2011年12月

2011年12月31日

今日は十勝晴れの雲一つ無い朝だった。北には大雪山系の山がいつもよりも近くに見え、西には日高山脈がくっきりと南へとのびている。今日で2011年も最後。今年は元旦に散歩をしてウサギを見たことから始まって、毎日いろんなことが次々に起こる一年だった。十勝のフィールドにも恵まれ、驚きや感動がたくさんあった。いろんな人に支えられて、今年もなんとか1年を乗り切ることができました。ほんとに皆さまありがとうございました。

今日は昨日から滞在中の兵庫のHファミリーと十勝川をボートで下りながらワシを観察するワシクルーズ。氷点下の十勝川、ラフティングボートで下っていく。この季節水面からみる景色、真上を飛ぶオオワシやオジロワシ、今日はタンチョウも見れてすばらしいワシクルーズだった。

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川岸に下りたタンチョウは今年近くで繁殖した親子。徐々に十勝で冬を越すタンチョウが増えて来た。

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通称「ワシのなる木」は今日はオオワシ、オジロワシ合わせて6羽が止まっていた。

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雪と水をまぜてシャーベットを作り、雪の明かりを作った

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今年ものこりあと数時間です。

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来年のカレンダーが今日届いた。村上さんの絵、そんなんでもないと思っていたのですが、毎日見るうちになんとなく親しみ感じる存在になっていました。「森へようこそ」なんとなくいい存在感ですよ。

2011年 ありがとう。
明日は元旦、初釣りです。







(21:56)

2011年12月30日

朝起きたら15センチほどの積雪。今年の十勝はしっかりと寒くてしっかりと降る。そり滑りの雪山がまた少し大きくなった。今年は2階の外側の窓までしっかりと掃除した、水で流すというよりは洗うそばから凍っていく窓に付いた氷をお湯で融かしながらの大掃除だった。これで大掃除もやった気分で、午後から3連チャンのお仕事。

帯広駅でピックアップして、午後からバードウォッチング。十勝川下流3カ所をまわって、オオワシ、オジロワシ、タンチョウ、かも類を観察。ワシが近くを飛んでいく姿や突然飛んできたタンチョウの親子。真っ白な雪原で見る世界。冬の十勝もやっぱりいいものです。

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通称「ワシのなる木」にオオワシとオジロワシが止まっていた。

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川岸の氷に乗って死んだサケを食べるワシがいた。いつもカラスと喧嘩している。

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何種類いるでしょう?3種類かな。

明日はワシクルーズに参加して、体力が持てばワカサギ釣りへ。今年もいよいよ明日で終わりですね。もうひと頑張り!


(17:08)

2011年12月27日

いよいよ年の瀬。ロッジに1泊して忘年会をやろうと集まった。私の大先輩、悪友、仲間たち。皆人生棒を振り続けている面々でこんなゆる〜い集まりがたまにとても楽しい。皆ひとりひとり自分があり、フィールドで1人でやるだけの力がある。もちろんそれをプロフェッショナルとしてやっている人間だから、たまに集まるとほんとにだらだらするだけの時間がいい。微妙なバランスで十勝は上手くまわっていると思う。

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25日の山歩き。松の木が立ち並ぶ人の気配のない森。山スキーを履いてずーっと奥まで歩いて来た。逃げていく鹿を1度見ただけで、足跡はあるけど鹿はいない。

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車から2時間ほど歩いて、お昼を食べて、帰ろうと思った頃。風があたらない陽当たりの良い森に一匹の鹿を見つけた。結構距離が離れていて、木の向こうにお尻と首が見えた。スコープで見て、お尻を狙うか、首を狙うか考えた。首を狙っても私の腕じゃあたらないと考えて、お尻を狙ってドンと撃った。弾はみごとにお尻と首の間の木に命中した。鹿は何事も無かったようにその場に立ってた。その日は一回のチャンスだけだった。

鹿肉ソーセージも大好評でまた作らなきゃならないし、そろそろワカサギ釣りにも行かなきゃならない。大掃除もしなきゃで、年が明けるまでは落ち着きません。年の瀬にいる大きな魚を釣りたいものですね。

今回、ロッジで鹿肉のソーセージやタタキやシチューなどいわゆるジビエ料理と生ビール飲み放題で7人でちょうどいい感じだった。あまり考えてなかったけど、忘年会や新年会で1泊付きジビエ&生ビールで使う方法ありかも。なので興味がある方はぜひご利用ください。





(20:59)

2011年12月25日

午前中はソーセージつくりの続き。

まず、スモーカー(薫製機)を作った。大学のときによく使ったスモーカーで簡単に作れ、一度に大量に薫製が作れるのでとても便利。カセットコンロのガスがなくなったら薫製終了。

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隙間から適当に煙がぬけてくれる

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一晩干したらカチンコチンになってた

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煙は3時間ほど。チップはヒッコリー

午後は東十勝へ。

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十勝千年の森で「ぴぴっと探検隊」の第3弾の打ち合わせ。今回は冬バージョン。講師役としてお手伝い。今回は冬の森でエゾシカのハンティングを・・・と提案したけどちょっとグロすぎるので却下。ということで、例のごとく森の探検。今回は写真家の小寺さんと遊方屋の鞘野(さやの)さんも講師役。十勝毎日新聞社の事業で十勝千年の森がフィールド。開催日は2012年2月5日9時から15時。参加は2,500円。小学生1年から6年生が対象です。ちびっこ行くぞ。

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明日は北十勝へ。ようやくゆっくり山に行けるぜ〜。メリークリスマス〜。





(01:59)

2011年12月23日

昨日の夜から今朝にかけて降った雪は40センチ。ここまで気持ちよく降るとウキウキします。

朝、起きて外を見ると分厚く覆われた雪に外の世界が平。十勝に降るどか雪はたいてい3月頃で、この時期これだけまとまった雪が降ることは珍しい。前回の冬は除雪のためにスコップを持ったのは2回くらいだけ。

今日は朝起きて、しばし除雪作業と平行して巨大滑り台作り。除雪の雪をソリで運び大きな雪山を作った。滑り台作りは今になっても夢中になる。そんなことをしているうちに、隣の農家の方がトラクターでキレイに除雪してくれ、難なく今シーズンのどか雪を乗り越えました。十勝はこんなどか雪がひと冬に2、3度だけなので楽しんでられるけど、日本海側などの豪雪地帯は毎日のことだと思うとそりゃうんざりします。

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海から30キロくらいの藻岩橋下も雪原 今年は例年になく寒かったです。

除雪を終え、帯広で合流して、NHKの撮影のお手伝い。今回は十勝川下流域の結氷がテーマ。結構な難易度。ここ2週間は分厚い氷が川を流れる様子が観察できて、下流域は結氷した。今日の大雪で気温が上がり、流れる氷もなくなり、川はすでに氷詰め。今日は凍っていない川と結氷した境界を探して雪深い堤防をうろうろ。

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利別川との合流地点も氷に閉ざされ、一部流れているところがあるのみ。あそこにキャストすればアメマスのイレグイ?うまくいくと3月頃の放送とのことです。乞うご期待。

明日は東十勝へ・・・



(20:45)

2011年12月22日

ようやく冬至ですね。冬至は一年でも一番夜が長い日。今日から徐々に日が長くなってくると思うと、春が近く感じます。

冬至は風邪を引かないように柚湯にはいりカボチャを食べます。カボチャは甘く煮て食べますが、なぜがこの地域?では、カボチャと小豆を一緒に煮ます。それを「いとこ煮」といいます。聞くところによると、カボチャと小豆を別々に煮て、火が通ったところで、合わせるので「いとこ」と言うそうです。まあ、皆さまも風邪引かないようにしましょう。

今日は一日中ソーセージ作りに励みました。先週獲った雄鹿肉を1週間熟成し、牛脂や豚脂と混ぜてソーセージを作りました。明日煙をかけて完成です。26日お楽しみに。

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鹿肉6に対して脂身4の割合でミックス、シンプルに塩コショウのみです。

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羊よりも豚腸の方が丈夫でボリュームもありgood

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つまみ食い。ぱきっと割ると肉汁と脂で美味しかった。

明日は、さわやか自然百景のお手伝い。十勝川下流に行きます。それと、明日は北海道新聞(十勝版)のヨッシーのつれづれ日記の日ですよ。十勝管内の方は道新をご覧下さい。




(20:24)

2011年12月21日

お待たせしました。1人ムービ第7弾。ワカサギ釣りの水中映像です。なんか、こういうのに夢中になっちゃうんですよ。



今日は、悪友のO氏を巻き込んで、本気モードのワカサギ釣りでした。現地到着が7時、2時半まで釣って7時間ひたすら、ひたすら、ワカサギの入れ食い。氷の上に小ちゃい穴を開けて、もっと小ちゃいワカサギを釣るのですが、この釣りやっぱり面白いのです。文句なしに面白い。

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また陽が傾くまで夢中になってしまいました。

釣ったワカサギはO氏と合わせて5キロくらい。これでしばらくロッジのメニューはワカサギの南蛮漬けと天ぷらが続きますので、ご了承くださいませ。

ワカサギ釣り、やったこと無い人は絶対にやるべきですよ。釣りに興味がなくても面白いと思う...。仲間とワイワイやるのもよいし、1人で黙々と釣るのも良い。やっぱり冬はいいよなぁ〜。

ワカサギ釣りほんと楽しいよ。興味がある人はこちらです。ムービー見てイメトレして行きましょう。


(21:07)

2011年12月20日

十勝は日本海側に比べると雪は少なく、ロッジ周辺で積もっても50センチほど。晴天の十勝晴れの日が多く、南向きの大きな窓のおかげで、薪ストーブを焚かなくても太陽の熱でロッジ全体が暖かくなる。

ロッジから車で40分ほど走ると、一面の十勝平野から針葉樹の森に覆われた大雪山国立公園の森が広がる。この森が私の冬の遊び場になる。

夏の間、林業や調査、観光客に使われた林道も、雪が積もると除雪が入らなくなるので、車で森入ることができなくなる。鹿撃ちのハンターも高齢化で、車で鹿を探して走り回るのが主流で、スキーを履いて山に入る人なんて、ほとんどゼロ。

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雪が積もって、車で入れなくなってからが、ようやく私の楽しみの始まりなのです。

国道の脇に車を止めて、スキーを履いて森に静かに入っていく、少し歩けば動物たちの足跡が無数にあり、エゾシカ、ウサギ、キツネの足跡が多く、餌を探してあっちこっちふらふらしている動物や、目的地に向かってまっすぐ歩く足跡など、足跡からいろいろ推測する。

陽当たりの良い南斜面にはエゾシカが必ずいる。木の生えない草原にはウサギの足跡が多く、枝や枯れ木の周りには小さなネズミの足跡がある。それらを追って、テンやキツネの足跡がついている。

樹々を飛び交う、ミヤマカケスやヒガラ、ハシブトガラなどの野鳥。時々夫婦で飛び立つエゾライチョウ。アザラシの毛を裏にはったスキーは雪深い森を静かに歩くにはとても快適で、突然現れる大きな鹿にドキッとさせられる。

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昨日はスキーの裏側のアザラシの毛を張り替えた。アザラシの毛は短くて張りがあり、同じ方向に生えているので、雪面を歩くために古くから使われて来た。

これから、3月まではこのスキーで山にはいる。春までに10頭くらい鹿を捕らなければならない。鹿は捕れるかわかりませんが、一緒にスキーをはいて森に行きませんか?詳しくはこちら







(09:31)

2011年12月15日

12月15日、ただいま十勝を離れ、NHKの調査のお手伝いで釧路に来ています。

いろいろとわけありのワカサギの調査で、3日間釧路周辺でワカサギを釣ります。今日は調査の下見でとある湖へ。湖に氷が張っていなければボートから、氷が張っていれば通常の氷に穴を開けた穴つりです。

この時期はちょうど氷が張る季節で、湖に上がれるか、ボートで出るにも氷が厚くて出れないか、微妙な季節でしたが、氷の厚さ10センチ。なんとか氷の上に上がれました。

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朝10時、氷に穴をあけ、仕掛けを入れると、すぐにワカサギがつれ始め、入れ食い。12時まで釣って3人で100匹ほど釣り、なんとか調査の下見を終えました。

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下見を済ませ、午後から本命?の釧路川をボートで下りました。12月中旬の釧路川、もちろん狙うはイトウですが、釣れるのはアメマスばかり。ボートはすべるように湿原を蛇行する川を流れ、岸辺で休むタンチョウの親子や警戒して声をだすエゾシカの群れ、川岸に立つ木にとまるオジロワシなど、「私は今釧路川を下っています」という言葉が出るほど、いいロケーションの中を下りました。

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明日はいよいよ、調査の本番です。今回の様子は早くて来年の1月には放送される予定です。全国放送のドキュメンタリーなので、乞うご期待!

釧路のホテルから

(22:21)

2011年12月13日

ロッジの2階の窓から見る景色は、一面に広がる雪景色。北には真っ白な大雪山の山々、西には日高山脈が南へとのびている。今日は、風が強く、日高山脈が西からの雪雲をブロックし、十勝は青空。ロッジの薪ストーブもいよいよフル稼働で、パチパチと音をたて、薪の燃える香りと独特の暖かさが心地よい。冬は時間がゆったりと流れている。

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この季節になるとようやく重い腰が上がるのが薪割り。チェーンソーで程よい長さに切り、斧で割る。この薪割り。知る人ぞ知る面白さがある。どの向きで、どこに斧を入れるか。パカンと割れれば気持ちよいのです。おかげであちこちが痛い...。ラブルハンドは薪割りで鍛えるのです。

ようやく1日フルに時間ができたので、大雪の森へハンティングに出かけた。このところ4連ちゃんで鹿がとれてなかったので、今日はちょっと違うルートへ。スキーを忘れたので、長靴で20センチほど積もった雪道を歩いて、鹿を探す。1頭目は陽当たりの良い斜面にいた。大きな雄で、私に気づき逃げてった。

静かに、音を消して歩く。樹々が込み合った森。鹿は近くにいるので、鹿に気づかれなければかなり近づくことができる。新しい足跡が残っていた。視界の右に動く影を感じ、ゆっくりと方向をみると、すごい近くに鹿がいた。私から30mほど。

静かにしゃがみ、銃を肩から下し、弾をいれ、スコープの蓋を開ける。ゆっくり立ち上がると、倒れた木の枝を食べている鹿がまだそこにいた。12月13日今シーズン初の鹿は大きな雄だった。

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雪が積もった森を鹿を探して歩く。私以外には誰もいない、人工物もない。大自然の中に丸裸のようなちっぽけな人間が鹿を探して1人歩く。鹿に出会った時のあのドキッとする感覚、待つか攻めるかの心境、そして解体し、かついで帰る道のり。自然と一対一で向き合うことができる時間が私にとっては幸せな時間。そして、自然が育んだ命を頂くことでまた自然に入る気持ちが清められるような感覚になる。

昨日の薪割りと今日のハンティングで体クタクタ。夏を乗り切る為にも冬の運動不足解消がとても大切なのです。

これからどんどん雪が積もり、スキーやスノーシューをはいて山に入ります。一緒に行きませんか?詳しくはこちら








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