今日のくわとかいこ

京都府亀岡市の 株式会社 山嘉精練が育てるカイコと その餌となる桑の木の成長をレポートしていきます。

カイコガたちと

みなさんこんにちは。若井です。


さて、蛹化から12日余り、いよいよ繭から羽化したカイコガたちがでてきました。



幼虫の大きさを考えると意外と小さいですね。


ところでカイコの繭は、繭糸と繭糸をつなぐ糊の役目をするセリシンという成分で固められています。

繭の中の成虫は、吸胃というところから出る「コクナーゼ」という弱アルカリの液体を出して繭層を内側から湿らせ、セリシンを溶かして繭層をゆるめます。

そして頭部でゆるくなった繭を押すことで、繭糸を切ることなくにゅるーっと繭から出てくるのです。


私はてっきり食いちぎるか繭がパックリ割れるのだと思っていました。

まだまだ知らない不思議のあるカイコ、奥が深いです。



さて、カイコの羽化をお見せしたところで、残念ですがカイコブログの今シーズンは今回で最終回になります。

入社と同時に1ヶ月と少しの間カイコたちと過ごしたのですが、カイコの一生はあっという間ですね。


かつての養蚕農家や、また現代の中でも、めまぐるしい時間の中でカイコから繭をもらい、糸を紡ぎ、またカイコを育てと繰り返してきたのだと思うと感慨深いものがあります。


私はまだその一端を体験しただけなので、まだまだ勉強していきたいと思います。
ありがとうございました。

最後に、今年の担当者からコメントをもらっています。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
読者のみなさん、こんにちは。
山嘉精練の佐藤です。入社してはや一ヶ月半。このブログも同じタイミングでスタートしていますが、かいこは繭となり生涯の「卒業」を迎える事となりました。私はまだまだ、これから勉強が必要ですが、かいこブログはここで卒業させていただきたいと思います。

実際かいこの生涯を通して自分が扱う商品について見識を広げることが出来、大変勉強になりました。

またなにかの機会に皆さんにお会いできるかもしれません
それでは、また会う日まで・・・


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
みなさんこんにちは。齋藤です。
今回かいこたちのお世話を担当させていただき貴重な経験をさせてもらったと思っています。

かいこたちが孵化してから一ヶ月半、かいこたちはすごい早さで成長し、成虫になるまで本当にあっという間でした。

かいこを実際に育ててみて絹糸はかいこたちの生命そのものなんだということを知識だけではなく実感することができました。

かいこたちが残してくれたきれいな絹糸を今まで以上に大切に扱っていきたいと思います。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

それでは今回でかいこブログ2014は最終回とさせていただきます。
1ヶ月半の間お付き合いいただき、ありがとうございました!

またご縁があれば・・・

 

 

 

 

 

 

2014081120140811-2


 

 

 

かいこの不思議

みなさんこんにちは。齋藤です。

かいこたちはみんな無事に繭になり、羽化を待っているところです。

繭の状態になってから12日ほどで羽化するそうなので、もう少し先になりそうです。

1

かいこたちに動きがないので、今回は養蚕の本に書かれていることが本当かどうか、検証してみたいと思います。

 

検証1:黄繭種の繭の内側の色は・・・?

こちらの品種の繭は鮮やかな山吹色をしていますが、

2
この繭を作る際に、かいこが吐く糸に移る色素が段々と減っていくらしいのです。

本当なのでしょうか?

では、早速・・・

3

じゃーん!!
4

ご覧ください、黄色い繭の内側は、真っ白です!!

外側と内側で色が違うとは思ってもいませんでした。実際に見てみないとわからないことですね。

 

検証2:玉繭は2頭のかいこが1つの繭をつくってできた糸

こちらの写真をご覧ください。左側のほうが大きくて少しいびつな形をしています。

5
おそらくこれが・・・

では、早速・・・

6

じゃーん!!!

7

ご覧ください、仲良く2頭寄り添っています。

狭い繭の中でどうやって協力しながら繭を作ったんでしょう?

不思議ですね。

ちなみに、この2頭は必ずオスメスのペアなんだそうです。

言われてみれば、大きさが少し違いますね。

卵を産むために体の大きい方がメスだそうです。

 

文章を読んで知るだけではなく、実際に自分の目で見てみることも大事だなと思いました。

 

次回の更新では成虫の姿をお見せできるでしょうか。

それともまた検証になるのか、楽しみにしていてください!

8月5日今日のくわとかいこ

ブログ読者の皆様
こんにちは。山嘉精練の佐藤です。

このブログを初めて、約1か月が経ちましたが、
まさにあっと言う間でした。そして最終段階を迎える事となりました。

前回まではかいこ達の繭作りをレポートしたのですが、
今回、いよいよかいこの繭を回収する事となりました。

繭1

これが回収した繭です。白と黄色が本当にきれいですよね。
この中でかいこ達がさなぎになって眠っています。

棚1

今回大活躍した棚もこれでいったんお役御免となりますが、
また来年の出番を待つことなります。

養蚕業はこの繭から生糸を作る産業となりますが、
繭から糸ととりだす方法は、繭に熱を与えた後に糸を取ります。

当然かいこは死んでしまいます。
今まで育てたかいこ達の命を奪う事は、非常に心苦しいのですが、
これも、長い間の人間とかいこ達の間で繰り返されてきた事象であり、
今後、シルクや商材となっている糸をみる度に、感慨ぶかい気持ちとなります。

今後ですが、一部のかいこ達には残ってもらい
蛾になるところをレポートできればと思っています。

佐藤 学



livedoor プロフィール
QRコード
QRコード
  • ライブドアブログ