2013年06月

2013年06月27日

お待たせいたしました!川上未映子さんご紹介を新刊「愛の夢とか」と共に

本日は長らくお待たせしておりました川上未映子さんのご紹介です。美貌と聡明さを兼ね備えた素敵な女性なのですが、内容はなかなか一筋縄ではございません。一歩踏み込んだ人間の自我やオルター・エゴの探究を感じる作風は間違いなく川上未映子という作家性のなせる業。では早速、川上未映子さんのご紹介を最新刊「愛の夢とか」と共にどうぞ。

 

「愛の夢とか」@川上未映子

出版社:講談社

発売日:2013年3月29日

価格:1470円(税込)

■収録作目次

アイスクリーム熱

愛の夢とか

いちご畑が永遠につづいてゆくのだから

日曜日はどこへ

三月の毛糸

お花畑自身

十三月怪談

作品紹介HP:http://bookclub.kodansha.co.jp/books/topics/ainoyumetoka/

 

【著者紹介・講談社WEBより】

川上未映子 (かわかみ・みえこ)

1976年8月29日、大阪府生まれ。
2007年、デビュー小説『わたくし率イン 歯ー、または世界』が第137回芥川賞候補に。同年、第1回早稲田大学坪内逍遥大賞奨励賞受賞。2008年、『乳と卵』で第138回芥川賞を受賞。2009年、詩集『先端で、さすわ さされるわ そらええわ』で第14回中原中也賞受賞。2010年、『ヘヴン』で平成21年度芸術選奨文部科学大臣新人賞、第20回紫式部文学賞受賞。2013年、詩集『水瓶』で第43回高見順賞受賞。本書は『すべて真夜中の恋人たち』(2011年)以来の小説作品であり、著者にとって初めての短編集となる。

【作品紹介】

『ヘヴン』『すべて真夜中の恋人たち』…そして、新たな世界の扉が開く。

なにげない日常が動き出す瞬間をとらえた、心揺さぶるストーリーズ。川上未映子の多彩な魅力が詰まった、初めての短編小説集!

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わずぷはっ吹き出しちゃいました。

 

何が?って、表題作の「愛の夢とか」。最近女流作家さんの小説ばかり読んでいたのですが、なるほど川上未映子さんの人気が頷ける。この方の世界観、いや、世界の作り方が非常に心地良いんですね。『ヘヴン』のあの手紙を受け取った瞬間のように。

恋愛に関わらず、人間関係が深まるきっかけというのがあると思います。もっと平たく言えば、他者の介在できない二人だけの世界ができる瞬間。それが例えば二人だけにしか理解できない言葉であったり、倫理観の共有であったりすると思うのですが。

さて、私が思わず副都心線・要町駅あたりで思わず吹き出してしまったのは『愛の夢とか』内の登場人物が些細な動機で出会い招かれ、お互いの理解が希薄な中での両人の名前を確認するくだり。この名前を確認した瞬間、乗っていた副都心線通勤急行よろしく、急加速して小説になる。二人だけの世界が完成した瞬間、物語は文学へ。ここから文学の関愛に引き込まれた私は池袋で丸ノ内線に乗り換えて大手町に行かなければいけないのに、そのまま乗り過ごし渋谷まで。いや、うすうす感づいていたのです。今池袋なんじゃないのか、と。乗り換えないと出社に間に合わないんじゃないか、と。…というくらいに今思い起こしても熱が蘇ってきます。

 

もう一つ言及しなければならないのが同作内にも出てくる3.11、東日本大震災以後へのスタンス。作家にかかわらず映画や芸術など、多くの創造する人たちが避けて通ることが出来なくなっているテーマの一つだと思うんです。映画でたとえればあの園子温監督が『ヒミズ』に東日本大震災のテーマを差し込んできたように、読み手、受け手にとっても多くの作品を通して東日本大震災以後の考えるべきテーマがぶつけられていると思うのです。完全に私見ですが、いままで多くの小説・映画・芸術作品を通して投げかけられてきた大震災以後の向き合い方について、私が一番スーッと腑に落ちたのはこの川上未映子さんです。タイミングや時間の経過もあるでしょうが、少なくとも今の私には川上さんのこのコミットメントが心地良かったのです。

 

ということで川上未映子さん『愛の夢とか』は是非多くの方に読んでいただきたい一冊です。とても読みやすく、短編集なので通勤や休憩時などなど気軽に手にとって読むことが出来ると思います。今週末の読書に如何でしょうか?『愛の夢とか』を読んで素敵な植物の鉢植えを買ったら、新しい世界の扉が開くかもしれません。

 

※今回私が川上未映子さんの著作で読んだのはコチラです。

どれも素晴らしい作品でしたが、あえて言うならば…うーん悩む。

三冊とも読んでいただきたいです!

【チーフY】

 



sankei_kurashi at 20:55|PermalinkComments(0)指定なし 

2013年06月25日

■閑話休題■フジサンケイグループ事務局のプロジェクト参加につき…

ご無沙汰しています。梅雨の雨空いかがお過ごしでしょうか。えーとですね、久しぶりの更新になってしまったのには理由がありまして。実は私は今年の4月からフジサンケイグループ事務局のプロジェクトチームに社を飛び越えて参加しています。ここで新しいプロジェクトを立ち上げるのですが。コチラが急遽多忙になりまして、会社訪問に取材、そしてことあるごとに台場に駆けつけなくてはならず…という更新できなかった言い訳なのです (´;ω;`)
 

さて、気を取り直して明日からは新刊のご紹介を。いい加減に記事を書け!という講談社の担当様からの声が聞こえてきそうな、川上未映子さんのご紹介から太田出版注目の「8月のソーダ水」、そして意外なところでは岩波書店さんの文庫も取り上げさせていただきたいと思いますので呆れずにお付き合いを。

 

ということで台場と言えばこちら。

 

…懐かし。私はガンダム世代なのです。当時はやっていたガンダムのプラモデルをお正月に近所のおもちゃ屋に買いに行きました。ズゴックしか売れ残っていなかったけどいい思い出。

 

本文とは関係ありませんが先日友人と買い物に出かけた際に驚く。

左手に紐が巻いてあるぞな。これかっこいいの…というのは置いといて、この友人、服はすべて通販で買うのです。夜中にネットして欲しい物があるとクリック。しかしこの紐を通販で買う感覚がわからない。そこまでしてほしくないでしょ?左手のその箇所になくてはならないなものなのか?出身の高崎では流行っているのか?

 

そんな私は時間があるとコチラの練習。

ギター弾く時間があるなら記事書けよ!という全員の突っ込みが聞こえてきますが、これも仕方がない。ライブが控えているので少ない練習時間でも頑張らなくては。普段はDJなのですがギターもそれなりに。ギターはLespaul(レスポール)。どんなバンド、どんな曲でも私はレスポールで弾くのです。

 

課題曲はこちら。

レッチリ。てっちりではありません。それはフグ鍋です。ジョン・フルシアンテのテレキャスターをレスポールで弾く私。フェンダー好きじゃないんだよなぁ。

 

ではでは明日から初心に戻って書籍紹介のラッシュラッシュ!再びのお付き合いをよろしくお願いいたします。

 

【チーフY】



sankei_kurashi at 11:33|PermalinkComments(0)指定なし 

2013年06月13日

「新潮」7月号のご案内。週末読書にぜひ

昨日お知らせした通り、本日は「新潮」7月号のご案内です。平野啓一郎さんの「Re:依田氏からの依頼」を筆頭に三島由紀夫賞の発表もありますのでお見逃しなきよう。

 

「新潮」7月号@新潮社

出版社:新潮社

発行日:毎月1回7日発行

定価:900円(税込)

HP:http://www.shinchosha.co.jp/shincho/

 

まずは何はともあれこれ読んでくださいよ、コレ!!

平野啓一郎

「Re:依田氏からの依頼」

 

スンゴイの読んじゃった。

うわぁ~こういう小説に出会えるからこそ文芸誌をリアルタイムで読む醍醐味がある。平野さんの著作は「日触」以後ぽろぽろと読み、「滴り落ちる時計たちの波紋」と「顔のない裸体たち」が好きなのですが、今回の「Re:依田氏からの依頼」を読み、平野さんは更に加速度を増して突き進んでいる印象を受けました。もう読者の方は有無を言わさず書店にGO。

 

そして「新潮」7月号は第26回三島由紀夫賞の発表。

相変わらずのご謙遜、もっと目立たせてもいいと思うんだけどナ…。

 

「しろいろの街の、その骨の体温の」@村田沙耶香さん受賞おめでとうございます。選考委員は川上弘美さん、高村薫さん、辻原登さん、平野啓一郎さん、町田康さん。一番びっくりしたのが候補作品の中にいとうせいこうさんの「想像ラジオ」があったこと。なんか不思議な感じを受けるのは私だけでしょうか。村田さんスゴイですね。これで群像新人文学賞・野間文芸新人賞と三冠。プロレスで言えばインター・ナショナルヘビー級とUNヘビー級、PWFヘビー級の全日本プロレス三冠ですよ。これで芥川賞とればIWGPとったようなものなので村田さんは日本のプロレス界統一ですよ、ってね、何を書いているんだか。

 

まだまだ7月号はすごい。

■猫の香箱を死守する党 木村友祐

■蛸の夢 門脇大祐

そして新連載が…

■小林秀雄 大澤信亮

 

では、ようやく雨の降り始めた梅雨空ですので、週末はゆっくり読書を。

【チーフY】



sankei_kurashi at 23:24|PermalinkComments(0)指定なし 

2013年06月12日

【閑話休題】イワシ料理グランド・フィナーレ! そんなことより平野啓一郎がすごいことに!

さてさて、週末から続く我が家のイワシ尽くし。本日のイワシのパスタでフィニッシュ。アンチョビのように使い、オイルとにんにく、唐辛子で絡ませれば出来上がる。オーガニックワインに合います。

 

イワシのオイルパスタは濃厚な味わいなのでした。

 

・・・なんて悠長なこと書いていたらゴイの読んじゃった。

 

7日に発売された「新潮」7月号平野啓一郎さん「Re:依田氏からの依頼」。これはスゴイ。こういう小説に出会っちゃうから文芸誌にはリアルタイムの醍醐味があるんですね。これ、皆様にもお読みいただきたいです。なので、明日は川上未映子さん「愛の夢とか」と内容を変更して「新潮」7月号のご紹介を詳しく。川上さんは金曜日にじっくりと。

【チーフY】



sankei_kurashi at 15:22|PermalinkComments(0)指定なし 

2013年06月11日

【閑話休題】イワシ三昧これでもか!! 壁の本、いや、本の壁

昨日ご案内した小手鞠るいさんの反響をいただいています。また、多くの方にお読みいただいたご様子、重ね重ねお付き合いありがとうございます。さて、週末はおいしそうな鰯=イワシがたくさん手に入り、早速のイワシ三昧。ウチで採れるハーブと合わせて料理開始です。

 

料理の前にハーブの収穫。

左からバジル、イタリアンパセリ、シソです。

 

まずはイワシのマリネから。

 

つづいてズッキーニとイワシのバジル包みです。

 

更にイワシのオイルオーブン焼き。

 

最後はいわしの香草パン粉焼き。

 

さてさて、そんな私が週末にデータ整理をしていると驚きの写真が。引っ越してきたばかり、まだ本棚がない時の私の部屋ですが、これはさすがに私も引きます。これ、よく片付けたナ…。

 

明日はいよいよ川上未映子さんのご紹介です。美貌と才能を備えた素敵なミューズのご紹介をお楽しみに。そして今回私が川上さん関連で読んだのはこちら。

 左から「わたくし率イン 歯ー、または世界」「乳と卵」「ヘヴン」。諸々の事情で三冊しか読めなかったのですが、イイのよ。どれもイイのよ!!

 

【チーフY】



sankei_kurashi at 11:28|PermalinkComments(0)指定なし