今日のくわとかいこ

京都府亀岡市の 株式会社 山嘉精練が育てるカイコと その餌となる桑の木の成長をレポートしていきます。

2009年07月

今日までのおれいとかんしゃ

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皆様こんにちは。

「今日のくわとかいこ」撮影&ブログ担当の西田道夫です。


 090518天気DSC00818

まず始めに西日本で起きている深刻な自然災害の被害に遭われた方々、ならびに関係者の方々に、お見舞い申し上げます。

 


さて、4月23日より始まった「今日のくわとかいこ」ですが、卵から取材を始め、孵化し、幼虫、成虫を経て、取材開始時と同じ卵までの「蚕の一生」の記録をお送りすることができました。


開始当初は「繭ができるまで」という目標でしたが、カイコガが産卵し、その「命を終えるまで」という新たな目標に辿り着きました。


 

企画段階では、皆一様に「蚕に接することができのか?」と自信が持てなかったのが本音です。

090609餌213-31DSC01043
しかし、卵から孵化した時の喜びは、人類も昆虫も生きとし生けるもの全てに対して、共通の感情なのだと実感しました。

我が子を見守るような愛情が芽生え、蚕が一生を終えるところまで見つめ続けてあげよう・・・それが取材する私たちの本音になりました。

 


一つ、レポートを終えてスタッフが成長したと思える部分があります。


企画段階で社長に「最後までやり遂げることが結果であり、評価です」と奮い立たせてもらいました。

DSC01424
ブログのレポートを終えた今、その言葉の意味が理解できた気がします。


事案の大小の違いはあれども、何かを継続し、成し遂げた者にしか分からない境地だと思います。


 

ブログの初回でご紹介していた、私たち山嘉精練のスタッフが本業ではない蚕の飼育を通じ、絹糸がどのようにできるのかを体験するという想いがありました。


桑の葉の与え方、飼育箱の拡大、まぶしの準備等々、本当に大変なことだと実感しました。

 

桑の葉だけで育った蚕から絹繊維が吐き出されているのを見て、「神秘的だなぁ」と強く感じたのを覚えています。


蚕たちを日々見つめ続けてきた私たちは「絹はひとつの命から生まれた神秘の繊維」と捉え、大変貴重で大切に扱わなければならない素材であると再認識しました。

 

 

今日の日を迎えられたのは、私たちの周りにいる方々あってのことです。


ずっと励ましの言葉を掛けてくれた社長に感謝。


平日も休日も関係なく、毎日スタッフが出勤する数時間前と退社後に餌を与え続けていた会長に感謝。

ブログをご覧戴いた方、感想や励ましのお言葉を掛けてくださった全ての方に感謝。


感想や励ましのお言葉は本当に継続するための力となりますね。

 

 壁ガDSC01727

みんなで作り上げた「今日のくわとかいこ」ブログは、弊社の良き資料、そして宝となるように残しておきたいと思います。

 

今までありがとうございました。


第二期がありましたら、またご覧くださいね。

 


「今日のくわとかいこ」ブログスタッフ一同

今日のくわとかいこ(7月24日分)

皆様こんにちは。
今まで「今日のくわとかいこ」をご覧いただきありがとうございました。本日で写真アップやデータ公開は最後となります。

最後には、日付別体長の写真を掲載いたします。

明日はブログスタッフ一同より御礼の掲載予定をしておりますので、どうかご一読いただきますようにお願いいたします。

それでは62日目のレポートをご覧ください。
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7月24日(金)
はれ時々くもり
天気DSC01777

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外気温 32℃  外湿度 43%
桑畑DSC01776

桑の葉DSC01779

桑の葉DSC01778
地面付近から見上げて撮影しています。
かなり生い茂った状態になりました。

桑 13:56撮影
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飼育室温度 27℃ 飼育室湿度 42%
応接室DSC01780

壁カイコガ死すDSC01781
壁にとどまり続けたカイコガがついに力尽きてしまいました。
悲しいのですが、これが飼育の現実です。


ここで、蚕の成長の主な様子を日付ごとにご紹介します。

4/23 レポート開始 卵の状態
5/11        卵に変化が見られず屋外へ
5/14        卵が壊死している可能性が高い。
          新しく卵を送ってもらう。
          朝届いた卵が昼過ぎに孵化。
          体長2.5mm
5/20        第二体節あたりが白く変わってくる。
5/22        上半身を反らす「眠」が観察できた。
5/26        体長が1cmに到達。
6/1         体長が2cmに到達。
6/4         体長が3cmに到達。食欲が旺盛で
          活発に動いている。
6/8         体長が4cmに到達。ほとんどの蚕が
          白い体になっている。
6/12        体長が6cmに到達。
          クリーム色の蚕が多くなってくる。
          蚕が一頭茶色に変色した。
6/14        まぶし設置。
6/16        体長が7.3cmに到達。
          以降は伸びず。
6/22        体長が3.5cmに縮み、黄色く変色。
          営繭(えいけん)始まる。
6/30        すべての蚕が繭になる。
7/6         繭からカイコガが羽化する。
          体長2.6cm・翼長4.2cm。
          数時間して交尾をする姿を確認。
7/7         産卵する。
7/21        カイコガが死ぬ。          
7/24 レポート終了 最後のカイコガ死ぬ。          

カイコガ・卵 14:00撮影

それでは日付別体長表をご覧ください。
日付別体長600pixel



孵化からの日数・・・69日
カイコガの体長・・・26mm(個体差あり)
カイコガの翼長・・・42mm(個体差あり)
卵の大きさ・・・・・1mm

 

今日のくわとかいこ(7月23日分)

皆様こんにちは。
いつもご覧いただきありがとうございます。

株式会社 山嘉精練
が育てる桑と蚕の成長をお伝えいたします。

それでは61日目のレポートをご覧ください。
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7月23日(木)
はれ
天気DSC01766
日中は晴れていたのですが、夕方に撮影したため、雲が出てきました。
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外気温 31℃  外湿度 49%
桑畑DSC01765

桑の葉DSC01763

ひまわり畑DSC01767
遠くのひまわり畑です。
みんなこちらを向いていました。

桑 16:18撮影
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飼育室温度 28℃ 飼育室湿度 41%
応接室DSC01768

壁ガDSC01769

繭ガDSC01771

卵ガアップDSC01773
将来この卵を冷蔵保存しておけば、秋や来春に孵化させることができます。
今後、この卵をどうするかは決まっていませんが、また今回のレポートをさらに充実させて展開できればと思います。

カイコガ・卵 17:15撮影


孵化からの日数・・・68日
カイコガの体長・・・26mm(個体差あり)
カイコガの翼長・・・42mm(個体差あり)
卵の大きさ・・・・・1mm


では、次回レポートをお楽しみに

今日のくわとかいこ(7月22日分)

皆様こんにちは。
いつもご覧いただきありがとうございます。

株式会社 山嘉精練
が育てる桑と蚕の成長をお伝えいたします。

それでは60日目のレポートをご覧ください。
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7月22日(水)
くもり 一時 雷雨
天気DSC01756
22日は世界中が注目した天体ショー「皆既日食」が46年ぶりに観察できる日でした。
私はどうしても手が離せなくて、撮影することも見ることもできませんでした。
弊社スタッフは一瞬の晴れ間から観察できたと喜んでいました。
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外気温 28℃  外湿度 56%
桑畑DSC01755
草刈りを行いスッキリしました。

桑の葉DSC01754

背丈DSC01753
膝ほど高さだった桑の枝が、2か月超で2mを超えました。
身長175cmの私も圧倒されてしまいます。

桑 12:52撮影
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飼育室温度 26℃ 飼育室湿度 49%
繭に産卵DSC01759

ガ死すDSC01760
力尽きた2匹目カイコガです。

壁ガDSC01757
壁のカイコガはまだ元気なようです。
すべてのカイコガの動きが鈍くて、活発なのかどうかの判断が難しいです。
人間の寿命を70歳とするならば、カイコは1日で1歳ほど歳を取ります。1週間(7年)以上同じ場所に居続けることは、耐えられません。

昆虫は卵を産むと死んでしまう種がほとんどです。
動物も子育てが終わると死んでしまうことが多いです。
それに比べて、孫やひ孫を見られる人類は素晴らしいものですね。


カイコガ・卵 17:36撮影


孵化からの日数・・・67日
カイコガの体長・・・26mm(個体差あり)
カイコガの翼長・・・42mm(個体差あり)
卵の大きさ・・・・・1mm


では、次回レポートをお楽しみに

今日のくわとかいこ(7月21日分)

皆様こんにちは。
いつもご覧いただきありがとうございます。

株式会社 山嘉精練
が育てる桑と蚕の成長をお伝えいたします。

それでは59日目のレポートをご覧ください。
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7月21日(火)
雨時々くもり
天気DSC01746
雨―空から落ちる速度は、大きい粒で9m/sec.にもなります。
雨粒の大きさは通常0.1〜3mm程度。
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外気温 25℃  外湿度 80%
桑畑DSC01745


桑の葉DSC01743

桑の葉から景色DSC01744
画面内は植物の緑でほぼ埋め尽くされています。
冬とは町の香りが違います。

桑 12:52撮影
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飼育室温度 25℃ 飼育室湿度 70%
応接室DSC01747

繭に産卵DSC01750
卵ですが、産卵から2週間ほど過ぎています。

繭卵ガDSC01749
別の卵です。

壁カイコDSC01752
いつもの壁のカイコガです。

そして・・・
カイコガ死すDSC01748
ついに力尽きたカイコガが出ました。

卵から孵った時から数えて66日目のことでした。


カイコの一生をレポートしてきたことで、私たちスタッフはカイコに詳しくなり、愛着を持って接することができました。

命が一巡したという区切りで、7月末日を持ってレポートを一旦終了とさせていただきます。

またこの新しい命が宿った卵を孵す時に、改めてご紹介できればと思います。
終了予定の今週いっぱい、よろしくお付き合いくださいませ。


カイコガ・卵 12:54撮影


孵化からの日数・・・66日
カイコガの体長・・・26mm(個体差あり)
カイコガの翼長・・・42mm(個体差あり)
卵の大きさ・・・・・1mm


では、次回レポートをお楽しみに

 

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