2014年12月

2014年12月22日

今年最後の「映画秘宝」、表紙を見て時間が止まる

毎月21日は映画秘宝の発売日です。今年も私たち映画ファンの興味心を大いに震わせ、映画の多様性や素晴しさをアジテートしてくれた「映画秘宝」。そんな毎月の発売が待ち遠しい「映画秘宝」ですが、今月に限っては手に取るのが悲しいような、寂しいような、惜別の情を抱かざるを得ません。
「映画秘宝」2月号
映画秘宝2
発売元:洋泉社
発売日:毎月21日
定価:1080円(本体1000円)
映画秘宝さんのホームページはコチラ↓
http://www.eigahiho.jp/

やはり高倉健さんと菅原文太さんの追悼号です。
本日はゆっくり読みます。
【チーフY】 

sankei_kurashi at 17:52|PermalinkComments(0)

2014年12月20日

【速報】第152回芥川賞候補作発表 やっぱり『指の骨』しかないやろ!

本日第152回芥川賞の候補作品が発表されました。今年一番の衝撃と行っても過言ではない高橋弘希さんの『指の骨』も予想通りネミネートされてました。さらに予想していた上田岳弘さんの『惑星』、小谷野敦さんの『ヌエのいた家』も。この3作品は完全に私の読み通り。えへへ。しかし、ノミネート5作品のうち「新潮」が3作品とは驚き。考えてみれば第149回・第150回と連続で「新潮」掲載作品が受賞して、第151回の時にさすがに3連続はないだろうと穿った見方をしていたのですが…。大変失礼な言い方をさせていただきますが、第151回の時はどうも「新潮」が本気を出していない感を強く感じてしまいまして。そりゃぁ羽田圭介さん素晴らしい作家ですよ。私も『黒冷水』途中までは面白かったです、ハイ。

要するに

何が言いたいって、流れとして明らかに第152回、つまり今回の芥川賞は「新潮」が“狙って”来てるわけですよ。肩が出来上がってる分スタートダッシュが他誌と全然違う。いきなり『惑星』をドカーンと誌面で大々的に発表し、『指の骨』、『影媛』と立て続けに投下。オイお前、前回意図的に一旦休憩したろ!と言いたいぐらい(笑)
「群像」も小野正嗣さんの『九年目の祈り』ですばらしい作品です。それでは改めて第152回芥川賞候補作品のおさらいです。
■第152回芥川龍之介賞 候補作
上田岳弘『惑星』(新潮8月号)
小野正嗣『九年前の祈り』(群像9月号)
小谷野敦『ヌエのいた家』(文學界9月号)
高尾長良『影媛』(新潮12月号)
高橋弘希『指の骨』(新潮11月号)
以上、5作品です。では恒例となりました私の予想を一つ。言わずもがなでしょう。私的に今年一番評価させていただいたこの方しかいませんよ。もちろん高橋弘希『指の骨』(新潮11月号)です。
新潮10月
もうね、今回に限っては一点買い。対抗に上田さんカナ…とか考えましたが、今回は高橋弘希さんしかいない。いや、はっきり言って今回は高橋弘希さんに受賞させるべきなのです!以前にも書きましたが、芥川賞ノミネートということで改めて書きます。

高橋弘希さん、この人は文学界の希望やで、オイ!!

※以前に私が書いた高橋さん関連の記事はこちらです。
■『新潮』11月号は買わなきゃ駄目!驚愕の新人・高橋弘希は文学界の希望の光りかもしれない
http://blog.livedoor.jp/sankei_kurashi/archives/1012690575.html
■高橋弘希の凄みー表象不可能性と高見順『いやな感じ』ー
http://blog.livedoor.jp/sankei_kurashi/archives/1012976094.html

今からでも間に合います!皆様もぜひ候補作品をお読みください。そして受賞作の予想を。これも素晴らしい文学体験の一つですよ!
※ちなみに直木賞は万城目さんとか。
【チーフY】 

sankei_kurashi at 23:27|PermalinkComments(0)

2014年12月11日

—他には真似できない強み—この年末にポプラ社がやってくれた②

昨日ご紹介した「みんなの少年探偵団」ですが、反響を頂いています。とてもありがたいことです。これは間違いなくポプラ社さんが素晴らしい企画を考えたからであり、こういう物を世に知らしめるのが微力ながら私にできる事でして。その結果、読者の皆様が少しでも本に興味を持っていただけたらこれ以上の幸せはないわけでして。いささか文章が「北の国から」の純君みたいになってしまうわけで。

さて

本日もポプラ社さんの「みんなの少年探偵団」シリーズ第二弾です。そのタイトルが…
「全員少年探偵団」@藤谷治
ポプラ1
平成26年12月2日発行
定価:本体1,500円(税別)
ポプラ社さんのページはこちら↓
http://test.poplar.co.jp/korekara/tankoubon/009214.html

やっぱりこの表紙画が素晴らしい。もうね、表紙を見るだけでワクワクします。著者は藤谷治さん。少年探偵団はもちろん、名探偵明智小五郎や怪人二十面相もバッチリ登場。藤谷治さんの作品は申し訳ありませんが未読だったのですが、いやいや、江戸川乱歩の世界観や香りを残したまま重厚な物語を描けています。しかし、この作品を書くことができるって言うのもうらやましいですね。作家冥利に尽きますナ。
昨日ご紹介した「みんなの少年探偵団」同様、こちらの作品も絶対おすすめ。手にした瞬間、あなたもほら、少年探偵団の一員。
【チーフY】 

sankei_kurashi at 22:10|PermalinkComments(0)

2014年12月10日

—他には真似できない強み—ポプラ社がこの年末にやってくれた①

本日は2日に跨がってある作品をご紹介いたします。私のように30代の男子に取ってはバイブルであり、本を読む楽しさを最初に教わった人も多いと思われる“あの”作品が、“あの”作家の生誕120年に合わせて甦ります。そして“あの”作家こそが…

江戸川乱歩

です。お気づきの方、ご名答。今日明日とご紹介するのはこちらの作品。この表紙画を見たら一気にタイムスリップ。そう、あなたも私もかつては探偵団の一員だったはず。
「みんなの少年探偵団」@ポプラ社
 ポプラ2
ポプラ社
2014年11月6日発行
定価:本体1400円(税別)
ポプラ社さんのページはこちら↓
http://www.poplar.co.jp/shop/shosai.php?shosekicode=80009700

いやぁ、きましたな。ついに。江戸川乱歩生誕120年を記念して強烈オマージュ作品集の誕生です。買わなきゃマズいですよ、これ。何てったって参加している作家がすごい。
万城目学
湊かなえ
小路幸也
向井湘吾
藤谷治

です。しかも全編書き下ろしです。手にとるだけで幸せな気持ちになる1冊です。お手にとったら隅々まで確認して下さいね。ポプラ社さんの少年探偵シリーズの装丁を詳細に至るところまで復元していますよ。寺西晃さんのイラストもいい。昔の表紙画、アレどなたでしたっけ?忘れてしまいましたが画風を覚えていらっしゃる方も多いと思います。しかし、こういうのはポプラ社さんにしかできない強み。うーん、脱帽。これは素直に楽しませてもらうしかないでしょう。

それでは読者諸君、本日はここまでだ!後ほど物語の中で会おう!ワハハハハハハ!!!!
【怪人二十面相】
 

sankei_kurashi at 23:41|PermalinkComments(0)

2014年12月09日

文學界1月号はLOVE LETTERS 2015でおっしゃレッツなのか…

「文學界」の1月号が12月6日に発売されました。総力特集はLOVE LETTERS 2015です。あれ?何かおっしゃレッツな特集だナ…と「文學界」1月号を手にとること数秒。あ!表紙が変わってる!
「文學界」1月号
文學1

出版社:文藝春秋
発行日:毎月1回1日発行(12月6日発売)
定価:970円(本体:898円)
HP:http://www.bunshun.co.jp/mag/bungakukai
あぁそうか、表紙画変わったんだナ。おどろおどろしい山村浩二さんの絵も趣が合って、とても文学の世界との親和性も感じていたのだけれど、新年を迎えて新たな気持ちで出発するのもまぁ、悪くはない。
さて、新年号(1月号)はお年玉号。創作のメンツも山田詠美さんを筆頭に萩野アンナさん柳美里さん、中原昌也さん、片岡義男さん、井上荒野さん、綿矢りささん、長野まゆみさん、そして西村賢太さん。読み応えがあります。
気になる総力特集ですが、なんじゃこりゃ?恋文ですぞ、恋文!ラブレターなんて人様に見せるのは素っ裸を見られるようで私は
快感恥ずかしいんですがね。そんな“素っ裸”を堂々とさらしてくれたのは川上未映子さんを筆頭に西川美和さん、檀密さんら18名。読者皆様、「文學界」1月号を買って正々堂々と“素っ裸”をみてあげましょう。
おっと、大事なことを書き忘れました。「文學界」に『哲学探究』—存在と意味ーという連載があります。書かれているのは永井均さん。これ、実に面白い連載。
【チーフY】 



sankei_kurashi at 22:16|PermalinkComments(0)