一期一会とは、一生に一度だけの機会。生涯に一度限りであること。生涯に一回しかないと考えて、そのことに専念する意。もと茶道の心得を表した語で、どの茶会でも一生に一度のものと心得て、主客ともに誠意を尽くすべきことをいう(三省堂・新明解四字熟語辞典)

なみさんとの待ち合わせは、渋谷でした。

駅からちょっと歩いたホテルのロビー階のラウンジ。

渋谷の雑踏から離れていて、さんまさんのようなおじさまには落ち着く空間です。

社会人3年目のなみさん。メールの雰囲気は、育ちの良さが伝わってくる聡明なお嬢さん。

世田谷にお住まいということもあって、ここしかないという待ち合わせ場所を選んだんです。

メールでやりとり始めた頃は、お互い会うことになるとは、さんまさんも思ってませんでした。

親子ほど年の離れたオヤジへの警戒心は半端なかったです。

また、返事もすぐに来る訳でもなく、忘れた頃に、素っ気ない返事か来るって感じで。

でも、半年近くだらだらやり取りしているうちに、なんとなくなじんできたのです。

まぁ、懐きにくい野良猫と仲良くなるような感覚とでもいいましょうか。。

当日、ラウンジでコーヒーを飲んで待っていた私の前に、現れたのは、スレンダーな背の高いお姉さんでした。

眼鏡を掛けて、隙のない雰囲気は、さすが一流企業の総合職だなぁと感心させられました。

ちなみに、会社名までは聞いてませんし、あくまで彼女の自己申告です。

「さんまさんですよね。なみです。ここ、座っていいですか。」

礼儀正しいのだか、ちょっと距離を取ったぎこちない声掛けが彼女の第一声でした。

(つづく)