参加型評価で改善!のブログ

NGO/NPOなど非営利活動をより良くする参加型評価について、一般社団法人参加型評価センター代表理事の田中博が知識・経験を情報発信し、関心を同じくする皆さんと共有・意見交換するブログです。Eメール: tanaka.pecenter@gmail.com

Okutabi(奥出雲)参加型評価が成功しました!(10/9-10)

島根県の奥出雲で、雲南市、奥出雲町、飯南町が連携、「おくいずも女子旅つくる!委員会(Okutabi)」さんを作って観光振興の活動を行っています。これまで6年間、フリーペーパーやSNSによる情報発信やイベント開催など行ってきました。

IMG_1199この活動に参加型で評価を実施することになり、評価の設計をするために、私がファシリテーター(アドバイザー)として5月に奥出雲に出張して、参加型の評価設計を終わらせました。その後、Okutabiの皆さんによって、Webアンケートや掲載店舗アンケートなどデータ収集が精力的に行われました。

そして収集したデータを分析・判断して評価プロセスの後半を進めるために、二度目の出張(10/9〜10)で奥出雲に行ってまいりました。次にやることは収集したデータの分析と判断作業です。

IMG_2372模造紙の評価設問ごとに、データ収集でわかったこと(現状把握)→それに対する分析・判断→導き出される教訓や提言を、話し合いながらまとめていきました。Okutabiの活動によって、雲南エリアのイメージが向上し、地元や近隣、県外からの訪問が増えていることがデータからあきらかになりました。

評価設問ごとの分析が終わると、妥当性・有効性・継続性など評価項目ごとにレーティングを行い、最後に総合的な評価結果を抽出しました。また評価結果をどのようにまとめて、ステークホルダー別にどのように報告すれば良いか話し合って、ワークショップを終了しました、

最後のふりかえりでは「評価をつくるながれを体得した」「参加型評価の効果を実感した」などの感想がありました。

IMG_2382IMG_2379二日目の午後、時間に少々余裕があったので、「たたら(伝統的製鉄所)」の見学をしました。国の有形民族文化財になっているだけであって、長い歴史に裏打ちされた迫力がありました。

楽しく有意義な評価ができて良かったです。Okutabiの皆さん、お世話になりありがとうございました。
 



 

ピースウィンズ・ジャパンさん評価でネパール行きました(9/15-23)

広島に本部があるピースウィンズ・ジャパン(PWJ)さんは、ネパールでは、現地団体ISAP(Instituetion of Suitable Action for Prosperity)とパートナーを組んで、SAFII(Small Agro-Farmers Income Improvement)という農業プロジェクトをシンドラパルチョーク郡で行っています。

PWJさんの依頼で、ネパールに出張してSAFIIプロジェクトの参加型評価を実施してきました。ヒマラヤ保全協会職員のころは年に3〜4回通ったネパールですが、退職以来11年ぶりの訪問です。

IMG_2309初日月曜日は、カトマンズのPWJ/ISAP事務所で評価の講義と、ワークショップ形式での評価設計です。SAFIIプロジェクトはJICAパートナーの支援を受けているので、JICAの手法であるPCMで管理されています。その中核であるログフレーム(PDM)の理解を中心に講義を進めました。またSAFIIはプロジェクト開始から1年も時間が経っていないため、評価項目でいう継続性よりは、妥当性と有効性、効率性に焦点を当てた評価設問を設定しました。

翌日からシンドラパルチョークへ一泊二日のデータ収集へ向かう予定でしたが、突然バンダ(ゼネスIMG_2324ト)が宣言され、安全第一を考え行かないことになってしまいました。代わりにさらなるPDMの見直しや、インタビュー練習ワークショップを行いました。 

IMG_2336次の日、日帰りでシンドラパルチョークへ行ってきました。片道車で3時間です。午前中は女性中心の受益者からの聞き取りを、午後は男性の多い別のグループからインタビューを、スタッフと手分けして行いました。ヒマラヤ保全協会のころからお世話になっているTさんに、通訳としてお手伝いいただきました。

木曜日、収集したデータを集計して模造紙上にまとめ、評価設問ごとに参加型でデータ分析を行い、プロジェクト成果と課題をあぶり出しました。その後、評価項目ごとの総合評価を実施しました。グループ形成アプローチが適切で、かつ研修や新技術の導入などにより妥当性が「高い」ことがわかり、有効性、効率性も、短い時間で多くの成果をなしとげたと「やや高い」という結果になりました。

滞在最後の金曜日はオフの時間で、タメル地区に行って買い物などをしました。IMG_2348

4日間という短い時間で評価プロセスを行うのは不安がありましたが、現地スタッフの積極性があり、なんとか評価結果を出すことができて嬉しく思いました。11年ぶりのネパール訪問もいろいろ懐かしくて楽しかったです。



 

JENさん東北パートナー・ミーティングで講師をしました(9/4-5)

(特活)JENさんは、東北のパートナー団体と連携して事業を行っています。
岩手県の北上にパートナー5団体10名がつどって知見を交換するパートナー・ミーティングが一泊二日で行われました。各団体のもっている知見を交換するスキルも同時に身につけようということで、インタビューやフォーカス・グループ・ディスカッションの研修が行われ、その講師として北上に出張してきました。

初日午前中は、JENのTさんの進行で、各団体が抱える課題や、他団体に聞いてみたいテーマの洗い出しをしました。

昼食のあと、私の「質的調査・基本と実践」がはじまりました。最初は質的調査について簡単な講義をIMG_1188したあと、インタビューの研修に移りました。2グループで「良いインタビュアーの態度とスキル」「正しいインタビューの進め方」について考えてもらい、意見交換しました。次はインタビュアー、インタビュイー、オブザーバーに別れロールプレイによる実践の練習です。練習後は、他団体から聞きたいこと(資金獲得)について実際のデータ収集を行いました。

IMG_1192二日目は早朝、評価の専門家NさんによるパートナーによるJENの評価ワークショップが開催されました。私は見学でしたが、勉強になりました。

その後、講師が私に戻り、前日の続きですが、今度はフォーカス・グループ・ディスカッションが中心です。簡単な説明のあと、架空の事例(町内会の掃除など)をもとにロールプレイで進行を体験しました。午後は、実際に各団体が聞きたいテーマ(人材マネジメント、利害関係者との関係)をフォーカス・グループ・ディスカッションで聞き出し、KJ法でまとめる作業をやり、結果を共有して終了です。

2日間缶詰めで、もりだくさんの内容でしたが、みなさん積極的に参加してもらえました。
会場が良いホテルで、快適な環境で研修ができたのがよかった。また台風が日本を直撃しましたが、大きな影響は運良くなかったです。

JENさん、パートナー団体のみなさん、お疲れ様&ありがとうございました。


記事検索
プロフィール

ぺぺ

タグクラウド
QRコード
QRコード
  • ライブドアブログ