2009年03月

2009年03月30日

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季節が動いた

フキノトウは春一番に花を咲かす。春一番に花を咲かせる植物は秋のうちに準備万端で冬に入り、雪解けとともに開く。

このフキノトウはアイヌ民族は食用のみならず、傷口につめたり、風邪のときは煎じて飲んだという。雄と雌があり、雄花は大柄で派手に咲き、雌花は受粉をすると急成長し、60cmほどに伸び上がり、綿毛につけた種を風に乗せる。春一番に咲くことで受粉を行う虫たちを独り占めしようとこの手段を選んだのだろう。

まずはフキノトウから。この苦味が冬にたまった血液の毒素をきれいに洗い流してくれる。

(18:27)
a8284e95.JPG数百のマガンの群れが一気に飛び立った


季節が変わるこの時期は渡り鳥たちが動き、めまぐるしく自然が移ろう。長い冬を十勝で休んだオジロワシとオオワシは北へと帰る準備にかかり、マガン、ヒシクイは十勝に寄り道で羽を休める。そしてタンチョウが繁殖のために十勝に戻ってくる。ゆく鳥、くる鳥。天然記念物に指定された貴重な鳥たちが偶然にも十勝で出会うのである。数百羽のガンの群れが頭の上を飛び、氷が解け始めた沼にオオワシ、オジロワシ、タンチョウが立たずむ。そんな私もこの奇跡とも言える野鳥ショーを十勝に住んでいても知らなかった一人だった。

3月29日(日)野鳥の会十勝支部が主催するバスツアーに参加した。「あっちから飛んでくるぞ〜」、「こんどはこっちだ〜」、「わ〜っ、お〜っ、すご〜い」と、次々に鳥の群れが現れ歓声があがる。支部長の室瀬さんが始めての人でもわかりやすく説明してくれるので理解も知識も深まる。望遠鏡も用意されているので遠くの鳥を間近に感じることができる。今回は上記の天然記念物5種の他にも、ハクガン、オオタカをはじめ22種類の野鳥を見ることができた。移ろう季節を渡り鳥に教えてもらうのも贅沢なものだ。次回は4月5日(日)に同じ観察会が行われる。詳しくは日本野鳥の会十勝支部090−3119−6568(室瀬まで)。

今回の観察会の参加費の一部は野鳥による農業被害を減らす活動に使われるということだ。いつまでもあり続ける自然、季節を感じる豊かな心、持ち続けたいものである。

メモ(見れた鳥):ヒヨドリ2、エナガ1、シジュウカラ1、コガラ1、オオハクチョウ435以上、アオサギ10、トビ、ノスリ4、シロカモメ1、ムクドリ6、ヒバリ2、ツグミ1、ハクセキレイ1、ホオジロガモ33、ミコアイサ11、カワアイサ27、ヒシクイ480以上、タンチョウ12、マガン500以上、オジロワシ28、オオワシ3、カモメ1、ハクガン24、アトリ10、マヒワ30、オナガガモ200、ウミアイサ5、その他、ミンク1、キタキツネ1、アザラシ(多分ゼニガタ)1。 野鳥合計28種。

(00:21)

2009年03月28日

090328_岡さん樹液コーヒ
風が無く、とても静かな森の中での時間だった。採取したイタヤカエデの樹液でやや薄めのコーヒー沸した。自然の甘みと木の香りが体全体に広がる。春を体に取り込み、眠っていた細胞が目覚めるようだった。気持ちが落ち着くと、さまざまな鳥が動く気配を感じた。コツコツとアカゲラが木の皮をはがし走りまわる音。コゲラがギィと鳴く。トビが頭の上を風に乗ってゆっくりと舞う。流れ始めた水の中から顔を出したミズバショウは、あと2週間もすれば白い大きな花を咲かせる。まだまだ雪は深く白と茶のモトトーンの世界、それでも冬を乗り越えた安堵感、そして来るべき季節を迎える喜び。その世界を感じることができたこととても贅沢な時間だった。

Oさんへ:今日はおやつまでご用意していただきありがとうございました。まだまだ行ったり来たりの季節ですが、手に入れた新しい「足」でこれからもゆっくりと楽しんでください。季節が変わったら、また遊びにお越しください。

樹液コーヒーツアーは4月いっぱいまで楽しむことができます。これからの季節、シラカンバの樹液が出始めます。ミズバショウとあわせて楽しむことができます。この体験をしてみたい!と思ったら、ここで詳細をご確認ください。http://www.tmf.jp/forest/mori_list.cgi

(16:05)
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ワタリガラスの謎 バーンド・ハインリッチ

ようやく本が届いた。道東で冬にしか見れないワタリガラスは、摩周湖の上昇気流で悠々と遊ぶ。そして不思議な声で鳴く。このワタリガラスはアラスカのエスキモーやアイヌなど北方圏の先住民族にはさまざまな伝説が伝えられている特別な鳥。外に遊びに行きたい季節だけど、まだまだゆっくり本も読みたいもの・・・。先日のワタリガラスウォッチングはここをご覧下さい。http://blog.livedoor.jp/sanpei4649/archives/51355629.html

(13:51)

2009年03月27日

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シカラバ、青空、南風・・・。と歌ったのは本州の風景のようですが、北海道の春シカラバの森を歩くと必ずといっていいほどなぜか口ずさむ・・・。

青い空の下、雄大なる十勝川が大きく蛇行して流れ、遠くには銀色に輝く日高山脈。気温が上がり、空気が緩んだこの季節、いよいよ動き出したな〜。といったとことです。

本流ではニジマスが遡上するので、水量が増える前のこの季節は旬なのです。ただ、ポイントまでが雪の中歩くのがつらい・・・。忙しい季節、悠々と急ぎましょう。そろそろ魚の写真がほしいところです。



(11:24)

2009年03月24日

090324_中島、福嶋_CO2 (3)
冬の間に降り積もった雪は、気温の上がる日中は緩み、夜にはまた凍るを繰り返
し徐々に締まっていきます。この締まった雪が春の特徴的な雪で、スキーやスノー
シューではとても歩きやすく、どこでも歩けるようになります。夏にはいけない
場所へも雪の上なら楽々いけるのもこの季節です。

今回東京から来られたN&Fさんは、東京大学でエコツーリズムを教える専門家。
はじめ緊張しましたが、森に入ればいつしか緩み、森の時間にリズムを合わせ、
自然の姿に耳を傾けました。今回はCO2削減ツアーということで、見方を変え
て森を感じ、炭素の循環を知りました。雪が融け流れ始めた川では、トビケラや
カゲロウなどの水生昆虫が活動し、カジカも観察できました。

イタヤカエデの樹液コーヒーは、ほのかな自然の甘さが体の中にしみわたり、春
を感じることができました。キタキツネやシギ、アカゲラ、エナガをのんびり観
察でき、ゆったりとした時間でした。

N&Fさん、これからもエコツーリズム、自然と観光の気持ちのよいつながり、
そして持続的である観光。がんばってください。十勝から応援しております。

(17:12)

2009年03月22日

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以下のイベントのチラシです。3月29日と4月5日です。

十勝川下流域で天然記念物に指定されている野鳥、5種類を一日で見てしまおうというすごいツアーです。

日時2009年3月29日(日)と4月5日(日)■集合場所:帯広百年記念館駐車場集合 ■参加費:3500円 ■募集人数:先着20名程度 ■雨天決行 ■主催:日本野鳥の会十勝支部 ■持ち物:昼食各自持参 ■申し込み、問い合わせ:090−3119−6568(野鳥の会 室瀬)

季節限定この時期だけに起こる野鳥のショーです。北海道を代表する野鳥が見れるチャンスです。この機会にぜひ、スケジュールにお入れください。

(16:40)
090321_南岩松
屈足ダムの流れ込みの様子、3月21日撮影。

気温も上がり、ダムの氷は川の流れ込み付近から解け始めます。ちょうど竿を出せるくらい開いた水面は、透き通った真っ黒い口を開き、春の始まりのムードを漂わせます。この解氷時というのは、一年の中でもはじめのチャンスですよね。ダムの氷が全てとけるまでの今だけ限定期間。大きなニジマスのジャンプを見たいものですね。はじめましょう。雪解水が川に入り始めると、はじめのチャンスは終了します。ではでは。

(16:24)

2009年03月21日

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うわさの釧路川幣舞橋のラッコ。

浜中のポロト案内舎。1泊12,000円。一日一組だけの隠れ家的な宿。すばらしい。

ポロト案内舎〜釧路まで。シメ、カケス、アカゲラ、コガラ、シジュウカラ、ゴジュウカラは窓からのんびり見れた。

モチリップ沼(サケの捕獲場までの道が除雪されていて、車も通らずゆっくり見れた。):タンチョウ2、ホオジロガモ18、オオハクチョウ5、スズガモ、ウミアイサ2、オオワシ、オジロワシ、ケアシノスリ、オナガガモ、マガモ。

海岸線:ハヤブサ1、タンチョウ2。釧路川幣舞橋:ラッコ1。

4:53十勝厚内周辺:クロガモ、ゼニガタアザラシ、オジロ3、ノスリ1、
5:37昆布刈トンネル:ハヤブサ2羽


(13:56)
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狙いはコミミズクだったけど・・・

霧多布岬周辺で鳥を探した。15:30〜。ハヤブサ1(岬の絶壁にいる)。クロガモ50、ヒメウ?20。シノリガモ10、ノスリ1(ネズミを捕る瞬間をみれた。)、オオセグロカモメたくさん、ケアシノスリ1。岬なので風表、裏ができるので海鳥の観察もできる。

浜中のムツゴロウさん家に行った。でも、廃墟になっていた。馬だけいた。子供のころの夢は、夢のままにしておくべきだった。



(13:44)