2014年09月

2014年09月30日

長瀞の鮎を食む

縁起物と言うべきか、時期物と言うべきか、なるべくその時々でしか食べられない料理を食べるように心がけているのですが、今夏はようやく鮎を食べることが出来ました。例年ですと都内の日本料理屋で食べるのですが、今年は足を延ばして埼玉県の長瀞へ。
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西武鉄道と秩父鉄道を乗り継ぐこと1時間半強、どこかなつかしい駅舎が目印です。
ホームに降りると、貨物列車が反対車線をゴトンゴトンと通過していきました。
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わかり辛いかもしれませんが、秩父太平洋セメントの貨物ですね。車両のマークは懐かしい“秩父セメント ”でした。私の育った町もセメント工場が産業の中心にあったので、懐かしい気持ちになりました。
長瀞は石畳で有名な渓流があり、ライン下りの名所でもあります。この日も多くの観光客が下車していましたが、私の場合は花より団子、目的の鮎に向かって一直線です。
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ようやく渓流沿いの静かな料理屋に到着。東屋で食べるのですが、これがなかなかの風情です。石敷きの庭に苔と竹林…ナイスロケーションです。
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大きな蓮鉢も。
肝心の料理は鮎飯から天ぷら、骨酒、焼き、全ておいしく、大満足でした。この時期の鮎はふっくらしていて身のしまりが良く、絶妙な加減です。でも、一番おいしかったのはシンプルな焼き。これに勝る食べ方はやっぱりないですね。
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来年は思い切って近畿地方まで足を延ばしてみようかな。
【チーフY】
 

sankei_kurashi at 10:24|PermalinkComments(0)

2014年09月26日

神保町で本を買う有難み~三茶書房さんの巻~

最近大型の古本屋さんが増えて、めっきり古本屋・古書屋の存在感が薄れてきてしまった…なんてお考えの方!とんでもない。今、昔ながらの古本屋さんが非常に存在感を示しているのです。
もっと言ってしまえば、古本屋チェーン店がこれだけ増えて、逆に住み分けが出来たというべきか。学術専門書や純文学、全集、稀本etcete…読みたい本はやっぱり昔ながらの古本屋にしか売っていないのです。

私の職場である産経新聞社は大手町にありますので、目と鼻の先に日本随一の古本屋街である神保町があります。 なかでも全集を買うならここしかない!と私が常にチェックしているのが三茶書房さん。三省堂のお隣にあるので立地はわかりやすいと思いますが、とにかくここは
文学系の全集が凄い。
ガラスケースの向こうには三島由紀夫や中上健次、埴谷雄高に泉鏡花と、それなりの金額の全集がそろっています。
三茶書房さんURLはこちら↓
http://sancha.jimbou.net/catalog/index.php
ワタシのようなしがない会社員には高価な品物が多いのですが、たま~に掘り出し物が並ぶ時があるのです。そんな中、偶然見つけましたよ、安部公房の全集。しかも近年刊行されたメッチャ高いやつじゃなくて、一昔前の新潮社のハンドサイズの。そう、安部公房全集なのに名作『箱男』が収録されていない、いわくつきのニクい奴(笑)。幸いに私は『箱男』も『密会』も純文学描き下ろしシリーズの箱本を所有していたので全然問題なく、全集を即購入。ランチついでだったので支払いだけ済ませて後程引き取りに伺う約束をしました。
さて、仕事も終わり、三茶書房さんに本を引き取りに行くと丁寧に梱包いただき準備してくれていました。
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紙袋から取り出すと…
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煉瓦のように綺麗に梱包。こういう行き届いた“おもてなし
の気持ちが心地良い。
さっそく本棚に収納すると…
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こんな感じに。いやいや、良いもん買ったナ。
まァ、こんな感じで毎月増えに増えてゆく本の数もハードカバーだけで4000冊を超える事態に。家に住んでるというより本棚の中に住んでいる感じです。
さてさて、皆様も神保町にいらしてみてはいかがでしょうか。きっと素敵な本との出会いが待っていると思います。
【チーフ】 


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2014年09月24日

幸せを運ぶ電車に会ったかい?

諸々の社内事情でようやくブログを再開できるようになりました。楽しみにいしていただいていた方々、空白の2か月失礼いたしました。簡単に説明しますと新しいソフトの導入とシステム環境の変化により更新ができない状況が続いてしまったせいなのです。
さて、気を取り直しまして、ここで皆様にご質問。
少々局地的なお話になってしまうのですが、皆様は幸運の赤い電車に会ったことはありますか? 
鉄道ファンのみならず新幹線でいえばドクターイエローなど、滅多にお目にかかることが出来ない珍しい車両ってありますね。
そんな中でもユニークな車両が多いのが西武鉄道なのです。所有しているプロ野球チームである西武ライオンズのカラーを模した車両や、大泉学園にお住いの漫画家・松本零士さんによる銀河鉄道999カラーなどが有名です。
そして今年の7月19日からデビューを果たしたのがコチラの車両。その名も…
西武レッドラッキートレイン!
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とにかく希少車両なのです。本数の確認はしておりませんが、一車両しかないとの噂も。
しかし、この落ち着いた見覚えのある配色は何か。あれ?京急じゃないの?と、思われた方ご名答。
じつはこのレッドラッキートレインは京急電鉄さんとのコラボレーションなのです。
どうやら京急電鉄さんでも車両を西武線の黄色に塗ったイエローハッピートレインという車両が一両だけ運行しているとのことです。
そういえば私もこの写真を撮った頃から運気が上がりだして良いことが次から次へと…、というのは定かではありませんが(笑)希少車両を見たときのプレミアム感は胸を高鳴らせてくれました。
(チーフY)
 

sankei_kurashi at 10:57|PermalinkComments(0)

2014年09月20日

芸術新潮9月号はヒエロニムス・ボス!二律背反の美をご堪能あれ

ヒエロニムス・ボスの絵は、「醜は美しい」とする感覚と、まったく同じではないけれど、同じ延長線上にあると思う。奇妙さや秩序を逸脱した危うさに美を見出し、完結させている点において、独自の世界観での美に到達したと言っていいだろう。
どんなジャンルであってもそうであるが、どんな世界観も、質と量を以て、自己完結させることができれば、揺るがない地位を築くことができる。観るものを説得させるだけのパワーと実存があるからである。
『芸術新潮』9月号
芸術新潮9月号
毎月25日発売(5月号=4月25日発売)
定価:1,440円(本体:1,333円)
芸術新潮さんHP↓
http://www.shinchosha.co.jp/geishin/
さて、ボスの奇想においては、キリスト社会の裏側を見せられているようだ。きれいごとでは済まない、現実を見せられているようだ。いや、現実さえも通り越して、きれいごとの対局にある恐ろしさの極みを見せられている。
きれいごとと同様、夢を見せられているのにすぎないのだが、きれいごとよりは現実を見ている気分にさせられるのは、私たちは日頃から、自分の気に入った部分しか見ない習性があるからだろう。
普段、目を向けない方向への美の追求を仕向けてくれている、こらがヒエロニムス・ボスなのではないだろうか。そこには人間の業を美に昇華させようとする、文学的な試みがあるのだと思う。
【チーフY】 


sankei_kurashi at 15:24|PermalinkComments(0)