参加型評価で改善!のブログ

NGO/NPOなど非営利活動をより良くする参加型評価について、一般社団法人参加型評価センター代表理事の田中博が知識・経験を情報発信し、関心を同じくする皆さんと共有・意見交換するブログです。Eメール: tanaka.pecenter@gmail.com

さなぶりファンド様に評価・MSC研修をしました1回目(9/12)

地域創造基金さなぶり(さなぶりファンド)さんは、地域で多様な課題に取り組む現場が使える資源をつくることで、東スクリーンショット 2024-09-12 10.20.00北の復興と地域の活性化を支える東北発のコミュニティ財団です。
さなぶりファンド様のご依頼で、以下の4コマの評価研修の講師をすることになりました。
1 評価概論(9/12):オンライン
2 MSC入門(9/12):オンライン
3 MSC中級1(9/20):対面
4 MSC中級2(9/20):対面
9/12は、オンラインで11名が全国から参加いただきました。
受講者の皆さん、最初はやや緊張してましたが、だんだん
核心をついた質問が飛び出し、もりあがりました。
  • 評価の分類を示す図をみて、これまでのモヤモヤが溶けた。
  • エピソードにフォーカスするメリット・デメリットがわかった。
  • 中間評価・終了時評価の位置づけの違いがわかった。
  • MSCとロジックモデル両方を知ることができた。
などの感想がありました。
次回は仙台出張で、楽しみです。
さなぶりファンド、受講者の皆様ありがとうございました。

気付きと対話によるMSC評価フォーラム(8/24)成功裏に終了

8/24に弊会主催の「気付きと対話によるMSC評価フォーラム(オンライン)が開催され、動画配信を含めて26名の参加がありました。

参加型・質的手法もMSC(モスト・シシグニフィカント・チェンジ)を用いて、ODAによる国際教育協力としてエジプトで実施中の「Tokkatsu:特別活動を中心とした日本式教育モデル発展・普及プロジェクト」 及び、NGOによる「アジアの地域保健・開発NGO活動」の評価事例を紹介しし、たプログラム評価の経験豊富な専門家からのコメントを交えて「より良い評価のあり方」について考えていくものです。

内容は、私が「エピソードで変化を知る評価手法MSCの概要」を行い、続いて「エジプトにおけるTokkatsu導入のMSC評価から 」エジプト特活教育におけるMSC評価事例」平田幸男(至学館大学)と、「アジアの地域保健・開発NGOによるMSC評価から学んだこと」清水香子(アジア保健研修所) の二つの事例報告が行われました。最後に「量的評価の視点からみた参加型・質的評価MSC:混合手法 (mixed methods) への誘い」米原あき(東洋大学)が二つの事例を量的評価、質的評価の視点から解説いただき、両者の併用することのメリットが語られました。

参加者アンケートからは、以下のような感想がありました。 
  • 質的評価と量的評価の混合評価が必要なこと、MSCはよい点を延ばすことに重点をおくためポジティブにモチベーションをUPすること、関係者といっしょに合意された価値について指標をつくること(が印象に残った)。
  •  事前に評価者が指標を決めて調査を行うのではなく、コミュニティの中で目的に沿った指標を選ぶことや、質的→量的の順で調査をすすめていくmixed methodのお話が印象に残りました。
  • MSCの具体的な評価の取り組みが知れてよかったです。
  • 実施された地域において、適切な評価が実施されたことでの喜びのようなものが伝わってきた。

参加型評価センターでは、これからも参加型・質的評価に関して国協力や社会セクターの「より良い評価」について考える場を提供していきたいと考えています。

参加者の皆さん、登壇者の皆さん、ありがとうござました。

愛媛大学地域レジリエンス学環で参加型評価を講義しました〜その2(8/18)

IMG_2787愛媛大学で地域レジリエンス学環(大学院)で、非常勤講師として講義をしています。3コマづつ2回にわけてオンライン(8/3)と、松山に出張して対面(8/18)で「サーベイメソッド・プログラム評価法」を教えています。
 
1回目8/3は「評価・参加型評価の基礎」を講義と、グループワークによる評価設計の演習(ワークショップ)をはさむ内容で実施しました。
 
2回目(8/18)は、私が愛媛まで出張して、対面で実施しました。東京出発の前日台風が来て飛行機が欠航しましたが、私が行く日は大丈夫でした。
 
受講生は8人ですが社会人の方が多く2欠席してIMG_1573名の参加でした。

内容は前回のロジックモデルとはガラリと変わり、参加型・質的評価手法MSC(モスト・シグニフィカント・チェンジ)に絞りました。通常一般向けに行なっている「入門」と「中級1(質的インタビュー編)」「中級2(設計)カスタマイズ編」を大学の講義3コマにアレンジして実施しました。

結果、オンラインよりも対面はコミュニケーションが自由にできてやりやすいですね! 学生さんたちの反応もよかったです。

IMG_1566振り返りでは、「抽出したエピソードを評価根拠とするところが面白い」「座学と実践を同時にできたので、身に付きやすい」「協力者へのフィードバックができる点(が良い)」「グループワークは楽しかったです」などの感想が寄せられました。

終了後は、カツオ専門の居酒屋で打ち上げしました。また、空いてる時間にリニューアルされた道後温泉に入ったり、名物鯛めしを食べたりして楽しかったです。
担当の富田先生、受講生の皆さん、ありがとうございました。

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