Bグループ準決勝戦終了後…
セーラ「まっ来年は頼むで 船Q、泉」
浩子「任せとき」
泉「…」
セーラ「泉」
泉「…」
セーラ「さっきも言ったろ 初めての大舞台で打つとそうなる ウチもそうやったんや」
泉「少し 外歩いてきます」
セーラ「あっ おい泉! 行ってもうた」
浩子「まぁ今は一人にさせな ・・・泉は今頃になってようやく負けを実感し始めたんや」
浩子「大星のダブリーや新道寺のバ火力を掻い潜り一位で決勝の舞台に上がった阿知賀の大将」
浩子「ギリギリの所で臨海を落とし同じく決勝の舞台に行くことに辿り着かせた清澄の大将」
浩子「二人共泉と同じ一年で 泉は比較して自暴自棄になってるんや」
浩子「・・・私もかける言葉が見つからんのや もっと成長させたりで的確なアドバイスを送るべきだった」
雅枝「とは言っても終わってしまったからな とにかくセーラは泉が戻ってきた時にかける言葉を探しな」
雅枝「それが千里山女子麻雀部副エース最後の仕事だ セーラ」
セーラ「監督・・・」
・・・
泉(・・・何やってるんだろ、私 こんなところで)
泉ただ流れていくがこれほどまでに苦痛と感じたことはなかった
自分が失点したおかげで竜華先輩や園城寺先輩の努力が無駄に終わってしまったから

泉(清澄の大将も一年だったよな・・・凄いな 最後の最後にあんな手を作るなんて)
泉(・・・そういやエアコンが効きすぎる部屋にいたから喉が渇いてたし飲み物買ってこよう)

「あの 二条泉さんですか?」
自販機コーナーに足を運び飲み物を選んでると後ろから声をかけられた
泉(・・・えっ?)
声の主はインターミドルで戦った原村和だった
泉「原村・・・和さん」
和「少し お話よろしいですか?」
泉(な なんで私に・・・?)

・・・

和「聞きたかった事が一つあるんですけど」
泉「・・・なんでしょうか?」
和「インターミドルで戦った時のこと 覚えていますでしょうか?」
泉「えっ!? えぇ・・・」(覚えてたんだ・・・)
和「なら話が早いです あの時とは状況が違いますが次鋒戦の時インターミドルで感じた泉さんじゃなかった」
和「何処か調子が悪かったのですか?」
泉「・・・」
和「・・・あの 泉さん?」
泉「・・・すいません ちょっと呆気にとられました」
和「えーっと・・・」
泉「あの時 自分以外の全員が年上で弘世さんや宥さんの麻雀にただただ竦むしか出来なくて」
泉「がむしゃらにテンパイ目指してたんですけど・・・全然ダメで」
泉「和さんは失点してたけど・・・自分よりすごく冷静に対処していたから凄いですね」
和「そうです?準決勝戦は反省点ばかりで・・・咲さんには本当感謝しています」
泉「・・・あの 和さん なんでそこまで真っ直ぐな目をしているんですか?」
和「へ?」
泉「自分から見れば今の和さんがとても眩しく見えて、とても羨ましく感じます」
和「・・・泉さんはこの言葉をご存知でしょうか」
泉「なんのことです?」
和「七転び八起き」
泉「・・・」
和「自分は成長が出来ると思ってます」
和「ただ 常に向上心を意識をしないと成長はできません」
泉「和さん・・・」
和「じゃあ約束しませんか? 次の全国大会では何処かで私と泉さんが戦うと」
泉「少し難しいですけど・・・頑張ってみます」

セーラ「あっ 泉・・・その・・・」
泉「セーラさん また麻雀の応用学ばせてください!」
浩子「い 泉!?」
セーラ「・・・分かった!んじゃ今からやろか!」

一年後
和「お久しぶりですね泉さん」
泉「よろしくお願いします!」