2016年09月28日


然別湖のアワフキゲーム  9月28日はとてもスロー


P9280237

風が強く、風表はバシャバシャ、風裏は風が舞って安定せず。

気温は19度まで上がるものの、アワフキの落下はとてもわずか。

ライズがあるのは局所的で散発。

そんな散発ななか、注意して観察して、

口先を出すいいサイズのライズは岸際1m以内でポツ、ポツ。

ねらいを絞っての釣り。

ライズは10時から始まり、

終了の15時まで水の動いている場所でやっていました。



P9280230

P9280217

P9280214

P9280239


P9280234キャステングをうまく決めてくれて、ライズはほとんど仕留めてくれました。


苦戦するのは、風の強さで、

ボートをライズの目の前に定位させておきたいけど、

風で流されてしまうので、常にオールを漕いでました。

漕ぎ続ける私は慣れているのですが、

ボートがくたびれた様子で、

終了まぎわにオールの接続部分が壊れて、

スタッフのオーさんにSOS。

面白いフィールドとそこを管理してくれるスタッフの方々には、

いつも頭が下がります。


P9280245らくちん、らくちん 

然別湖のセカンドステージ。
アワフキゲームはつづく・・・

ガイド&ロッジ
ラッキーフィールド
http://lodgeluckyfield.com






(19:55)

2016年09月27日

P9270239


誕生日のプレゼントで、ついでにもう一本買っちゃった2本目の竿の試し振りもかねて、台風で変わってしまったポイントの再リサーチ。たくさん歩こうと心に決め、朝から川に立った。まさかの超大物に出会うとは知らずに・・・


木々を薙ぎ倒した台風の爪痕が痛々しい。激流となって流れた水は川底の石を洗い、平水までもどり底まで透けて見えるクリアーな水にほっとする。


12時を過ぎて彩とりどりの落ち葉が浮かぶ水面を見ながら苔が流され綺麗になった岩盤に座っておにぎりを食べていた。


P9270246


ポカポカ陽気が気持ち良く紅葉が始まりかけた木々の枝先を無数のてんとう虫が飛んでいるのに気づいた。


そんな秋の始まりに黄昏れていると一本の大きなミズナラの存在に気づいた。 大人二人でかかえられそうな太い幹で、遥か上まで太い枝を伸ばし葉っぱが空を覆っている。おにぎりを食べ終えその大木を通り過ぎようと思ったがなんとなく引っ張られるような感じがした。


しばらく観察すると、葉っぱの先は黄色くなり初め、一番下の根元に近い太い枝が折れている。風通しの良い南斜面。いろいろと条件が揃っているのに気づく。


ただ 深い熊笹に覆われた50辰曚匹竜泙兵侈未両紊砲修咾立つ大木を見上げては、登るルートを考えてどうするかしばらく悩んだ。大学時代に増毛の山を一日中歩きまわったことを思い出せばこれくらいの斜面なんてたいしたことない、はず。



大木に吸い寄せられるかのように、リュックサックを置いて、笹を掴みながら斜面を登り始めた。



フェルト底のウエーダーで笹の斜面の登りは思った通りに難しく、案の定足を滑らせ膝を強打した。穴が空いてないか心配しながらなんとか斜面を登りきり、以外と笹がない大木の根元に到着した。




まずは前側を調べるが異常なし。そんなに上手くいくわけないと思いながら斜面を登り大木の裏側の根元に目をやると、


なななんと出てるではないか !



50造曚匹里舛腓Δ豹べ頃な見事なマイタケがもっこりと生えていた。


ゆっくりそっと、根元から丁寧に抜くとマイタケが放つ、木のさわやかな香りに食欲が湧いてくる。


舞い踊りたくなるから「舞茸」というとはなるほどで、 舞い落ちないように斜面を下りリュックサックにそっとしまった。久しぶりの超大物だった。



P9270265P9270274

チャンチャン。




P9270257P9270254
これも大切なリサーチの一環で、ロッジでいただくおいしいビールのために。


この香り、そして味を、お伝えできないのが残念です。


P9260190


そんな天然舞茸にたまたま遭遇したロッジに連泊中のラッキーなゲストは、ツリバナの下でツリ竿を振り、たくさんの葉っぱを釣り上げた中に、立派なエゾイワナも釣り上げた。おだやかな小春日和だった。


P9260193


P9260213

82歳のアメリカ人のマックさんは、実はアメリカの重鎮?だったらしく、キャッツキルというフライフィッシングでは有名なニューヨークの近くの川を全ページカラーで、とてもきれいな絵と写真で、分厚い本を書いたそれはそれは超お偉い(クレージーすぎる)お方だった。そしてサインまでいただき、ロッジに残してくれた。出版にはウン千万円かかったとか・・・。


P9250180



そんな姿にジ〜ンとしながら、自分の40年後を想像したりした。



秋の夜長、いろんな話で更けるのでした。



十勝の自然を楽しむためのガイド&ロッジ
LuckyField : http://lodgeluckyfield.com
banar_long_white















(23:05)

2016年09月25日


音更川ライズなし。
濁りで今なおドロドロ。


2011年の台風の影響で設置された護岸工事のおまけの突き出しの様子を見てみた。突き出しがある場所とない場所があるけど、突き出しがある場所は、流れがぶつかって川が複雑に流れていた。これから水が納まり、澄んでからしっかりと様子を見るつもりですが、新しい護岸も壊れた場所があったりと水の力はすごいです。



P9230241激甚災害でニジマスの復旧のための放流資金も予算に入れてもらえないものだろうかと思ってみたり・・・


今日は、82歳のアメリカン!と一緒に釣りでした。お住まいがニューヨークのビーバーキルリバーまで3マイルという、フライフィッシングにどっぷり染まったジェントルマン。足元は危なっかしいけど、キャスティングは見事。ブレイテッドリーダーでフライを投げる姿もさすが。私も40年後にこんな風にフライを飛ばせてるだろうか?と後ろ姿をみていました。そんな出会いを作ってくれたSさんに感謝です。

P9250186P9250210P9250219





P9240281
昨日は然別湖に昨日行ってきました。やっぱり、徹底的に面白いアワフキゲーム。今年は台風の影響で濁ってしまった然別湖だったけど、心配することなく、アワフキゲームは10時からスタート。濁りの影響は鱒の警戒心をといてしまうようで、ボートでの接近、ティペットの存在も、気づかないようで、かなりアドバンテージはこちら側に、アワフキへのライズに悩ませるルアーアングラーにも、濁りが見方についたようで、おおきなニジマスはもちろん、62センチのサクラマスの写真には、然別湖の水深くらい懐の深いです。






ドライフライの釣りを追求するなら、然別湖のアワフキゲームの難しさと面白さは極上。


大事なのは岸際の観察で、風と光を考えて、エサがたまる場所、大きなニジマスとウグイのライズを見分けること、そして、見つけたヘッドアンドテールのライズの行動範囲、パターンをしっかり読んで、ついばむようにライズする鱒の進行方向にティペットを見せないようにフライを置く。そして、合わせ切れすることなく、やさしくフッキングして、しっかりとドラグ性能を生かして、細いとで60センチのニジマスとファイトする。もちろんボートの操船という別ジャンルの難しさもなかなか難しくしてくれる。



P9240282P9240269


オンナ心と秋の空というように、秋の天気は不安定、そんな不安定な天気のなかで一瞬活発になる、大人のライズを見つけ、とれたときの喜びが秋ならでは。赤く染まったモミジのはっぱが映り込んだら素敵。


然別湖は10月までもう少し楽しめる。大人ライズを見れるチャンス。行ってみては?TBさん他、頼もしいもしいスタッフお待ちしております。詳しくはグレートフィッシング然別湖で検索。もちろん、ガイド,ロッジから車で50分です。banar_long_white












(18:57)

2016年09月20日

台風が去って川の水が引き、濁りがとれた川からもう一度リサーチし直し。林道がどこまで行けるか、土砂崩れや道路が流れでえぐられていたり、通行止めの場所を森林管理局に問合せたり、などなど台風のお陰で余計な仕事が増えて泣きそうです。


そのかわり、思いっきり竿を振れるのもこういう時で、ポイントにどれくらい魚がいるかもしっかり釣って確かめます(うっかり竿を買っちゃったりして・・・)。消滅したポイントはGPSから削除して、新たにできたポイントを入力していく。地道ですが、楽しみです。


P9200301


川はすっかり姿を変えてしまっても、流れの中から飛び出してくる魚たちは、さすがです。生きる力をもっているってすごいものです。


P9100015台風被害で鮭は釣れなかったものの、ニジマス釣れてよかったです。


P9140130荏原さんのバンブーもいいですね!

P9170249

P9180272

P9160179 


おかげさまで、誕生日を迎えました。ついに40cmに成長しました。誕生日プレゼントは?とN氏に聞くと、ニヤッされて、「どうせ竿でしょ」と言われてしまい。物置を片付けると交換条件で、許可を頂き。Nさんに感謝です。ついついうっかり、2本、買っちゃいました。「いや〜、フライフィッシングって面白いですね」。今日もついついリサーチに夢中になって、イブニングライズに翻弄。


P9200309

P9200328




秋です。
夏が過ぎて、朝晩は冷えるようになりました。薪ストーブに火をつけたくなる日も出てきました。夏の疲れがでてくるころ、風邪をひきやすい季節です。皆さまもお体大切に

40歳の新たなチャレンジ!引き続きよろしくお願い致します。

PS.毎年恒例の放流をやる予定です。また放流募金よろしくお願い致します。




(20:54)

2016年09月09日



台風10号で道路や橋が流され、今なお濁った泥水が流れています。平野部の湧き水の川から徐々に水が澄んできていますが、まだ水が多い状況(そしてまた雨)。山も平野部も地面が吸った水の量が相当のようで、なかなか水が引きません。三国峠、日勝峠、狩勝峠は道路が流され今なお通行止めで、その他の道道や林道も土砂崩れて通行止の場所がたくさん。道が通れるようになるのがいつなのか、被害にあわれた方や復興に力を注ぐ方々はいまでも大変な状況です。川の濁りがとれて、水量が減るのもいつなのでしょうか?



P90800049月8日音更川音和橋付近 


2011年の台風で音更川が氾濫しそうになった時よりも状況はひどく、その後の堤防強化の工事をしていなかったら今回の台風で確実に堤防が決壊していたと思います。雨が降れば川は動くのが本来の姿。堤防や護岸で川を閉じ込めようとするから氾濫するのは当然。川の自由にしてあげればと思うのですが、農地、住宅、人の生活を守るのも大事。6月の集中豪雨や梅雨。連続台風など、異常気象ではなく、確実に気候が変わった思います。



台風の影響で、「川も道路もこんな状況なので、来ない方がいいです。日程を変更できるなら変更した方がいいです」とご案内しているのですが、ゲスト達はやってきます。なので鮭釣りに予定を変更したり、こんな状況でもドライフライで釣れる場所を探したり。


P9060113たまにはフライロッドを手放してウキを見つめてボーッとするのもいいものです。

P9060119おかげさまでイクラ丼食べ放題です。


十勝の平野部の湧き水を水源とする川は、夏は草が高くて釣りをするにはフライが引っかかって釣りにならないような川も、台風の大水の影響で、両岸の草が倒されて、川を覆っていた倒木も流されて、ほどよい水量の多さで、ドライフライにポンポンと無垢な魚が飛び出してきてくれました。ただ、ヤブ蚊が異常に多いので、心して川に入らないと釣りに集中できません。

P9080021普段は草に覆われ釣りにならないボサ川も台風後でスッキリ。



P9080009珍しくカワシンジュガイを見つけた。普段はバイカモが揺れるようなスプリングクリークなのですが・・・


P9080007問題はヤブ蚊の猛攻で、要対策です。



P9070195台風が去ってすっかり空気が秋になりました。


P9070215秋はいいです、大人な感じで。





P9070143台風で肩を落としてやってきたゲストにたまたまやって来た釣りの神様。


P9070156



これから秋のシーズン。カゲロウやテントウムシ、カメムシ、アワフキムシへの大人ライズの季節ですが、今年はどうなるかまったく予測不可能。濁りが取れるのか、濁った中でもライズしてくれるか、虫がいつもの年通りいるのか、川までたどり着けるのかすら、まったくわかりません。それでも自然は日々変化し、川には行きます。大雨が降れば川は暴れ、魚は動くのがあたり前。自然はなかなか、回復力、再生能力にはいつも驚かされます。魚が釣れるか釣れないかよりも、そんな自然を見続けたいものです。


十勝の自然を楽しむためのガイド&ロッジ
lodge lucky field : http://lodgeluckyfield.com

banar_long_white





















(04:19)

2016年09月02日



P9010003音更川駒場橋付近



倒木が道路を塞ぎ、アスファルトの上を川が流れ、土砂崩れで通行止め。痛々しい台風10号後の影響で、川はまだ濁流。

復旧工事にかかる労力や費用を考えながら釣り場に向かうのすこし気が引ける。だけど年に一度の休みで十勝に遊びに来てくれたゲストの気を察するとガイドを中止するのもかわいそすぎる。可能性がある釣り場を考えて、考えて、考える。


そしてまた自然の強さ、鹿の足跡、飛び交う虫たち、あの大雨の中で家もない動物、昆虫、植物たちの生命力。川には流された木々が放つ緑臭い香りが漂っていた。これまで何年も川を見てきたけど、今回の台風のダメージは今までで一番大きい。

川が蛇行し、流れが変わり、ポイントもまたゼロから探さなければならない。魚の付き場も変ってしまった。濁りがとれて、水が引くまでどれくらい時間がかかるだろうか?そして、これからの秋のドライフライシーズンがどうなるのだろうか?

そんな色々な事を考えながら、河原に座ってゲストと2人で、スコーンを食べていた。ある意味、なかなか見る事ができない光景のなかにいるのも貴重かなと思う。


そんな中たまたま横にチョウチョがいたので、そおっと手をのばしたらつかまえる事ができた。何気なく、水面に落として、浮かびながら流れていく様子をみてると、いきなり濁った白い水から鱒が食い付いた。びっくり。こんな大水の中を生き抜くたくましさ、そして濁ったなかでもライズする鱒に驚いた。と同時に釣れる予感。

一服したら帰ろうと思っていたけど、その一回のライズで、ロッドをつないで3エックスの糸の先に6番のカディスを結んだ。さっきライズした場所にフライを流してみると、一発で釣れると思ったら、何も起こらなかった。「そんなもんさ」と思いながら、横を見ると白く濁った水のなかに、魚の陰が見えた。さっきライズした鱒よりもはるかに大きく、たまにライズする。尖った口先がよく見える雄のニジマスだった。小さな虫を丁寧に食べているようで、口先だけを出して音もなく、水面を流れる虫を定期的に食べていた。フライを14番のエックスに変えて、もう2回ライズをみて、フッキングまでのイメトレする。


濁りがあるためか魚も水面下10センチに定位して悠々とライズを繰り返す。フライを流し込むけど、魚まであと10センチというところで、ドラグがかかってフライが止まってしまう。それでもゆっくりと魚に近づくフライ。フライが魚まで10センチのところで、すこしドラグがかかっているのに、何の疑りもなく、尖った口先をだしてゆっくりとフライを吸い込んだ。イメージとおりゆっくりとひと呼吸おいて合わせるとしっかりとフッキングした。竿が曲がって糸がどんどん出て行く、濁っているので魚も見えないし、沈んだ倒木や岩も見えない。糸は4エックスなのでそれほど心配はないけど、全然魚は浮いて来ない。こんな台風あとの釣りにならないような状況でも、大きな鱒が目の前で小さな虫を食べる「大人ライズ」を見せてくれたことだけでも幸せで、フライを食ってくれ、フッキングもできたことだけでも既に十分満足だった。10分以上のやりとりで、ようやく水面に姿を現した鱒を、2度目のランディングで決まった。


写真を撮る手が震えているゲストを見て、いいなーと思った。


P9020091最悪の状況で釣りの神様を引きつけるのは、釣りの技術よりもその人の持っているものなのかもしれない。と思うくらい、ミラクルを彼は毎年見せてくれる。


P9020085鱒が食べていたのは18番の羽アリ、ケバエ、ビートル。そしてフライは16番のエックス




P9020006イクラ好き女子 K


ガイド&ロッジ 
ロッジラッキーフィールド 
http://lodgeluckyfield.com










(22:45)

2016年09月01日

9月1日 台風10号の影響でどこの川もひどい状況。
それでもゲストは予定どうリ。
ありがたいことに、少しでも可能性を信じて、
神にすがるような気持ちで?


P9010008


でも川はひどい状況。
ロッジにも避難勧告がでて、いまだに解除されていない状況。
十勝川も未だ見た事がないほどの勢いで泥水が流れる。

十勝のサケ釣りはお盆頃から始まる。
ウキルアー、たらし釣り、ぶっ込み釣り、ふかせ釣り。
どれもその場と魚の習性にあわせた釣りで理にかなっている。
ただ、釣れる場所には人が多いのが鮭釣り。

9月と10月の休日はのんびりと鮭釣りにウキルアーにエサをつけてルアーをボーッと投げる釣りがプライベートで1匹か2匹釣れたらそれでいい。今年は昨年ほど釣れていない様子だけど、霧の中、波の音を聞きながら、オオセグロカモメや船の重油の香りなんかも嫌いじゃない。


P9010034


この台風10号の影響もあって、今日のゲストは鮭釣りということに。

帯広空港から港に付くと、混雑する釣り場は入るすき間がない。混雑から離れたC級ポイントでのんびりとルアーを投げていると、初めてすぐに足元までルアーを追っかけてくるでっかいサケがいた。


P9010009


やっぱり岸際を泳いでいると思い、岸と平行にルアーを投げてみようと誰もいない岸壁に移動して、ルアーを投げていると、遠くで水しぶきが見えた。どうせウ(鳥)だろと近づくとまたバシャ。渓流のようなストーキングと観察態勢、少しづつ近づくと、水面が真っ黒くなって群れて泳ぐサケが見えた。50匹くらいのサケがグルグルと岸壁から流れ出る水に集まっていた。おそらく大雨で淡水が海に流れ込み、そこにサケが集まっていたと思う。


取り乱さないように、走りたい気持ちをこらえて、車にもどって、移動しましょう。とゲスト告げる。隣でたらし釣りをしてたおじさんにも教えてあげた。車で移動して、群れの中にウキルアーを漂よわせると一投目で釣れた。1年ぶりの強い引きでひさびさに足が振るえた。(60センチのニジマス以上に興奮してたかも)。ゲストもウキルアーからふかせ釣りに変えてすぐにヒット。銀ピカのメス。そしてまたすぐにメス。真っ黒になって群れるサケの群れに仕掛けを投げ込むと立て続けにヒット。3匹釣ったらフライに変えようと思った。一匹釣ると群れが散る、すこしづつ岸から離れていく、真っ黒い群れの陰に仕掛けを入れるとアタリはあるものの、ドラグを緩めすぎてて合わせそこなったり、浮きが沈む前にあわせてすっぽ抜けたり、足元で針が外れたり。そんなフィーバーが1時間ほど続いた所で、大きな船が岸壁に着岸してしまい、群れはどこかに行ってしまった。1時間ほどのラッキー。 


P9010014



P9010031



台風後のどの川も濁りの状況だけど、はるばる飛行機で下りてきたゲストにたまたま訪れた幸運だった。釣りの神様ってほんとにいるんだと思う。


P9010024


鮭釣り(イクラ丼)にしますか!?


ガイド&ロッジ
ロッジラッキーフィールド
http://lodgeluckyfield.com










(22:40)

2016年08月30日

2月16日 出発の朝

いよいよ出発の朝。シャキッと目が覚めた。だけど頭痛。そして38度の熱。念のため病院に行く事にした。インフルエンザと疑われ、隔離待合室に入れられ、周りにはひどい咳と、辛そうなインフル患者に囲まれて、検査の結果を待つと、結果は陰性。インフルエンザでなくホッとした。お医者さんに3日間慣れない人混みでの仕事で知恵を使ったので、「知恵熱ですか?」と聞くと、そんな病気はありませんと言われる。看護師さんにインフルじゃないけど、この待合室にいたからもしかしたらインフルが移っちゃったらゴメンねとも言われる。飛行機に乗るときに熱があると、乗せてもらえないか心配と言うと、熱冷まし薬を出しておくから大丈夫と言われ安心。ついでに10日間分のたっぷり風邪薬をもらえたので来て良かったと思う。病院から出るときにはさっきまでの気分は嘘のようにすっきりしていた。成田空港での出発時間に、浅草のイベントで売った鹿の毛の売上をまとめ、締め切りが近づいた原稿も送り終えたら、また熱が出てきそうな気がした。



90リットルのコロコロバックにロッドケースを縛り付け、防水バックパックに三平くんのハット。春一番が吹き荒れた昨日と違って冷たい空気の東京をぬけて、成田空港から飛行機は日本から離陸した。成田空港でヨーヘイ氏と再会。かなり肉付きが増え軟弱白色になっていた。ヨーヘイ氏はフライのキャリアは1年ほどだけど水中生活が長く、時に海外の海中でサメの写真を撮ってたり、アフリカの淡水で泳ぐゾウの写真を撮ってたり。英語が話せないのにどこでも生きて行ける太さは筋金入り。初めは1人で行く予定だったけど、ヨーヘイ氏にバレてしまい。カメラマンが1人いてもいいかなと、2人で仲良く行く事にした。




今日の20:10分の飛行機に乗ると、目的地に着くのは今日の朝の8時。タイムスリップしているような海外行きの飛行機いつも不思議。窮屈な飛行機は相変わらず窮屈で、東へと進む飛行機は夕食が終わるとあっという間に明るくなってお腹が減っていないのに朝食が用意された。空から眺める景色が好きで、紺色の夜明けから朝日を浴びてオレンジ色に染まる雲を上から見る、逆朝焼けに満足した。やっと来れた。久しぶりの無謀な冒険旅行で体の細胞が若返る。8時間ちょっとで空の旅が終わる。飛行機を降りると日本人の多さにビックリする。日本語が飛び交い、日本にいるのと変わらない。不思議とうんざりする。ただ、空気は蒸し暑く、朝に雨が降ったのか水たまりに、日本では見かけない九官鳥のような鳥が集まっていた。




ここから国内線に乗って小さい島に渡る。9人しか乗れない小型プロペラ機があっという間に島を飛び立つ。島の周りに広がるインリーフのフラット(珊瑚礁の遠浅の海岸)が気になった。30分で飛行機は降下を始め、この小さな島のインリーフのフラットは泥で濁ったようにみえた。飛行機を降りると、一人の現地人が待っててくれた。キアさんで、トラックにレンタル自転車を積んできてくれた。スーパーによって食料を買い込み、サップ:スタンドアップパドルボード(立って乗るサーフボードのようなもの)のレンタルなどの手配を済ませ、時間があったので桟橋に行くと偶然クレイ(唯一の現地ガイド)に会った。インターネットやYouTubeで憧れの人が突然目の前の現実の人になると少し複雑な気がした。気持ちが高ぶった。不思議と達成感すら感じた。準備期間が半年ほどあったので、クレイとの出会いは嬉しかった。と同時に、北海道に遊びに来てくれるゲストの気持ちも改めて感じ、もっと愛想良く出迎えてあげなきゃと少し反省する。期間中の2日間の一緒の釣りの打ち合わせをしてクレイとの別れた。ことは順調に進み買い込んだ食料とレンタル自転車と共にキャンプ場に到着した。


P2160225エンジンのかかりはいいけど、いすは棒でつっかえないと倒れてしまう。子だくさんのレンタル自転車屋さんの助っ人のキアさん


キャンプ場に着くとさっさと支度をして海に入った。キャンプ場の前には遠浅のフラット(遠浅の海岸)が広がっている。ココナッツの木がまばらに生え、南国情緒たっぷりで、水に入ると少し冷たく感じた。日本から持ってき地下足袋を履いて、長ズボンから感じる水の冷たさや波に、少しづつ体をなじませた。どこかにボーンフィッシュが見えないだろうかと探してみたけど、すでに太陽は地平線に近く、茶色の海底と暗い色の藻が生えた感じは、ボーンフィッシュは見つけられなかった。空気が澄んでいて、夕日の色が濃く、水平線を太陽がかすめると、突然水面を沢山の小魚が何かに追われて逃げ回るのボイルがあちこちで始まった。急いでフライをトレバリー用のでっかいフライに変えてボイルに近づくと、射程距離内で、あちこちでドバーン、ドバーン。と小魚を蹴散らして水柱が立つ。南国の夕陽で黄昏れていた気持ちが一気にテンションアップ。キャストしたと同時にロッドを脇に挟んで、両手でラインを引っ張り高速リトリーブを続けた。だけどなかなかヒットしない、フライがあってないのかと思いながら、海に沈んでいく太陽を見ながらキャスティングを繰り返すと、竿が曲がりようやく掛かった。かかったと同時にラインを持っていかれると構えたけど、相手はそれほど大きくなく、手のひらくらいのトレバリーだった。



P2160265すごい引きを想像したらあっさりと上がってきたトレバリー。でも綺麗だった。



トレバリーは小さかったけど、夕焼けの空と海と空気が日本じゃなかった。体の細胞が一気に目覚めるには十分すぎる午後だった。ちょうどいいサイズのトレバリーなので夕食に食べることにして、ズボンのポケットに魚をいれた。日が沈むとボイルも散発になって、ときどきポケットの中でバタバタと魚が暴れ気持ちよかった。キャンプに戻ると、サップのレンタル屋さんのクレアさんが待っていた。サップとはスタンドアップパドルボードと言って、立って乗れる巨大なサーフィンボードのようなもので、このサップに立って乗ってオールで漕いで海に立ってボーンフィッシュを探そうという、未体験なチャレンジ。今回は、このキャンプ場に8泊して自転車とサップを1週間レンタルして、ボーンフィッシュを探し、あわよくば釣り上げることが目的だった。未知のフィールドで、新しい釣りで自分を試すことが何よりもワクワクする。



P2170458



ランタンに明かりをつけたらまずニンニクの皮をむく。キャンプ生活はいつもニンニクからで、ニンニクとタマネギとジャガイモとマッシュルームとパプリカがどこの国でも必ず手に入るし、冷蔵庫がなくても日持ちする。先ほど釣れたトレバリーは、三枚におろして、半分をお刺身、半分を油でソテーにした。噛みしめるばかりにこの国の自然が自分の身になっていくようだった。海辺のキャンプ場は隣の滑り台で子供が遊び、犬がバシャバシャと海辺を走り回り、トイレとシャワーの建物すぐ近くにあって、大きな木の下にあるテーブルの近くに張ったテントに、山奥の不便さはまったくなく、とても快適なキャンプだった。それでも真っ暗になると手が届きそうなくらいに星空が広がり、ココナッツの木の向こうにオリオン座が輝いていた。直火が禁止のキャンプ場で、日本から持っていったクッキングストーブに適合するガスが売ってなかったので、バーベキュー用の燃料を、鍋の蓋をひっくりかえしてその中で火を起こし、コンロにした。ザザーッと静けさを包むように優しい波の音が聞こえる。カラカラとココナッツの葉が風に揺られて音を立てていた。トイレにはオーストラリアで見たヤモリが数匹と、電灯の下にはおなじくオーストラリアにたくさんいたグロテスクなヒキガエルが一匹いた。暖かいのに電灯に集まる虫が一匹もいない。蚊もいないのでとても快適だった。




キャンプ場情報 (〜ここは10人でも30人で来ても楽しそう〜)
壁のない建物の下にタイイングのバイスが挟める2センチ厚のテーブルが12台ある。ざっと120人は座れる広さ。電源も12カ所にあり、充電や音楽を聞くにのに使える。夜中でも蛍光灯がスイッチで付けれる。外にも街灯があり、夜中に消えたり、朝方に消えたり、なぜか気まぐれで、街灯の近くにテントを張ると、朝になったかと思って目が覚める。トイレとシャワーは別の建物で、水洗でとても綺麗で電気もつく。ただ、シャワーといっても、上から水が出るだけで、お湯ではなく常温の水。トイレットペーパーも毎日補充されるけどない日もあるのでティッシュは必要。地元の人がよく集まって料理したりパーティをする。特に週末は大勢の人で賑やかになった。クッキングガスストーブは、 日本のよりもガスのスクリューが太いタイプが売られていた。イワタニなどのカセットコンロ用のガスは売っていて、キャンプ用の小さいイワタニのストーブとランタンを持って来ればもっと快適になるだろう。キャンプ場の水は飲めるし、物を盗まれるような心配もなく、治安が良いようだ。ただ、自転車とSUPは鍵をかけるように言われた。ステンレスのキッチン台があるけど水が出るだけで、コンロはない。テントと寝袋とエアマット、調理器具さえあれば何人でも泊まれるとても快適なキャンプ場。洗濯機はないので、シャワーのついでに手で洗う。キャンプ場の陽があたる場所にはテントを張るのにちょうどいい芝生が生えていて、各所に日陰を作る木々の近くにはテーブルと椅子が配置されている。焚き火ができないのが残念だけど、薪になるような木すらない綺麗に整備されてるキャンプ場だった。1人1日3泊まで、2人いれば交互に3泊づつ長期で滞在ができるけど、1人の場合は、3泊したら、4泊目はどこか別の場所で泊まらなければならない


つづく



8月下旬の十勝


台風10号のはげしい雨のなか、そろそろこの前の釣行記をまとめなきゃと思い、小出ししていくつもりです。


今年は雨が多く、そして次から次に台風が来る。そんな不安定な状況で釣りができる場所、少しはいい魚がライズしていそうな場所をさがして歩くなか、岩盤のキワでヘッドアンドテールでライズする鱒を発見。水面で羽をパタパタさせながら流れていく蛾を食べているいいサイズで、ライズを3回観察、魚の背後から少しづつストーキング。1投目、8番のガディスで何の疑りもなく出てくれた。

8月下旬は平水、無風、曇り空なら羽アリやケバエ、黒っぽい14番、16番、18番の黒いパラシュートタイプの半沈みを演出するフライ。それと今年もチョウチョや蛾が多いので8番、6番の巨大エルクヘアカディス(ガディスとも言っている)も有効、特にブラインドでたたくならでっかいフライ。太陽が出ればフキバッタ(サイズ4番、6番)も有効だけど、なかなか太陽が出てくれません。


P8270311

P8270316


音更川は糠平湖の放水で増水が2週間以上続いている。茶色の水が恐ろしい勢いで流れ、河畔林の柳を倒し、河原は石ころが広がり、また一変した。十勝石(黒曜石)を拾うなら今こそビッグチャンスだけど、魚がどれだけ残ってくれているか・・・


P8250246波とカモメの声を聞いて、アキアジがかかるのをのんびりと待ってました。誰もいないし、魚もいない?



十勝の自然を楽しむためのガイド&ロッジ
ラッキーフィ–ルド
banar_long_white

http://lodgeluckyfield.com
















(22:53)

2016年08月20日


P8200084音更川駒場付近 

台風8号、そして9号が北海道に近づいています。音更川は糠平ダムの放水によって、普段の倍以上の水量で、ドロドロ、十勝川のような川幅です。地球の裏側には水不足で困っている人達がいるというのに・・・


それでもゲストさまたちは予定通りにやってきてくれますので、雨に打たれる覚悟を決めて、毎日川へ。普段は警戒心が強い鱒も、水が多いときこそチャンスだったり・・・


P8200110



降ったり止んだりの空は、鱒が水面に浮くには十分な暗さで、風が吹いて水面が波立ちさえしなければ、鱒達は1日中羽アリを食べてくれていました。普段は羽アリにフライのサイズを合わせ、フライ16番、ティペット6エックスという繊細にしないと食べてくれない鱒達ですが、増水と濁りと雨雲のお陰で、警戒心が強いはずの鱒達は、昼間でも悠々とライズを繰り返し、大きめの8番のガディスを疑わずにパクッ。天気が味方してくれました。



P8190064











(22:07)

2016年08月18日

プライベートで釣りする時は、9フィートの4番ロッドに12フィートのリーダーにティペットを1ヒロ(5フィート)くらいがフライ操作がしやすく、2番のフックで超重たいフライの場合はティペットを短くして対応したりしているのですが・・・


広島県からゲストのYさんに渋谷直人さん直伝のLDL(ロングドリフトリーダー)の釣りを見せてもらいました。ちょうど14番サイズの羽アリが流れるタイミングだったの、でライズしている鱒達にLDLは絶大でした。上流に定位してライズする鱒にティペットを曲げて水面に置き、フライ先行でドラッグをかけずに鱒のライズにフライを流し込むアプローチはさすがLDL、その他にもCDCを使ったフライの場合、水面にフライが乗るときときの静かなこと、そしてフライの位置からフライラインまでの距離が遠いので魚へのプレッシャーの少なさ。リーダー、ティペットが長い分メンディングの効果が大きいなどなど、なるほどと思い、これはずるいと思いました。


P8140104羽アリへのライズ狙いでもバッタフライでのブラインドの釣りも丁寧に釣って行く姿にさすがでした。


さっそく私も面白くなって、いろいろ入手。

P8170046


新規開拓リサーチも兼ねて、やってみるとリーダー15フィートにティペット5フィートで合計20フィート。われながらエキスパートになったような気になりました。新規開拓は歩いて歩いて3キロ区間にいいプールが3つ。いい魚がたくさん釣れ、ひさびさにプライベートで釣りできました。Yさんありがとうございまいた。

P8130039



P8180052



Yさんがさって台風7号が北海道上陸。音更川は十勝川本流のような広さになりました。どこの川も増水と濁り。こんな時に釣りができる場所をさがして、気になる区間を3時間ほどリサーチ。40センチまでが羽アリにたくさんライズしていました。




この台風で一度リセット。またゼロからスタートです。少しづつ秋ですね。





(22:11)