参加型評価で改善!のブログ

NGO/NPOなど非営利活動をより良くする参加型評価について、一般社団法人参加型評価センター代表理事の田中博が知識・経験を情報発信し、関心を同じくする皆さんと共有・意見交換するブログです。Eメール: tanaka.pecenter@gmail.com

第8回MSC入門セミナーが開催されました(1/6)

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

今年最初のブログ記事は、セミナー実施の報告です。

IMG_1108毎回好評のMSC入門セミナーですが、、第8回目がいつものBIZ新宿で6日に開催されました。参加者は行政機関やコンサルタント会社、NPO中間支援組織の方など、8名でした。毎回いらっしゃる大学の先生は今回はいなかったです。私が受講しているDE(発展的評価)で一緒に学んでいる仲間から2名の参加があり、嬉しかったです。

いつものように、MSCの基礎を講義してから、MSCの核といえるステップ4(インタビュー)、ステップ5(物語を選ぶ)をワークショップで体験します。これもいつも言っていますが、一般に参加型の手法は文章の説明を読むだけではイメージがわかないことが多く、演習で実際に体験してみるとポイントが実感できるからです。

ログフレームなどによる定量データの進捗確認を中心とした評価に慣れた方は、定性的な変化のプロセスを活き活きとIMG_1110描写できるMSCの長所は、演習という形で体験することが理解してもらう早道だと考えます。 

アンケート結果では、多くの方にセミナー内容を「大変良かった」と評価いただけた一方で、「実践することで難しさに見えてきました」などもあり、短い時間で要点を伝える難しさも感じました。「実践技能をより深める」「インタビュー講座」研修のニーズがあることもわかりました。

受講者の皆さん、ありがとうございました。皆さんが現場でMSCを実践され、ご報告をいただけることを心待ちにしております。

2017年の振り返り。主に仕事面。

あっという間に2017年も終わろうとしています。恒例の振り返りをしてみると、まず仕事面から。

1 参加型評価の実践に関して、コンサルタント業は去年に続き日本NPOセンターさんにMSC指導(3月まで)、カリタス釜石さん評価ファシリテート(5月)、DE研修の一環としてISPさん(9月〜)と3団体で 目標達成。

2 研修・セミナーは、自主研修3回、NPOセンターさん、環境省さん、 JICAつくば2回、静岡県ボランティアセンターさん、某大企業さん、FASIDさん、JOCAさん、JICAミャンマー3日間、ISPさん、と目標10回をクリアしました。定期的に仕事が来て、ありがたいです。海外出張はミャンマー一回だけだった。

3 参加型評価の研究は、論文を書く予定だったが進まず、学会発表もできなかった。その代わり、発展的評価(DE)の研修会に参加して学んでいます。

4 評価NPOの設立は、9月に念願の法人化を達成、一般社団法人参加型評価センターを設立し代表理事になりました。長年の目的を達成しました!

5 昨年作ったスタディツアー研究会の成果集大成の本は、ぼちぼち売れています。DEARの評議員の活動はあまりできなかった。 

個人的には、体調もゆっくりだがすいぶん回復してきて、体調のため仕事を断ることがなかったのは良かった。ペース配分もだんだんわかってきたみたい。 遊び面では、夏休みに夫婦でベトナムのダナンに言ったのがとても楽しかったし、コンサートはリーリトナーが良かった。でも全体的にあまり遊んでいないでまじめに仕事をした感じ。来年はもっと遊びたい。

これまで個人事業主として年末年始にこの振り返りをやってきましたが、これからは新法人の事業年度にあわせて、4月から翌年の3月の報告をブログにも載せるようにします。 

発展的評価(DE)研修の集中研修がありました(12/12-14)

CSOネットワーク主催、日本財団助成の「伴走評価エキスパート」育成プログラムで、半年かけて発展的unnamed評価(Developmental Evaluation)を、学んでいます。

これまで8月と10月に全国から受講生が集まり講座がありました。今回12月はニュージーランドからDEの専門家であるケイト・マッケグ氏を招聘しての3日間の集中講義がありました。

先住民族マオリを対象とした教育プログラムの評価を事例に、質問に答える形で講義は始まり、DEの進め方や評価設問の作り方など多彩な内容でした。

私が印象に残ったことは「DEも本質的にはしっかりした評価なのだ」という、あたりまえといえばあたりまえのことでした。DEは流動的な状況の中で、臨機応変に対応するため、なんとなく「特殊な評価」といったイメージを勝手に持っていました。

しかしケイトさんが強調したのは、スクリーヴェンがいっている「The Logic of evaluation」など、何に価値を置くか、何を持って「成功」と見なすかを明らかにすることで、あらゆる評価の基本になることです。特にDEは評価者が評価対象の人々とともに、それを時間をかけて行う点に共感しました。

また私はDEにおけるデータや判断の妥当性・信頼性について質問しました。答えは「相互の権力関係を含めて、関係者分析をしっかりやるべき」というもので、参加型評価の考えにも近いものでした。DEは評価の基本を踏まえた上で、それを柔軟に応用する評価であるというのが今の私のイメージです。

 なお、ケイトさんはヨーロッパ系の方ですが、マオリの方と仕事をしているためかマオリ文化にもお詳しいようで、その方面の話ももっと聞いてみたいと思いました。

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