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京太郎「さてと 吉野駅に着いたから連絡っと」
京太郎「もしもし 新子さんですか 今吉野駅に着きました」
憧「分かった 今からお姉ちゃんが車で向かいに行くから待ってて 色は赤でナンバーは◯◯-◯◯よ」
京太郎「了解」
京太郎「取り敢えず待つかー」

駅から出ると寒い風が頬を横切り、体温を奪っていく

京太郎「・・・取り敢えずはちみつれもんでも飲むか」
ホットレモンを飲み干し ホットココアを買おうか迷ってた所に
一台の赤い車が止まった

京太郎「赤い車・・・ナンバー うん 教えてもらった通りのものだ」
京太郎はガラスを軽く叩き窓を下げるようジェスチャーをした
ドライバーは窓を下げてくれたので質問をした
京太郎「すいません 新子望さん でしょうか?」
望「えぇ 君が須賀京太郎くんね わざわざ遠方はるばるから来てありがとうね」
京太郎「こちらこそ 送ってもらって」
望「んじゃ 後ろに荷物を置いて移動しようか」

・・・

望「ごめんねー 本当は私が行かなきゃ行けなかったんだけど 時間が空かなくてね」
京太郎「まぁ 仕方ないですよ 自分は旅行ついでになりそうだと思いますし」
京太郎「それに・・・」
望「・・・それに?」
京太郎「いえ なんでもないです すいませんラジオ付けてもらえませんか?」
望「FM?AM?」
京太郎「FMで ラジオ番組 好きなんですよ」
京太郎は話をそらす為嘘をついてラジオを流すようお願いした
番組の内容は時期が時期なだけにクリスマス特集でラブソングで溢れかえっていた

望「所で須賀くんは恋人とかいないの?」
京太郎「へ?」
望「いや 何となくだけどモテそうな気がしてね 金髪だけど顔整ってるから似合っててカッコイイし」
京太郎「まさか 確かに俺の周りでは女性が多いんですけど そういった事は余り無くて」
京太郎「寧ろ男友達が欲しいくらいですよ」
望「へー 意外ね どうしてまた」
京太郎「女性には女性の・・・なんて言えばいいでしょう 空気があるじゃないですか」
望「あー・・・」
京太郎「それに自分は一応慣れはしたんですけど やっぱり気を楽にして喋るとなったら」
京太郎「やっぱり同じ男の ノリが一番気持ちが良いんですよ」
望「確かに 飲み会の時とかで分かるんだけど男性のあのテンションは男性にしかわからないね」
京太郎「まぁ そういうもんです」
望「毒が吐きにくいもんねー 異性だとね 何となくだけど分かるわ」
京太郎「そういう望さんはどうなんですか?」
望「私? 私は男と喋る機会が無いからどうもねー なんなら彼氏になってくれる?クリスマスイブだし」
京太郎「ナイスジョークっすね・・・」
望「ハハハ ほら そろそろ着くよ」

4曲目に入る前に松実館と書かれた旅館に着いた
京太郎(ここが松実館・・・)

京太郎は自分が思っていたよりも旅館が大きく少々驚いた
こんな大きな旅館を姉妹二人でやるのは少々酷だと思った
ましてや年末年始という時期 GWみたいな行楽シーズンよりマシだが
一苦労も何となくだが分かった気がした

望「裏口から入る様に言われてるから こっちこっち」
玄「いらっしゃいませ~」
京太郎「お久しぶりです 松実・・・」
玄「玄で大丈夫ですよ-」
京太郎「・・・玄さん」
玄「それでは須賀くん 各部屋を案内するから靴をここで脱いでそこの靴箱に」
京太郎「了解しました」
望「宥ちゃんはいつもの部屋?」
玄「はい!」
望「おっけ んじゃ差し入れ宥ちゃんにあげたら仕事に戻るねー」


望「うーっす 宥ちゃん調子はどうかな?」
宥「あっ望さん」
望「ほれ 差し入れよ」
宥「ありがとうございます」
望「例の須賀くんだけど どうも深く悩んでいるっぽいね」
望「まぁ私は力になれないから頑張ってね」
宥「いえ 須賀くんをここまで送ってくれたので十分力になれてます ありがとうございます」
望「そう言ってくれると助かるね 受験も頑張ってね」
宥「はい ありがとうございます」

玄「・・・そしてここが須賀くんのお部屋です」
階段をあがり奥の部屋に入るとこじんまりとしているがとてもリラックスは出来る和室の一室だった
扉の向かい側に机と窓があり
窓から見える曇天は奈良も長野も一緒の様に見えて全然違う景色に見えた
京太郎「わざわざこの一部屋を貸して下さりありがとうございます」
玄「お手伝いさんなので!それで早速なのですが夜からお願いできないでしょうか?」
京太郎「あぁ 移動中新幹線の中で眠ってたから大丈夫だ ただ」
玄「ただ?」
京太郎「お腹が空いたので・・・何か腹を満たすもんってありますかね?」
玄「うーん・・・基本今から作るので今は・・・」
「私ので良かったら」
玄「お姉ちゃん!」
宥「さっき 望さんから差し入れ貰ったので」
手には大きなレジ袋の中に多種多様のチョコレート菓子が多かった
京太郎「えっでも・・・」
宥「この近くにコンビニは少し歩かないと無いから それならこれで・・・」
京太郎「・・・すいません ではひとつ頂きます」
宥「私も 流石に甘いモノは飽きたので・・・」

玄「では そろそろ憧ちゃんと穏乃ちゃんが来て今晩のお食事を作りますので失礼します」
京太郎「そっか旅館に泊まっている人の分も作らないと行けないからですね」
宥「怪我には気を付けてね」
玄「はい!」
宥「・・・」
京太郎「・・・」

宥(気まずい・・・何か声を掛けないと と思って部屋に残ったけど・・・)
京太郎「あの・・・宥さん」
宥「はい!?」
京太郎「あの・・・勉強の方は・・・」
宥「あっ」
宥がこの部屋に来て時計の長針はおおよそ90度移動した
宥「そ そろそろ出るね」
京太郎「あの 宥さん」
宥「はい?」
京太郎「・・・旅館の手伝い 頑張ります」
宥「・・・ありがとうね」

宥は静かにドアを締め さっき居た勉強部屋に足を進めた
宥(話すきっかけを作らないと・・・)

一方京太郎は携帯を充電しつつ宿題を進めた
京太郎(流石に今の内に少しでも減らしとかないと危ないからな)
京太郎(移動途中でやろうとしたが酔って宿題をゲロまみれにするのはまずかったし)

金髪だから不真面目 というイメージを持たれるが宿題をやり忘れた事は
片手で数える程度で見た目とは裏腹に生真面目だった
牌譜整理やその他の面でも生真面目さが出ており
部長に気に入られたのは昼休み図書室で入学式早々に出た宿題を消化してた事だった

京太郎(ハギヨシさんから環境が変われば集中出来ると聞いたが 本当にそうだな)

聞こえてくるのは遠くで準備をしている玄さんの食材を切ってる音と紙をめくる音位だろうか
少しして憧ともう一人の少女の声が聞こえた
多分もう一人は手伝いに来た穏乃だろう

玄「すいません 晩御飯が出来たので降りてもらっていいですか?」
京太郎「あぁ 分かりました ご飯を食べたらお仕事でしょうか?」
玄「はい 京太郎さんと穏乃さんは契約している農家さんから食材を運んだ車が来ますのでそれの移動」
玄「その間に私達はお客様にお料理を運びますので」
小さなテーブルの側の椅子に穏乃と憧と宥が座っていた
穏乃「では 京太郎さん 今日からよろしくお願いします!」
憧「よろしくね」
玄「さて それでは」
「「「頂きます」」」

料理は流石旅館と言うべきか とてもバランスが良く 味も良かった
郷土料理もあってとても地域に特化したものだった

京太郎「とても美味しいです」
憧「それほどでも といっても私は比較的簡単な料理担当だったけど」
京太郎「ん という事はこれは憧が作ったのか」
憧「えぇ これが穏乃で これとこれが玄さん」
穏乃「ごちそうさま~」
京太郎「はやっ!」
憧「穏乃は早食いだからねー」
玄「穏乃ちゃんが手伝いに来てから 食材を運ぶ時間が短くなって本当にありがとうね」
穏乃「それほどでもー」
京太郎「んじゃ俺も ごちそうさまでしたー」
憧「そろそろ農家の方が来るから準備を 私達は料理を器に入れてお客様に持って行くわ」
京太郎「分かった」
憧「何処に置けばいいか分からなかったらしずに聞いてね」
京太郎「オッケ」

・・・

10分位待つと一つの軽トラが松実館の前に止まった
穏乃「おじさんも年末にわざわざ届けてくださりお疲れ様です!」
おじさん「あれ?そこのお兄ちゃんは?」
京太郎「まぁ 人手不足なのでお手伝いです」
おじさん「そうか あんがとな 兄ちゃん そうか宥ちゃんは大学受験だったのう」
穏乃「それじゃ 食材を持って行くよー」
京太郎「あぁ んじゃ俺はこっちを持つよ」
穏乃「んじゃ付いて来て」
京太郎「あぁ」

・・・

穏乃「ありがとうね いつもの倍のスピードで終わったよ」
食材を運び終え適所に置いた どうやら穏乃が思ってた以上に早く仕上がったようだった

京太郎「まぁ 慣れてるしね 今日はコレで終了か?」
玄「いえ まだですよー」
京太郎「ですよねー んで 次の仕事は何でしょうか」
玄「ここでのお仕事のメインになるものです」
玄「私やお姉ちゃんがやるとお客様に不満を与えてしまう仕事を須賀君にお願いします」
京太郎「???」

・・・

「おーい お兄ちゃん 人数不足だからお願いするよ」
京太郎「成る程 分かりました」

この旅館では小さな雀荘があり人数不足を補う為に打ってくれ
私達じゃ手牌にドラが集まるからお客様が不満を持つので とのこと

京太郎(この仕事が中心になる か・・・確かに玄さん達が入ると赤ドラすら引かずに終わるからつまらないな)

「んじゃ 始めようか」
年齢はパッと見自分の二倍の年齢をした男性3人と言った所か
京太郎(自分の実力がどこまで行くか・・・やってみるか)

京太郎「・・・アレ?」

終わってみると僅差で2位を取った
「お兄ちゃんツイてるねー もう一度しないか?」
京太郎「あっ はい! お願いします!」
「そうこなくっちゃ! んじゃ行こうか」
「あー その前に飲み物買ってきてええか? お兄ちゃん何が欲しい?」
京太郎「え えーっとじゃあ野菜ジュースで」
「意外だなぁ んじゃ少し待っといてくれ」

宥「ど、どうでしょうか?」
憧「今のところ順調だね」

~~~

一ヶ月前・・・

玄「麻雀の人数不足を埋める人を須賀くんに ですか?」
宥「どうして・・・?」
憧「それが一番良い方だと思うの」
晴絵「・・・あー そういう事ね 憧」

玄「どうしてですか?彼は麻雀で苦しめられてるのに?」
晴絵「じゃあ 玄 他家が全員宮永照だとイメージしてみて その状態から和了出来る?」
玄「そ それは無理です!」
晴絵「そう 彼はそれに近い状況だと思ってね」
玄「?」
宥「あぁ・・・彼以外は全国で それもトップレベル・・・!」
晴絵「彼は今自分がどのレベルにいるか全くわからない状況だと思うの」
憧「流石晴絵さん 話が早い・・・」
晴絵「そしてあの一年生は和以外は癖のある麻雀をしているから根本的な考えが抜けていると思うの」
晴絵「だからそこそこ触れている人と対戦して勝って自分の麻雀を見つける そうでしょ 憧」
憧「うん それに宥姉や玄さんだとお客さんはつまらない麻雀になるしね」
晴絵(確かにそうだね・・・私達は能力を知っているけど知らない人がこの子達と打つとなれば話は別)
晴絵(晩成のあの子と同じような反応になってしまうわ)
晴絵(よくこのような作戦を思いついたわね・・・憧)

~~~

「あー お兄ちゃん それロンだよ」
京太郎「あー 流石っすね」
「うーん お兄ちゃんもっと鳴かないでやってみないか?」
京太郎「鳴かずに ですか?」
「あぁ 鳴くのは確かに手を進めるのにはピッタリだがその分手を晒すから余り鳴かないほうがいいんだ」
「鳴く時は思いっきり鳴くか一回だけ鳴くか まぁトーシロ意見だから実践を積まなきゃならんが」
京太郎「あ 有難うございます」
京太郎(鳴かずに か・・・確かに無理して鳴いて手を進めてたな・・・)
「それに 鳴いてしまったら後に他家から立直かけられた時に安牌を出せないからね」
京太郎「あ・・・!」
「んじゃ 次行こうか」
京太郎(そんな考えは分からなかった・・・!次はコレを活かして・・・!)

・・・

憧「すいません そろそろ雀荘を締める時間ですので・・・」
「え?おっ もうそんな時間か 有難う 兄ちゃん」
京太郎「いえ 此方こそ・・・」
憧「それじゃお客様が出たらここの整理整頓をして寝るわよ」
京太郎「あぁ そうだな 作業内容は?」
憧「えぇっとね まずは・・・」

・・・

京太郎「ふぅー 勝ったぁー!」
先ほどまでやってた人達にたった一勝だけだが1位を取れた
京太郎「・・・これが 勝つ・・・」
いつも上を見上げてた京太郎はその上から見る景色がとても爽快で痛快で
愉快なものとは知らなかったから驚きと喜びが入り混じってた

京太郎「咲達は・・・いともたやすく1位を取ってるのか・・・」
京太郎「凄いな あんな迷子なお姫様がこんなに凄い事を簡単にやってしまうなんて」
京太郎「・・・取り敢えず風呂入って寝るか」

京太郎「えーっと確か風呂はここだったっけ」
お客様とは別に従業員用のお風呂があるというのを部屋に来る前に教えてもらった
京太郎(アレ?電気がついてる・・・?まいっか消し忘れたんだろう)

京太郎「ふぅー 疲れたー 上がったらコーヒー牛乳でも飲む・・・か・・・」

「へ?」

従業員用お風呂には先客が居た 勿論生まれたままの姿で

次回『京太郎「玄さん達と麻雀ですか?」』に続く!


やぁ 管理人だ!
ここ最近音ゲーに触れる機会が全然ないから音ゲー×咲キャラも全く進んでないよ!
では(中途半端なタイミングだが)コメント返し!
(アンケート後にやろうとしたらバグって改行が変な所でなるのでここでコメント返し)
名無しチートイツ様
>妥協して全世界で爆乳神族が有権者の過半数とれるまで増殖しよう

う うーん・・・イケるのか・・・?
そういえば女性が多いで思い出しましたがスパイって女性が圧倒的に多いそうですね
まぁ 色気には勝てないという事か・・・

んじゃこの記事の続きという訳だが・・・アンケートを取ります
アンケート内容は「お風呂の先客は誰?」と「松実館に泊まりに来た高校は?」の2つです
ただし 後者の質問は三年生は受験で居ないという事を考慮して選んでください(´・ω・`)






では今回はこの辺で
ではでは~