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昨晩、書家である俵越山氏に叱咤激励された。


京都伝統産業青年会主催による俵越山氏の講演会に弊社スタッフである西田と参加してきました。


講演会では、越前屋俵太時代からの発想や行動など熱い想いを軽快なトークにのせて聴かせて頂いた。

終盤、書家である俵越山氏ならではの方法で


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『失敗を恐れない心が伝統を支える』というメッセージを筆に託して伝えて頂いた。


大きな紙の上で息を切らせながら祈りを込めて書き上げて下さった。

 

出来上がった作品が吊るされた瞬間、一斉にフラッシュが光った。

 

その時である。

「写真を撮るな!心に刻め!!」


館内に響き渡る大きな声で久々に怒鳴られた。そして背筋が伸びた。

 

この言葉に込められた意味を文章にするのは難しい。

 

物凄く沢山のメッセージが込められていた様に思う。

 

しかし、文章にしなければ今の感覚はいずれ薄れてしまうから、今の内に文章におこしておきたい。

 

お前たちはこれから先人先輩が続けてきた仕事を受け継ぎ、

 

成長させ、次の世代へと引き継ぐ役割を担っている若者たちだろう、

 

上手く生きるためには利口な事も必要かもしれない、しかし、

本物の物造りは先輩のコピーで終わったんではいかんやろ!


心で感じて一心不乱に向き合えと伝えているのに、カメラで映像を保存して満足するな。

 

ワシの伝えたい事を何か1つでもいいから感じ取ろうと自分自身で向き合え。

 

と聞こえたように感じた。

 

私は今までの人生で怒られた事しか覚えていない。

 

鉄が叩かれて鍛えられるのに通じるのかもしれない嬉しい感覚だった。

 

29歳で染屋の社長となった。

 

何も分からないのに、自信だけはあった。人より努力できる自信。

 

才能はなくても学力はなくても、同じスタートラインから仕事を始めれば誰にも負けない。

 

その人よりも努力すればいいと思っていたから。

 

しかし、振り返ってみると自分でも気付かないうちに小さくこじんまりとなっていたのかもしれない。

 

誰かに指摘された時のことを考え、先に言い訳を探していたのかもしれない。

 

知らず知らずの内に賢い自分を演じていたようにも思う。

 

ただの世間知らずの若造なのに。


俵越山氏からとても大きなメッセージを受けた。



春だ、今日は朝から天気がいい。大きく深呼吸するだけで幸せな気分だ。

 

もうすぐ桜も咲く。

 

私たちも桜に負けないような素晴らしい色で春風をお届けしたい。