2016年05月

2016年05月26日


おはようございます。
北海道北部にある朱鞠内湖に勤務中です。

昨日旭川空港に到着した、冒険家のヨーヘイ氏。
これまで数々の無謀なチャレンジを共に経てきて、
今回は昨年に続き、アドベンチャーイン朱鞠。

早朝3時に釣りに出かけようと目覚ましをかけたのですが、
ヨーヘイ氏を何度起こしてみても、反応がなく、
早朝の釣りはあきらめて、再び布団に、
自然に目が覚め時計を見ると、7時半。
朝8時半の朝食にも起きてこないヨーヘイ氏、
疲れているご様子なので、
何時まで寝てるか、観察することにしました。


彼の初日の睡眠病は、いつものことで、
釣りに行くというワクワクと緊張で、
夜眠れなくなってしまい、
結局2日間の不眠状態で現地入ってしまうものだから、
これからという時合はたいてい夢の中、
というパターンがいつもの事。
素晴らしいフィールドが目の前に広がっているところで、
昼寝?朝寝?をする。そんな贅沢も・・・?
まあいいのかな。

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なので、今朝はレイクハウスレストランの展望デッキで、
ようやく到着した桜前線、
満開のチシマザクラを眼下に、
遥か沖に見える朱鞠内湖の島々を眺め、
シラカンバの淡い緑の葉を力強く揺らす風に、
エゾハルゼミのさわやかな声に初夏を感じ、
今日はどんな釣りをしようかなどと考えながら、
いつ彼は起きてくるのだろうかと、
贅沢な気持ちでメールを書いていおります。

P5230093チシマザクラと忙しない蜂



昨日までのイトウ釣り中盤半戦の報告です
ドイツ人のアレックスさんとの4日間でした


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春はワカサギの産卵時期で、
ワカサギの群れが岸近くを泳いでいます。
そのワカサギを狙ってイトウも岸近くを泳いでいるので、
ボートから岸に向かってフライを投げるアレックスを横目に、
岸際にいるイトウを探す。


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すこし切立った岸際に生える木々がまだ高い太陽の陽射しを遮断し、水面に陰を落とし、岸際だけが暗い場所だった。そこに、風でできた沖の湖流とワンドからの吐き出しの流れがぶつかり岬の角で滞留していた。水面に浮かぶ落ち葉の中でウグイやワカサギの小魚が泳いでいた。ただならぬ雰囲気と気配をビリビリと感じ、ゆっくりと水しぶき一つ立てないように 静かにオールを動かして、岸際の観察を続けた。

P5250243岸辺にさくスプリングエフェメラルたち。カタクリとエンレイソウ


石や泥質の岸際が続く場所に一カ所だけ3mほどのヤナギの木が沈んでいた。覗き込むようにボートを近づけると、ブッシュの中に見つけた。まだ体の下半分がオレンジ色で婚姻色が残るイトウだった。1メートルはありそうな巨体で、動かずにじっとしていた。アレックスもそれがイトウだとすぐにわかり、「フライを投げてみよう、イトウがフライを見つければ必ず食い付くから」と、レッツトライ。魚がいるのが沈んだヤナギのブッシュの中なので、ミスキャストすれば、フライを木にひっかけてしまい、チャンスは台無し、「うまく投げてよね〜」と内心願いながら、アレックスが、ロッドを振ると、
イトウの50センチほど近くの落ち、フライが10センチほど沈んだのを見て、「ストリップ(引いて)!」と私。フライがスーッと5センチ動いたときに、イトウも動いた。フライに気づいたイトウが、ゆっくりとフライを追い始め、


巨大な口が開いた。



心臓が口から飛び出しそうな緊張で、
息ができないくらい詰まった。


そのとき!!!


すぽ〜っ。



うわ〜っ。



くう〜っ。




(ごめんなさい、私の文書力ではこれで限界です)



イトウの大きな口の迫力と、
あまりにもゆっくりな動作に、
口を閉じる前に竿を立ててしまい、
フライだけが戻ってきた。痛恨の早アワセ。
アレックスは呆然として、
私は頭を抱え、
しばらく放心、でしたが・・・




P5230084水に写る白樺の新緑




2度目のチャンスがあった。




一度は沈んで見えなくなったイトウでしたが、
ふたたび、さきほどいたヤナギのブッシュに戻り、
定位したのです。



もしかしらた?
フライを変えた方がいいか?と思いつつも、


「トライ、アゲイン!」



再びフライを投げると、
イトウの横に落ち、沈み始めたフライに再びイトウが近づいて、





「ブワ〜ッ」と再び大きな口が開いた、



2度目のアレックスは完璧だった。



ゆっくり待ってから、竿を立てると、
グニャっと竿が大きく曲がった。



その瞬間に私も急いで オールを漕いで、
フッキング、そして岸からボートを離す。
そして、動画撮影開始。



針に掛かったイトウは、15秒ほど、
自分が針にかかった事に気づいていないかのように、
ゆっくりとボートの近くを泳いでいた。


その隙にアレックスは足元にあるランニングラインをリールに回収。
リールに糸がすべて巻き終えると同時に、
狂ったかのように、イトウの突進がはじまった。



ジャ〜ッとリールが逆転し、
8番のスイッチロッドが根元から曲がる。
こらえても糸がでていく。
周りには沈んだ倒木やヤナギのブッシュ。



「動画なんて撮ってないで、速くネット!」と取り乱すアレックス、



私は



ニヤリ。





巨大イトウは岸際のブッシュに潜り込もうとしたり、
沖へ向かって突っ走ったり、
距離を縮めては、放されて、また縮めては、
そろそろかという頃合いに、



杉坂隆久さん特製の
1メートルのイトウ用の特大ネットを広げる。





「ネット、ネット!」と先急ごうとするアレックス、


「ノーイェット、ノーイェット、リラックス」と沈め、
イトウの動きを観察。



水面に現れた特大のイトウは、ネットも特大だけど、
うまく納まるか不安になるほどだった。


1度目のネットイン、



ドバン!



体半分まで入ったところで、かわされてしまう



再びジーッとドラグを鳴らして糸を引き出す恐るべしパワー



いよいよ、プカッを口を開き、横腹を見せた。



そろそろかな。
2度目のネットイン、




大きな巨体がすっぽりのネットに納まったと思った瞬間・・・




後編へつづく・・・







(11:12)

2016年05月21日

気温があがって、庭のツツジが満開です。
風が気持ちいいので、窓を全開にしておくと、
いつの間にかにスズメバチが家の中をブンブン。
しかも2匹。

スズメバチは危険だけど、
巣がある訳でもなく、今時期なら女王蜂なので、
攻撃性もないことだし、私は強気になれます。
蜂にはかわいそうですが、女王蜂をやっつけておけば、
巣を一つ 壊せることになるので、
今時期のスズメバチ退治は効率良いです。

ということで、娘もいたので
スズメバチとの格闘開始

6mまで伸びる釣りで使うタモ網の先に虫取り網をつけて、
吹抜けの天井を飛びまわる スズメバチの捕獲。
娘にキンチョールを持たせて、とどめ。
なかなかの格闘と、ビビリながらも興味津々の娘が面白くて、
2匹のスズメバチを15分ほどかけて退治。
透明のケースに入れて さっそく観察。
図鑑をみたり、ツンツンしてみる。

普段は 怖いという 昆虫も
相手を知る事で、徐々に弱点を知り、
意外に可愛い一面も見れたりすると、
子どもの虫嫌いはいつの間にかに お友達感覚に変わるようです。

そんなことを娘にやって どうするの?
と思いながら、昆虫に興味を持つように仕向けている自分が悪い・・・
だけど、面白い。

今日は神奈川からの2名のゲストとイワナ釣りと石拾い。
小学3年生の女の子と、お母さんのコンビ。
魚釣り初めてだけど、興味があるというので、
とびっきりの山奥に連れて行ってあげることにしました。

クマが怖いし、この時期は ダニやブヨも活発。
そんな恐がりそうな話をすると、
案の定、森に入る足取りは恐る恐るで、
ママさんから離れない 娘さん。

鹿の足跡や糞を見つけたり、水たまりでサンショウウオを探したり、
恐るべしイラクサの話をしながら 森を進むと、
ザーザーと流れる川の音を聞き、

いつしかダニもブヨもクマのことも頭から離れたようで、
魚を釣りたいスイッチが入った様子だった。

だけど、まだ怖く、どうやって石ごろごろの川を歩くのか、
小学3年生の身体能力といえど、不安定な河原や深い笹の中を歩くのは、
想定外だった様子。


子どもがまだ怖がるので、まずは私がお手本で、
一匹釣る。
次にお母さんに竿を渡すと、
すぐに魚が掛かって ポチャンと水におちて逃げて行った。
それを見てスイッチが入った彼女は、
釣り竿を握り、流れに立って、
魚のピクピクと感触に目を輝かせていた。

それからは、 川歩きもポイント捜しも
エサの流し方も グイグイと進み
すこしテンション高めなのが心配なほどだった。

それにしても、なんて景気がよいのかと思うくらい、
1つの淵でニジマス、オショロコマ、アメマスが入れ食いで、
みるみるうちにバケツに20匹の魚が泳いでいた。

エサの匂いで活性が上がっている魚を見て、
試しにフライを結んでみると、
それにもジャンプして飛びついてくる 魚に
女子2人 大興奮。
結局、魚釣りは大満足に終わり。

クマがいる、ダニやブヨがいる。
あたり前の自然のなかで 思う存分夢中になるうちに、
獣道の歩き方や 笹をよけて歩いたり、
水の流れや川底の不規則な石の上も
難なく歩けるようになっていた。

魚が釣れるか釣れないよりも、
森の中で 自然の川で
1日 夢中で 時間を過ごす。
いいなぁと思いました。


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足元にはヒトリシズカ 見上げればヤマザクラ


明日からまた、イトウ釣り後半戦ガイドです。
Tさんナイス! 大人の冒険もリフレッシュです。

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十勝の自然を楽しむためのガイド&ロッジ
ラッキーフィールド
http://lodgeluckyfield.com











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