桟敷よし子さんを追っかけて・・プロジェクトJ

1902年生まれの桟敷よし子さんの戸籍名はジョセフィン。日本女子大を出て、倉敷紡績の女工教育係となり、ストライキを組織し、地下活動に。治安維持法違反で刑務所に。保健婦となって満蒙開拓科学研究所へ。そして中国人民解放軍に参加。彼女の自伝「永遠なる青春」を読みながら、彼女の生きた時代を再確認し、その真摯な生き方を検証し、若い世代に引き継ぐための研究会をやっていますのでその報告をし、また全国の、彼女とかかわりのあった人たちとの交流。

北海道の北星学園、日本女子大、そして倉敷紡績、愛媛での保健婦活動、中国での暮らし、大阪淡路診療所など、彼女はあちこちで活動しているので、たくさんの人と交流しているはずで、その思い出などを全国的に集めたいので、連絡をお待ちしています。

 毎日うだるような暑さ、夜になっても涼しくならない。もう今日は何もしないことにしよう・・と撮りためた映画を見ることにした。そして見つけたのが「夜の大走査線」である。1967年作でシドニー・ポワティエ主演。たまたま田舎の街で乗り継ぎの列車を待っていたら殺人犯にされた都会から来た警官の話。

 1970年代、神戸外大で黒人研究の会を作っていた貫名先生たちの研究会に伺った時だったか、この映画のすばらしさを聞いた記憶があったので、一度見なくてはと録画だけして、しばらくほったらかしていたのだ。

 田舎町に蔓延する黒人差別、死体の検視で死後硬直の時間や打たれた傷から判断した右利きの銃による殺傷などで、安易に捕まえた犯人を釈放し、次々と真犯人に迫っていく。

 広い綿花の農場で働く黒人たち、農場主の家で働く黒人の執事、立派な植物園でランの世話する農場主・・黒人と一緒でずっと世話して守ってやらないと生きていけないのでこの○○ランが好きだとうそぶき、自分に何か疑いがあるならはっきり言えと、彼のほほを殴った農場主。主人公が、すぐに殴り返した場面が痛快だった。

 前の警察著長だったらあんたはすぐに射殺されてたよという警察署長。迷惑がりながら、なんとか彼を守ろうと色々おせっかいを焼く署長…町のチンピラやえらいさんの思惑・・60年代の公民権運動の余波…表向きの差別はだめだが、だれもが認める黒人差別・・・50年たって、黒人の大統領が登場したが、またトランプのような変な大統領が登場するアメリカ。

 50年たっても黒人差別はたくさん残っているが、50年前にこういう映画が作られたことに感動した。

 朝から猛暑で、ラジオ体操に行くのもおっくう。夜中に汗びっしょりで目が覚め、また冷房かけて5時過ぎに起きる。今日は何もしたくない。でも7月25日の天神祭り同窓会の参加者をそろそろ確定しなくては‥と名簿をチェック。返事のない人は参加とみなします・・・と言うはがきを出しながら結局メールしたり電話したりで19人。Tさんが当日ワインを持っていくというので、3時過ぎにお店に電話して、持ち込みありかどうかを確認。

 昼からはたまったビデオを見ては削除する。
東京裁判、沖縄の高江の座り込み、資本主義と格差、映画、テレビでロシア語etcあとから見ようと取り試していたいろいろ・・・

 明日は日本舞踊の発表会「ゆかた会」なので、ビデオの準備。踊りは全然覚えられない。今までで一番簡単で短いのにどうしたことか、集中力がない、意欲がない、喜びがない・・・老化は悲しい。前回はHさんが転んで腕をおり、今回はKさんのお母さんが危篤・・このささやかな日本舞踊小組もいろいろな歴史を刻む。
 長年続けているお稽古だというのに、ちっとも上達しない。私の取り組む姿勢に問題ありなのだ。単なる暇つぶし・・書道も俳句もちゃんと取り組めば私の大切な「趣味」になり、老後を助けてくれるはずなのに、いつも上の空で集中できない。

 夕空を見上げると三日月。久しぶりに涼しい風が吹く。祇園祭の京都はどうだろう。

 私が子供のころ、重井でもふんどし姿の若者が祗園山のお神輿を担いで、海に投げ込む勇壮なお祭りが17夜だった。昨年なくなった私より10歳上の兄たちの世代が青年団のころ、海辺ではたいまつが燃えていたっけ。浴衣を着て、かき氷を食べて、毎日がワクワクする楽しい日々だったのに、今私にとって、幸せって何だろう・・・

 

 

 映画「マルクスエンゲレス」を見ようとパソコンでチェックをしたら、7月15日京都シネマで2時からというのがあり、これに行くことにした。なんと京都は祇園祭の真っ最中でものすごい人…私は何の気なしに、烏丸四条で下車。おしゃれな祇園祭の団扇をもらい、京都シネマへ。映画館の入り口近くに精華大学のギャラリーがあり、学生の作ったイヤリングなどを売っていた。


 さて、映画はマルクス26歳、エンゲレス24歳の出会いと、二人が共産党宣言を作るまでの話。貴族の娘だったイエニーと駆け落ちしたらしいマルクス夫妻と、紡績工場の経営者の息子なのに、アイルランドの女工さんと結婚したエンゲルス夫妻の物語。二人目の子供が生まれるので、とにかくどんな仕事でもいいからと探しに行って、字が汚いから駄目だと言われたマルクス・・・監督はハイチ人。

 手紙をもとにこういう映画を作ったらしい。ヘーゲル、プルードン、バクーニンやフォイエルバッハの名前が出てくるが、当時の社会運動や時代背景がよくわからないし、映画としても面白い場面があまりないので退屈だった。今年はマルクス生誕200年・・彼が世界に残した影響はものすごい。

 映画館から外に出ると灼熱地獄。祇園祭の鉾をめぐる人々がひしめいていた。今を生きる人々にとって、マルクスは何を語るのだろうか。

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