日々是好日(にちにちこれこうじつ)

めまぐるしく移り変わる日々に一喜一憂するなかで、昭和47年生まれの若輩が人と出会い、書物と出合い、多くを考え、学び、
そしてシルクの糸と社員の成長へと注ぎ込む。そんなプロセスを断片的ではありますが、お伝えしていきたいと思います。

2011年07月

祇園祭

社長の顔写真今年も京都に夏が訪れました。

と言いましても、弊社では

ジリジリとした真夏の太陽+染場の暑さ=既に夏本番!!

ではあるのですが、

気持ちの上ではこの祇園祭で夏の始まりを告げます。

 祇園祭 山鉾巡行

たくさんの屋台や浴衣の人に目を奪われ、大きな鉾は有るな〜くらいにしか目が向かない人もいらっしゃるでしょうが、鉾の装飾品はどれも素晴らしいモノばかりです。

ココにも縁の下の力持ち的な、京都の伝統技術が存在します。

突然ですが、鉾も各町内の人々が管理しているってご存知でしたか?

以前私が勤めていた会社が烏丸仏光寺という場所(四条烏丸から徒歩5分程度)にありまして、

働き出した頃、7月は町全体が祇園祭を中心に動く事に大変驚きました。

最初、あらゆる道が通行止めとなり、「これじゃ〜仕事にならない」なんて思いましたが、

会社のスケジュールの中心には『祇園祭』が最優先に掲げてあり、仕事も浴衣で行った記憶があります。

夜から朝にかけては当番で鉾の見張り(日本酒を呑んで朝まで地元の人たちと語りつくす)

なんかもありました。

提灯の明かりに照らされながら茶碗で日本酒を呑むと、なんだか時代をタイムスリップしたような雰囲気になり、

普段の時間の流れよりもとてもゆっくりとしていて、とても心地よかった。

 

祇園祭の楽しみ方は様々でしょうが、是非来年の祇園祭では、鉾の近くにあるパイプ椅子に腰を下ろし、

茶碗で日本酒を頂きながら、その町の方々と話をするってのは如何でしょうか?

ただし1点だけ注意があります。

その時には浴衣でご参加ください。

それも、最近はやりのギラギラしたピンクや蛍光色の浴衣ではなく、

昔からある落ち着いた雰囲気の浴衣がお勧めです。

 

もしかしたら、ふっと時代をタイムスリップした雰囲気まで味わえるかもしれませんよ。

 

豆知識:祇園祭は東北地方で大地震が起きた869年、災いを引き起こす怨霊を鎮めるために行われた社長落款 データサイズ縮小 背景透明ことが起源とされるそうです。

祝 なでしこJapan ワールドカップ優勝!!

社長の顔写真皆さん、すでにご承知の事でしょうが、

‘なでしこJapan’がワールドカップで優勝しましたね。

偉業?快挙? 言葉が見つかりません。

なんと、とてつもない事を遣り遂げたのでしょうか?

 

信じられません!!

 

自然と涙が溢れてきました。

 

おめでとう!!

おめでとう!!!

そして、ありがとう!!!!

 2011サッカー女子W杯 日本代表の快進撃

後付けでいろいろ言う人は居るでしょうが、彼女たちには何も言えないと思います。

大好きなサッカーのために、世界で1番努力を積み重ね、結果を出した人たちなのですから。

 

いまさら書く必要も無いほど何度も放映されていますが、このブログを後で読み返した時

わかるようにちょっとだけ解説を入れておきます。

 

決勝の相手アメリカは、世界ランク1位であるだけでなく過去20年間で24戦して321敗という、日本からしてみれば絶望的な相手。

'08年の北京五輪準決勝でも対戦し、明らかな力の違いを見せられ24でねじ伏せられた苦々しい記憶もあります。今大会直前に愛媛で行われた親善試合でも2戦とも02で敗れています。

 

アメリカからすれば、日本はカモだったと思います。

 

 

それに対して‘なでしこJapan’は「選手が所属していた倶楽部が廃部となり、サッカーの出来る環境を求めて海を渡った」とか、「レジ打ちのバイトで生計を立てています。」

という言葉の通り、決して恵まれた環境で調整してきたのではなかったようです。

 

しかし、『1人1人が諦めない気持ち』で戦い、耐えに耐えた結果、関係者ですら想像していなかった

ワールドカップ優勝。

 

知れば知るほど、凄いです。

HeroHeroineは直ぐ隣に居るんですね。

正直、今まであまり関心がありませんでしたが、これからは男子サッカー同様、

応援していきたいと思います。

 

 

 

震災を受けてからの被災地の方々の行動で、世界に日本人は本当に凄いと認識されたようですが、「純愛」「大胆」「勇敢」という花言葉の通り

‘なでしこJapan’の活躍で、更に心折れない日本人という印象を強く伝えられたんじゃないでしょうか?

 

‘なでしこJapan’を誇りに思います。

 

最後に、決勝の試合を見て硫黄島の戦いと重なり合う部分が多くあるな〜と思い起こしたのは私だけでしょうか? 社長落款 データサイズ縮小 背景透明

温故知新

社長の顔写真

前回「今の若者たちは凄いんです」というブログを書きましたが、

75日、その「きょうのくわとかいこ」について京都新聞に掲載して頂きました。

京都新聞様、弊社の取り組みを取材して下さりありがとうございました。

京都新聞かいこ記事
 

こうして新聞を通してみると、随分立派なことをしている印象を受けますが、

この地で蚕を飼うという作業自体、昔から繰り返し行われてきた事であり、

新たに始めた事ではありません。

 

絹を扱う者が絹について学ぶ。

これも普通の事です。

 

しかし、この普通の事をしなくなるとヤヤコシくなるんですね。

 

75日の「きょうのくわとかいこ」で

今までは、絹糸に対して特に深く考えずに、精練や染色をしていました。

仕事柄、絹糸をつい工業製品と捉えてしまいがちですが、

カイコの命の結晶を扱わせてもらっているのだと、

改めて感謝の気持ちを持つようになりました。

命の大切さを学んだ一カ月半でした。

 

と、書いてありました。

頭ではわかっていても、実際に体験しないと肚に入らない事はたくさんあります。

私たちの仕事は、技術を伝承するためには心遣いも伝承する必要があると思うのです

この様な文章を書いてくれただけでも、「きょうのくわとかいこ」を続けてきた意義がありました。

この僅かな期間でこれだけの大きな学びを得てくれた事が本当に嬉しくて仕方ありません。

 

絹糸だけでなく、全ての物には命が有り、輪廻転生を繰り返す。

その一瞬を共有していると思えば、日々起こる現象に一喜一憂し、心乱れる事も減ってくると思います。

蚕よりは少し寿命は長いですが、私たちも限りある時間、限りある存在なのですから、

喜んで生きなければいけないと思います。

東日本大震災を経験した直後だからかもしれませんが、社長落款 データサイズ縮小 背景透明

特にその様な事を考えるようになりました。

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