6月も半ばを過ぎ、今年も半年が経過しました。

今年は本当に時間が経つのが早く感じます。

 

先日、ステキな知人から「真綿詣で」(財団法人日本真綿協会 2008年発行)

という本をご紹介頂きました。

 

真綿詣で 表紙

 

「現代日本に伝わる真綿にゆかりの祭礼、神事、ご利益などを紹介している」本です。

真綿というのは、「綿(めん)」だと思っている人もいらっしゃるかもしれませんが、蚕が作った繭を煮て引き延ばした「絹」なんです。

軽くて、暖かくて、それはそれはステキなシルク。

昔の人は自然との調和を大切にするだけでなく

大切な想いを後世へと継承するために、様々な工夫を凝らしてこられたんだと改めて感動します。

 

今、日本国内で販売されている繊維製品で国内生産は僅か3%

この数字を見て「商売あがったりや」なんて事ではありません。

 

日本人の暮らしの基礎となる衣食住で見ると

衣=3

食=39

住=26.6

 

ものづくりとは「暮らしに求められるものを作る」事ですから

日本国内で日本人が使用する“もの”が作れなくなるという事は、

私たちの暮らしが作れない、

まさに支給や配給の世界となってしまいます。

 

京都をはじめ、多くの外国人が日本に憧れ、旅行に来る目的の一つには

歴史のある街や文化の中から、物量的豊かさとは違う何かを感じているんだと私は思っています。

 

確かに、「安く」「早く」「大量に」仕入れようとしたら海外の工場に依頼するという選択になるかもしれませんが、

これからも、日本人が日本人的発想で日本人らしく暮らせるために

未来の日本のためにも、自分たちが求めるものを自分たちで作れる環境はとても大切です。

 

そのために私であれば、日本の中に「絹糸を扱う技術を残そう」と懸命に考え行動しています。

難しいことですが、やらねばならない事業です。

 

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