2018年09月04日

ちょうどブログを書いてアップしようと思った9月6日夜中。停電と同時に強い揺れ。まる2日間の停電を終え、ようやくブログに戻ることができました。ゲストも泊まっていたので心配しましたが、非常灯が点き、水道もガスも無事で、キャンプ用のガスランタンや懐中電灯があり、無事に乗り越えることができました。ご心配、お気遣い、本当にありがとうございました。

それにしても2日間も停電すると、いろいろと考えることもできました。洗濯は手洗いでゴシゴシ、洗濯機がやる仕事って相当すごいですね。明るいうちに外のテーブルで夕食を終え、小さな明かりに家族皆が群がりこれはこれで楽しく、テレビの無い生活は静かで、8時には就寝。それなりによく見えると思っていた星空でしたが、帯広や音更が停電で真っ暗だと、星の美しさ、地球の美しさを実感しました。朝の鳥たちの囀りや蝶やトンボ、虫達の暮らしは、ガソリンスタンドにできる長蛇の列も食品棚がガラガラなコンビニを徘徊する人達とは無縁で、地震や停電に振り回されているのは人間だけなのでしょう。人間快適な暮らしの代償として、大切なものを置き忘れたのだと考える2日間でした。

少し思ったのは、車のエンジンが発電機として使えたらとふと思いました。車のエンジンが家の中の家電を動かせるだけのパワーがあればと、特に困ったのが冷蔵庫と冷凍庫の中身で、一晩だけでも電気を通せれば、一度凍らせ、また1日、2日は保つのになぁと。ハイエースやランクルなどディーゼルの強いエンジンならなんとかならないのでしょうか?メカニックさん。「災害に強い車」として売れるかな?



さて、本題です。




8月が終わり、もう9月です。ちょっと前まで30度超えの暑い日があったと思えば、お盆前には暑さは過ぎ去り、夜は寒いくらい。十勝の夏、短いものですね。

8月のガイドは、ドライフライでのニジマス狙いは相変わらずで、それプラス、釣りキチ少年、少女あり、サケ釣りあり、イトウ釣りありのバラエティに富んだ夏でした。


8月上旬に急遽キャンセルが入り、家族や親戚たちと近くの川で魚釣り。恐る恐るのミミズ取り、河原歩きもフラフラで、それでも川を目指す少年少女の後ろ姿はいいものでした。

P8026999ロッジから20分ほどの小さな川でヤマメ、イワナがよく釣れました。子供たちが目を輝かせ、夢中になる姿。夏の川は子供のものかもしれません。なかなか遊べる機会が少なくなってしまいましたが、子ども達にとって川での時間は貴重かもしれません。


私の少年時代に夢中になったのが、らんちゅう(金魚)。たまたま釧路の金魚屋さんで見つけたらんちゅうの子ども。5匹購入、今になってまた金魚が面白くなってしまいました。

P7310004らんちゅうの子供たち、北海道で上手く育つでしょうか?どんな色になるか、楽しみです。



P8040013青空と冷たい水。

一緒に竿を振りましょうと言ってくれるゲストがたまにはいるもので、そんな時はガイドを忘れて本気スイッチが入ってしまいます。対岸でバシャ、バシャとライズ。しかも流芯の向こうなので、上手く流すのが難しい。重たい流れに腰まで立ち込んで、私でも届かないライズを仕留めたのは、キャスティングの腕よりも、体重にものを言わせ川の真ん中までウエーディングできたから?「体重っていいな〜」と少し思いました。


P8040024たまに流れてくる大きなチョウチョをドバッっとド派手に食べていたニジマスでした。


夏の虫は、大型のテレストリアルと小さな羽アリ。いろんな虫がいるので鱒達も大きなドライフライへの反応が良かったり、小さな虫を選んで食べていたり。

人間の目から見る虫のシルエットと水の中からみる虫のシルエットを観察。

P8060067大型のアブも鱒の大好物。

P8060061水に浮かぶとボディとウイングが目立ち

P8060064水中からみるとばらつきのある太い脚が目立ちます。そして半沈みというか、8割沈んでいるのが大事です。

P8060066別な角度からみると、やっぱりボディとウイング、そして脚の3つの要素が重要です。


チョウチョを見てみると、夏に良く流れるモンシロチョウより少し大きいシロチョウですが、

P8060068上から見ると、だたの白い紙?

P8060069水中から見ると?意味不明のシルエットです。

P8060072別の角度からみると・・・、これをドライフライで表現するとどうなるのでしょうか?

虫たちの観察とそれに合わせたフライ作りは面白いです。さらに、魚たちが食べやすいように自然に流すために、ロングティペットで大型のフライをコントロールする事を考えると、回転しないことや、空気抵抗がありすぎるフライ、無さ過ぎるフライ。そして軽快になげれるフライの軽さ、さらにフックの強度など、ティペットをコントロールしやすい大型のフライを考えるのも楽しいものです。そんな事を考えているときに、


P8070020東北の名手が高価なワインと個性的なロッドを持って、遊びに来てくれました。



お盆前には、空がすっかり変わり、空気も風も匂いも秋です。
P8080021ああ、空よ・・・


P8060135それでも秋の風は、楽しみも運んできてくれます。

P8060137川よりもキノコが気になり、ハルニレの立ち木にでていたタモギダケを収穫。ヒグマさんより先に見つけることができたのでラッキーでした。てっぺんの届かないところはヒグマさんに残しました。


P8070005毎年恒例の四国からのご夫婦も今年も遊びに来てくれ、二人三脚のほのぼのとしたフライフィッシングを魅せてくれました。

P8070009冷たい水はイワナたちもよく反応してくれました。


P8060080岩盤際の流れから、大型のドライフライを吸い込むように静かに食ったニジマス、立派なヒレはここ数年の増水や濁りの中を生き抜いた強者です。


P8060114ニュージーランド仕込みの腕はさすがです。夫婦でフライフィッシングいいですね。



コンビニに立ち寄ると、コカゲロウのスーパーハッチがあったのか、窓ガラスに大量のダンがとまってました。(写真を撮るのに躊躇しました)。
P8090001これも秋の気配です。あそこで静かにライズしていたかな、なんて思ったり。



お盆は家族との時間やちょっと近くの川のリサーチなど、少しゆっくりできました。

P8097018ロッジの庭も夏の花から秋の花へと変わり、カエルの合唱から虫の音へと涼しげになりました。

P8107040娘は夏休みの宿題に押し花を作ったようです。


P8100010広い空の下で、思いっきりフライを楽しめる音更川。いい川です。



P8170068上流に行けば、ヒグマが出てきそうな雰囲気ムンムンな川。

P8180100

P8170073P8180087小さな魚たちが遊んでくれます。


P8230058お盆過ぎに遊びにきたゲスト、今回はサケ釣りがメイン?だったのですが、初日に川に行くと思わぬライズに遭遇。


午後に始まった羽アリの結婚飛行。水面にはパラパラと浮かび流れる4ミリほどの小さな羽アリ。もしかしたら、あの魚ライズしてくれるかも。前々から狙っているヤツで、しかもまだメジャーをあてられていない口先の尖った雄のニジマスを思い出しました。


ポイントにつくと、いい感じに流れが木の下に流れ込んで、反転流を作っていました。じーっと観察。しばらく、待って、水面をにらむ。じー

パク!


やった!


水面から尖った口先を出すライズを発見。


これで、対戦開始。

ティペットチェック。

結び目強度はオッケー。
フライは?


とりあえず、ガディスのまま行く。


水面下10cmを泳ぐ魚がうっすらと見えたので、

あそこに投げて!と無理矢理投げてもらう。

魚の1m先に落ちる。

うーん、ちょっと遠いけど、ゆっくりと進む魚の進行方向にフライがあるので

そのまま、そのまま、動かさないで。


いい感じに魚の進行方向がフライに向っている。


食うかも・・・


フライまで10センチのところ


フライに気づいた魚が、

3・2・1・・・

ゆっくり浮いてきて、

パク。

よ〜し!!!!


すぽーん!!!
(すっぽ抜け)


が・・・・・

う〜


頭を抱える、私に、何が起こったか分からないゲスト。

この魚を見つけてから、3ヶ月。何度かチャンスがあったものの、一度もメジャーをあてれていない。

そしてまたしても。


魚は勘づいてしまい、クルージングコースを変えていなくなってしまった。
それでもまだ、チャンスがあるかと期待して、場所を変えて2時間ほど時間をつぶす。


そして、夕方4時。再び帰りがけに、木の下を観察。もしや、やっててくれたら・・・

うーん。やっぱりやらないかぁ。
移動しますか!とゲストに伝えると、

「あれ?魚なんじゃないですか?」とゲスト。


あ、あ、投げましょう!


その魚が再び浮いていて、エサを探してゆっくりとクルージングしていた。
急いで投げたフライは案の定、的外れ。

それでも、ライズを繰り返す魚を相手に対戦再開。

鱒は、ゆっくりとクルージングしながら、水面の羽アリらしきを食べていく。

昼と少しクルージングコースを変え、投げやすい場所まで出てきてくれ、ライズの頻度も増える。


ときどき見えるうっすらとしたシルエットに、

ゲストが「大きくないですか?」とぽつり。

「そうなんです!だからさっきのすっぽ抜けが・・・」と私。

そして、気持ちも入り、じっくり狙うスイッチオン。


クルージングとライズのタイミングに合わせて、フライを投げ込む。5投に1回くらいはいい所に落ちるフライだけど、確実に鱒はフライを見切っている。それでもライズを繰り返す、大胆で挑発的な魚に私のスイッチもオン。絶対に釣れる(獲れるかは別として、掛けれると確信)。


有無を言わせず、ティペットを6Xにおとし、フライを絶対に決めてくれる16番のXを結ぶ。

2度ライズを繰り返してくれた魚に、コースがはっきりと見えた瞬間。

「あのヤナギの下の右50センチ、岸際10cmのところに投げて!」

フライをおくタイミングが早すぎる、と思ったら、一度キャストを失敗することを想定していなかったので、2度目のキャスティングのタンミングがばっちりで、

魚の泳スピードと進行方向とフライの位置がばっちりで、稀にみる完璧なキャストが決まった。

これは食う!

ゆっくりとフライの方向へ向ってくる魚。


そのまま。 

そのまま。

頼む〜。

3・2・1・・・



ゆっくりと口先が水面から現れ。

パク。


よ〜し!




ゆっくりとフライの方向へ向ってくる魚。


そのまま。 

そのまま。

頼む〜。

3・2・1・・・



ゆっくりと口先が水面から現れ。

パク。

よーし!竿が曲がる。

根元から曲がる。

お願いします。お願いします。なんとか、バレないように、

リールにラインを回収し、ドラグを調整し、

これは、獲れるかも?と天使がささやく。


ライズを見つけて、1度は失敗したものの、
さらにねばって、なんとか掛けて、ネットインしたのはトータルで3時間。


ヤレヤレ。


P8220032この尖った口先なのです、何度も何度も水面から現れては消え・・・、そして16番のXよくやった。

P8220029やっと手にでき、メジャーをあてれた満足感は、きっとゲストには伝わらない私の個人的な喜びだった?はず。

P8220045釣ってくれて、釣られてくれて、そして羽アリ君たちありがとう。

そして、本チャンの鮭釣り。


P8240070


十勝の海にも鮭が帰ってきた。今年は好調のようで、人人人の中で、なんとか釣り場を見つけて、のべ竿で鮭釣りです。

P8240072おもいっきり竿を曲げて、耐えて、耐えて、豪快な釣りでした

P8240079鱗の落ちる銀ピカの鮭は身も赤く、脂がのって、皮が上手いのです。

P8240082合計4匹の鮭が釣れラッキーなのんびりとした1日でした。


そして、夏なのですが、イトウ釣りガイドでした。

アレックさん。夏のイトウにチャレンジしたいと。P8257118P8267311夏のイトウも面白ですね!



8月のガイド、ドライフライの釣りも楽し、釣りキチ少年少女も楽し、のべ竿鮭釣りも豪快で、ネズミフライのイトウも素晴らしい。北海道の十勝の短い夏。楽しい8月でした。



PS、今年も11月に放流をやりたいと思います。

PB160128

放流活動も8年目になりました。十勝にも毎年台風が来るようになり、災害対策のための護岸工事やダムの放水、濁りなどはまったく魚にも釣り人にも配慮しておらず、十勝の釣り場環境は悪くなるばかりです。魚も私も行き場が無くてウロウロする毎日です。

魚の放流ですが、今年もニジマスの放流を少しながら行いたいと思います。放流場所は十勝管内の河川で再生産がなかなかできてなく、魚の減少が著しい場所をメインに行うつもりです。もちろん、イトウの産卵場所とのからみやオショロコマ生息域、サケマス増殖区間への配慮を考えて行います。ただ、問題は魚の手配がしにくくなっていることで、ニジマスの養殖業者もここ数年の異常気象で稚魚の確保が難しいようです。そんな状況のなかですが、募金にご協力頂けたらと思います。

募金の期間は9月1日から10月31日まで。
一口5,000円でご連絡いただけたら、振込先をご連絡いたします。


PB160100PB160115

放流は今年も11月を予定しています。放流活動に労働力として参加してくれる方も助かります。今年は魚が確保できるか、どんな放流になるか心配ですが、細々とですが行いたいと思います。皆さまのご協力とご理解をよろしくお願いいたします。






十勝の自然を楽しむためのガイド&ロッジ
ロッジラッキーフィールド 
banar_long_white













(11:14)

2018年08月03日

早いもので、もう8月。あっという間に過ぎてしまう日々です。7月は上旬の大雨の影響で、十勝の河川もあちこち増水と濁りで大変な状況でした。

ロッジの周辺のジャガイモや小麦畑も日照不足と雨の影響で心配されましたが、カラッと晴れた今では収穫を終えた小麦のロールが転がり、早生のジャガイモの収穫も始まりました。季節は例年どおりに進んでいるようです。

7月の始めは千葉のHさんと今年もご一緒しました。開業当時から毎年必ず遊びに来てくれ、大きな病気も乗り越えて、今年もゆっくりと過した3日間でした。

P7026761

P7026768
モンカゲロウのハッチがあり、魚たちが元気にライズ 


P7030048

P7030064アメマスのライズにも癒されました。


大雨が降ってしまいどこの川も濁ってしまい、海へサクラマスとアメマスを狙いに行ってみると、アメマスの気配は全く無いものの、波の向こうでサクラマスがドッバーン、ドッバーンと跳ねています。これはチャンスと、フライを投げると、波に邪魔されまったくフライが飛ばず、サクラマスはすぐ目の前なのに、悔しい思いでした。

P7040020今年はサクラマスの当たり年らしく、砂浜のアチコチでサクラマスが跳ねていました。でも、フライでは波が高く、とどかない・・・。

P7040022港に行くと、クジラ?イルカ?が岸寄りしていました。もしかしたら、追われているサクラマスがいるのでは?とフライを投げてみましたがさっぱりでした。でも、なぜかとてもロマンを感じました。

続いてのゲストとも、川の大増水と濁りから逃げるように、海へ。


前日の波のすぐ向こうで跳ねていたサクラマスに期待したのですが、前日よりもさらに波が高くなっていて、仕方なく近くの港に行ってみると、びっくりすることに港の中でサクラマスがドッバーン、ドッバーンと跳ねていました。

だれもいない港で、目の前ではサクラマスの群れ。これは!いただき。とばかりに、キャスティングを繰り返しましたが、食わない・・・。

なぜ、濁りが強いせいか?
その日も結局、振り倒しただけで終わり、隣のおじさんがコマイが入れ食いと楽しんでいるのを見ているだけになりました。

海サクラ。面白いターゲットですが、風と波と群れ。3つが揃うタイミングが難しいです。でも、十勝の面白いフィールドとターゲットでもあります。


P7060003

サクラマスにはふられましたが、アメマスが遊んでくれました。

P7070016木の下でヒラタカゲロウのスピナーにライズしているアメマスを見事にしとめ、他にも小さなライズがアチコチで起こり、20匹ほど癒し系のアメマス釣りを楽しみました。


フライをひっかけてしまう木は皆同じのようで、ゴミ拾いと他の人がどんなフライを使っているのを見るのも面白いものです。

P7070020キールですが、バーブがある。

P7070021色まで塗ってかなり、やる気を感じます。

P7070023懐かしさを感じるフライですが、バーブが無いのが心意気を感じます。

P7070018モンカゲにかける思いも人それぞれですね。

3日目は、久しぶりの青空に、そろそろかと向った川は、まだ水が多く。林道も壊れていました。あきらめて近くの小川で遊びに入ると、数年前の台風の影響で、ニジマスの川がヤマメの川になっていました。大水でかなりのサクラマスが遡上したようで、昨年からヤマメの魚影が増えていました。たくさん釣って、いい汗をかきました。

P7080008林道もあちこちこわれ、目的地まで行けません。
P7080014逃げ込んだ川は予想外のヤマメの川でした。P7080017



続いては、親子でフライフィッシング。息子が大学生になり、たくましい体型は川を渡るときに上流に立って流れを止めてその下流でお父さんが川を渡る。微笑ましい光景でした。

車で支度を終える間もなく、さっさと支度を終えて、何も言わずに竿を出して、私が追いつく頃にはネットに魚が入っていました。かなりのキチがいクラスの青年で、ニヤリ。


P7090031オショロコマを釣ったのは初めてと言って写真をとる姿。よかった。


P7090036大雨の後で、堆積した砂が柔らかく、脚をとられて抜けなくなっているのを助けてあげました。あちこち、不安定で危ない危ない。



P7100052大きな羽アリがいました。


親子でフライフィッシング。いいですね。

イギリスの大学から夏休みで帰ってきたらしく、スコットランドのシートラウトとアトランティックサーモンの釣りを開拓してくれ〜とお願いしておきました。


続いてのゲストも「かつての」親子でフライフィッシングで、毎年娘さんと来られていました。今年から中学生になった娘さんも部活が忙しく、今回は一人で。ということになりました。

まだフライフィッシングが浅く、キャステングがなかなか前へと飛んでくれません。それでも、定位してライズする魚にタイミングを合わせ、歯がゆい時間が続きました。それでもこんな時に限って、魚もおおらかにライズを止めないもので、魚の方からフライを食いに来てくれました。

P7110078

P7110066

P7110083北海道には釣りの腕をカバーしてくれるすばらしいフィールドがあります。

P7120140シャクナゲの花が咲いていました。

3日目は羽アリに助けられました。

釣り場について、立ションしていると、対岸にヒグマが現れ、お互い目が合って気まずかった。カメラを取に車に戻ろうとしたら、茂みに帰ってしまいました。


P7130228私と目が合って、立ち止まったヒグマの足跡。無防備でヒグマに近づくのは危険です。山に入る時は必ずです。


P7130150相変わらずアチコチフライが飛んでしまい、後ろのイタドリも入れ食い状態でひっかかるゲストでしたが・・・


ふとしたとたんに羽アリが川を流れはじめました。これは?と思い、


P7130223サイズ18、16番の羽アリの登場です。


対岸の反転流で見つけたライズ。口先を出すゆっくりとしたライズは、よーく見て観察すると、やっぱりのサイズでした。

ゲストに説明して、一緒に観察して、ライズの頻度やクルージングなのか定位なのかを観察します。

ティペットを5Xに下げて、ライズのタイミングに合わせて投げます。

ポツっとライズ。

投げましょう!

「シーン」

上手く、フライが飛ばない、ライズまではまだ3mほど、
なかなかフライが思ったところに飛ばない。
それでも繰り返されるライズ。

うーん。歯がゆい。

30分以上時間が経過し、

いい事を思いつきました!

「強制ギブス」です。

手首を固定するために、リュックについていた紐を外して、手首に巻き付けてロッドを固定。これでいやでもバックが倒れません。

P7130248強制ギブス

これが功を奏し、フライが飛ぶようになり、

「ポクッ」とライズした瞬間。

今だ〜!

フライが魚の手前50cmに落ちる。(今のところ最高のキャスト!)
そして、フライが流れドラグがかかる始めるとき・・・・

ぬ〜パク!


食ったー!!!!!


大きいから、大きいから、ゆっくり、ゆっくり。

ゲストがゲストなだけに、いつも以上に興奮してしまった私。
自分でも笑える。

お見事でした!


P7130177ライズを見つけてから1時間、長かった〜。

P7130220強制ギブスのお陰です!ナイスフィッシュ。

P7130233フライは、16番Xでした。よく働いた!(私も)


続いては・・・
またしても、雨続きで、アメマスの癒し。カゲロウのスピナーも減り、テレストリアルがメイン。それでも4番の大きなXがよく働いてくれ、15匹くらいのアメマスと遊んだ。

P7140170

P7140165


P7140154

P7150178モンカゲのハッチが終ると、フタスジモンカゲロウのハッチが始まるものの。ライズが始まろうとしたら、雨もザーザー。テンション上がるほどの土砂降りの雨で、川は濁ってしまった。

P7150185いいライズがあったのに、あと1時間早く来れば良かった・・・

帰り際に立ち寄ったスプリングクリークも、コカゲロウがたくさん流れ、ライズもたくさん。1時間ほど遊んだところで、ここも泥水がやってきて終了。それでも6匹くらいのブラウンが無邪気に遊んでくれた。


雨にやられ続け、3日目。晴れ〜!
雨後の増水引き際、テレストリアルも活発で、ライズも活発。でっかいドライフライでも、木の下の羽アリへのライズも。獲れたものあれば、獲れなかったのもありましたが、すっきりとした最終日を飾ってくれました。

P7160191


P7160223P7160233ナイスフィッシュでした。


7月中旬。

P7160006ロッジの夜のゲスト カブトムシとノコギリクワガタ、対決させたいのはまだ少年だから?


P7170009ロッジの庭に繁るグズベリーを収穫。これでジャムを作ると酸っぱくて美味しい。

ようやく、川の水も落ち着いてきて、それでもまだ多く、川を渡れないなかでできる範囲で釣っていく。

P7196917P7196921


増水引き際の活性は高く、濁りがきついか、川が渡れないか、紙一重で良かったり、釣りができなかったり・・・

川の状態よりも、魚の引きの強さで、開始早々ドラグを鳴らしたRさんの一匹。
P7180034ナイスフィッシュ。

P7180026クワガタのなる木を発見。シメシメ。



続いて、毎年恒例の2日間。

山奥の涼しさを求めて、チャレンジの川に入ると、2つ目のプールでビッグチャンス到来。反転流下向きで浮いている魚を発見。これは、釣らなきゃいけないサイズなので、ちょっと待った!を掛けて、2人で観察。ライズをしないものの、水面10センチに浮いた鱒は、なかなかグラマーな鱒。ライズを見せてくれたら、ビッグアドバンテージなのだけど、ライズしないので、虫が流れていないらしい。これも紙一重の運なので、待ってても仕方なく、射程距離に近づいてみると、鱒はどこへやら。残念。警戒心の強い相手、少しでも虫が流れてくれていたら・・・・。また今度誰かと行こう。

チビニジマスたちに遊んでもらい、最後に出た魚が尺上のヤマメだった。降海型ではない、体高さある幅広ヤマメ。ニジマスよりもごっつい魚体にこんな魚に育つんだったら本命で狙ってもいいかも。と思った。

P7210075P7210077P7210109ナイス ヤマメ!P7210115

2日目に見つけた魚も、掛けなればいけないサイズ。

ゲストと観察タイム。ナンバーワンの周りには中ニジが数匹。中ニジをどうよけてナンバーワンを掛けるか、しばし作戦会議。結局、対岸の私が、ナンバーワンの動きを伝え、それをゲストが対岸から投げる。という作戦で行くことに・・・。そう上手くいくか?

ナンバーワンのライズに合わせてフライを投げると、案の定、フライの着水地点がズレ、中ニジに食われてしまう。


それでも、ナンバーワンはやる気マンマン。さすが、増水引き気味の強さ。
1時間の時間をかけて、フライを変えて、タイミングを待って、そして、食った。

P7220135

ドッバーン、ドッバーンと跳ねられながら、必死にリールを巻く。そして、

ポロリ。

ガックリ。


ハハハ、なかなか上手くいかないものですね。


P7220140オオワライタケを見つけた。



続いてのゲストも・・・

P7230033ジージーっと夏ゼミが始まった。

キャステングは素晴らしい、流し方も丁寧で、「こんなフライ使うんですね」といいながら、でっかいフライを投げ続けると、ドボンと出た魚とのファイトに苦戦。焦る気持ちが魚に気づかれ、ランディング直線に、方向転換、ドバン!という一瞬の瞬発力でロッドと針を折って逃げていった。

P7230020

その後も、集中力が切れた頃、ドバーーんと出た鱒に、下の瀬をダッシュで下られ、これも手に負えず、フックを曲げられ、逃げていった。

P7230037軽さと強度とそして竿さばき!

なんとか、獲れた一匹は、無事にライズを仕留め、価値ある、課題多き、一日だった。

P7230027夏のニジマス、ときどき最強。



夏休みの子供たち。

普段はフライフィッシャーのお父さん、夏休みの家族サービスと称して、なんとか子ども達を釣り好きにして、奥さまから釣りに行く口実を作ろうとするのが狙い?のファミリーフィッシング。でも、やっぱり夏は子どもたちのもの。希望もオショロコマを釣りたい、クワガタ、カブトムシを捕りたい、ニホンザリガニを釣りたい。などなど、夏だしやれるだけやろう。と私も普段できない夏の体験、夏のフィールドに行くいいチャンスなので、子どもたちとの夏は楽しい。

始めは、怖い。どうしたらいいか分からない、石橋をたたくような子供たちも、すこしづつ自然の中で見つけ、考えるようになると、勝手に暴走し始める。自然はそれに答えるように、子供たちの興味を引きつけ、夢中にする。開放されていく子供たちの姿が、やっぱり自然。普段は、自由に遊べない、スマホやゲーム、勉強漬けの子ども達が、自然を相手に夢中になる。これが子ども時代には大事なこと。


P7240007さっそくオショロコマを釣って、観察して、ゴメンネして、河原でたき火をして、塩焼きにする。

P7240010調味料は塩と薪の香りのみ

ロッジの庭にある池も子どもたちのいい遊び場。P7240033池でゲンゴロウを探していたら、コエゾゼミの羽化が始まった。

P7240040

P7240036オニヤンマの抜け殻が異常

P7250046山歩きをして、到着した湖で、ニホンザリガニを釣ったり、イトヨを捕まえたり、ねっころがったり。時間を忘れてのんびりすることができた、かな?


P7250076P7250063大人になるまえに、自然のなかでたくさん遊べるといい。


7月最後のゲストは、毎年恒例の方。

増水引きぎわの川へ、タイミングよく。半日で、いいライズに巡り会えた。久しぶりに川で出会った友人もフライをプレゼント?してくれ、そのフライも良かった。



100mほど離れた場所から見つけたライズは、近づいて観察すると、かなかな上質で、2、3度見せたライズでロッドを構え、次のライズでと待つものの、あれ?

シビレを切らして投げたフライにバシャ。その後もライズが止まず、2匹目もライズ狙い撃ちが成功。

P7260089P7260097P7260117


もらったフライもブラインドでドボンと鱒が食い付いて。数時間、4、5個のプールで十分楽しませてもらいました。夏の釣りもいい日もあれば、難しい日もあれば、なかなか。

3日目は癒し系でイワナ釣り。山奥の渓流に暑さはなく、深い森は川に光が入らない。どこのプールからも必ずイワナが飛び出してくるおおらかさ。イワナ釣りはやっぱり夏。

P7270009


P7280015


P7280024ヒグマに獲られる前にタモギタケを少しいただき。

P7280047

P7280061豊かな山にはいい水が流れ、いい魚がいる。それでもここ数年の大雨、台風で、魚たちのアベレージは小さくなっていた。



私の生き甲斐。家に帰ると金魚がいる。しかもランチュウの子ども。
釧路のお店で偶然見つけて、5匹我が家へ。
P7310004





















































(23:25)

2018年07月06日

6月の季節の進みは、一瞬。
そういえば、朱鞠でイトウを釣っていたと思うと、十勝の春はあっという間に過ぎ去り、初夏に。
平水の川もあれば、まだ雪解けの残る川もあり、ダムの放水や河川工事など、状況は毎年違う。
毎日、少しづつ、チェックしながらゲストと季節の変化を探しながら毎日川を見る。


P6060026

P6060029

P6070061


カゲロウのハッチやスピナーののんびりとしたライズねらいの釣りかと思えば、晴れれば一斉にテレストリアルが騒ぎ、でっかいフライでドッカーンの釣りになる。



P6076052P6076067P6070064



川に立つと、いろんな虫や鳥や花を見つける。目の前の魚もだけど、季節の変化を見て楽しむ。少しうるさいくらいのコヨシキリが夢中でさえずっていたので、ゲストを放置してカメラに夢中になる。声を張り上げ、自分の縄張りを主張する姿は、6月だから。生き物たちが一斉に勢いづくのはやっぱり初夏。

P6076073


6月先発のゲストは、毎年遊びにくる方で、いい釣りを見せてくれ、楽しませていただきました。
魚も無垢でとても偉かった。

P6060030

P6070058

大きな魚はでっかいドライでドバンと出たのは記憶にあるけど、他に釣れた魚は忘れた。それよりも、一匹とても大きな魚を見つけたのが、このときだった。


ありがとうございました。



続いてのガイドは、毎月?毎週?遊びに来てくれる常連さん。

常に新しいこと、面白いことにチャレンジする、偉大な方。
偶然見つけた大きな魚になんとかしてメジャーをあてたい(測量したい)とムリを言って、3日間かけても、あの魚を釣りましょうと、チャレンジ。

1日目は、まず観察。

上から魚の動き、考えていること、食べているようすを観察する。静かに観察すると、4匹大きなのがいた。

ナンバー1からナンバー4までが泳いでいる。ナンバーワンは、60センチは余裕にある。ナンバー2も60センチくらい。ナンバー4でも50センチオーバー。

なんとか、ナンバー1を釣りたいので、動きを観察して、上を見ているのか、下しか見ていないのか、何を食べているのか、やる気があるのか?など、できる限りの情報を魚から得る。1時間ほど時間をかけて観察した結果、ライズする訳でもなく、あまりアクティブさは無い。ナンバー2は川底を突っついてニンフを食べていた。川に下りれば魚の位置が分からなくなるので、私が上から指示をだすことにし、釣り人は川に下りる。

P6086088


水面に置いたフライを見て、もう少し上流、あと50センチ岸際。などと指示をだして、ナンバー1の上にフライを流す。ドライフライを変えて3つ目、チョンチョンと動かしたビックフライにドバ〜ンと食い付いた魚に、びっくりして、大きくアワセ、竿が根元から曲がったものの、猛ダッシュで沈んだ流木へと突っ込む魚にじっと耐えたあげく、ぷっつんと糸を切って逃げていった。

下で力なく倒れ込むゲストと、上で頭を抱える私・・・、くっそ〜。そして、しばらくプールを休めた後に、ナンバー2と対戦。

ナンバー2は始めから上を見て無く、ドライを投げても反応せず、相変わらず動き回って底をつつきニンフが好きらしい。なので、ドロッパーで狙うことにする。

上から魚の動きに合わせて指示を出し、魚の上流1、5mにフライを落とし、ニンフが沈んだとたん、ナンバー2はあっさりとニンフをパク。口が空いたのがはっきりと見え、フッキングも完璧に決まった!と思った瞬間。再びフワフワと力なく糸が帰ってくる。またしてもやられた。

フックが外れた?と思ったら、フックが曲がっていた。

やられた。ガックリ。

ナンバー1もナンバー2も針を掛けれたものの、完敗だった。

P6080089そして、ワラビの大収穫で一日が終る。


そして、2日目。

P6080080モンカゲがパラパラとハッチ。

モンカゲの力を借りて、と思ったら、ナンバーワンもナンバー2も昨日と同じ位置に定位。昨日と違う事は、ナンバーワンの口に黒のビッグフライがついているのがはっきりと見えること。悔しいし、回収したい。

超スプーキーなナンバー1とナンバー2は1投げで走られて、勝負すらできず。結局、流れのなかでライズしていたナンバー4を一発でしとめ、嬉しいものの、モヤモヤ。

P6090128

P6090135またしてもコーヒーで完敗。


P6080091すっきりとしない梅雨空の帰り道に現れた巨神兵。


3日目は、心が折れたので、楽園へ。

P6100196P6100209
P6100219P6100210


モンカゲのスーパーハッチの追い風に、アメマスと虹鱒を30匹以上釣って、昨日までのモヤモヤを晴らして終了。リベンジはまた次回。



続いてのゲストは、関東のヤマメ職人。2日間の短期戦。
なんとかしていいブラウンを釣りたいというご要望で、徹底的にブラウンの川へ。

1日目であっさりと勝負がついてしまい、2日目は大雨というのもあって、楽園でアメマスたくさんと遊んだ。モンカゲロウとエゾハルゼミの力を借りて、大成功の2日間だった。それにしても、2日目の雨は寒く、6月だというのに普段ジャケットを来ても震えるほどで、魚も満足に釣れたし、4時間ほどで早上がりだった。雨のお陰でモンカゲロウのハッチが誘発された一日だった。

P6110251P6110241P6110254




P6120014

2日間ありがとうございました。



続いてのゲストは、毎年のワンツー組。昨日雨で私の頭の中はあの魚だけ。この雨は必ずあの魚のスイッチを入れるいい雨で、増水引き気味のチャンスを武器に、有無を言わせず、ナンバーワンにチャレンジする。

とにかく、デカイフライ。というと、Xの暴走?超巨大Xをもってて。「食うんですか?」と聞くと、「食います」というので、「じゃあやりましょう」と、半信半疑で流れに叩き込む。

P6140004右のふたつが私の最大Xで、左の二つが暴走X。


昨日の雨で、10cm増水、水もやや茶色く、川底も魚も見えない。でも必ずドカンと出ると信じて・・・

このサイズのフライになるとさすがにロングティペットではムリで、ターンオーバ重視の
ある意味、「下品な釣り」。ポコン、ポコンと投げ込むフライに、


ドッボーン!と、巨大な鱒がフライで出たと思ったら、


すっぽーん! とやらかす。


く〜っ。

でも出る事に驚く。

フライに対してフックの小さが気になるものの、それで再び続行。

その5m上で、再び、

ボッコーン!巨大なXは消える。

体全体をだして、フライに食い付いた魚は、ナンバーワンだった。


P6136100

ブッシュに突っ込むナンバーワンも少しひるんだスキに流れから誘導する。何度も繰り返す。体高ある魚体のパワーもすごかったけど、暴走Xと太いティペットに捕まったナンバーワンは、しばらくしてネットに納まった。

P6130011P6136115P6130024


見つけてから、3日目でネットに納め、メジャーを当てることができスッキリ。そして、魚の口についたフライも回収した。

P6130027前回切られたフライもぶじ回収。



増水引き際の力は偉大でプール毎に反応が良く、その後もいい魚が連発した。

P6130039P6136130

自然の力は偉大で、味方に付けることができると、夢の魚も仕留めることができてしまう。


2日目、3日目は、初日に大仕事終え気が緩み。のんびりとした2日間だった。

P6140015新規開拓にチャレンジしたり、

P6140030ヒグマを追い払って、タモギダケを収穫したり、


P6140036川を渡ってフキを獲ったり、

P6150011P6150009P6150006P6150017P6150013楽園でモンカゲとアメマスと遊んだ。


P61400346月の旬をしっかりと噛みしめて、バトンタッチ。楽しい3日間だった。


3日間の満足の釣りにスッキリしたゲストとこれから3日間の期待に胸膨らませたゲストが空港でバトンタッチ。「頑張ってね!」人ごとのように、言い残して帰っていった。


そして、初日。

チェルノバのハッチに期待してプールに入るも、先行者あり。背よりも高いフキとイタドリと、その中に倒れる倒木が3Dなみの超難題薮コギを制しての、先行者でがっかりと思ったら。知っている方で、ライズを譲ってくれるという。とてもありがたいお言葉なのですが、3人に後ろから見られているとう「超プレッシャー」という難題がのしかかり、ある意味「面白い。」頑張れ。


P6160194この虫が味方につくと、素晴らしいライズと事が起こるのだが・・・

P6160197この青い空の下。冷たい水、ピカピカの底石。


難題はさることながら、ライズを繰り返す魚もアイドル?流れをまたぐ、流芯向こうのライズに苦戦し、ハッチも長く続かず、ギブアップ。せっかくライズを譲っていただき、ありがとうございました。そして、スッキリ仕留めることができずゴメンナサイ。と何よりも感謝で別れた。

P6160201お弁当は相変わらず美味しかった。

2日目、3日目は、楽しい釣りだった。天気にも恵まれ、虫にも恵まれ、いいニジ、いいアメを釣った。
P6170227P6170221P6170216

P6180247P6186177P6186168P6180250


前回は先行でいい思いをして、今回は後攻。プレッシャーに弱かったか?私はたくさん楽しい時間をいただきました。ありがとうございました。

P6180262野生の原種。可憐にさく姿が美しいけど、ウエーダーに穴空けないでね。


続くゲストは、武道館のカメラマン。
この4日間はパーフェクトだった。
P6190169P6190170

1日目の4時からスタートしたカゲロウのスピナーのライズは、極上の大人のライズだった。プールの流れの弱い場所でポツンとやるライズ。サイズチェックで対岸からのぞくと、2匹のいい魚が並んでライズ。ゲストにこまかい指示を出す。 魚の定位置、食べている虫、魚のサイズ。クルージングか定位か。波立たない水面は、1投げでスプークさせてしまうか、フライを食わせることができるか、精度が求められる流れで、魚のサイズが大きいので、必ず決めてほしい。


私が探す魚は、すべてこの一瞬というスチュエーションに、私が萌える。


P6196225この凹み

P6196228この上品さ


1投で、見事だった!(といっても実際は上の大きいほうを狙ったのだけど、下の小さい方が食ってしまった)


P6196232それでも、ナイス!


P6190188P6196253


その後も、ライズは止まず。

P6196256
P6190222

初日で、完璧に貯金ができ2日目は大きなブラウンへ


数日前に見つけた、ブラウンが気になっていて、1日目にいい釣りができたので、ダメ元でチャレンジすることにした。朝一で問題のプールに入り、魚を探すが、見あたらなかった。


数匹の魚が見えるものの、ナンバーワンの問題のブラウンがいない。もしかしたら、流れ込みにささっているのかもと、期待をして、ビッグドライを結び、丁寧に、静に、慎重にたたいてもらう。

流れ込みの、流芯の向こうにフライが落ちた瞬間。超巨大な頭が水面から現れた。

この魚だった。

P6200197

P6206316

P6200186P6200206
すこし痩せ気味の魚だったけど、ド迫力のブラウンに2人して力が抜けた。


P6200217
その後もモンカゲロウのハッチに救われ、たくさんの魚たちにダラダラと遊んでもらったものの、朝一に巨力なカウンターパンチをくらったので、何びき釣っても、ポケーっとした一日だった。



P6200238雨はカゲロウのハッチとライズ



3日目は楽園へ

モンカゲのハッチから、ヒラタのハッチへと変わり。ライズは1日中止まなかった。モンカゲのスピナーも加わり、ティペット5Xにドライフライ1つあれば、ほとんどのライズを仕留めることができた。

P6210267◯◯ヒラタカゲロウ。

P6210277◯◯ヒラタのスピナー


P6210332北海道を代表する、ネイティブ

P6210335


P6210323

天気に恵まれ、虫に恵まれ、いい魚たちに恵まれた3日目。


P6210340
P6216431空も背中もよかった!

4日目は、そこそこの魚と遊び。迎えたクライマックスは、この倒木の前のヘッドアンドテール。絶対に決めなければならないサイズの魚を前に、作戦をねる。


P6220362


P6220362流れがぶつかるブッシュの前、水面下30僂膨螳未靴討い觧僂ぼんやりと見える。たまに流れてくる虫にライズする姿は、見るだけでも上質。


3匹の鱒がライズしていて、上のナンバー2もなかなかだけど、このブッシュの前の魚に集中する。流れてくる虫を観察すると、14番ほどのカゲロウが時々流れてくる。それでもライズの頻度を見て、黒いパラシュートを流してみる。

一投で勝負が決まると思ったら、3回きれいに流しても無視。

なかなかなヤツ。


だったら、モンカゲかヒラタと予測し、ナチュラルのディアヘアパターンを結ぶ。

ライズをしたら投げましょうと、待つも。

やらない。


10分ほど待つもライズしない、魚は相変わらず定位置で見えているので、

投げましょう!


と、フライ先行で流し込むと。


ゆっくりと浮上して、パク。


うわ(食った〜)。


その瞬間、全身を出してジャンプ。

ラッキーなことに倒木のない方に走ってくれたので、これは獲れる?と思った瞬間。

すっぽーん!


針を見事に外す魚に完敗。

2人して、しばらく放心状態でうなだれ、4日間の釣りが終った。
最後はバラシて終るという、次回につなぐ完全な終り方も素晴らしかった。

ありがとうございました。
P6220353
P6220350P6220354宝石のような、輝きを放つ蛹をマジマジと。名前がでて来なくて困る。


さすが6月、季節もさることながら、止まない虫達、止まないライズ、そして止まないゲスト。頑張れ私、そして魚。

P6250384P6250382南国のような巨大な花は、香りも超強烈。納得の木(ほほ〜う!の木)


ホウノキの木の下に見つけた鱒は、誰にも釣れない魚だった。

流芯の向こうの反転流。バンク際スレスレの魚で、ライズもおちょぼ口ライズ。

P6256464


P6256446P6256445

頻繁にライズするものの、ライズリングは雨ツブのように小さく、指示してもよ〜くみないと見えないほどのライズの小ささ。それでも上から見るといいサイズの鱒で、普通の人は気づかずに、フライを投げ込んでもドラグがかかって、絶対に普通の人には釣れない魚。

そんな魚を見つけ、ゲストに教えるのが私の仕事で、木の下の日陰で人知れずライズを繰り返す魚を丁寧に釣っていく事ができれば、日中でも、日中こそ、ドライフライオンリーの釣りが成立する。ただ、このライズを獲ろうと思うと、ティペットの長さとコントロールの精度が求められる。

P6256469流芯の向こうの魚は、静に近づけばけっこう近寄れる。距離をつめて、失敗しない距離からのキャスティングの精度が大事。

P6250394そして虫は、羽アリ。


結局、行きと帰りにこの魚と対戦できたものの、繊細なライズを獲る事ができず。

夕方近くに、モンカゲのニンフを追いかけて水深50センチほどの場所をクルージングしている鱒を仕留めて、ギリギリで終った。

金魚みたいな鱒だった。

P6256486P6256505P6256501



つづくゲストはTさん

1日だけの短期戦で、幸運にも天気が味方し、ベストな区間を釣ることができた。天気はシトシト雨でカゲロウのハッチが味方して、午後にはプールごとにライズ。ブラインドではデカドライが有効で、急ぎ足だったけど、かなり濃厚な釣りが楽しめた。

P6292099ヒッヒッヒっと女性のすすり泣く声が聞こえてきたらどうしようと、霧が濃いといつも思う。


P6292107アワフキのチビたちはとても元気で、今年の秋もアワフキに期待P6292105泡もシトシト。

P6292117ビッグストーンも味方についた


P6292112手前のライズを狙ったら、オショロコマに先に食われてしまい。久しぶりに癒し系


P6296624Tさんの背中もなかなか

P6296636P6296639素晴らしいバラシもありましたが、楽しい1日でした。ありがとうございました。



6月最後のゲストは2021年の予約までしっかりと決めているゲストで、2日間の釣りもしっかりと決めてくれた。

P6302156このブッシュにぶつかる流れで見つけて、大人のライズ。上質なライズはなかなかなサイズで、1匹目は一発で決まった。

P6306668

P6306673

そして、2匹目が、難題。

同じ場所で2匹目がライズをし始めるも、流れの壁にフライを阻まれ、ライズまでフライが流れていかない。そして、奥ではライズを繰り返す口先ライズに、どうやってもフライをながせない。結局お手上げで、タイムアウト。

2日目のヘッドアンドテールは、見ているだけでいいライズで、ライズを獲ることよりも、ライズを撮ることに夢中なのは私(笑)


P7016691ヘッド


&


P7016693テール


いい!
もう一度


P7016710ヘッド

&


P7016712テール


こういうライズは釣るものではなく、見て楽しむもの。


流れてくるのは、P7012179チェルノバのスピナー。この尻を曲げて突き上げるマダラの姿に萌える。

P7016718そしてストマックを少し見させていただくと、意外にも

P7012172小型カディスだった。


これで、6月のガイドがすべて終った。


瞬きのように、季節の移ろいが早い6月。寒いかと思うと、一気に気温が上がり、花も虫も鳥も、自然すべてが毎日移ろう。一つ残らず見届けようと思っても、体一つじゃなかなか回れず、毎日毎日丁寧に川を歩いて、観察して、見つけていくのがやっと。それでもしっかりヒントをくれる自然がありがたく、生かされている自分を感じ、感謝する。季節の旬を頂き、小さいも大きいもすべてがいい。そんな毎日をゲストと一緒に共感できることが最高にありがたいと思う。そしてサポートしてくれるNにも感謝。ブログの更新もなかなかできず、申し訳ありません。庭や畑の草も勢いよく、休めると思うと風邪をを引き、すべてをまとめてババッとこなさないとできない。そんな忙しないのも6月なのかもしれない。

一緒に川を歩いてくれたゲストの方々、付き合ってくれた魚たち、力を貸してくれた虫達。そして、取り囲む自然と人々の支え。ありがとうございました。そして、後に続くゲスト達、いい天気といい自然に恵まれることに期待しましょう!では。


十勝の自然を楽しむためのガイド&ロッジ
Guide & Lodge
ロッジラッキーフィールド。
HP:http://lodgeluckyfield.com


banar_small










































































(09:00)

2018年06月02日

少しづつ氷がとけていく、雪の到来は神秘的なのに雪の去り方は醜い。それでも解氷が作る造形、絶景は不思議なもの。徐徐に水温が上がってくると、深く沈んでいたワカサギ達が川の流れに集まり始まる。春産卵のイトウたちも、一世一代の大仕事を迎える。雄イトウは攻撃色を身にまとい、雌をめぐってぼろぼろになるまで争い。雌イトウは10センチくらいの石ころさえも、大きな尾びれを使って産卵のための床を掘る。人間でも重労働を雌イトウは3つほど作らなければならない。

P5235400


P50946335月9日前浜に現れた白マッコウクジラ?

P5094683まだ冬が続いているような朱鞠内湖の春。

P5100133水温3℃


P5100147氷に閉じ込められる


P5094628北へと戻るコハクチョウ





コハクチョウとガンの群れが、V字飛行を崩しながら飛んでいく、シラカバの芽はまだ固く、本州ではとっくに桜の話題が過ぎ去ったのに、朱鞠内湖の桜はつぼみすら見えない。5月の季節の移ろいは瞬きのように足早で、毎日が成長と変化。聞き慣れない鳥の声がひとつづ増え、リスニングに集中して、新しい音を探す。アオジ、キビタキ、コルリ、オオルリ、ウグイスのケキョ、ケキョ、ケキョと谷渡りの声が上達するころには、シラカバも淡い緑を吹き始める。


P5194992レイクハウス前のゲレンデが日に日に小さくなる  5月19日

P5194993桜ももう少し5月19日

P5195034産卵を終えたワカサギが沈んでいたり、浮いていたり

P51950355月19日。このワカサギも次の日には、イトウに食べられてすべて無くなっていた。

P51950425月19日いよいよシラカバが吹きはじめた

P5195088夕暮れにはいい雰囲気に



毎年、北海道に台風が来るのがあたり前になったように、ここ数年の気候変動は、異常。海水温の上昇からゲリラものがとても増えた。この春の朱鞠内湖の濁りも、上流のダムに堆積した泥が春の雪解けによって、流れ出し、イトウ釣りベストシーズンだというのに、湖を濁し、釣り人も魚も苦戦したことだろう。これも自然と言えば自然だけど、人間が作り出したダムによって、イトウの再生産とフィールドが維持されているのもまた・・・。それでも朱鞠内湖のポテンシャルと守り育てる漁協の取り組みと釣り人のマナーで、毎年大きな夢をみる釣り人は全国各地から集まってくる。奥が深いフィールドと重量感ある魚の面白さだけに、毎年、ここで再会し、新たに出会う仲間たちは、深く、面白く、濃い人が多い。


P5200025このお方も初チャレンジで朱鞠入り、イトウよりもワカサギすくっては、逃がして、楽しんでいた様子。

P5205174風のない朝の世界は、釣りにはポカンだけど、この世界にいるだけでも幸せなもの。まして朝一にひと勝負を終えたコーヒータイムは最高。

P5205194

P5210029地元の友人の差し入れにパワーをいただいた。

P5285858プライベートの時間は、渡船サービスを利用させてもらって、さらなるフロンティアを求め。雲の中のようなまっ白のなかで、方向を見失いクルクルまわる、船長はGPS頼り?

P5285864毎年、ここで出会う釣り仲間も最後はでっかいイトウを釣り上げて帰っていった。


P5295959このお方こそ、伝説のガイド。115センチのイトウをサポートしたNさん。そして、プライベートで連れて行ってもらった新天地では、素晴らしいキャスティングを見せてもらった。

P5295978「フライで魚が掛かったらどうなるの」との問いに「グングンってなります」と答えた私。まだフライで釣った事がないというNさんはこれからがとても楽しみなスタッフ。

P5220041友人ガイドも私が無くしたネットを、3時間後に発見してくれ、頭下がります。ここで再会する仲間もまたここの楽しみ。

P5215199朝4時。朱鞠内湖の目覚め。眠い・・・

P5215200出発



シラカバの新緑がまぶしくなるころ、イトウの産卵も終わり、本格的にワカサギを追う姿が見られる。追うと言っても激しくボイルする訳ではなく、産卵が終って弱ったワカサギを食べるのでイトウもボイルは静かにやる。山の雪の融け方をみると、南斜面は雪解けが早く終わり、北斜面がまだ雪が残っている、谷が深い沢も雪解けは長く続く。同じようにワサカギの産卵も場所によって早い場所、遅い場所があるので、ワカサギの産卵状況に合わせてイトウの集まる様子も変わってくる。自然の読みと観察が大事。


P5225378

P5245428エゾエンゴサクの群落


P5245476どこにでも咲くミズバショウ

P5275782カタクリの花が反り返る気温

P5275793オオカメノキの葉脈

P5245433ようやく開いた桜はチューリップと同時


P5235396ウグイの群れをうかがうイトウ

P5240053ウイードガード付きのポッパーマドラーゾンカー

P5265662ブッシュにめがけフライを投げて、


P5275722景色を眺めて一休み


P5285872霧の深い朝も


P5275813イトウを取り囲む自然



ミズナラがシラカバに遅れてゆっくりと芽吹き始めると、カッコウの声が届いてくる。霜に弱い木々たちもカッコウの声を待っているのかもしれない。ワカサギの産卵も終盤を迎えるころ、早い場所ではウグイの産卵が始まる。岸際の礫や砂利がある場所で数十匹の群れになって行われるウグイの産卵は、イトウからすれば絶好の捕食のチャンス。産卵を終えたイトウたちが水温10℃に達するころ、活性が上がり、ウグイの産卵が始まれば、スイッチがはいらない訳がない。ウグイの産卵に集まるイトウはとにかく大型が多く、というよりはいい場所は大型のイトウが占領し、離れた場所や深い場所に中型イトウがウロウロしている。ウグイが産卵を始める瞬間を待っていたかのように、数匹の大きなイトウが群れでハンティングする。イトウが考えている事さえ分かってしまえば、それに合わせて釣ることで、今シーズンはシングルハンドの8番ロッドにフローティングラインにゆっくりと沈むキールタイプのフライのセットが功を奏した。




朱鞠内湖でのイトウのガイドは、5月8日から始まり、途中休息をいれて、5月30日までの15日間だった。結果は、15戦全勝!毎日イトウを釣るという幸運に恵まれた。


Nさんのナイスフィッシュ!P5184897P5184914P5184973P5184975


Nさんの2日目
P5195026


Nさんの3日目
P5205116P5205146P5205170


5月21日〜23日の3日間のゲストはすごいお方。3日間で10匹以上釣るのも、状況に合わせたキャスティング精度とプレッシャーを感じない精神力の強さ!

P5215222P5220038サイトフィッシング&ドラワカも

P5220035P5225316P5225366P5225377


休日は久しぶりのプライベートで・・・と思ったら、シングルハンドの8番ロッドのフローティングラインを忘れた事に気づき、仕方なくウインストンの5番で、ドライフライ用のトラウトロッドに大きなゾンカーは荷が重い。それで、チャレンジしたら。

P5240053朝一はポッパーで試したら、2匹のチャンスで、1匹をフッキング60クラスで、今期初の自分イトウ!そして午後には、


P5240060

P5240056


P5240064見つけたからには、投げるしか無く、シングルハンド5番には荷が重すぎました。


P5245484大先輩ともご一緒できて、有意義な一日だった。



5月25日から27日の3日間はベテランゲスト。1日目の開始数時間、岸際に泳ぐ大イトウを2投目のキャストが完璧で、1mほどフライを追いかけ大きな口を開けてドスン。美しい決まり方に、もう満足。素晴らしかったです。P5255541


26日、2日目。
P5260098弱ったワカサギを探して、クルージングするイトウに、杉坂Tさん作のドラワカで成功


前日に見つけたイトウの場所をブラインドでキャストしているとドスン。ラッキなー夕暮れ。P5265685P5265700


3日目は、二週間連泊の私にレイクハウスのスタッフが作ってくれたスペシャル朝食!

P5275711湖見ながら、焼きたてワッフルで、

P5275759
P5275773イトウ2匹釣れました。

これで、一般ゲストはすべて終了で、残すはスペシャルゲスト(私の父親)を残すのみで、残ったイトウに晴れてチャレンジ。ゲストをお見送りして、休む暇なくプライベート。

P5270120前日見つけた、バンク際の大イトウ。まずは1匹目をクリア!ゲストがフローティングラインを置いてってくれたので、8番ロッドで優位のやりとりでした。


次の朝、28日。霧に包まれた幻想的な世界だった。


P5285880
P5285877
P5285872

朝7時
残された魚は、気兼ねなく、私のチャレンジ。
真っ白と霧に包まれた湖を、GPSを頼りに、昨日の魚を目指す。


いた。
岸から50センチ。
3回のフォルスキャストでラインを整え、
岸際にフライを投げ込む。

木に巻きついたフライをそっと引っ張り、ポトンと水面に落とす。
イトウの進行方向1メートルに落ちたフライをゆっくりとイトウの深さまで沈める。
ゆっくり静かに糸を張り、フライに動きを与える準備をする。
息がつまるほど、緊迫する。


そろそろという時に、右手で糸を引っ張り、
フライを泳がせる、水中で揺らめくフライと、
フライが出す波動に、イトウが気づきスピードを増して、フライに向かってくる。

イトウの鼻先までフライに近づいた瞬間に、
もういちど引っ張り、イトウをさらに加速させる。

一気にフライに突っ込んでくるイトウはその勢いで、
大きな白い口を開けて、フライを吸い込んだ。
竿を寝かせたまま、大きくあおる。
グワっと曲がり、しっかりとイトウの口に針がかかった。
水中で大きく首を振る。
倒木流木だらけの中で、思いっきり引っ張って、
イトウを誘導しようとするも。

強い。

1本目と2本目の倒木は交わせたものの、
50センチほど沈んだ倒木に糸を巻かれる。

一度糸を送り込んで、フライラインを擦れさせる。
その間に、水中に竿先を突っ込んで、
木に巻きついた糸を解く。
時々、グワ、グワっとイトウの引きが伝わってくる。
二、三度、機能巻かれた糸を回すと運良く外れてくれる。
ラッキー、ファイト続行。


それにしても重い、昨日釣った大イトウよりも重い。
まだ木に巻きついているのではと思うくらい、
引っ張っても竿が曲がるだけで上がってこない。


グワン、グワン、ブクブク。
グワン、グワン、ブクブク。


P5280136


たまに水中に見えるイトウに足が震えている自分に気づく。
ボートの周りに、震えでできる波紋が広がっている。
ゲストを見守るのと、自分が竿を持つのではやっぱり違う。

ヒー、ヒー、とトラツグミの怪しげな声に気づくほどの意外に冷静な自分にも気づく。


障害物のない場所でのイトウとのやりとりは時間との勝負で、
重く、強いものの、水面に浮かび、ネットに収めることができた。

P5285902

P5285899

P5285906

P5285917

P5280156


写真を撮り終え、私の手の中から大きな尾びれをひと振りし、
水中へと帰ってゆく姿を見届け、大きな息が出た。

さっきまでの霧が晴れ、白樺の新緑の木々の隙間から差し込む光が、水面で輝いていた。
ツツドリのポポ、ポポ。とい声で目が覚めたようだった。





5月29日は父親を旭川駅に迎えに行くまでの間、時間があったので、渡船サービスを利用させてもらい、Nさんと、さらなるラストフロンティアを求めて出発。

彼こそが、伝説のガイド。数日前に朱鞠内湖で115センチのイトウが釣れ、そのときのガイドだったのがNさん。もしかしたら、と期待を込めて、2人で新規開拓。

P5295965

と思ったら、フライで釣った事がないというNさんに、フライの振り方の前に、釣り方のレクチャーから始まり、ポカンとした景色のなかで、のんびり見学。何か起こるのでは?と思ったけど、中イトウが釣れただけに終った。楽しかった。

P5290165P5290171なんとかギリギリ、ボーズ回避の14連勝を保つ。



そして、迎えた5月30日。今シーズン最後のガイドは超難題ゲスト。フライも振れない、ルアーも投げれないゲストは父親。渓流釣りをしていた頃の足腰の強さはどこへやらで78歳の老体は歩くスピードはワカサギより遅い。なんとかボートに積み込んで、最後の手段へ。と思ったものの、


さすが、我が父。釣りへの集中力と判断力はまだまだ衰えず。「おお!食った。」のひと言で、あっさりイトウを釣り上げた。

P5300181恐れ入りました。


午後は、兄と2人で、最後の釣り。

P5306041このだらしない感じの後ろ姿が、やけに板につくのは、アメリカ、ニュージー、北海道を一緒に放浪したからなのだろうか?お世辞でも上手いとは言えない、兄だけど、センスと運はオヤジ譲り?



P5306019P5306017P5306014彼の場合は、魚を釣っているというよりも、魚と遊んでいる。気の抜けた後ろ姿が、いつ見ても「ちゃんと釣れ〜!」と言いたくなる(笑)


P5300196

P53060292時間で4匹釣って、「もういいね」と言った。




ワサカギの産卵が終わり、食いためてパワーを回復してきたイトウたちが、ウグイの産卵が始まりイトウたちが集まり始めた。これからで、湖の各所でウグイが産卵するの、これからが面白い朱鞠内湖だけど、エゾハルゼミが鳴きはじめ、水面に羽をバタつかせて浮かぶセミを見ると、十勝に戻りたくなる。朱鞠内湖では、代表の中野さんを始め、スタッフの方々には本当にお世話になりました。わがままにも付き合ってもらい、ありがとうございました。そして、杉坂隆久さんや地元の釣り仲間にも情報をいただき、この場を借りてお礼を申し上げます。ありがとうございました。

P5306045上る朝日と、沈む夕陽。ここの太陽は一見の価値がある!


6月になり、いよいよ十勝のドライフライシーズンは始まる。熱い、長い、十勝のシーズン。いよいよ本チャンガイドがスタート。



朱鞠湖のイトウガイドは、5月10日〜31日ころまで。秋のイトウは11月1日から末日まで。ガイドのお問い合わせはロッジラッキーフィールドのHP (http://lodgeluckyfield.com)もしくは、メール ( info@lodgeluckyfield.com)までご連絡ください。

十勝の自然を楽しむためのガイド&ロッジ
guide & lodge
Lucky Field

http://lodgeluckyfield.com
banar_small



(23:54)

2018年05月18日

イトウのガイドから一旦もどり、
川のリサーチとチェックとで数日間歩きました。

P5154831エゾヤマザクラが散り始めました

P5154823気温が上がり、ハサミムシへのライズがありました。

P5150026良さそうな岩盤の際でもライズ、大きなニジマスも

P5160009水温もようやく10℃を越えました

P5150014草むらから飛び立つハサミムシです


期待したカゲロウはまだ数日早くてでてくれなく、雪解けが納まるのが早い川を見つけ、ブラインドで釣ると、40センチまでが楽しく釣れて、岩盤の上から覗くと、産卵を終えた大きなニジマスたちはまだ沈んでいて、浮いて表面の虫を食べ始めるにはあともう少し。ドライフライを3回チェンジして流しても、表層には見向きもせずで、水中でパクついているので、出来心でニンフをドロッパー。20ftで投げにくいったらしょうがない。それでも水中に沈んでいくニンフをぱっくと食べた鱒は、3番の川連ロッドには少々荷が重い鱒でした。春の産卵後の鱒だったので、勝負になりました。 

P5160017


P5150020ハサミムシを食べていました


P5164845

P5160029まだ少し痩せ気味です


P5164854いい季節になりました

高気温が続き、エゾハルゼミが鳴きました。雪解けが一気に進み、これからどんどん良くなる季節。またイトウ釣りガイドの第二部のスタートです。



コゴミやワラビを獲ったり、ロッジの畑の準備をしたり。
ハイシーズンに向けての準備も整える事ができました。
P5110078畑も準備

P5110088ロッジの庭も華やかになりました


十勝の自然を楽しむためのガイド&ロッジ
ラッキーフィールド
http://lodgeluckyfield.com

banar_long_white

(06:09)

2018年05月11日

5月に入り、イトウの季節がやってきた。
イトウの季節は調査のお手伝いから始まる。土嚢作り、ヤナの設置で労働作業。毎年イトウの産卵状況や産卵親魚の数などを数え、イトウが増えているか、減っているかを調査している。そのお手伝い。

P4250108砂利を掘って土嚢を150個作りました


産卵を無事終えたイトウを捕獲して、計測し再び川へ放す。その捕獲のためのヤナの設置。その他、密漁者のパトロールなどイトウを守り、増やすための地道な活動を行っている人たちがいる。


P5010103ヤナの設置が無事終ると、一匹の雄のイトウが上ってきた。

イトウの春

イトウは春に産卵する。産卵場所へ向かうイトウは雪解け水の増水に合わせて川を上る。そこに堰堤や落差があると、イトウが産卵場所へいくことができず、産卵できなくなる。雄イトウは 赤やオレンジ色になる。雌を巡り激しく喧嘩するイトウは、あちこちに傷だらけ、雌イトウは卵を産むために、体を使って砂利を掘る。人間でもスコップで重労働なのに、イトウは尾びれを使って掘る。雄も雌も子孫を残すために必死。雄は早く上ってきて 雌を待つ、 雌は三回産卵し、産卵後すぐに川を下る。 雄は残り次の雌のイトウを待つ。

イトウの調査は毎年行われ、産卵期が終ったら、川に残された産卵床を数えて歩く。背丈よりも高い笹薮の中をヒグマの恐怖もある。そんなイトウを調査する人達の地道な苦労が、楽しいイトウ釣りの陰で行われている。毎年、頭が下がる思いで、少しだけだけど、肉体労働でご奉仕、還元させてもらっている。






P5014485雌をめぐる雄どうしの喧嘩

P5014490卵を産むための産卵床を掘る雌イトウの横に赤い雄のイトウが寄り添う



P5014512産卵でペアになったイトウ。


2018年のイトウ釣りのガイドスタート

P5074590

イトウの産卵が終わり、湖にイトウが戻ってくるころからイトウ釣りがスタートする。杉坂さんから修理を終えたネットも戻ってきて、いよいよイトウ釣りのガイドスタート。

今年の朱鞠内湖は濁りがきつくかなり難しい状況。さらにワカサギの産卵が遅れているのか、岸にまったくワサカギの姿がないという。この2つの理由からか、イトウがまったく釣れていない。この状況、どうするか?「こんな状況の時こそ、釣りたい」と掻き立てられるが、どうするか・・・


P5090091十勝は桜が散りはじめたのに、ここは冬

P5094633前浜には、白いマッコウクジラ出現?

P5090094



P5090104水温3度!



午前中は、あちこちうろうろ濁りの薄い場所をさがして、状況の把握で終る。ワカサギの姿もイトウも見えない。午後に前日に釣れたという場所に行ってみる。流れ込む支流があるので濁りが薄い。釣れそうな雰囲気で、運良くイトウが釣れた。

P5094652水深50センチ、ブッシュの際ギリギリでヒットした。
P5094664

P5094661産卵を終えた雄のイトウだった。痩せていたけど、これもまた自然。


イトウ初挑戦というゲスト、初日でいきなりいいサイズ。岸でボーっと休憩している間に、他にイトウがいないか木に上ってイトウを探すと、60センチと80センチのイトウ発見。ゆっくりとブッシュの中を泳いでいる。とつぜんブッシュに突っ込むと、ブッシュの中から20匹ほどのワカサギが逃げ回る。水深50センチほどの場所で繰り広げられていた。その日は、一匹釣れたの満足で終了。


P5094693P5094689風もない、静かな湖面を見ながら帰った


2日目の朝


どこへいこうか悩みながら前日に雰囲気が合った場所に向って朝4時にボートを出す。湖の水温をあちこち計りながら、状況を探る。朝一 水温4度の場所から、水温が上がりやすい南に面した場所は6度。濁りも若干薄い。なんとなくいい雰囲気だと思いつつ、 曇り 無風雨 べた凪。静かな中で良く観察すると、岸際30僂両貊蠅膿緻未揺れているのを発見。これがラッキーだった。



ワカサギの群れが岸ぎわを泳いでいた。産卵でワカサギが岸に集まっている。これは絶対イトウも近くにいると確信、濁りもそれほどない。思った通りにすぐに中型のイトウが釣れた。

P5104700P5100139P5104714


ワカサギの産卵。たまたまスポット的に見つけたワカサギの産卵場所。陸に上がって、あちこち歩き回ってワカサギの様子を観察する。不思議な事に北側にはワカサギがいない。 南に面した砂利場にはワカサギがたくさん泳いでいる。南斜面は太陽があたり、気温が上がる、湖底の温度もあがる。斜面には雪もない。そして、じわ〜っと地面が濡れている。湧き水がある証拠。

P5104740

P5104741

P5104743



P5104726


朝一にイトウが釣れ、岸にすわって休憩していると、岸際に群れるワカサギにイトウがボイル。大きな波紋が広がる。1匹釣れたので、おおらかな気持ちでお茶を飲みながらボイルを眺めた。休憩を終え、岸からキャステング。シングルハンドでタイプ2で静かにアプローチ。岸から2mまでイトウが近づいてくるのでウエーディングはしない。潜水艦のように不気味な波紋をたてて、ワカサギを追いかけ回すイトウ。



3投目でフライに食いつき、水中でギラギラと光るが、残念。すっぽ抜け。

それでもまだ別の場所でボイル。岸際で 3匹がボイル 。岸際を逃げるワカサギの群れ、ときどきバシャパシャとワカサギは飛び跳ねて逃げる。キャストを繰り返すもヒットしないまま1時経過。



P5104738

P5104737岸際の大きな波紋に向ってキャストを繰り返す。



食わない、見きられているのか?状況を変えようとボートにのって、沖からキャスト。

1投目で、水中を柔らかく動くマドラーゾンカーに大きなイトウが追いかけてきて、ゆっくりフライをパク。 大きく竿が曲がる。


P5104749





産卵を終えた雌のイトウ。北海道の野生を生きた証。立派な魚だった。

P5104778P5104786P5104799

イトウ釣り初チャレンジで2日間で3匹のイトウをキャッチできた強運のゲスト。明後日からパラオにジャイアントトレバリーを狙うと言って帰っていった。恐るべしアングラー。




ワサカギの産卵は到達水温ではなく、植物と同じように積算気温が大事という。ワカサギの生体、産卵場所、砂利場、湧き水、逃げ込めるブッシュ、川の流れ込み、ちょっとした自然の知識と自然が発してくれるヒント。ヒントに気づく人、気づけても釣れない賢い魚。技術と魚と知恵比べ。それを取り巻く自然。自然は常に動き、変化する。いつも思い通りにいかないい、つかめそうでつかめないイトウは太古の魚。だから面白い。



コハクチョウがキャッキキャとV字飛行を乱しながら飛んでいく、ときどき後ろでバシャーンとでっかい音をたてミサゴが魚をつかんで飛んでいく、それを狙ってオジロワシがトドマツのてっぺんで見張っている。ウグイスがホーホケキョとまだ下手な谷渡りを聞かせる。ツツドリのポポポポもまだへたくそ。とつぜん、キリキリケーンとクマゲラが頭の上を飛んでいくも、釣りに夢中なゲストはフーンって感じ。それでも1人楽しむ私だった。



P5094628なんか声がちがうと思ったらここは道北。ハクチョウは十勝ではおめにかかれないコハクチョウだった。プチ嬉しい。


冬の到来は美しいが雪解けは?

P5100147不思議な模様に、氷に詰まってボートで出られなくなる。


毎年お世話になるレイクハウスは、少しづつ変わっていって、ここで毎年決まってこの時期に会う、全国から集まる釣り人たち、そしてローカルの仲間たちともとても楽しい。

P5104795P5104791

P5090130杉坂さんはじめ、ローカルな方々にとても助けられており、感謝です。


PS、魚探を導入しましたが・・・
P5100136初めて魚探というのを使ってみたら、魚の絵がでてワクワクする。だけどこの魚探、どこに行っても魚の絵が大量にでるので、ワクワクさせてくれるだけで、怪しい魚探。


イトウ釣りのガイドが急遽、キャンセルで、1週間ほどフリー。ちょっとリサーチできそうでラッキーなウイーク!



Lodge Lucky Field
http://lodgeluckyfield.com

banar_long_white


(15:00)

2018年04月29日

子どもが休みになると、なかなかフィールドに行けなくなります。
ちょっと前に新しい川を見てきました。
P4270089P4270107
海からサクラマス、アメマス、秋にはサケが上る健全な川。
イトウもいるといういう川は、北海道の太古の姿を想像させる圧倒的なスケールでした。

ヒレピンのウグイが入れ食い、アメマスポツポツ、釣ってはいけない魚が掛かったり、P4270114P4270116


P4270136P4270130



忙しくなる前に、友人ガイドや大先輩と楽しめるのもこの時期で、
小さな川で、小さな魚を小さなフライで釣って、

P4234281
P4234298インディアンで12人分のカレー買って帰っていきました。


久しぶりに十勝千年の森。新人ガイド研修の講師でゆっくり森を回りました。
GWお出かけしてみては?
P4260072P4264305P4260075P4260076



(19:50)

2018年04月12日


4月になって、今シーズン初めての川ガイド
4月は、気温が上がれば雪解け水で増水し、気温が上がらないと虫が飛ばない。そして虫もカワゲラとミッジという少なさ。それでも、日中に水面に広がるライズリングをみると心躍る。春を探しに川を歩いた。


P4093661

P4093668岸辺に産みつけられたエゾアカガエルの卵 

P4093697日あたりの良い場所に静かに割いていたフクジュソウ


P4093714ライズを待って川に立つ

P4093721足の指先がつめたい

P4093664朝一の風が無い時間にライズはあったものの



川に立つと、鳥の声、虫の動き、流れる音、光のきらめき、水の冷たさ・・・。忘れていたあの感覚が一気に呼び戻されるように、細胞すべてが活性化する感じがした。今年初めての川のガイドだった。

P4083651楽しかった。




そして、フライを巻く。

P4123827パターン1

P4123816パターン2

P4123815パターン3


新しいマテリアルとして、アザラシとヒグマの毛を気にしながら使った。これに騙されてくれるといいけど。

P4123812

4月はもう一度初心に戻って、フライフィッシングの勉強のために、
南の方へ行こうかと、お楽しみに・・・


P3283222



十勝の自然を楽しむためのガイド&ロッジ
ラッキーフィールド
http://lodgeluckyfield.com


banar_long_white







(18:00)
チャンレジ
久しぶりの様子を見に行ったら、夕方6時20分ですでにでていたモモちゃん。

三脚を使わずに、カメラの持っているすべての性能を酷使して、飛んでるシーン。
P4093768 


P4093756


P4093764

P4093774


ぶれぶれ、ボケボケもまたよし。


エゾモモンガが飛ぶ森には、がさごそとエゾリス1匹、アカゲラ一匹、おじさん1人.

夕暮れが暖かくなって気持ち良くなりました。


エゾモモンガ観察、撮影ガイドについて詳しくは、
ロッジラッキーフィールドのHPにて、

十勝の自然を楽しむためのガイド&ロッジ
http://lodgeluckyfield.com

banar_long_white




(11:42)

2018年03月31日

今日 3月31日の夕暮れをもちまして、今シーズン冬の部最後のエゾモモンガガイドが終りました。

今日は16時スタートで、いくつかの巣穴を回り、エゾモモンガの環境を観察し、夕暮れの出待ちは17:30から18:50でした。気温プラス8℃と暖かい夕暮れ、ビールを飲みながら待ちたいところですが、三脚をたてて出待ち。18:05に1匹がでて、その後あちこちから飛んで来たり、飛んでったりと繁殖期らしい追いかけっこを見せてくれました。最後はハルニレの枝の先で丸くなって食事に夢中になって終了でした。最後のガイドはエゾモモンガのように可愛いゲストさまでした。ありがとうございました。



2018年1月のBBCから始まって、エゾモモンガたちには大変お世話になりました。寒い中お付き合い頂いたゲストの方々にも感謝いたします。これからも、エゾモモンガたちの森のため、日々お付き合い、観察を続けたいと思います。

P3310102ヤチダモの割れ目から1匹が現れたのが、18:05。

P3310103P3310104夕暮れの暖かさに、あの厳寒期の厳しさにニヤりとしました。夕涼みのような出待ちでした。 ハンノキからハルニレに食べ物を変えた様子。




P3250072ロッジの敷地に巣箱を設置しました。子供たちとの観察が楽しみです。



明日から4月、いよいよ釣りに専念します!
リサーチ頑張ります。


banar_long_white


(20:07)