2008年09月

2008年09月23日

d2f5c466.JPG現在私たちの日常の暮らしの中で、アイヌという存在は北海道各地の地名で残っている程度です。ですが、まだアイヌの文化、伝統を受け継ぐアイヌの方々が各地で暮らしています。豊かな生活を手に入れた私たちが、その代償として失ってしまった物は何なのでしょうか?豊かな暮らしとは?毛深い腕、胸まで達する顎鬚、掘りの深い瞳の川上さんは本物のアイヌです。これまで川上さんがどのように暮らしてきて、現在の私たちに何を残してくれるか、川上さんに初めてであったとき、背筋がピンとするような緊張を覚えています。そして、今回は佐藤けさ子さん、太田由美子さん2人のアイヌの方から、「ラタシケプ」キハダの実が入った煮物。「エハ」ヤブマメとイナキビのご飯。「鮭のオハウ(汁)」。「チポロイモ」ジャガイモのいくら和え。「トゥレプ」オオウバユリのデンプンクッキー。の5品のつくり方を学びます。10月26日(日)です。

■森とアイヌ2008 〜十勝の森とアイヌの知恵〜
現代社会に生きる私たちがアイヌから何を学び、そして子供たちに何を残すこと
ができるか・・・・アイヌというテーマで森を感じ、学び、語る集いです。
講師は、北海道ウタリ協会上士幌支部長の川上英幸さん
アイヌ調理は、佐藤けさ子さんと太田由美子さん
●時:2008年10月26日(日) ●時間:10:00〜15:00 ●持ち物:エプロン、三
角巾、散策に適した暖かい服装、飲み物、雨具 ●昼食:アイヌ料理5品 ●料
金1,500円 ●対象:小学生以上。●定員:30名 ●お問い合わせ:十勝千年の森:0156−63−3000 吉原まで


(16:32)
9b90b7be.JPGこれからの季節、森は紅葉とキノコが楽しい季節です。なかでもキノコは、いろいろな姿形で楽しませてくれます。知らなければ毒キノコで蹴っ飛ばしてしまうキノコも、知っていれば、秋の味覚に大変身です。キノコの見分け方、覚え方のコツはとにかくたくさんのキノコを見て、いろいろ違う部分があることに気づくと、そのキノコの特徴が見えてくるものです。キノコ観察会ではたくさんの人がいろんなキノコを採ってくるので、自分が歩き回らなくても、たくさんのキノコを観察、学ぶことができるのです。そしてキノコの専門家がいるので、深い世界を感じれます。ということで、キノコ観察会のご案内です。

■森からのおくりもの 〜秋のキノコ観察会〜
このキノコなんだろう?野山でそう感じた人は少なくないはず。この機会に一種類でも多くのキノコを覚え、秋の味覚を楽しみましょう。講師は北海道キノコ会の名誉顧問の西山進先生。この人のトークもまた面白いのです。

●時:2008年10月4日(土) ●時間:9:00〜2:00 ●持ち物:森歩きに適した服装、ナイフ、採取袋(紙袋)、雨具 ●昼食:キノコの炊き込みご飯、キノコ汁 ●料金:3000円(ぜったい損しません!)●対象:大人 ●定員:30名 ●問い合わせ:十勝千年の森 0156−63−3000 吉原まで

(16:26)

2008年09月21日

4184c5e2.JPG天高くうろこ雲が広がると、いよいよ秋の空気が漂い始める。いよいよサケ、カラフトマス釣りのシーズンだ。今回のサケ釣り探検隊は、九州、名古屋、東京、岩手などから集まった合計7名、隊長はかの有名な梅宮辰夫さん。世界を釣り歩いた釣りのつわもの達だ。そして迎える地元チームは、北海道の釣りを知り尽くしたエキスパートたち。そんな賑やかなメンバーは、世界自然遺産知床半島へ乗り込んだ。知床でウトロに滞在し、船からのサケ釣りと陸からのカラフトマス釣りに挑戦した。

斜里町ウトロから車で10分ほどの、幌別川河口はカラフトマス釣りで有名な場所。源流から河口までダムや堰堤などの人工物も民家もない、深い森の中を自然のままに流れている。最高のロケーションだ。長旅を終えたカラフトマスは、故郷の川に上る前に、河口で波間に漂いながら、海水から淡水に身体を慣らす。ときに身体を出して大きくジャンプする。ふるさとの川に戻ってきた喜びを身体で表現しているかのようだ。そんな魚に釣り人は夢中になる。

今回はウキルアーの仕掛けで、カラフトマスを狙った。竿は、ダイワのモアザン11フィート、ウエイト7〜45g対応。リールはダイワセルテイト3500番、リールラインはPE2号、ウキはハヤブサのアキアジフロートリーダーサイズMを使用し、ルアーはヨーヅリのカラフトマススペシャル18gの赤銀。餌は赤く染めたイカを3cmほどの短冊状に切ったもの。

魚の群れをめがけて、ウキルアーを投げる。人がゆっくりと歩くくらいのスピードでリールを巻き、ルアーをユラユラと漂わせる。何度も何度も投げては巻く。アタリは竿を伝って全身に伝わるので、大きくアワセ、魚の口に針をかける。海面を注意して見ていると、背びれを出して泳ぐカラフトマスの群れを発見できるので、その群れをめがけ投げる。産卵が近づきあまり食い気のない魚を釣るには、いかに魚の目の前にルアーをちらつかせるか、テクニックが必要だ。

釣りを始めて1時間、対岸の岩場の奥のほうから姿を現したのは1頭のヒグマだった。ゆっくりと海岸を歩きながら、釣り場へと近寄ってきた。実際に今年はヒグマの出没が多いとは聞いていたが、目の前に現れたヒグマは怖いという恐怖よりも、魚がほしいのは人もクマも同じで、豊かな自然は人間のものだけではなく、野生動物と共有しているのだと感じた。10分ほど餌を探して辺りをうろつき、静かに森へと消えていった。時間が止まったようなひと時だった。

結局、4時半から8時までの4時間半の間で、5人で5尾のカラフトマスを釣り上げた。群れは河口にたくさんいるけど、なかなか食いつかないという状況だったので、夢中になって時間が過ぎた。

一つの釣りという目的のために全国から釣り仲間が集まった。昔からの仲間もいれば、初めて出会った人でも釣り竿を持ったらいつの間にかに友達になっていた。今回は地元の釣り仲間が加わり、また釣りの輪が広がった。ダイワ、ハヤブサ、ヨーヅリなどの釣具メーカにも協力をいただき、楽しい釣りができた。

忙しい現代社会で生きる私たちの日常生活だけど、釣り竿をもって目の前の魚に夢中になると、いつのまにかに自然の中に溶け込んでいる自分気づく。日々何かに追われるような私たちの生活にも気づかせてくれる。豊かな自然があってこそ、楽しい釣りが楽しめる。大切にしたいと思う。08年9月12日  

(17:26)