いまだ言い張ってるんだけどお、どう考えてもお、えー、西の支部が最大なんです。つまりZの会は数字に偽りありと言わざるを得ないということになります。

えー、うちはですねえ、会員数、公表しておりません。わざわざね、何人集めただとかね、言う必要もないんですよ。何人集めた云々てえ、公表してる人たちはあ、その何人という数字を、正確に公表しなきゃいけない、本来。ほんとはね」

 

「困った時はコネリー小川」の黒田君である。

 

 

小川氏は、こうも言う。

 

「ここ(信濃町のマンション)を出て行けっというのは、創価学会の代弁ともとれないこともありませんねえ」

 

黒田君は言う。

 

「(札びらを模した大きな駄菓子を両手に広げて)まあ、結局ね、ハッキリ言いますよ。これに転んだってことだよ。これに転んだってことさ」

 

子安さんが声を上げる。

 

「お金だよ、お金」

 

高山さんが絶妙に臭わす。

 

「一時期、Zの会、お金なさそうだったからね。つらかったんだ」

 

黒田君がパスを受ける。

 

「ねえ。つらかったんだよ」

 

「もう、今さらなんだよ、今さら。ね。うちは、ね、とことん筋を通します。日護会は筋を通す。正論と事実のみで、えー、戦っていきます」

 

今の日護会をめぐる騒動は、元々は単なる会内での痴話喧嘩だった。それが現時点では、その本質からいえば「小川氏ら日蓮正宗関係者&黒田君 VS 在特会ら行動保守」にまで発展している。

思えば黒田君は、宗教団体間の問題を、自らの売名と勢力伸長へのテコにしようと図ってきた。日蓮正宗関係者が言う「偽本尊」云々の創価学会に対する難癖を、そのまま黒田君が判で押したように喚いている事実など、その最たるものである。

一方で小川氏は、黒田君を使って創価学会攻撃を狙った。黒田君は、いわば「学会専門の学会門外漢」。これほど日蓮正宗サイドにとって御しやすい人物はいない。

行動保守の一員だった黒田君が、“敵の敵は味方”の感覚で、行動保守については「門外漢」の小川氏とタッグを組み、教えを乞うたことで、いっそう黒田君は“視野狭窄”に陥り、増長し、先鋭化した──こう言えるのではないか。

その果てに行動保守界の全体にまで混乱を招いたといえよう。小川頼宣氏こそ、その混乱の最たる元凶ではあるまいか。

 

黒田君の「右腕」は同時に、ほかでもない、小川氏の「左腕」となっている。

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sanjyuri at 00:42|PermalinkComments(20)TrackBack(0)日蓮正宗との関係