2014年09月

2014年09月23日


今年は順調に秋が深まっていると思う。朝晩の気温が一気に下がり、日中はカラッと晴れた小春日和。ジャガイモの収穫で忙しく走るトラクターを横目に山へ向かう。標高が上がるほど木々の変化を感じ、黄色から赤へと色が深まって行く。山からの吹き下ろしの冷たい風は、葉を川面に落とし、流れを彩る。午後の陽の傾きは、寂しさを感じる。それでも生き物たちは次来る季節へ準備はしっかりと進める。日中の暖かい日差しに誘われ越冬場所へと移動するテントウムシやカメムシの乱舞が始まる。午後にはトビケラや2期目のカゲロウの羽化が活発になり、山に陽が陰ると繁殖を迎えた雄ジカの声が寂しげに谷に響く。階段を駆け下りるように変わる静で大人的なわびさびがいちばん好きな季節でもある。

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P9180013今年はドングリやクルミが豊作のようで、川にいるとドボンと落ちる水音に何度振り向かされたことか・・・。河原に落ちるドングリはヒグマの大切な食料。秋は熊が川を頻繁に歩いているのでそれなりの覚悟が必要ですよ。

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空気が澄んで、空が変わった。青が濃く、乾いた空気。意識していなくても星空を見上げるくらい、夜がはやく長くなった。

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P9200009ビニールハウスでブドウを獲るワイン用の品種「山幸」。いつか一緒にワインを飲める日が来るのかな。

P9170018秋の花といえば、岩場に咲くダイモンジソウ。大の字をいくつもつけて、薄暗い川岸を彩る姿はなかなか大人。

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秋の釣りは、ライズの釣り。小ちゃいライズは上品で大人的。たくさんの釣り人の相手をしてきた鱒たちは賢いよ。ライズしているものも小ちゃい虫だから、ティペットもドラグもしっかり見切る。フライ先行でようやく口を開けてくる面白さ。この大人的なライズこそが秋の特徴で最大の魅力。春のド派手で下品なライズよりも、この秋の大人ライズがたまりません。だけど、雨が降ったら虫も飛ばずライズも起こらず、消沈するのもこの時期ならでは。

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P9200050P9190019石油系vs獣系 はたしてその行方は・・・

〜カメムシの 匂いをかいで ああくさい〜





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(17:57)

2014年09月11日


収穫した(と言っても勝手に娘が穫ってしまった)イタリアントマト。

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始まった。

P9110029一つ一つ丁寧に・・・

P9110031ヘタは取って、

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P9110037どんどん並べます。


P9110042なぜかピーマンも。

P9110043ブランコにも。

P9110045ゲストも道連れに、満足した様子のK嬢でした。K嬢が遊び終えた、トマトソースをお楽しみ下さいませ。


今日は雨で、突然のキャンセル。

のんびりできる〜?と思ったら、結局、ゲストと一緒に川へ。ザザー降りの雨だったけど、魚の活性高し。ドライフライ1個でたくさん釣った。

P91100553−4番のライトタックルに12ft4X。前にも後ろにも邪魔な枝が、ポイントに入れば無垢な鱒が元気よく。

P9110052可愛い花だけど、よく見るとなかなかくせ者。刺だらけで、しかも逆向き。

P9110053ママコノシリヌグイだったかな?自然は不思議。

先日の釣り。しばしの間、休暇をいただき。タイミングよく十勝の沖へ。サケ釣りに・・・。

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十勝沖のサケ釣りは港から20km以上走って、水深60mから100mを探る。長旅を終え、母なる川に戻ってくるサケ達。どこまでも続く水平線の大海原。こんな広い海でどうやってサケの群れに出会えるのか、潮の流れ、風の向き、サケの泳層はどこなのか、魚探を駆使して群れを見つける。と、言うよりも遊漁船を見つけるのが手っ取り早かったり・・・。

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釣り方は、電動リールまかせのおき楽釣り。相方は5本針のサビキ仕掛け、エサはつけず毛針のみ。私は、5本針のサビキ仕掛けに、タコベイト&サンマの切り身。どっちが釣れるか。

P9080025北海道の深場用のサーモンフライ。
P9080024ジャングルコックはいらないらしい。

海は穏やかで、海面をグライダーのように飛ぶミズナギドリやアホウドリ。そしてイルカのジャンプ。陸から離れると、また違った世界があって面白かった。

P9080018カマイルカとオオミズナギドリ。らしい
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80mくらいの水深で、サケが回遊してくるのを待つ。水深20mくらいで魚探に反応するのはサバの群れ、水深50mくらいの棚で魚探に反応するのはサケの群れ。ベタ底で反応するのはタラらしい。海の中を想像しながら待っていると、グングンと竿が曲がる。スイッチオンで巻き上げると、5本針にサケが同時に3匹も釣れてきた。丈夫な仕掛けと電動リールのパワー、恐るべし。今日は食べるための釣りなので、2人でどんどん釣った。

P9080011じゃーん。そして、

P9080016解体。この赤身が十勝沖のサケの特徴で、沖合20kmの水深50mを泳ぐサケの身はサーモンレッド。浅場を泳ぐサケを定置網でとる物とは質が違うんでっせ。

結局、タコベイト&サンマエサで6匹。フライオンリーで7匹。合計13匹そのうち雌2匹。でフライの勝利。久しぶりに日焼けを忘れ、船に揺られ、ビールを4缶空け、体がフラフラになりました。

P9100002次回に向けて、作ったみたサーモンフライ、釣れるかなぁ。

山岳渓流から中流域のビッグドライの釣り。そして海から遡上するアメマスたち。沖へでれば赤身のシロザケ。十勝の鱒(鮭)釣りの奥深さをシミジミと感じるのでした。釣りはいろいろやったほうがいいよ〜。

さて、真面目にドライフライを巻かねば・・・。

P9100014P9100020始まったよ。

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(20:50)

2014年09月07日

ようやく一段落。
お盆を過ぎた頃から十勝は涼しくなりました。
乾いた空気と澄んだ空に浮かぶくっきりとした雲が秋の訪れを感じさせます。
高水温に悩まされた季節が過ぎたのは嬉しいですが、これから冬に向かって行くと思うとすこし切なさを感じます。生き物たちが冬支度をしていく様子は寂しいものです。

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2月に播種したイタリアントマト。私が子供のころ、朝顔やヒマワリでさえ上手に育てる事ができなかったけど・・・。土に触れて生き物の様子をみながら成長をみるのは今でも昔と変わらず好きな事のひとつです。
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P8290120収穫までが私の仕事、料理はシェフにおまかせ・・・

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冷たい雨と乾いた風が森もどんどん秋の装いです。
リンドウやサラシナショウマ、アキノキリンソウが咲き、ミヤマカケスがギャーギャーと騒ぎ、雄ジカの繁殖期の声も聞きました。ナラタケが一斉に出始め、川を歩きもキョロキョロと・・・。

P9040043ナラタケは下処理をして、ニンニクと唐辛子で香りをつけたオリーブオイルで煮込むと美味しいイタリアンに。


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水が冷たくなる前に夏の釣りを、夏の川を歩きたくて、十勝の上流へイワナ釣りに行きました。ライトタックルで川をテンポよく釣りあがる。ここぞという場所にうまくフライが入れば、無垢なイワナたちが出てきてくれる。苔むした薄暗い谷に昔から暮らすイワナはとても綺麗で精悍。ジャンプするニジマスもいいけど、美しい川の奇麗なイワナの川もなかなかないよな〜。

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天才釣り少女。今年も遊びに来てくれました。川での時間を楽しむ姿、釣れる時も釣れないときも。なにかしら観察している姿、魚の気配を感じる勘、魚を掛けた時の堂々とした姿勢。目を輝かせて釣り竿を持つ、少年、少女もなかなかこのごろは貴重かも。もっと休みがとれて、子供を山や川へ連れ出せる、一緒に遊べる父親がもっと増えればいいし、最近の子供はいろいろと忙しそうですね。



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8月の釣りは、雨に悩まされる日もありましたが、水温もほどほどで川での釣りは安定していました。バッタやトンボ、チョウチョや蛾、そしてビートルなどの甲虫たちの活動が活発な日中は、4番か5番のライトタックルで2番から8番の大きなドライフライオンリーの釣りでした。

一雨ごとに水温が下がり始める9月は、秋の水生昆虫のハッチも時と場所で起こるので日中の静かなライズを見つける楽しみがあります。またカメムシ、テントウムシ、アワフキムシなどテレストリアルも気温が上がる日中に飛ぶので、小さな虫を食べる鱒達の静かな大人的なライズが秋の楽しみです。気温が上がらず虫が飛ばず苦戦する日も出てくるのが秋ですが、暮れ行く静かな川をまだまだ楽しみましょう。

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(17:47)