2018年06月02日

少しづつ氷がとけていく、雪の到来は神秘的なのに雪の去り方は醜い。それでも解氷が作る造形、絶景は不思議なもの。徐徐に水温が上がってくると、深く沈んでいたワカサギ達が川の流れに集まり始まる。春産卵のイトウたちも、一世一代の大仕事を迎える。雄イトウは攻撃色を身にまとい、雌をめぐってぼろぼろになるまで争い。雌イトウは10センチくらいの石ころさえも、大きな尾びれを使って産卵のための床を掘る。人間でも重労働を雌イトウは3つほど作らなければならない。

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P50946335月9日前浜に現れた白マッコウクジラ?

P5094683まだ冬が続いているような朱鞠内湖の春。

P5100133水温3℃


P5100147氷に閉じ込められる


P5094628北へと戻るコハクチョウ





コハクチョウとガンの群れが、V字飛行を崩しながら飛んでいく、シラカバの芽はまだ固く、本州ではとっくに桜の話題が過ぎ去ったのに、朱鞠内湖の桜はつぼみすら見えない。5月の季節の移ろいは瞬きのように足早で、毎日が成長と変化。聞き慣れない鳥の声がひとつづ増え、リスニングに集中して、新しい音を探す。アオジ、キビタキ、コルリ、オオルリ、ウグイスのケキョ、ケキョ、ケキョと谷渡りの声が上達するころには、シラカバも淡い緑を吹き始める。


P5194992レイクハウス前のゲレンデが日に日に小さくなる  5月19日

P5194993桜ももう少し5月19日

P5195034産卵を終えたワカサギが沈んでいたり、浮いていたり

P51950355月19日。このワカサギも次の日には、イトウに食べられてすべて無くなっていた。

P51950425月19日いよいよシラカバが吹きはじめた

P5195088夕暮れにはいい雰囲気に



毎年、北海道に台風が来るのがあたり前になったように、ここ数年の気候変動は、異常。海水温の上昇からゲリラものがとても増えた。この春の朱鞠内湖の濁りも、上流のダムに堆積した泥が春の雪解けによって、流れ出し、イトウ釣りベストシーズンだというのに、湖を濁し、釣り人も魚も苦戦したことだろう。これも自然と言えば自然だけど、人間が作り出したダムによって、イトウの再生産とフィールドが維持されているのもまた・・・。それでも朱鞠内湖のポテンシャルと守り育てる漁協の取り組みと釣り人のマナーで、毎年大きな夢をみる釣り人は全国各地から集まってくる。奥が深いフィールドと重量感ある魚の面白さだけに、毎年、ここで再会し、新たに出会う仲間たちは、深く、面白く、濃い人が多い。


P5200025このお方も初チャレンジで朱鞠入り、イトウよりもワカサギすくっては、逃がして、楽しんでいた様子。

P5205174風のない朝の世界は、釣りにはポカンだけど、この世界にいるだけでも幸せなもの。まして朝一にひと勝負を終えたコーヒータイムは最高。

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P5210029地元の友人の差し入れにパワーをいただいた。

P5285858プライベートの時間は、渡船サービスを利用させてもらって、さらなるフロンティアを求め。雲の中のようなまっ白のなかで、方向を見失いクルクルまわる、船長はGPS頼り?

P5285864毎年、ここで出会う釣り仲間も最後はでっかいイトウを釣り上げて帰っていった。


P5295959このお方こそ、伝説のガイド。115センチのイトウをサポートしたNさん。そして、プライベートで連れて行ってもらった新天地では、素晴らしいキャスティングを見せてもらった。

P5295978「フライで魚が掛かったらどうなるの」との問いに「グングンってなります」と答えた私。まだフライで釣った事がないというNさんはこれからがとても楽しみなスタッフ。

P5220041友人ガイドも私が無くしたネットを、3時間後に発見してくれ、頭下がります。ここで再会する仲間もまたここの楽しみ。

P5215199朝4時。朱鞠内湖の目覚め。眠い・・・

P5215200出発



シラカバの新緑がまぶしくなるころ、イトウの産卵も終わり、本格的にワカサギを追う姿が見られる。追うと言っても激しくボイルする訳ではなく、産卵が終って弱ったワカサギを食べるのでイトウもボイルは静かにやる。山の雪の融け方をみると、南斜面は雪解けが早く終わり、北斜面がまだ雪が残っている、谷が深い沢も雪解けは長く続く。同じようにワサカギの産卵も場所によって早い場所、遅い場所があるので、ワカサギの産卵状況に合わせてイトウの集まる様子も変わってくる。自然の読みと観察が大事。


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P5245428エゾエンゴサクの群落


P5245476どこにでも咲くミズバショウ

P5275782カタクリの花が反り返る気温

P5275793オオカメノキの葉脈

P5245433ようやく開いた桜はチューリップと同時


P5235396ウグイの群れをうかがうイトウ

P5240053ウイードガード付きのポッパーマドラーゾンカー

P5265662ブッシュにめがけフライを投げて、


P5275722景色を眺めて一休み


P5285872霧の深い朝も


P5275813イトウを取り囲む自然



ミズナラがシラカバに遅れてゆっくりと芽吹き始めると、カッコウの声が届いてくる。霜に弱い木々たちもカッコウの声を待っているのかもしれない。ワカサギの産卵も終盤を迎えるころ、早い場所ではウグイの産卵が始まる。岸際の礫や砂利がある場所で数十匹の群れになって行われるウグイの産卵は、イトウからすれば絶好の捕食のチャンス。産卵を終えたイトウたちが水温10℃に達するころ、活性が上がり、ウグイの産卵が始まれば、スイッチがはいらない訳がない。ウグイの産卵に集まるイトウはとにかく大型が多く、というよりはいい場所は大型のイトウが占領し、離れた場所や深い場所に中型イトウがウロウロしている。ウグイが産卵を始める瞬間を待っていたかのように、数匹の大きなイトウが群れでハンティングする。イトウが考えている事さえ分かってしまえば、それに合わせて釣ることで、今シーズンはシングルハンドの8番ロッドにフローティングラインにゆっくりと沈むキールタイプのフライのセットが功を奏した。




朱鞠内湖でのイトウのガイドは、5月8日から始まり、途中休息をいれて、5月30日までの15日間だった。結果は、15戦全勝!毎日イトウを釣るという幸運に恵まれた。


Nさんのナイスフィッシュ!P5184897P5184914P5184973P5184975


Nさんの2日目
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Nさんの3日目
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5月21日〜23日の3日間のゲストはすごいお方。3日間で10匹以上釣るのも、状況に合わせたキャスティング精度とプレッシャーを感じない精神力の強さ!

P5215222P5220038サイトフィッシング&ドラワカも

P5220035P5225316P5225366P5225377


休日は久しぶりのプライベートで・・・と思ったら、シングルハンドの8番ロッドのフローティングラインを忘れた事に気づき、仕方なくウインストンの5番で、ドライフライ用のトラウトロッドに大きなゾンカーは荷が重い。それで、チャレンジしたら。

P5240053朝一はポッパーで試したら、2匹のチャンスで、1匹をフッキング60クラスで、今期初の自分イトウ!そして午後には、


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P5240064見つけたからには、投げるしか無く、シングルハンド5番には荷が重すぎました。


P5245484大先輩ともご一緒できて、有意義な一日だった。



5月25日から27日の3日間はベテランゲスト。1日目の開始数時間、岸際に泳ぐ大イトウを2投目のキャストが完璧で、1mほどフライを追いかけ大きな口を開けてドスン。美しい決まり方に、もう満足。素晴らしかったです。P5255541


26日、2日目。
P5260098弱ったワカサギを探して、クルージングするイトウに、杉坂Tさん作のドラワカで成功


前日に見つけたイトウの場所をブラインドでキャストしているとドスン。ラッキなー夕暮れ。P5265685P5265700


3日目は、二週間連泊の私にレイクハウスのスタッフが作ってくれたスペシャル朝食!

P5275711湖見ながら、焼きたてワッフルで、

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P5275773イトウ2匹釣れました。

これで、一般ゲストはすべて終了で、残すはスペシャルゲスト(私の父親)を残すのみで、残ったイトウに晴れてチャレンジ。ゲストをお見送りして、休む暇なくプライベート。

P5270120前日見つけた、バンク際の大イトウ。まずは1匹目をクリア!ゲストがフローティングラインを置いてってくれたので、8番ロッドで優位のやりとりでした。


次の朝、28日。霧に包まれた幻想的な世界だった。


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朝7時
残された魚は、気兼ねなく、私のチャレンジ。
真っ白と霧に包まれた湖を、GPSを頼りに、昨日の魚を目指す。


いた。
岸から50センチ。
3回のフォルスキャストでラインを整え、
岸際にフライを投げ込む。

木に巻きついたフライをそっと引っ張り、ポトンと水面に落とす。
イトウの進行方向1メートルに落ちたフライをゆっくりとイトウの深さまで沈める。
ゆっくり静かに糸を張り、フライに動きを与える準備をする。
息がつまるほど、緊迫する。


そろそろという時に、右手で糸を引っ張り、
フライを泳がせる、水中で揺らめくフライと、
フライが出す波動に、イトウが気づきスピードを増して、フライに向かってくる。

イトウの鼻先までフライに近づいた瞬間に、
もういちど引っ張り、イトウをさらに加速させる。

一気にフライに突っ込んでくるイトウはその勢いで、
大きな白い口を開けて、フライを吸い込んだ。
竿を寝かせたまま、大きくあおる。
グワっと曲がり、しっかりとイトウの口に針がかかった。
水中で大きく首を振る。
倒木流木だらけの中で、思いっきり引っ張って、
イトウを誘導しようとするも。

強い。

1本目と2本目の倒木は交わせたものの、
50センチほど沈んだ倒木に糸を巻かれる。

一度糸を送り込んで、フライラインを擦れさせる。
その間に、水中に竿先を突っ込んで、
木に巻きついた糸を解く。
時々、グワ、グワっとイトウの引きが伝わってくる。
二、三度、機能巻かれた糸を回すと運良く外れてくれる。
ラッキー、ファイト続行。


それにしても重い、昨日釣った大イトウよりも重い。
まだ木に巻きついているのではと思うくらい、
引っ張っても竿が曲がるだけで上がってこない。


グワン、グワン、ブクブク。
グワン、グワン、ブクブク。


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たまに水中に見えるイトウに足が震えている自分に気づく。
ボートの周りに、震えでできる波紋が広がっている。
ゲストを見守るのと、自分が竿を持つのではやっぱり違う。

ヒー、ヒー、とトラツグミの怪しげな声に気づくほどの意外に冷静な自分にも気づく。


障害物のない場所でのイトウとのやりとりは時間との勝負で、
重く、強いものの、水面に浮かび、ネットに収めることができた。

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写真を撮り終え、私の手の中から大きな尾びれをひと振りし、
水中へと帰ってゆく姿を見届け、大きな息が出た。

さっきまでの霧が晴れ、白樺の新緑の木々の隙間から差し込む光が、水面で輝いていた。
ツツドリのポポ、ポポ。とい声で目が覚めたようだった。





5月29日は父親を旭川駅に迎えに行くまでの間、時間があったので、渡船サービスを利用させてもらい、Nさんと、さらなるラストフロンティアを求めて出発。

彼こそが、伝説のガイド。数日前に朱鞠内湖で115センチのイトウが釣れ、そのときのガイドだったのがNさん。もしかしたら、と期待を込めて、2人で新規開拓。

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と思ったら、フライで釣った事がないというNさんに、フライの振り方の前に、釣り方のレクチャーから始まり、ポカンとした景色のなかで、のんびり見学。何か起こるのでは?と思ったけど、中イトウが釣れただけに終った。楽しかった。

P5290165P5290171なんとかギリギリ、ボーズ回避の14連勝を保つ。



そして、迎えた5月30日。今シーズン最後のガイドは超難題ゲスト。フライも振れない、ルアーも投げれないゲストは父親。渓流釣りをしていた頃の足腰の強さはどこへやらで78歳の老体は歩くスピードはワカサギより遅い。なんとかボートに積み込んで、最後の手段へ。と思ったものの、


さすが、我が父。釣りへの集中力と判断力はまだまだ衰えず。「おお!食った。」のひと言で、あっさりイトウを釣り上げた。

P5300181恐れ入りました。


午後は、兄と2人で、最後の釣り。

P5306041このだらしない感じの後ろ姿が、やけに板につくのは、アメリカ、ニュージー、北海道を一緒に放浪したからなのだろうか?お世辞でも上手いとは言えない、兄だけど、センスと運はオヤジ譲り?



P5306019P5306017P5306014彼の場合は、魚を釣っているというよりも、魚と遊んでいる。気の抜けた後ろ姿が、いつ見ても「ちゃんと釣れ〜!」と言いたくなる(笑)


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P53060292時間で4匹釣って、「もういいね」と言った。




ワサカギの産卵が終わり、食いためてパワーを回復してきたイトウたちが、ウグイの産卵が始まりイトウたちが集まり始めた。これからで、湖の各所でウグイが産卵するの、これからが面白い朱鞠内湖だけど、エゾハルゼミが鳴きはじめ、水面に羽をバタつかせて浮かぶセミを見ると、十勝に戻りたくなる。朱鞠内湖では、代表の中野さんを始め、スタッフの方々には本当にお世話になりました。わがままにも付き合ってもらい、ありがとうございました。そして、杉坂隆久さんや地元の釣り仲間にも情報をいただき、この場を借りてお礼を申し上げます。ありがとうございました。

P5306045上る朝日と、沈む夕陽。ここの太陽は一見の価値がある!


6月になり、いよいよ十勝のドライフライシーズンは始まる。熱い、長い、十勝のシーズン。いよいよ本チャンガイドがスタート。



朱鞠湖のイトウガイドは、5月10日〜31日ころまで。秋のイトウは11月1日から末日まで。ガイドのお問い合わせはロッジラッキーフィールドのHP (http://lodgeluckyfield.com)もしくは、メール ( info@lodgeluckyfield.com)までご連絡ください。

十勝の自然を楽しむためのガイド&ロッジ
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(23:54)

2018年05月18日

イトウのガイドから一旦もどり、
川のリサーチとチェックとで数日間歩きました。

P5154831エゾヤマザクラが散り始めました

P5154823気温が上がり、ハサミムシへのライズがありました。

P5150026良さそうな岩盤の際でもライズ、大きなニジマスも

P5160009水温もようやく10℃を越えました

P5150014草むらから飛び立つハサミムシです


期待したカゲロウはまだ数日早くてでてくれなく、雪解けが納まるのが早い川を見つけ、ブラインドで釣ると、40センチまでが楽しく釣れて、岩盤の上から覗くと、産卵を終えた大きなニジマスたちはまだ沈んでいて、浮いて表面の虫を食べ始めるにはあともう少し。ドライフライを3回チェンジして流しても、表層には見向きもせずで、水中でパクついているので、出来心でニンフをドロッパー。20ftで投げにくいったらしょうがない。それでも水中に沈んでいくニンフをぱっくと食べた鱒は、3番の川連ロッドには少々荷が重い鱒でした。春の産卵後の鱒だったので、勝負になりました。 

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P5150020ハサミムシを食べていました


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P5160029まだ少し痩せ気味です


P5164854いい季節になりました

高気温が続き、エゾハルゼミが鳴きました。雪解けが一気に進み、これからどんどん良くなる季節。またイトウ釣りガイドの第二部のスタートです。



コゴミやワラビを獲ったり、ロッジの畑の準備をしたり。
ハイシーズンに向けての準備も整える事ができました。
P5110078畑も準備

P5110088ロッジの庭も華やかになりました


十勝の自然を楽しむためのガイド&ロッジ
ラッキーフィールド
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(06:09)

2018年05月11日

5月に入り、イトウの季節がやってきた。
イトウの季節は調査のお手伝いから始まる。土嚢作り、ヤナの設置で労働作業。毎年イトウの産卵状況や産卵親魚の数などを数え、イトウが増えているか、減っているかを調査している。そのお手伝い。

P4250108砂利を掘って土嚢を150個作りました


産卵を無事終えたイトウを捕獲して、計測し再び川へ放す。その捕獲のためのヤナの設置。その他、密漁者のパトロールなどイトウを守り、増やすための地道な活動を行っている人たちがいる。


P5010103ヤナの設置が無事終ると、一匹の雄のイトウが上ってきた。

イトウの春

イトウは春に産卵する。産卵場所へ向かうイトウは雪解け水の増水に合わせて川を上る。そこに堰堤や落差があると、イトウが産卵場所へいくことができず、産卵できなくなる。雄イトウは 赤やオレンジ色になる。雌を巡り激しく喧嘩するイトウは、あちこちに傷だらけ、雌イトウは卵を産むために、体を使って砂利を掘る。人間でもスコップで重労働なのに、イトウは尾びれを使って掘る。雄も雌も子孫を残すために必死。雄は早く上ってきて 雌を待つ、 雌は三回産卵し、産卵後すぐに川を下る。 雄は残り次の雌のイトウを待つ。

イトウの調査は毎年行われ、産卵期が終ったら、川に残された産卵床を数えて歩く。背丈よりも高い笹薮の中をヒグマの恐怖もある。そんなイトウを調査する人達の地道な苦労が、楽しいイトウ釣りの陰で行われている。毎年、頭が下がる思いで、少しだけだけど、肉体労働でご奉仕、還元させてもらっている。






P5014485雌をめぐる雄どうしの喧嘩

P5014490卵を産むための産卵床を掘る雌イトウの横に赤い雄のイトウが寄り添う



P5014512産卵でペアになったイトウ。


2018年のイトウ釣りのガイドスタート

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イトウの産卵が終わり、湖にイトウが戻ってくるころからイトウ釣りがスタートする。杉坂さんから修理を終えたネットも戻ってきて、いよいよイトウ釣りのガイドスタート。

今年の朱鞠内湖は濁りがきつくかなり難しい状況。さらにワカサギの産卵が遅れているのか、岸にまったくワサカギの姿がないという。この2つの理由からか、イトウがまったく釣れていない。この状況、どうするか?「こんな状況の時こそ、釣りたい」と掻き立てられるが、どうするか・・・


P5090091十勝は桜が散りはじめたのに、ここは冬

P5094633前浜には、白いマッコウクジラ出現?

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P5090104水温3度!



午前中は、あちこちうろうろ濁りの薄い場所をさがして、状況の把握で終る。ワカサギの姿もイトウも見えない。午後に前日に釣れたという場所に行ってみる。流れ込む支流があるので濁りが薄い。釣れそうな雰囲気で、運良くイトウが釣れた。

P5094652水深50センチ、ブッシュの際ギリギリでヒットした。
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P5094661産卵を終えた雄のイトウだった。痩せていたけど、これもまた自然。


イトウ初挑戦というゲスト、初日でいきなりいいサイズ。岸でボーっと休憩している間に、他にイトウがいないか木に上ってイトウを探すと、60センチと80センチのイトウ発見。ゆっくりとブッシュの中を泳いでいる。とつぜんブッシュに突っ込むと、ブッシュの中から20匹ほどのワカサギが逃げ回る。水深50センチほどの場所で繰り広げられていた。その日は、一匹釣れたの満足で終了。


P5094693P5094689風もない、静かな湖面を見ながら帰った


2日目の朝


どこへいこうか悩みながら前日に雰囲気が合った場所に向って朝4時にボートを出す。湖の水温をあちこち計りながら、状況を探る。朝一 水温4度の場所から、水温が上がりやすい南に面した場所は6度。濁りも若干薄い。なんとなくいい雰囲気だと思いつつ、 曇り 無風雨 べた凪。静かな中で良く観察すると、岸際30僂両貊蠅膿緻未揺れているのを発見。これがラッキーだった。



ワカサギの群れが岸ぎわを泳いでいた。産卵でワカサギが岸に集まっている。これは絶対イトウも近くにいると確信、濁りもそれほどない。思った通りにすぐに中型のイトウが釣れた。

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ワカサギの産卵。たまたまスポット的に見つけたワカサギの産卵場所。陸に上がって、あちこち歩き回ってワカサギの様子を観察する。不思議な事に北側にはワカサギがいない。 南に面した砂利場にはワカサギがたくさん泳いでいる。南斜面は太陽があたり、気温が上がる、湖底の温度もあがる。斜面には雪もない。そして、じわ〜っと地面が濡れている。湧き水がある証拠。

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朝一にイトウが釣れ、岸にすわって休憩していると、岸際に群れるワカサギにイトウがボイル。大きな波紋が広がる。1匹釣れたので、おおらかな気持ちでお茶を飲みながらボイルを眺めた。休憩を終え、岸からキャステング。シングルハンドでタイプ2で静かにアプローチ。岸から2mまでイトウが近づいてくるのでウエーディングはしない。潜水艦のように不気味な波紋をたてて、ワカサギを追いかけ回すイトウ。



3投目でフライに食いつき、水中でギラギラと光るが、残念。すっぽ抜け。

それでもまだ別の場所でボイル。岸際で 3匹がボイル 。岸際を逃げるワカサギの群れ、ときどきバシャパシャとワカサギは飛び跳ねて逃げる。キャストを繰り返すもヒットしないまま1時経過。



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P5104737岸際の大きな波紋に向ってキャストを繰り返す。



食わない、見きられているのか?状況を変えようとボートにのって、沖からキャスト。

1投目で、水中を柔らかく動くマドラーゾンカーに大きなイトウが追いかけてきて、ゆっくりフライをパク。 大きく竿が曲がる。


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産卵を終えた雌のイトウ。北海道の野生を生きた証。立派な魚だった。

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イトウ釣り初チャレンジで2日間で3匹のイトウをキャッチできた強運のゲスト。明後日からパラオにジャイアントトレバリーを狙うと言って帰っていった。恐るべしアングラー。




ワサカギの産卵は到達水温ではなく、植物と同じように積算気温が大事という。ワカサギの生体、産卵場所、砂利場、湧き水、逃げ込めるブッシュ、川の流れ込み、ちょっとした自然の知識と自然が発してくれるヒント。ヒントに気づく人、気づけても釣れない賢い魚。技術と魚と知恵比べ。それを取り巻く自然。自然は常に動き、変化する。いつも思い通りにいかないい、つかめそうでつかめないイトウは太古の魚。だから面白い。



コハクチョウがキャッキキャとV字飛行を乱しながら飛んでいく、ときどき後ろでバシャーンとでっかい音をたてミサゴが魚をつかんで飛んでいく、それを狙ってオジロワシがトドマツのてっぺんで見張っている。ウグイスがホーホケキョとまだ下手な谷渡りを聞かせる。ツツドリのポポポポもまだへたくそ。とつぜん、キリキリケーンとクマゲラが頭の上を飛んでいくも、釣りに夢中なゲストはフーンって感じ。それでも1人楽しむ私だった。



P5094628なんか声がちがうと思ったらここは道北。ハクチョウは十勝ではおめにかかれないコハクチョウだった。プチ嬉しい。


冬の到来は美しいが雪解けは?

P5100147不思議な模様に、氷に詰まってボートで出られなくなる。


毎年お世話になるレイクハウスは、少しづつ変わっていって、ここで毎年決まってこの時期に会う、全国から集まる釣り人たち、そしてローカルの仲間たちともとても楽しい。

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P5090130杉坂さんはじめ、ローカルな方々にとても助けられており、感謝です。


PS、魚探を導入しましたが・・・
P5100136初めて魚探というのを使ってみたら、魚の絵がでてワクワクする。だけどこの魚探、どこに行っても魚の絵が大量にでるので、ワクワクさせてくれるだけで、怪しい魚探。


イトウ釣りのガイドが急遽、キャンセルで、1週間ほどフリー。ちょっとリサーチできそうでラッキーなウイーク!



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(15:00)

2018年04月29日

子どもが休みになると、なかなかフィールドに行けなくなります。
ちょっと前に新しい川を見てきました。
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海からサクラマス、アメマス、秋にはサケが上る健全な川。
イトウもいるといういう川は、北海道の太古の姿を想像させる圧倒的なスケールでした。

ヒレピンのウグイが入れ食い、アメマスポツポツ、釣ってはいけない魚が掛かったり、P4270114P4270116


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忙しくなる前に、友人ガイドや大先輩と楽しめるのもこの時期で、
小さな川で、小さな魚を小さなフライで釣って、

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P4234298インディアンで12人分のカレー買って帰っていきました。


久しぶりに十勝千年の森。新人ガイド研修の講師でゆっくり森を回りました。
GWお出かけしてみては?
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(19:50)

2018年04月12日


4月になって、今シーズン初めての川ガイド
4月は、気温が上がれば雪解け水で増水し、気温が上がらないと虫が飛ばない。そして虫もカワゲラとミッジという少なさ。それでも、日中に水面に広がるライズリングをみると心躍る。春を探しに川を歩いた。


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P4093668岸辺に産みつけられたエゾアカガエルの卵 

P4093697日あたりの良い場所に静かに割いていたフクジュソウ


P4093714ライズを待って川に立つ

P4093721足の指先がつめたい

P4093664朝一の風が無い時間にライズはあったものの



川に立つと、鳥の声、虫の動き、流れる音、光のきらめき、水の冷たさ・・・。忘れていたあの感覚が一気に呼び戻されるように、細胞すべてが活性化する感じがした。今年初めての川のガイドだった。

P4083651楽しかった。




そして、フライを巻く。

P4123827パターン1

P4123816パターン2

P4123815パターン3


新しいマテリアルとして、アザラシとヒグマの毛を気にしながら使った。これに騙されてくれるといいけど。

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4月はもう一度初心に戻って、フライフィッシングの勉強のために、
南の方へ行こうかと、お楽しみに・・・


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十勝の自然を楽しむためのガイド&ロッジ
ラッキーフィールド
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(18:00)
チャンレジ
久しぶりの様子を見に行ったら、夕方6時20分ですでにでていたモモちゃん。

三脚を使わずに、カメラの持っているすべての性能を酷使して、飛んでるシーン。
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ぶれぶれ、ボケボケもまたよし。


エゾモモンガが飛ぶ森には、がさごそとエゾリス1匹、アカゲラ一匹、おじさん1人.

夕暮れが暖かくなって気持ち良くなりました。


エゾモモンガ観察、撮影ガイドについて詳しくは、
ロッジラッキーフィールドのHPにて、

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(11:42)

2018年03月31日

今日 3月31日の夕暮れをもちまして、今シーズン冬の部最後のエゾモモンガガイドが終りました。

今日は16時スタートで、いくつかの巣穴を回り、エゾモモンガの環境を観察し、夕暮れの出待ちは17:30から18:50でした。気温プラス8℃と暖かい夕暮れ、ビールを飲みながら待ちたいところですが、三脚をたてて出待ち。18:05に1匹がでて、その後あちこちから飛んで来たり、飛んでったりと繁殖期らしい追いかけっこを見せてくれました。最後はハルニレの枝の先で丸くなって食事に夢中になって終了でした。最後のガイドはエゾモモンガのように可愛いゲストさまでした。ありがとうございました。



2018年1月のBBCから始まって、エゾモモンガたちには大変お世話になりました。寒い中お付き合い頂いたゲストの方々にも感謝いたします。これからも、エゾモモンガたちの森のため、日々お付き合い、観察を続けたいと思います。

P3310102ヤチダモの割れ目から1匹が現れたのが、18:05。

P3310103P3310104夕暮れの暖かさに、あの厳寒期の厳しさにニヤりとしました。夕涼みのような出待ちでした。 ハンノキからハルニレに食べ物を変えた様子。




P3250072ロッジの敷地に巣箱を設置しました。子供たちとの観察が楽しみです。



明日から4月、いよいよ釣りに専念します!
リサーチ頑張ります。


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(20:07)

2018年03月22日

春分が過ぎると、自然の動物たちにも動きが見られます。
日中緩んだ雪が夜になると、冷えて凍り、足をとられた雪も締まり固くなり雪の上を歩けるようになります。そろそろ顔を出すのはヒグマ。内股歩きの足跡を見かけるようになります。光の強さが木々の根元の雪を融かし「根開き」が始まります。

雪の上には、クロカワゲラやクモガタガガンボがどこからともなく蠢きはじめ、よく見るとマクロサイズのユキトビムシが足元に散らばっています。


十勝平野にもハクチョウやガンの群れがV字飛行で青空を切り、「ガハハン、キャハハン」と賑やかに飛んでいきます。

日中の高気温や雨で川を覆っていた氷も流れ去り、水面がキラキラと輝きはじめます。午後には雪解けで増水してきますが、湧き水のような川は、流れの緩い場所に流れるユスリカを食べる鱒達のライズリングがみられるようになり、春を待ちわびた釣り人たちも陽気に誘われながら車でウロウロ。増水でどこの川も濁った日には、行く場所もなく無難な釣り場に集中したり。 

春分というのは、人間界でも卒園、卒業、人事異動など環境が変わる季節です。

ロッジラッキーフィールドのガイド状況も予約が入ったり、キャンセルが出たり。今年の北海道の釣りの予約になればと思い、予約状況を添付しました。
http://lodgeluckyfield.com/Schedule.html

2018年のガイド状況。まだ若干のいい時期の空きがございます。ご予約はお早めに。




P3202929ライズを待って、待って。よし、と思うと「あれ?飛ばない」。日中でも氷点下の日には、ガイドが凍りラインが飛んでいきません。ハハハと笑う、小さなライズリングに春を思うのでした。



十勝の自然を楽しむためのガイド&ロッジ
ロッジラッキーフィールド
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(09:31)

2018年03月19日

 今日は「この枝に乗る」を期待して、
エゾモモンガの着地地点の木のすぐ後ろで静かに待つ。
30mほど先の巣穴から2匹が出てきたのを確認して、
こちらに来るのを待っていると、
スルスルと木に上ったモモンガは、
さっと体を広げて滑空し私に向かって飛んできた。


双眼鏡の中で滑空する姿がどんどん拡大され、
クリクリとした大きな瞳がどんどん近づいて、
腕を大きく広げて滑空する姿はまさに「食パン」。

私の目の前2m先のヤチダモの地上から1mほどの場所にサクっと音をたてて止まった。
その一瞬の出来事がスローモーションのように目の奥に焼き付いた。
野球のグローブをしていたらキャッチできたかもしれない。
日没後17時40分の4匹との夕暮れだった。


P3182787まったく不明な滑空シーン、その1


P3182818その2


P3172769その3

P3172771その4


つづく・・・





朝ロッジを4時45分に出る。
気温を見ると0℃。霧雨が降っていて、
車のフロントガラスに氷の膜ができていた。
道路がツルツルなのではと心配した。


まだ暗い朝の森にエゾモモンガの活動を探す。
5時20分にチョロチョロと巣穴の周りを走り回るエゾモモンガがようやく見える明るさになる。

巣穴に入ったり出たりしながら、
4匹が追いかけっこをしている。
たまにキッキッとエゾモモンガの小さな声が聞こえる。
気温が上がり繁殖行動が始まった様子。
雌はお気に入りの巣穴を探しているようで、
意外な木の穴や巣箱にも出たり入ったりする。
その後を追うのが雄なのか、
巣穴に入れてもらえないエゾモモンガがあっちの木に飛び、
こっちの木に飛ぶ。


目に焼き付くような滑空シーンを写真に収めたいと思うと、
あのメーカーのカメラか、
それともあのレンズかなどと、
物欲とお金が滑空する。
そんな雑念をかき消そうと、
双眼鏡でエゾモモンガを追った。
霧雨の夜明けの森に春の湿った匂いを感じた。



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P3152402しばらく目を慣らす夕暮れのエゾモモンガ


エゾモモンガのおまけで出会うゲスト

P3122144その1 「撃ってみな〜」とばかりに逃げないエゾシカ 

P3162128その2 エゾシカの頭骨 先日クマタカが食べていた雄ジカの頭は奇形角だった。

P3162421その3 エゾモモンガ眠る頃におきてくるエゾリス  足音もうるさく、手がデカイ。おじさんっぽい


P3162448その4 後ろ姿のキツネ 3月は昼によくみる


P3162514キツネその2


P3162498その4 近所のタンチョウ 繁殖で戻ってきた。 でも彼らの狙いは牛舎のコーン


P3172725その5 北へ帰る途中のハクチョウとマガンとオオヒシクイ 彼らもコーンねらい


P3172677その6 小鳥達。 どこに、何がいるか、わ・か・る・か・な?


P3172144その7 ミジンコ? 



興味深い足跡の観察


雪の上には色々な動物の足跡が残されている。
これは、きつね、
これは、リス、
これは、ネズミだ、と
足跡で動物の種類がわかる他にも、
足跡を観察すれば、動物たちの行動も予測できる。

ウサギはこのエゾニワトコでお腹いっぱいになったからここに糞をした、とか、
ここで鹿が寝ていたのは、今朝に違いないとか、
この方向が定まらないキツネの足跡は、お腹を空かせてフラフラしているとか、
冬の森を覆い尽くしてくれる雪は、さまざまな動物のサインを教えてくれる。


そして先日。
怪しげな林をゆっくりと進んでいた。
70年生ほどのヤチダモ、ハンノキ、カシワの雰囲気のある林だった。
まだ枝に残る柏の葉が風に揺れている。
春の光が木々の根元の雪を溶かして、根びらきが進んでいた。
木々の奥に50mほど先に、怪しげな木があった。
木の肌が黒く汚れ、木から突き出したコブの上に土のような汚れが、
双眼鏡で確認できた。


しまった雪をつぼ足で進み、
怪しげな木に近ずいてみると、思った通り
エゾモモンガのふんとオシッコで汚れた跡だった。
木の裏側に回り込むと、
目の高さほどの場所に、500円玉ほどの穴が開いていた。
やった。
新たな巣穴を見つけた喜びだった。

巣穴の周りを見回すと、
ん?
ん!!!

人の足跡がついていた。


先客がいたとは、
てっきり、バージンな巣穴だと思った私はガックリ。
エゾモモンガを探している人がいた事にビックリ。


そして、続いている足跡を観察すると、
ここを踏み固めたということは、
この枝にエゾモモンガが止まるのか、
ここを踏み固めたということは、
この穴からも顔を出すのかぁ、
人の足跡から、エゾモモンガの行動パターンまで予測できる。

ん?ここを踏み固めたのはなんでだろう?
もしかして、この人は、
このハルニレに上って採食しているエゾモモンガを観察しているのか?
穴の前ならまだしも、食性や 日中の行動も把握しているのか?
足跡の様子から、この人、なかなかなかもしれない。


あの距離からこの巣穴を見つけるには、
双眼鏡を使ってようやく。という距離なのに、
かなりな観察力と直感の持ち主に違いない。
そして巣穴だけではなく、餌を食べているエゾモモンガもしっかり見ている。


私は、エゾモモンガよりもこの人の方が気になる。
この巣穴に通っていれば、そのうちこの人にも出会うだろう。
楽しみだ。


興味深い足跡の観察だった。


P3182159目覚める前の夜明けの森で、エゾモモンガの動きを探す


P3182823巣穴に戻り、しばらく外を眺める



P3182171意外な穴から出てきたエゾモモンガ。きっとこのエゾモモンガは、巣穴から両親に追い出され、1人ぐらしを決めたのだろう。



3月に入って



厳冬期から解かれるよに、3月のドカ雪や大雨で一気に春めいた。
暖をとるために、密集して巣穴で寝ていたエゾモモンガたちは、
寒さが緩んだのと、合わせて繁殖行動も始まり、
分散し始めた。


夜が温かくなったためか、わざわざ日中に木に登って餌を食べる必要がなくなったためか、
頻繁にみられた日中の活動も減った。

3月の気温の変化と光の変化は、1月や2月の極寒期とちがって、
エゾモモンガの活動がイレギュラーになる。


繁殖行動で追いかけっこする。
冬の巣穴から分散するので、いつも入らない穴にも単体で入る。
日中に繁殖行動や餌を食べている時がある。


観察は、このイレギュラーさが、いいこともあれば、うまくいかないこともある。

予定ならこの巣穴か5,6匹のエゾモモンガが出てくるはずなのに、
2匹しかでない、とか、
そうかと思えば、
あっちの穴から出てきた、とか、
突然どこからともなく飛んできた、とか、
巣穴に戻る時間なのに、まだ追いかけっこをしている。
昼に行ったら、巣穴から顔を出していた、
ハルニレの枝の先で餌を食べていた。
そんなイレギュラーな行動が見られる。
朝の出戻り時間が早くなり、夜の活動し始める時間も遅くなる。
なので、観察するチャンスは一瞬で、
写真を撮るのが難しい。
暗さという難題が、エゾモモンガの面白さ。
それでも、エゾモモンガの行動パターンがわかるようになれば、
じっといる時間が長いエゾモモンガガの一瞬を、
ライトやフラッシュなしでも十分に撮ることができる。

1月や2月の厳冬期はこの穴から顔を出し、
この枝に止まり、ここから飛んで、ここに着地する。
パターンが決まっていて予測もしやすいものだけど、

3月の分散したエゾモモンガたちは様々な行動パターンを見せてくれる、
写真を撮るのも、バリエーションが沢山あって面白いくもあり悩ましい。
3月は春と冬が交差する時期でもあるので、
春かと思えば、真冬に戻り、
夜も普通にマイナス10度を下回る日もある。

春の湿った雪は、夜には凍り道路がツルツルになることもあるので、
春の雪や雨、霧の後の夜や早朝の運転にはくれぐれも注意。


P31828483月18日朝7時に外でハルニレを食べていたエゾモモンガに出会った。

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十勝の自然を楽しむための ガイド&ロッジ
ラッキーフィールド

エゾモモンガのガイドはこちら
http://lodgeluckyfield.com

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(12:39)

2018年03月16日

2018年1月24日10時24分に撮影したエゾモモンガの食事シーンです。

夜行性と言われるエゾモモンガですが、日中に食事しているエゾモモンガに出会いました。極寒の1月、夜明けの寒さが−20℃を下回る季節、寒さを避けて日中の行動に変えたのか、それとも夜にテンやフクロウなどの天敵に狙われているのか分かりませんが、日中に活動するエゾモモンガを見かけます。直射日光が目にあたるのを避けているのか、太陽を背にしてハルニレの蕾を食べています。夜の活動の機敏さもなく、足取りも恐る恐るに見えます。あのまん丸の真っ黒い瞳には太陽下ではあまりよく見えていないのかもしれません。それでも小さな足を器用に動かし、ハルニレの細い枝をつかんでバランスを保つ姿はユーモラスです。巣穴からでて、1時間ほど木の上で食べて、上手に枝を交わして滑空して巣穴に戻っていきました。


2018年1月24日エゾモモンガ 


エゾモモンガの観察、撮影ガイドについて詳しくはこちら

十勝の自然を楽しむためのガイド&ロッジ
guide & Lodge
Lucky Field
http://lodgeluckyfield.com


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(22:02)