9月の転落事故から3ヶ月が経過し、ようやく机の前にしばらくの時間、続けて座ることができるようになりました。
みなさんには本当にご心配おかけしましたが、経過も順調で暖かくなるころにはいろいろと活動が再開できそうです。
本当に今年はいろいろな事がありました。
まだ完全に消化しきれていない事もありますが、少しずつ前に向かって歩きはじめています。
まずはこの夏の終わりの北アルプスのツアーのレポートから。
記憶はいまだ鮮烈です。
8月最後の週末の夜、逗子駅に大きなザックを背負った数名が集まりました。
目指すは北アルプス、標高2500mで満天の星空を見るツアー、「スターライト サボリキャンプ」へ出発です。
一晩かけて500キロ移動、ケーブルカーとバスを乗り継いで、室堂平に到着すると、そこは天気予報とは裏腹に強烈な紫外線が降り注ぐ、天然カラーの世界でした。

昨年登った「剱岳」、その行き帰りに通った室堂平野営場。そのロケーションの素晴らしさに、ここにダラダラするためだけのサボリキャンプに来よう!と思い立ちこの企画は計画されました。ツラいのやコワいのは嫌だけど、サボるためなら、と男女5名が参加してくれました。
今回のツアーに用意したのはMSRの大型テント。その名も「バックカントリーバーン」
サンダーバード2号をおもわせるその色と形はテントサイトでも異彩を放っていました。

隣のモンベル ムーンライトは荷物テントとなりました。それにしてもでかいテントだな。
中に入るとこんな風。

立ったままでも余裕があり、名前のとおり、テントというより納屋。 しかし、どんな五つ星のホテルにも負けない好リッチです。
設営が終わったら、とりあえずビール。(笑

ガイド自らが率先して、このツアーのあり方を示します。
朝夕は極端に気温が下がることもあり、食事は暖かなものを用意しました。

調理機材に、約30食分の食材は運搬が大変だったけど、おかげで素敵な高山レストランが実現しました。
四方を山に囲まれたベースキャンプからはどこに向かって歩いても、素晴らしいトレッキングができます。

小1時間ほど登ると、ワンダホーな景色が拡がります。

名のある峰もいいですが、名も無い丘の素晴らしさよ。
みなで凧あげして遊んでいると、どこからともなく蝶々が飛んできました。

服にとまったり、手のひらにのったり。
「ようこそ、北アルプスへ」って歓迎を受けてるようで嬉しかったね。
ベースキャンプに戻ったら、今度は歩いて温泉に。
テント場から徒歩圏内に天然の温泉が4箇所もあるのです。

露天風呂からの眺めも最高!
湯上りにはこんなサービスも。

2011年のベストオブ1杯!!
さて、夕飯の準備をすすめるころには陽も傾き、ゆっくりと夜の帳が下りてきます。
山肌に移る夕焼け、稜線が際立つ紫色の空、そのひとコマひとコマを見逃したくなくて。
そして、完全にあたりが暗くなるころには満天の星が空を覆いました。

快晴、無風、月齢はほぼ新月。 星を観るのにこれほどの好条件もなかなか揃わないでしょう。
天の川が普段の星の明るさ並みに観え、もはやどれがなに星かだなんて事はどうでもよくなります。(もとよりそれほど詳しくないが)
ただただ、天を仰ぎ、ため息を漏らし、夢の一夜は静かに過ぎていくのでした。
翌朝、まだあたりが暗いうちに起き出して身支度。
立山(雄山)目指してトレッキングに出発します。

途中、FMヨコハマのasarenフィールドレポート中継なんかもありながら、日の出前の登山道を進みます。
ベースキャンプのある室堂平から一ノ越までは「神の道」と呼ばれる、素朴な原風景の中のトレイルを歩きました。立山連峰から朝日が差し、行く道が陽光に照らされていくさまは本当に神がかっていました。

途中、何度も立ち止まっては写真を撮り、連峰の鞍部である一ノ越には予定をオーバーして到着しました。
休憩をとりながら、今日はここをゴールとしよう、とあっさり目的地変更。得意技です。(笑
その分、帰り道もしっかり楽しみました。
スケジュールを強行するより、その場その場で感じたものを大切にしよう、という言い訳。
ベースキャンプに戻ると、せっちゃんがテントやシュラフを干していてくれました。

こういうサポートがないと限られた時間で事が円滑に進まないのです。
最後の食事をとって、帰るまでにもうひとサボリ。

登れなかった立山に向かって凧あげ。気持ちを凧にのせて天高く舞い上げます。
ガイドは、といえばこの期に及んでツェルトを張って篭城。

それぞれの余韻と抵抗がせめぎ合う撤収の時間(笑。
さて、時間です。気持ちよく帰りましょう(笑
すべてをパッキングして記念撮影。

3knotの夏の北アルプス遠征サボリキャンプ、大成功でした。
野営地からターミナルまでの地獄の荷揚げも今となっては楽しい思い出です。
また、来年いけたらいいな。温泉のハシゴもしたいなぁ。ハンモックも持ち込みたいなぁ。
おもいはまだまだ残ります。今度は2泊はマストです。(笑
(画像の一部を参加者のT氏からお借りしました。)
みなさんには本当にご心配おかけしましたが、経過も順調で暖かくなるころにはいろいろと活動が再開できそうです。
本当に今年はいろいろな事がありました。
まだ完全に消化しきれていない事もありますが、少しずつ前に向かって歩きはじめています。
まずはこの夏の終わりの北アルプスのツアーのレポートから。
記憶はいまだ鮮烈です。
8月最後の週末の夜、逗子駅に大きなザックを背負った数名が集まりました。
目指すは北アルプス、標高2500mで満天の星空を見るツアー、「スターライト サボリキャンプ」へ出発です。
一晩かけて500キロ移動、ケーブルカーとバスを乗り継いで、室堂平に到着すると、そこは天気予報とは裏腹に強烈な紫外線が降り注ぐ、天然カラーの世界でした。

昨年登った「剱岳」、その行き帰りに通った室堂平野営場。そのロケーションの素晴らしさに、ここにダラダラするためだけのサボリキャンプに来よう!と思い立ちこの企画は計画されました。ツラいのやコワいのは嫌だけど、サボるためなら、と男女5名が参加してくれました。
今回のツアーに用意したのはMSRの大型テント。その名も「バックカントリーバーン」
サンダーバード2号をおもわせるその色と形はテントサイトでも異彩を放っていました。

隣のモンベル ムーンライトは荷物テントとなりました。それにしてもでかいテントだな。
中に入るとこんな風。

立ったままでも余裕があり、名前のとおり、テントというより納屋。 しかし、どんな五つ星のホテルにも負けない好リッチです。
設営が終わったら、とりあえずビール。(笑

ガイド自らが率先して、このツアーのあり方を示します。
朝夕は極端に気温が下がることもあり、食事は暖かなものを用意しました。

調理機材に、約30食分の食材は運搬が大変だったけど、おかげで素敵な高山レストランが実現しました。
四方を山に囲まれたベースキャンプからはどこに向かって歩いても、素晴らしいトレッキングができます。

小1時間ほど登ると、ワンダホーな景色が拡がります。

名のある峰もいいですが、名も無い丘の素晴らしさよ。
みなで凧あげして遊んでいると、どこからともなく蝶々が飛んできました。

服にとまったり、手のひらにのったり。
「ようこそ、北アルプスへ」って歓迎を受けてるようで嬉しかったね。
ベースキャンプに戻ったら、今度は歩いて温泉に。
テント場から徒歩圏内に天然の温泉が4箇所もあるのです。

露天風呂からの眺めも最高!
湯上りにはこんなサービスも。

2011年のベストオブ1杯!!
さて、夕飯の準備をすすめるころには陽も傾き、ゆっくりと夜の帳が下りてきます。
山肌に移る夕焼け、稜線が際立つ紫色の空、そのひとコマひとコマを見逃したくなくて。
そして、完全にあたりが暗くなるころには満天の星が空を覆いました。

快晴、無風、月齢はほぼ新月。 星を観るのにこれほどの好条件もなかなか揃わないでしょう。
天の川が普段の星の明るさ並みに観え、もはやどれがなに星かだなんて事はどうでもよくなります。(もとよりそれほど詳しくないが)
ただただ、天を仰ぎ、ため息を漏らし、夢の一夜は静かに過ぎていくのでした。
翌朝、まだあたりが暗いうちに起き出して身支度。
立山(雄山)目指してトレッキングに出発します。

途中、FMヨコハマのasarenフィールドレポート中継なんかもありながら、日の出前の登山道を進みます。
ベースキャンプのある室堂平から一ノ越までは「神の道」と呼ばれる、素朴な原風景の中のトレイルを歩きました。立山連峰から朝日が差し、行く道が陽光に照らされていくさまは本当に神がかっていました。

途中、何度も立ち止まっては写真を撮り、連峰の鞍部である一ノ越には予定をオーバーして到着しました。
休憩をとりながら、今日はここをゴールとしよう、とあっさり目的地変更。得意技です。(笑
その分、帰り道もしっかり楽しみました。
スケジュールを強行するより、その場その場で感じたものを大切にしよう、という言い訳。
ベースキャンプに戻ると、せっちゃんがテントやシュラフを干していてくれました。

こういうサポートがないと限られた時間で事が円滑に進まないのです。
最後の食事をとって、帰るまでにもうひとサボリ。

登れなかった立山に向かって凧あげ。気持ちを凧にのせて天高く舞い上げます。
ガイドは、といえばこの期に及んでツェルトを張って篭城。

それぞれの余韻と抵抗がせめぎ合う撤収の時間(笑。
さて、時間です。気持ちよく帰りましょう(笑
すべてをパッキングして記念撮影。

3knotの夏の北アルプス遠征サボリキャンプ、大成功でした。
野営地からターミナルまでの地獄の荷揚げも今となっては楽しい思い出です。
また、来年いけたらいいな。温泉のハシゴもしたいなぁ。ハンモックも持ち込みたいなぁ。
おもいはまだまだ残ります。今度は2泊はマストです。(笑
(画像の一部を参加者のT氏からお借りしました。)
また、一生懸命サボります!!
ご指導お願いします!!
よいお年を!!