2007年07月

2007年07月30日

ec62f65d.JPGヒヨコたち大きくなりました。庭を自由に歩き回り、足で引っかいては虫を捕まえて食べています。そんなヒヨコたちを羊と勘違いしてまとめようとする牧洋犬の三平。群れなら何でも良いのかもしれない。

たまには自然から離れて、うちの庭でのんびりした。

(14:02)

2007年07月28日

51074a51.JPGたまには釣り竿持たずに、川に行ってきた。

然別湖には天然記念物のミヤベイワナがいる。この湖に流れ込む川はすべて禁漁、言ってみれば釣り人を知らない魚たちのパラダイスでもある。そんな魚たちに出会う川歩きもまたよいものである。

川に下りるとたくさんのミヤベイワナの稚魚が浅い流れにたくさん泳いでいた。手で捕まえようと水に入ると、10秒で限界、シビレルほどの冷たさだった。これがミヤベイワが住む環境なのである。川の周りはトドマツやアカエゾマツの大木がそびえたち、北国ならでわの森を見せている。薄暗い森の中は笹さえも少なく、コケやシダの世界が広がっていた。流れがぶつかる深みには、20センチほどのミヤベイワナが流れてくる虫を待ち、たまに水面でパシャっと何かを食べていた。

そんなのんびりとした光景をボーっと眺めていると、100年前、500年前・・・太古の北海道にタイムスリップしたような気持ちになった。森が豊かなら川にも魚がたくさんいる。魚を食べる鳥や獣のが岸辺を歩き、栄養豊かな水は湖へと流れ込む。そんな場所がまだまだ北海道にはあることがすばらしく、釣り竿を持たない川歩きもまた面白いものである。



(17:24)

2007年07月25日

63ddf4d9.JPG若いヒグマが現れました。

森の中のオヒョウの木の皮はエゾシカの貴重な冬の食料です。木の皮をはがされたオヒョウの大木は地中から水分を吸い上げることができなく、立ったまま枯れてしまいます。その立ち枯れに生えるキノコが蛍光イエローのキノコ、タモギタケです。立ち枯れした木の上のほうに生えるので、遠くからでも簡単に見つけることができます。

このタモギタケですがヒグマの大好物なのです。タモギタケが生える立ち枯れの木には必ずといっていいほどその木に登ったヒグマの爪跡があります。エゾシカが増えて木を枯らしてくれたからヒグマが餌にありつけた。そう考えると複雑な気持ちになりますが、オヒョウの木にしてみたら何十年も生きてきたのにたまったもんじゃないですよね。

森に入れば、自分は旭山動物園などの檻の外から野生動物を見ているのではなく、自分自身が檻の中にいうことに気づかされます。自分の身の危険を感じさせる自然。日高山脈の深さに乾杯です。



(15:06)
13d45f76.JPGエゾカワラナデシコです。野草とは思えないほどの美しさですね。このナデシコの仲間はたくさんあり、品種改良も盛んに行われています。母の日に送るカーネーションもナデシコを元に作られた花というのは有名です。

そんな可憐な姿を残したままの野草に出会うことも、また森を歩く楽しみの一つでもあります。このエゾカワラナデシコですが、濃い緑の森の中に鮮やかピンクを輝かせていました。
自己主張にもいろいろあるものです。

(14:42)
0c23d9e1.JPG森を歩くといろんなキノコの出会うものだけど、写真のキノコよく見てください。何から生えていると思います?

3センチほどの茶色の物体は、蛹(サナギ)です。これ蛹からでているキノコ、サナギタケです。冬はサナギとして虫の生活をおくり、暖かくなり夏になるとキノコになる。だから冬虫夏草(トウチュウカソウ)というのです。実際は「草」ではなく「菌」ですが。

見落としてしまいそうな、1センチくらいのオレンジ色の変わったキノコを発見し、「もしかして・・・」とそお〜っと地面を掘っていくと表れました。

この冬虫夏草は抗ガン作用があると化学的に証明されたため、今では中国産のものが高値で取引されているんですよ。ここ北海道は、セミタケやサナギタケといった冬虫夏草が世界的にもたくさん見つかる場所だそうです。

いかがですか、一攫千金を夢見て虫眼鏡をもって森を歩くのは・・・?

(14:26)
1558a7ef.JPGちょっとビールのCMっぽい写真を撮ってみた。「いい森でビールを飲むこと」これは一番大事。手を入れて10秒で限界の山からの冷たい水でビールをキンキンに冷やし、近くに生えるダケカンバの皮を少しいただき、着火剤にする。ダッチオーブンが温まったころに、箸を忘れてきたことに気づき、これまた近くに生えるチシマザサで代用する。

ビールを「パシュ」と開けた瞬間、すべての記憶がよみがえり、また生まれ変わったような気分になる。

(14:09)
0322d2c3.JPG日本のザリガニ、天然記念物でもあるニホンザリガニです。摩周湖、阿寒湖、屈斜路湖といったカルデラ湖は、ウチダザリガニという外来のザリガニに侵略され、ニホンザリガニは姿を消してしまった。北海道では、この湖のような水が地下に浸透し、隔離された水域にたく見ることができる。そんな場所にしか残っていないこのニホンザリガニ。この湖はまさにニホンザリガニのパラダイスだった。

(13:53)
b0374236.JPG湖までは車を止めて200メートルほど歩く。この湖、不思議なことにいくつかの沢が流れ込むが、湖からの流れ出しがない。ということは、ザルのように水は浸透し地下水になっているのである。森の養分独り占めである。

倒木が湖に沈みその周りにはたくさんのワカサギが群れて泳ぎ、石の上にはカジカがへばりついていた。水深が深くなるにつれて澄んだ水はコバルトブルーへと色をかえた。

写真左の石がごろごろしている岩場には、天然記念物のナキウサギが生息しているらしくて、「ピーン、ピーン」と金属的な音の声が聞こえた。


(13:38)
34c5547c.JPG人が手を入れなければ、自然は自然のバランスを保っている。光と水を求めて植物達は競争し、自分の子孫を残すためにさまざまな戦略をたて独自の進化を遂げた。長生きして年々巨大化していくもの、一年で寿命が終わるもの、地をはって生きるもの、絡み付いて上へと登るもの、種を動物に運ばせるもの、風で遠くに飛ばすもの・・・

自然に目を向けると、その巧みな技と戦略に感心させられる。地表1ミリメートルの世界から、地上30メートルの世界まで、ありとあらゆる植物が複雑に交じり合い、生活する様子が見れる。もちろん土の中でも同じだろう。どれが強いわけでもなく、それぞれがそれぞれの生活をしているだけである。

そんな世界に足を踏み入れると、ただただ圧倒されるだけであり、人間の生活を振り返ると恥ずかしく思うばかりである。

(13:20)
0099aa74.JPGハート型の湖・・・なんてロマンチックな湖でしょうか!日高山脈の森の奥地に、山の上のぽっかりと浮かぶ山上湖へ、夏の森を探検しに行ってきました。

(12:56)