日々是好日(にちにちこれこうじつ)

めまぐるしく移り変わる日々に一喜一憂するなかで、昭和47年生まれの若輩が人と出会い、書物と出合い、多くを考え、学び、
そしてシルクの糸と社員の成長へと注ぎ込む。そんなプロセスを断片的ではありますが、お伝えしていきたいと思います。

人の死の先の出来事

私が仕事を始めて間もない頃、取引先のご年配の社長さんに声を掛けられた。

「君は〇〇さんのお孫さんか?」

「はいそうです」

「ワシが若い頃、あんたのお祖父さんに『□□青年、今日も気張ってるな。頑張りや』

と、よく声を掛けてもらった。本当によくしてもらった。だから、わしはあんたを信用する。あんたも頑張りや。」

と、言って頂いた。

まだ何の成果もあげてないのに初対面の私を信用してくださる。

私が幼い頃に亡くなったお祖父さんの影響を20年以上過ぎても受けている。

有難いとう気持ちよりも先に、お祖父さんの信用を壊してはならないと思ったのと同時に、逆だったら恐ろしいなぁと感じた事を今でも覚えている。

そして今もこの誇りは私の中で生きている。 

 

今朝、小林麻央さんが亡くなられたという速報が流れた。

ご自身も34歳という若さでもあり、2人の幼いお子さんがいらっしゃったことを思えば、何とも居た堪れない。

改めて、どんなお立場や境遇の人であっても、人は必ず死ぬのだな・・ということを実感した。



人の死は必ず訪れる。

どうせ死ぬなら懸命に生きよう。


そして自分が死んだ後に残された人々が誇れるような生き方をしよう。

 

ご冥福をお祈りするとともに、大切な事を思い出させて頂き、その想いをここに記しておきます。
 

平成296 23日 山内 伸介

個性

新年明けましておめでとうございます。

さて、年が明けて、15日も過ぎ、ようやく?今頃? ではありますが、お正月休みのようなゆったりとした時間を過ごす事ができました。

さて、新年明けて早々ではありますが、神戸まで「日本衣装絵巻卑弥呼から篤姫の時代まで」を見に行ってきました。

そこでは時代別、年代別に日本人が着ていた衣装の移り変わりが展示されているのですが、

弥生時代には既に今の着物の原型が存在しており、その着物には多彩な柄や配色が施されていて、当時の日本人の感性の豊かさ、ものづくりへの探究心、技術力、そして何より個性的なことに驚きました。


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そして、その古からの流れを引き継ぎ、この平成の時代においても多くの日本人が着物を着ます。特に1月には成人式があり、今年もテレビや街中では振袖姿の女性が多く見られました。

色鮮やかな振袖姿の女性を見たら、外国人だけでなく、我々日本人のだれもが

「日本は豊かな国だ」と改めて実感することでしょう。

しかし、CDDVD同様、着物も今やレンタルが主流。

確かに着物の保管や管理、着替える場所など考慮すると、現代においてはレンタルで済まそうと考えるのもわからなくはありませんが、着物作りに関わってきた職人が激減している現状を目の当たりにした時、先人が積み上げてきた大切な技術と共に受け継がれた思想まで失くしてしまうような気がしてなりません。



ダーウィンが言い残した「強いモノが生き残ったのではない。賢いモノが生き残った訳でも無い。変化に適応したモノが生き残ったのだ」という言葉をよくビジネスの現場でも耳にします。

確かにそうなのかもしれません。

しかし、合理的=豊かさ とは私には思えません。

また、最新=最高 でもないと思います。

日々の生活において、ぶつかった壁を勇気や努力で乗り越える事で芽生える心遣いや開眼。

その小さな変化への対応から逃げず、先送りにせず、何よりごまかさずに丁寧に向き合う先に個人の成長があり、感性とか責任感といった数値化できない感覚が養われるのではないでしょうか。

今では人並み以上の健康な身体で生活していますが、

少なくとも、幼少の頃、体が弱く、小学校の体育の時間はほぼ見学だった私には、普通に生活するために「気合と根性」が必要でした。



今年は流れに流されるのではなく、自分を磨き個性を大切に過ごしたいと思います。




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1年の締め括り

 早いもので今年も残す処ラスト1週間を切りました。

本当にあっという間に1年間が過ぎ去ろうとしています。

 お陰様で、弊社は今年も大きな事故やトラブルもなく無事に1年の締め括れそうです。

これも社員の頑張りと、支えてくれるそのご家族のお陰であることは当然ですが、常に欠品なく材料を運んで下さる仕入先様、お仕事をご依頼下さるお取引先の皆様、機械が壊れても即座に修理に駆け付けて下さるメーカーや整備会社の皆様など、数え出したらキリがない程多くの皆様に支えていただけているお陰であります。

こうして年の瀬に1年を振り返ると自分自身日々の不十分さと共にまた新たな気付きを得る事ができます。

私的には注意はしているものの、慣れからくる怠慢や高慢、頑固な心、利己心を大いに反省する年でありました。

商売においては、各地で生産に携わる方々の「高齢化や後継者不在の現実」と「日本国内で生産される繊維の自給率が壊滅的な数字」を知れば知るほど危機感が高まります。

特に我々が扱いますシルクには永い歴史や伝統があり、過去の成功体験が大きかった分だけ負の遺産として今大きくのしかかっているように思います。

私は業界の全盛期が過ぎ去った後に仕事を始めたのですが、それでも無意識での変化に抵抗する気持ちの刷り込みが驚くほど根強く、この刷り込みを突破する精神力がこれほど必要だと実感した年はありませんでした。

しかし、「文化の育たない国に民族の未来はない」と言いますから、次世代に残すべき思想と文化を念頭に置いて、来年もこの日本で絹の仕事に携わる決意を新たに邁進して参ります。

 

 

さて、

来年は「丙(ひのえ)申(さる)ニ黒土星」の年です。

慣れを捨て初心に帰り、姿勢を正し、挨拶、整理整頓を常に心掛け、一から始める。

 また「申」のごとく、去年より一層の行動を心掛けたいと思います。

そしてまた来年の年の瀬には、達成感を味わいながら、1年を振り返ることができればと思います。

この気持ちを1年間維持する事を目標に頑張ります。

 

今年1年間、誠にありがとうございました。

明くる年も、何卒よろしくお願いします。

 

株式会社 山嘉精練

代表取締役 山内 伸介


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