2007年01月

2007年01月19日

27d32b1f.jpg思い起こせば5年前、5ヶ月間の車とテント生活で、ニュージーランドの南島をさまよっていた・・・


長々と書かれた、英語のガイドブックを苦戦しながら読む。ぼんやりとしか伝わってこない内容に、かなりの忍耐力が試される。それでも「いい川を見つける」、「大きな魚をる」、「山奥の釣りを成功させる」、そんな欲望を満たすためだから、時間をかけても一つ一つ単語を辞書で調べていく。どこに隠れているかわからない魚を、重い荷物を背負って捜しているようだ。そんな苦悩の時間が、ターンブルリバーについて書かれた数行で報われた。


「南島でもっとも大きな涌き水の川」、「6.5〜11ポンドの大きな魚がいる」。

この時を待っていた!と一気に体は熱くなる。英語と戦ううちから、すでに釣りは始まっている。さらに必死になって、地図と照らし合せてはニヤニヤする。というわけで、02年1月19日ターンブルリバーへ釣りに行ってきた。

ハースト(Haast)の町を過ぎ、タスマニア海を右に見ながら南へ20kmほど下ると、ターンブルリバーに着く。川沿に伸びるターンブルロードを上流へ3kmほど走ったところで、車を止め、川に立った。


平坦な牧場がどこまでも広がり、音も立てず、ゆったりと蛇行しながら川が流れている。雲一つない、紺色の空は「ボワーン」と辺りを包み、風を止め、音を消し、時間すらも止めてしまっているようだった。「天空に世界があるならここがそれで、いまにも羽が生えて飛んでいってしまうような」、そんな現実離れした世界から、目を覚ますかのように、冷たい水で顔を洗った。

川幅20mほど、深さ3mはありそうな流れは、川底の石を、浮かび上がらせるほどの透明度で、おもわず一口頂いた。まったりと柔らかい水が口の中に広がった。「南島でもっとも大きな涌き水の川」と書いてあったけど、水草が川底を覆う、湧水らしい川とはちがっていた。それでも、十分過ぎる美しさに、早速釣り竿を握り、魚を捜した。

川全体がポイントというゆったりとした流れには至る所に流木が沈み、風で水面がザワつかないければ、魚を見つけるのは難しくなかった。

続きは、私のホームぺ−ジで

(12:44)
040a819c.JPGつづいて焼いたのは、ご飯の器。

七輪に入るぎりぎりの大きさ。今回は釉薬は塗らずに、高温で焼き上げる焼きしめた。度重なる酷使で七輪に隙間だらけで、七輪内の温度がなかなか上がらず、最後の追い込みにかなり時間と炭を要してしまった。そのわりに、焼きしまりがたらず、ちょっと明るい色に仕上がった。やっぱり七輪内の温度の急な上昇で、器にヒビが入る。使う分には問題ないが、満足度は60%。そろそろ七輪にも改善が必要に思うこのごろ・・・

(12:28)
199d5b9d.JPG美蔓粘土の採取から、手び練り、七輪で焼く美蔓焼き。
ようやく器全体に塗った釉薬(器の上薬)が溶ける段階まで来た。

写真は、コーヒードリッパーに透明トルコの釉薬を塗り焼いた。これまでの失敗は、火にじかに器をつけて焼いていたので、焼きむらがあったり、高温に達したところで、器が変形してしまったりとうまくいかなかった。今回は、七輪の内側や火に直接器があたらない工夫をして、挑戦したところ、かなり満足な結果だった。ただ、釉薬に問題があり、不純物やとけ切れないものがブツブツになって、器についたことが残念。だけど、満足度は80%。

(12:21)

2007年01月11日

0851a5a3.JPG買っちゃいました!新品のルアーロッドとリール。

竿とリールを新調したのなんて、かれこれ8年くらい前かもしれない。大学時代に購入した物をいままで使ってきたので、釣り道具全般、かなりくたびれてきていた。年初めでもあり、リニューアルしたのは、竿とリールで2万円。かなり訳あり商品だけど、新品。この竿とリールでどれだけの魚たちが、痛い目に合うか・・・と思うとワクワクしますね。2万円で5年間くらいは楽しめると思うと、釣りっていい遊びですね。

つい、うれしくてブログアップしちゃいました・・・

(21:41)

2007年01月08日

9f41333f.JPGいまだかつて、ワカサギをここまでユーモラスに撮ったことがあるだろうか。と思う一枚。

ワカサギは氷にドリルで穴を空けて、底に釣り糸をたらして釣る。ワカサギは群れで行動す魚なので釣れる時は次から次に忙しく釣れる。そうなると氷の上という寒さは、いつしか吹っ飛びそのときばかりは、夢中になる。氷の下から表れる小さなワカサギは紫色から緑、銀色に輝き、氷の上で数回跳ね回ると、やがて動きが止まり白っぽいワカサギへと自然冷凍される。これが、北の釣り。マイナス20℃の世界なのである。

糠平湖は、発電を行うためにダムの水を抜いているため、ときどき氷が割れる。きしむ音が山にこだまする。氷を伝わりその振動が体に伝わる。心配はないけど、どこか不気味に感じるのもまた興味深い。このダムの水位の変化によって、陸に取り残される氷が、さまざまな造形美を作ることも、ここ糠平湖では有名。

そんな、自然と人工が作る中で釣るワカサギは、その場での天ぷらが最高の贅沢で、冷えきった体を解凍できる糠平温泉のセットメニューが毎年恒例になっている。マイナス20℃の世界。あなたもお試しあれ。

(23:01)
6cbcf894.JPG突き刺すような光の強さ。深すぎる青い空。空気が動かない世界は、なぜかボワンとした雰囲気がある。そんな中ワカサギの釣り場に向かって氷の上を歩くと、氷の上にちり紙のような白いものがたくさん落ちている。 

まだ氷がはったばかりの湖面は雪がない、黒く光っている。その白い花は、空気中の水蒸気が氷にぶつかったことで、固まり、徐々に結晶として成長していた。写真の結晶は、2センチほどの大きなものだった。マイナス20℃という世界がなせる技だった。

(22:37)
35135c72.JPG「鼻毛が凍る」という、感覚がわかるだろうか?

鼻毛が凍るというのは、鼻で息をすると、水蒸気が鼻毛について凍り、鼻毛が硬くとがり鼻の内側にチクチクと刺さる感覚。言葉に表すと難しいけど、北海道の人ならたいてい経験している。

マイナス20℃まで下がる条件は、風がなく、まったく音のない世界で起こる。耳鳴りのようなキーンと張り詰めた空気こそが、時間さえも止めてしまったかのような世界を作る。気温は低いけれども、風がないので、それほど寒さは感じない。だけど空気が動く鼻の中だけは、鼻毛が凍り寒さを感じる。1月3日上士幌町の糠平湖にワカサギ釣りに向かった。

(22:27)
065c2d75.JPG七輪で焼く陶芸の最大の魅力が、焼かれる様子を見ることができる。普通、窯で焼く陶芸は、窯に入れたら窯が冷めるまで作品は見れない。だけどこの七輪陶芸は、七輪を開けて炭を足すので、器が焼けたか、釉薬が溶けたかを目で確認しながら焼く。

1300℃の世界と言うのは、とても美しい。炎の色が赤からオレンジ、そして直視できないほどの黄へと変化する。燃料の炭が割り箸のように一気に燃え上がり、釉薬が溶けて糸を引く。粘土は焼かれ透明に透き通る。簡単につぶれてしまうほどにやわらかい。灰が溶け器に色をつける。1300℃の世界と言うのは、吸い込まれるほどに美しい。

そしてこれがどんな作品に仕上がるか、ゆっくし冷めるまで楽しみに待つことにしよう。

(22:09)
d9831a66.JPG素焼きを終えた器に、釉薬をぬり、七輪の中にいれて焼く。徐々に温度を上げていき、最後は、七輪の風穴からドライアーで風を送る。七輪の中の温度は一気に上昇し、かぶせた七輪の風穴や、隙間からものすごい勢いで炎を吹き出す。これが鬼の火。

この状態でも七輪内の温度は徐々に上昇し、1200〜1300℃まで上がる。粘土が焼ける。鉄が溶ける。七輪にとっても限界の世界。

(21:58)
2ec981a6.JPG美蔓の粘土を七輪で焼く、美蔓焼き。

乾燥した粘土を800度の温度で2時間焼くと、素焼きになる。素焼きは水を吸うため植木などに使われる。食の器を焼くには、素焼きに釉薬を塗って本焼きをする。すると、釉薬が溶けて、器をコーティングし水漏れや、汚れにくくなる。陶芸は、本焼きの前に素焼きするのが普通。素焼きせず、釉薬をつけずに粘土を高温で焼く「焼き締め」もあるけど、今回はじっくりと素焼きをした。

(21:49)