2013年08月

2013年08月29日

映画「人類資金」 完成報告記者会見レポ

 

人 類 資 金

 

M資金を盗み出せ!

世界経済を揺るがす禁断のマネーゲームがいま始まる。

 

 

 

(C)2013「人類資金」製作委員会

 20131019公開

 

 

<STORY>

M資金詐欺を繰り返す真舟の元に、ある時一人の男が現れ「財団が待っています」と告げる。財団とはM資金を管理運営している日米の秘密機関の俗称だった。

「M資金は本当にあるのか?」半信半疑の真舟だったが、次々に起こる異常事態に巻き込まれ、この秘密資金を巡る争いに引き寄せられていく。

旧日本軍の隠し資産「M資金」を題材に、『亡国のイージス』の福井晴敏と阪本順治監督が再び共働。
永遠の経済成長を求め、必要以上の金を奪い合う現代の資本主義に切り込んだ問題作。
ロシア、タイ、日本、アメリカのニューヨークにある国際連合本部と、4か国で撮影。

主演は、佐藤浩市。その他、香取慎吾、森山未來、観月ありさ、仲代達矢ら錚々たるキャスト陣が終結。

 

 

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8月27日(火)、シャングリ・ラ・ホテル東京にて、完成報告会見が行なわれました。

 

当日は、主演の佐藤浩市、森山未來、仲代達矢、監督の阪本順治、原作者の福井晴敏が登壇。

フォトセッションでは、映画の中でも真舟(佐藤浩市さん)が報酬として手に入れた50億円分の札束のレプリカが登場し、華やかな記者会見に。

 

 

 

 

福井晴敏さん:今回の企画は、今日という日がよく迎えられたと思うくらい、成立させるのが大変でした。今の邦画の状況の中で「経済」というテーマは間違いなく売れるという感じではないんですが、今ちょうど「半沢直樹」で経済の追い風が吹いているので、この映画も大ヒットさせて、倍返しできればと思っています(笑)

と、半沢ネタも飛び出し、笑いを誘ってました。

 

阪本順治監督:この映画を着想したのは33年前で、こういう題材にチャンレンジしたいと思い続けて、今日が迎えられました。2006年に原作を福井さんにお願いして、それからしばらく“人類”はあったけど、“資金”がなくて7年かかりました(笑)。でも、逆に、このタイミングでこの映画を発表できてとても良かったと思います。この国の見えないルールは、これでいいのだろうか?と、今回は観客に向けてだけではなく、日本の方々に向けて作りました。僕らがこのような企画に手をつけなければ、一生誰も作れないだろうという自信もあります。皆さん、どうぞ応援して下さい。

 

佐藤浩市さん:M資金を題材にして、こういう風な作品になるとは思いませんでした。骨太なエンタテインメントになってると思います。

 

仲代達矢さん:昔の映画の世界というのは、政治を徹底的に叩いた社会派映画というのが多かったし、娯楽映画と社会派とも別れてもいました。そんな中、この『人類資金』という作品は、エンターテインメントな部分も含めて社会派という意味を持っている映画だと思います。

 

森山未來さん:台詞の中にもあるんですけど、今の世間が行き詰ってるとか、限界を感じてしまう何かがあるとしたら、この映画を観ることで、そこから先の景色が見えるような作品になっていればと思います。

 

と、この映画に関する熱い思いを聞くことができました。

 

今回、仕事の都合で出席できなかった「M」役の香取慎吾や、オダギリジョー。

海外からニューヨーク大手銀行員にヴィンセント・ギャロ、その仲間にユ・ジテなど国内外から集まった豪華キャスト陣となっています。

 

公開は、10月19日全国ロードショー。

 

 



sankei_kurashi at 14:25|PermalinkComments(0)映画 

2013年08月28日

遂に登場!第149回芥川賞作家藤野可織さん『爪と目』は乾坤一擲の作品!

先月、第149回芥川賞を受賞した藤野可織さん。文藝春秋の受賞作掲載号も先日発売され、ようやくひと段落でしょうか。京都ご出身の藤野さん。生八ッ橋の様な上品な小説をお書きになられるのか、と勝手に想像していたのですが、ところがドッコイ、この作品が凄い。いや、怖い。恐ろしい。受賞会見で拝見した穏やかな笑顔の裏で、このような恐ろしい物語を紡ぐペルソナをお持ちとは。では早速ご紹介を。タイトルホルダーにしか許されない金色のコシマキに堂々たる“芥川賞受賞”の文字。

 

『爪と目』@藤野可織

 

 

発行:新潮社

著者:藤野可織

価格:1,200(税別)

発行日:2013725

作品紹介HPhttp://www.shinchosha.co.jp/book/334511/

 

【著者紹介】

1980年、京都市生まれ。同志社大学大学院美学および芸術学専攻博士課程前期修了。2006年、「いやしい鳥」で第103回文學界新人賞受賞。同作を収録した『いやしい鳥』(文藝春秋)を2008年に刊行する。他の著書に『パトロネ』(集英社)がある。2013年「爪と目」で第149回芥川龍之介賞を受賞。
 
 

【作品紹介】

史上もっとも饒舌な「三歳児」――選考会を震撼させた、純文学恐怖作(ホラー)。

 

「あなた」は目が悪かったので父とは眼科で出会った。やがて「わたし」とも出会う。その前からずっと、「わたし」は「あなた」のすべてを見ている――。三歳の娘と義母。父。喪われた実母――家族には少し足りない集団に横たわる嫌悪と快感を、巧緻を極めた「語り」の技法で浮かび上がらせた、美しき恐怖作(ホラー)。

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藤野さんはこの小説に多くの仕掛けを意図的に取り入れて読者に不穏な空気感を共有させています。その最たるものが2つ。小説としてあまり成功例の無いと言われている二人称=あなたで語りかける文体。それと一人称(しかも3歳!!)であるわたし冒頭から、初めてあなたと関係を持った日、帰りがけに父はとあり、読者は突然身に覚えのない(当たり前ですが…)情事の当事者となる。この一文で読者はギュッと心臓をつかまれてしまう。そしてあなたを感情のブレがない3歳の子ども=わたしが追いつめる。このわたし3歳の目線では明らかに理解を超えた語り、時空を超えたある種の死の匂いが物語の不穏な空気を一層濃いものに仕上げる。私は読み始めから最後まで休むことなく一気に読了。最後の見事な筆の置き方含め、久しぶりに嫌な汗をかきました。成程、これは受賞がうなずける素晴しい作品。類稀なる構成力と藤野さんの小説に対する愛情を大いに感じさせてくれる本著、当然ながら皆様におすすめいたします。

 

追:選評委員の高樹のぶ子さんが女性同士の意地悪く不気味な関係、女性の内向きでネガティブな攻撃性が苦手というような事をおっしゃっていましたが、私の周辺でも実は女性より男性の方が『爪と目』の評価が高い。これは意外でした。

 

 

【チーフY】



sankei_kurashi at 17:47|PermalinkComments(0)指定なし 

2013年08月27日

祝!あの『変態さん!』の下川耿史さん新刊『混浴と日本史』発売!筑摩はエライ!

本日はなんと申しますかいつものような文学や書籍紹介とはちょっと違った内容になっております。あ、コレはちょっとナと眉間にしわ寄せる方もトコロテンでも食べながらリラックスしてお読みください。

 

突然ですが、下川耿史 (しもかわ こうし)さん

 

この名前をご存知でしょうか。在野の民俗学・性風俗学者。著書名を挙げると、 『日本エロ写真史』『極楽商売 聞き書き戦後性相史』『変態さん!』『盆踊り 乱交の民俗学』などなど。性風俗を通じて日本の文化史や一風変わったご趣味をお持ちの方を紹介してくれる下川さん。ただね、私に言わせてもらえば一番面白いのは下川さんご本人。御年70をゆうに超える性風俗史の怪人、下川さんの最新著作がコチラ。

 

『混浴と日本史』下川耿史

発行:筑摩書房

著者:下川耿史

価格:1,900円(税別)

発行日:2013年7月25日

作品紹介HP:http://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480858047/

 

【著者紹介】

下川耿史(しもかわ・こうし)

1942年、福岡県生まれ。著述家、風俗史家。著書に、『遊郭をみる』(林宏樹との共著、筑摩書房)『盆踊り 乱交の民俗学』『日本残酷写真史』(以上、作品社)ほか。編著に、『環境史年表』(昭和・平成編/明治・大正編)、『近代子ども史年表』(明治・大正編/昭和・平成編)、『家族史年表』(昭和・平成編/明治・大正編)『性風俗史年表』(明治編/対象・昭和戦前編/昭和戦後編)(以上、河出書房新社)、ほか多数。

 

【作品紹介・筑摩書房さんHPより】

 

猥らなのか、おおらかなのか、
何故か顔がほころぶ

 

温泉列島・日本に花開いた混浴文化。常陸風土記にも記され長い歴史をもち、ときに権力から弾圧されながらも、庶民の日常生活の一風景となっていた。いっぽうで、宗教や売春の歴史ともかかわる面を持っていたのも事実である。明治維新後、西欧文明の波が押そ寄せ不道徳とされながらも、消えずに残った混浴。混浴が照らし出す、日本人の心性に大胆に迫る!
 

■目次

第1章 混浴、歌垣と禊ぎ
第2章 国家仏教と廃都の混浴
第3章 平安朝、風呂と温泉の発展期
第4章 湯女の誕生と一万人施浴
第5章 江戸の湯屋と地方の温泉
第6章 日本の近代化と混浴事情

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思えば私が高校生の時に父の書架から取り出した下川さんの「性風俗史年表」。コレがすべての始まりだったのです。妻をめとらば才たけてみめ美(うる)わしく情けある…。あの与謝野鉄幹&晶子夫妻が本当に“アノ”ような高尚なご趣味をお持ちだったとは。天地が引っくり返るような禁断の世界に触れた、高校生の私にはいささか早すぎた下川ワールド。

それからも『家族史年表』などを風俗史として読み重ねてきましたが、衝撃だったのは『ザ・コレクター 性に憑れた男たち』。大変申し訳ないのですが、ここではご紹介したいのですが書けないんです。察してください。

※後に『変態さん!』に改題しちくま文庫より出版。なんちゅう手に取り辛いタイトルにしてくれた(笑)

 

さて、本著ですが相変わらず?下川さんが調べに調べる。これでもかというくらい調べる。とにかく“混浴”や“湯”という単語をフィルターにしてひっかかったものを文化史に当てはめる。序文からして下川さんの文章力と知識量に脱帽。川端康成、田山花袋、井上靖の作品から混浴の精神世界を読み解く人なんて下川さんくらいしかいない。これは常に混浴・性風俗について考えている証。神話や仏教、江戸に近現代と、縦軸・横軸を変幻自在に操る下川さんはまさしく性風俗史の怪人。本著はこの類稀なる性風俗史家・下川さんに触れることが出来るありがたい一冊です。

図録やはがき絵、挿絵など参考文献も大変貴重なものばかり。「艶本枕言葉」の模写に思わず顔がほころぶ。

 

最後にあとがきよりコチラを抜粋。

―要するにそこの共同浴場は混浴だったのである。ただし、混浴なのに、男女の入り口が別々だったことが、ものすごく不思議だった。私とのぞき仲間の友達は「すごいなあ」と感心しながら、田舎道を自転車で帰った。と同時に、自分の事をものすごく下品でいやらしい人間にも感じていた。その理由は地元の友人は堂々と混浴しているのに、自分はこっそりのぞいているといった後ろめたい思いが原因だったような気がする。―日本における混浴の歴史を振り返っておきたいという気持ちの根っこには、この時に受けた衝撃が働いている。女風呂を除いて高揚感に浸っている自分と、なんのてらいもなく日常生活の一部としている人々。(あとがきより抜粋)

 

ここで言いたいのは、なぜ下川さんにのぞき仲間の友人がいるのかとかそういう事ではなく、近代の性風俗史・文化史を辿っていくと現代の欺瞞が浮き上がってくるという事だと思います。…なんてコチラが難解にとらえようとしても、末文にある、このような私的な遊びを受け入れてくれた編集部への謝意、でいささか腰砕け。やっぱりこの人は最後まで怪人。是非お手にとってみてはいかがでしょうか

 

※こちらはね…もう最高傑作ですよ。同じく筑摩書房さんからなので併せてご紹介。

『変態さん!』@下川耿史

作品紹介】

性にまつわるコレクションに取り憑かれた17人の男たち。世間は彼らを“変態”と呼ぶ。しかし、その道一筋に生きる姿には、滑稽さと哀しさが漂う。女斗見(みとみ)といわれる女相撲マニア、美女切腹(?)ファン、秘画秘本・ワイ本・ビニ本などの各収集家、さらにはフンドシフェチ、犬なしではいきられない男など、昭和を代表するスケベ人生を集大成。

 

小説や純文学もすばらしいですが、こういう本を読んでこそ良い意味での振幅が得られると私は思うんです。私はね、もう言い切っちゃいますよ。イイですか、コレが本当の教養!!

 

ちなみに新聞社の人間が性風俗の紹介とはケシカラン!とお思いの方、下川さんは私の先輩、つまり産経新聞社ご出身です。

【チーフY】



sankei_kurashi at 12:42|PermalinkComments(0)指定なし 

2013年08月26日

半藤一利さん×宮崎駿さん対談『腰ぬけ愛国談義』は創作する人間なら誰しもが読むべき本

※本日はちょっと前置きが長めですが、とっても素晴しい書籍の紹介なので、目を休めながらお読みください。

 

宮崎駿さん監督の映画『風立ちぬ』が大ヒットしておりますが、皆様、もう観ましたか?堀辰雄さんの小説「風立ちぬ」の世界観と戦闘機設計者である堀越二郎さんが融合した物語ですが、私も興味深く観ました。やれジブリらしくないだの、子どもにわかりづらいだの賛否両論ですが、挙句の果てには禁煙・喫煙の場外乱闘まで。聞くに値する評論ならまだしも“戦争の美化”なんて物騒な事を言い出してナショナリズムに絡めようと躍起になる始末。きっと宮崎監督は笑っていますよ。夏目漱石の「こころ」のその後を想像する評論家よろしく、なんと想像力の豊かな事か…と。私は映画「風立ちぬ」に“賛”の立場なのでして。誤解を恐れずに言いますと、これは私が何らかのメッセージを読み取ろうとするより、小説あるいは文学を読む感覚で観たからだと思います。そんな私が映画「風立ちぬ」を観た後に拝読して思わず膝をポンッ!と叩いたのがこちらの書籍です。

 

『腰ぬけ愛国談義』@半藤一利×宮崎駿

発行:文藝春秋(文春文庫)

著者:半藤一利・宮崎駿

価格:570円(税別)

発行日:2013年8月6日

作品紹介HP: http://www.bunshun.co.jp/cgi-bin/book_db/book_detail.cgi?isbn=9784168122019

 

【著者紹介】

半藤一利(はんどう・かずとし)

1930年、東京生まれ。作家。東京大学文学部卒業後、文藝春秋社入社。「週刊文春」「文藝春秋」編集長、専務取締役、同社顧問などを歴任。著書に「日本のいちばん長い日」「聖断 昭和天皇と鈴木貫太郎」「日露戦争史」「あの戦争と日本人」などがある。1993年「漱石先生ぞな、もし」で第12回新田次郎文学賞、98年「ノモンハンの夏」で第7回山本七平賞、2006年「昭和史」(全2巻)で、第60回毎日出版文化賞特別賞受賞。

 

宮崎駿(みやざき・はやお)

アニメーション映画監督。1941年、東京生まれ。学習院大学政治経済学部卒業後、東映動画(現・東映ア二メーション)入社。『太陽の王子 ホルスの大冒険』の場面設計・原画等を手掛け、その後Aプロダクションに移籍。73年に高畑勲らとズイヨー映像へ。日本アニメーション、テレコムを経て、85年にスタジオジブリの設立に参加。雑誌『アニメージュ』に連載した自作マンガをもとに、84年に『風の谷のナウシカ』を発表、自ら原作・脚本・監督を担当した。その後『天空の城ラピュタ』『となりのトトロ』『魔女の宅急便』『紅の豚』『もののけ姫』『千と千尋の神隠し』『ハウルの動く城』『崖の上のポニョ』を発表。2013年『風立ちぬ』が公開された。

 

【作品紹介・文藝春秋HPより】

宮崎駿監督が「かねてからお目にかかりたかった」という昭和の語り部・半藤一利さん。「漱石好き」という共通点からふたりはたちまち意気投合。宮崎作品最新作『風立ちぬ』で描かれる昭和史をたどりつつ、持たざる国・日本の行く末を思料する――7時間余にわたってくり広げられた貴重な対談を完全収録した、オリジナル作品。

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タイトルにある“腰ぬけ”の定義は本文中にあるので置いておくとして、私はこの本に強い感銘を受けました。それは何かを生み出す、創作するということはこれだけの愛情を注がないといけないということにおいてです。

宮崎駿さんの戦闘機・戦艦や近代史に対する圧倒的な知識量と、その話を受けて当意即妙に返す半藤一利さんの見事な語り。このように遠慮しないで自分の好きな事を相手に話すことが出来る関係って、実に有り難いことですね。皆様も身に覚えがあると思いますが、共通の趣味、例えば映画鑑賞や読書であっても相手の知識量を鑑みてどこか遠慮してしまう。しかし、今回の対談はそれこそ「昭和史」の巨人である半藤一利さん。私も半藤一利さんのシンポジウムに参加したことが数回ありますが、この方、相手を引き出すのがとても上手い。これは絶対的な知識量が必要なんです。相手の言葉を“受ける”そして“返す”。この“受け”と“返し”はプロレスではイロハのイですが、半藤一利さんの語り口がプロレスの神様と言われたカール・ゴッチさんのスタイルと重なるのは私だけか

さて、聊か脱線が過ぎましたがこの本、ものを作る人、小説でも映像でも芸術でも、とにかく何かを創作する人には絶対に手に取っていただきたいのです。なぜかというと、宮崎駿さんのものづくりに対する執念の凄まじさたるや、圧倒的なものがある。私は作品の良し悪しは最終的に作り手が注ぎ込んだ作品に対する愛情の深さ、と考えていますが、本著を読むと自分の注ぎ込む愛情の未熟さに恥ずかしさを覚えてしまう。ここまでやらないとプロにはなれないんだナ。絶対に読んでいただきたい箇所がありますので、こちらは以下に抜粋します。何かしらを創作する方、絶対必要な矜持ですのでお読みください。

 

宮崎 昔はコピーしてセルにするときに、絵が滲んでモヤモヤしてしまうんですが、モヤモヤしてしまうおかげで、そこにあるけど見えないだけ、というような空気をつくりだせました。いまデジタルでやると、滲みなく線がピシッとはっきりでてしまう。点だけ打っていくと、それはただ点だけにしか見えないのですよ。―本文181Pより一部抜粋

 

これ、実はものすごく大事なことを言っています。

 

アニメを作る上でデジタルが普及し、効率が良くなった反面、デジタルでは“そこにあるけれど見えないだけ”のものが無くなってしまった。これは、小説、文学でも強く思います。デジタルに頼りすぎた作品はヴィヴィッドになりすぎて深みがない。宮崎駿さんの言葉を借りるならば、文学に昇華する“滲み”がない。だから、残念ながら薄っぺらな作品が生まれやすい土壌が今のデジタルの世界にはある。文章を書くのではなく、キーを叩く。自動的に漢字に変換される。しかし変換された漢字は自分の魂が吹き込まれない。わからない言葉がある。辞書ではなくネット検索する。労力を伴わない作品に“滲み”は生まれない。私も襟を正した本著『腰ぬけ愛国談義』、ぜひお手に取ってみてはいかがでしょうか。お勧めいたします。

 

さて、次回更新はお待ちかね?異端の風俗史家・下川耿史(こうし)さん登場!!筑摩書房さんより新刊『混浴と日本史』がやっと出た!!コレはタマラン!!

【チーフY】 



sankei_kurashi at 18:06|PermalinkComments(0)指定なし 

2013年08月23日

あぁ夏休み~JAH3名様イベント情報

暑い日々が続きますね。この夏は高温注意報も発令したり、本日も急な豪雨がきたり変な陽気が続いてますが、

みなさま夏バテなどしていませんか?

先週のお盆休み、お昼に焼きそばを作りました。
その上に目玉焼きを、トッピング。

 

 


最近、調味料に凝っている私。
旨みと辛みが増す超激辛ソース”ソースコ”を目玉焼きにかけてみました。

 

 


パッケージにソースコ滴数なるものが書かれています、超激辛は20滴以上…これはやめときました。
辛みが、お好きな方は10滴…これぐらいにしときましょう。

なかなかピリッとしてうまいですね!!

後日、カレーライスにもかけましたが、味が変わって2杯目のおかわりも楽しめますね。

同じ味に飽きたら、このウスターソース!!暑くて食欲がない方にお薦めの調味料です。


休み中、石原まこちんさんのゆる~いレゲエ・マンガ『JAH3名様』を読みました。

 

 

内容は、レゲエで成功し辛い毎日からの成り上がりを夢見る、アラサー男三人の日常を描いたマンガは面白かったですね!

ゆる~い中にあるリアリティ!このグダグダ感が良いですね。
私はレゲエはそんなに詳しくはないのですが、いろいろなアーティスト名が登場してきて勉強になりますね。
私の頭はレゲエ・モードに少しなりつつあります。
この作品アニメになってほしいなぁ~音楽も聴けますしね♪

 

世界初!?DUBマンガ『JAH3名様』は、
シンコ-ミュージック・エンタテイメントさんより好評発売中です。
定価は、1260円(税込み)。
シンコ-ミュージック・エンタテイメントさんの公式HP。
http://www.shinko-music.co.jp/main/Top.do

 



 

 

そして8月31日(土)には、 BIBLIOPHILIC&bookunion新宿にて「JAH3名様」の発売記念のトーク・ショーが開催されます!!
出演は、石原まこちんさん(漫画家・著者)、テツさん(TEX & SUNFLOWER SEED)、本澤優さん(レゲエMC)です。
レゲエ好きやユルい雰囲気が好きな方まで楽しんで頂ける内容でサイン会では、サインにプラスして、石原さん直筆のイラストをひとつ特別に描いてもらえます!!!
当日のBGMは石原さんのレコード・コレクションです♪これも楽しみですね。


イベントの詳細は、BIBLIOPHILIC & bookunion 新宿さんwebまで。
http://diskunion.net/book/ct/news/article/1/39264

 

 

 


今日のBGM    Could You Be Loved  by  Bob Marley


(営業T)



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