2018年03月

2018年03月31日

今日 3月31日の夕暮れをもちまして、今シーズン冬の部最後のエゾモモンガガイドが終りました。

今日は16時スタートで、いくつかの巣穴を回り、エゾモモンガの環境を観察し、夕暮れの出待ちは17:30から18:50でした。気温プラス8℃と暖かい夕暮れ、ビールを飲みながら待ちたいところですが、三脚をたてて出待ち。18:05に1匹がでて、その後あちこちから飛んで来たり、飛んでったりと繁殖期らしい追いかけっこを見せてくれました。最後はハルニレの枝の先で丸くなって食事に夢中になって終了でした。最後のガイドはエゾモモンガのように可愛いゲストさまでした。ありがとうございました。



2018年1月のBBCから始まって、エゾモモンガたちには大変お世話になりました。寒い中お付き合い頂いたゲストの方々にも感謝いたします。これからも、エゾモモンガたちの森のため、日々お付き合い、観察を続けたいと思います。

P3310102ヤチダモの割れ目から1匹が現れたのが、18:05。

P3310103P3310104夕暮れの暖かさに、あの厳寒期の厳しさにニヤりとしました。夕涼みのような出待ちでした。 ハンノキからハルニレに食べ物を変えた様子。




P3250072ロッジの敷地に巣箱を設置しました。子供たちとの観察が楽しみです。



明日から4月、いよいよ釣りに専念します!
リサーチ頑張ります。


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(20:07)

2018年03月22日

春分が過ぎると、自然の動物たちにも動きが見られます。
日中緩んだ雪が夜になると、冷えて凍り、足をとられた雪も締まり固くなり雪の上を歩けるようになります。そろそろ顔を出すのはヒグマ。内股歩きの足跡を見かけるようになります。光の強さが木々の根元の雪を融かし「根開き」が始まります。

雪の上には、クロカワゲラやクモガタガガンボがどこからともなく蠢きはじめ、よく見るとマクロサイズのユキトビムシが足元に散らばっています。


十勝平野にもハクチョウやガンの群れがV字飛行で青空を切り、「ガハハン、キャハハン」と賑やかに飛んでいきます。

日中の高気温や雨で川を覆っていた氷も流れ去り、水面がキラキラと輝きはじめます。午後には雪解けで増水してきますが、湧き水のような川は、流れの緩い場所に流れるユスリカを食べる鱒達のライズリングがみられるようになり、春を待ちわびた釣り人たちも陽気に誘われながら車でウロウロ。増水でどこの川も濁った日には、行く場所もなく無難な釣り場に集中したり。 

春分というのは、人間界でも卒園、卒業、人事異動など環境が変わる季節です。

ロッジラッキーフィールドのガイド状況も予約が入ったり、キャンセルが出たり。今年の北海道の釣りの予約になればと思い、予約状況を添付しました。
http://lodgeluckyfield.com/Schedule.html

2018年のガイド状況。まだ若干のいい時期の空きがございます。ご予約はお早めに。




P3202929ライズを待って、待って。よし、と思うと「あれ?飛ばない」。日中でも氷点下の日には、ガイドが凍りラインが飛んでいきません。ハハハと笑う、小さなライズリングに春を思うのでした。



十勝の自然を楽しむためのガイド&ロッジ
ロッジラッキーフィールド
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(09:31)

2018年03月19日

 今日は「この枝に乗る」を期待して、
エゾモモンガの着地地点の木のすぐ後ろで静かに待つ。
30mほど先の巣穴から2匹が出てきたのを確認して、
こちらに来るのを待っていると、
スルスルと木に上ったモモンガは、
さっと体を広げて滑空し私に向かって飛んできた。


双眼鏡の中で滑空する姿がどんどん拡大され、
クリクリとした大きな瞳がどんどん近づいて、
腕を大きく広げて滑空する姿はまさに「食パン」。

私の目の前2m先のヤチダモの地上から1mほどの場所にサクっと音をたてて止まった。
その一瞬の出来事がスローモーションのように目の奥に焼き付いた。
野球のグローブをしていたらキャッチできたかもしれない。
日没後17時40分の4匹との夕暮れだった。


P3182787まったく不明な滑空シーン、その1


P3182818その2


P3172769その3

P3172771その4


つづく・・・





朝ロッジを4時45分に出る。
気温を見ると0℃。霧雨が降っていて、
車のフロントガラスに氷の膜ができていた。
道路がツルツルなのではと心配した。


まだ暗い朝の森にエゾモモンガの活動を探す。
5時20分にチョロチョロと巣穴の周りを走り回るエゾモモンガがようやく見える明るさになる。

巣穴に入ったり出たりしながら、
4匹が追いかけっこをしている。
たまにキッキッとエゾモモンガの小さな声が聞こえる。
気温が上がり繁殖行動が始まった様子。
雌はお気に入りの巣穴を探しているようで、
意外な木の穴や巣箱にも出たり入ったりする。
その後を追うのが雄なのか、
巣穴に入れてもらえないエゾモモンガがあっちの木に飛び、
こっちの木に飛ぶ。


目に焼き付くような滑空シーンを写真に収めたいと思うと、
あのメーカーのカメラか、
それともあのレンズかなどと、
物欲とお金が滑空する。
そんな雑念をかき消そうと、
双眼鏡でエゾモモンガを追った。
霧雨の夜明けの森に春の湿った匂いを感じた。



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P3152402しばらく目を慣らす夕暮れのエゾモモンガ


エゾモモンガのおまけで出会うゲスト

P3122144その1 「撃ってみな〜」とばかりに逃げないエゾシカ 

P3162128その2 エゾシカの頭骨 先日クマタカが食べていた雄ジカの頭は奇形角だった。

P3162421その3 エゾモモンガ眠る頃におきてくるエゾリス  足音もうるさく、手がデカイ。おじさんっぽい


P3162448その4 後ろ姿のキツネ 3月は昼によくみる


P3162514キツネその2


P3162498その4 近所のタンチョウ 繁殖で戻ってきた。 でも彼らの狙いは牛舎のコーン


P3172725その5 北へ帰る途中のハクチョウとマガンとオオヒシクイ 彼らもコーンねらい


P3172677その6 小鳥達。 どこに、何がいるか、わ・か・る・か・な?


P3172144その7 ミジンコ? 



興味深い足跡の観察


雪の上には色々な動物の足跡が残されている。
これは、きつね、
これは、リス、
これは、ネズミだ、と
足跡で動物の種類がわかる他にも、
足跡を観察すれば、動物たちの行動も予測できる。

ウサギはこのエゾニワトコでお腹いっぱいになったからここに糞をした、とか、
ここで鹿が寝ていたのは、今朝に違いないとか、
この方向が定まらないキツネの足跡は、お腹を空かせてフラフラしているとか、
冬の森を覆い尽くしてくれる雪は、さまざまな動物のサインを教えてくれる。


そして先日。
怪しげな林をゆっくりと進んでいた。
70年生ほどのヤチダモ、ハンノキ、カシワの雰囲気のある林だった。
まだ枝に残る柏の葉が風に揺れている。
春の光が木々の根元の雪を溶かして、根びらきが進んでいた。
木々の奥に50mほど先に、怪しげな木があった。
木の肌が黒く汚れ、木から突き出したコブの上に土のような汚れが、
双眼鏡で確認できた。


しまった雪をつぼ足で進み、
怪しげな木に近ずいてみると、思った通り
エゾモモンガのふんとオシッコで汚れた跡だった。
木の裏側に回り込むと、
目の高さほどの場所に、500円玉ほどの穴が開いていた。
やった。
新たな巣穴を見つけた喜びだった。

巣穴の周りを見回すと、
ん?
ん!!!

人の足跡がついていた。


先客がいたとは、
てっきり、バージンな巣穴だと思った私はガックリ。
エゾモモンガを探している人がいた事にビックリ。


そして、続いている足跡を観察すると、
ここを踏み固めたということは、
この枝にエゾモモンガが止まるのか、
ここを踏み固めたということは、
この穴からも顔を出すのかぁ、
人の足跡から、エゾモモンガの行動パターンまで予測できる。

ん?ここを踏み固めたのはなんでだろう?
もしかして、この人は、
このハルニレに上って採食しているエゾモモンガを観察しているのか?
穴の前ならまだしも、食性や 日中の行動も把握しているのか?
足跡の様子から、この人、なかなかなかもしれない。


あの距離からこの巣穴を見つけるには、
双眼鏡を使ってようやく。という距離なのに、
かなりな観察力と直感の持ち主に違いない。
そして巣穴だけではなく、餌を食べているエゾモモンガもしっかり見ている。


私は、エゾモモンガよりもこの人の方が気になる。
この巣穴に通っていれば、そのうちこの人にも出会うだろう。
楽しみだ。


興味深い足跡の観察だった。


P3182159目覚める前の夜明けの森で、エゾモモンガの動きを探す


P3182823巣穴に戻り、しばらく外を眺める



P3182171意外な穴から出てきたエゾモモンガ。きっとこのエゾモモンガは、巣穴から両親に追い出され、1人ぐらしを決めたのだろう。



3月に入って



厳冬期から解かれるよに、3月のドカ雪や大雨で一気に春めいた。
暖をとるために、密集して巣穴で寝ていたエゾモモンガたちは、
寒さが緩んだのと、合わせて繁殖行動も始まり、
分散し始めた。


夜が温かくなったためか、わざわざ日中に木に登って餌を食べる必要がなくなったためか、
頻繁にみられた日中の活動も減った。

3月の気温の変化と光の変化は、1月や2月の極寒期とちがって、
エゾモモンガの活動がイレギュラーになる。


繁殖行動で追いかけっこする。
冬の巣穴から分散するので、いつも入らない穴にも単体で入る。
日中に繁殖行動や餌を食べている時がある。


観察は、このイレギュラーさが、いいこともあれば、うまくいかないこともある。

予定ならこの巣穴か5,6匹のエゾモモンガが出てくるはずなのに、
2匹しかでない、とか、
そうかと思えば、
あっちの穴から出てきた、とか、
突然どこからともなく飛んできた、とか、
巣穴に戻る時間なのに、まだ追いかけっこをしている。
昼に行ったら、巣穴から顔を出していた、
ハルニレの枝の先で餌を食べていた。
そんなイレギュラーな行動が見られる。
朝の出戻り時間が早くなり、夜の活動し始める時間も遅くなる。
なので、観察するチャンスは一瞬で、
写真を撮るのが難しい。
暗さという難題が、エゾモモンガの面白さ。
それでも、エゾモモンガの行動パターンがわかるようになれば、
じっといる時間が長いエゾモモンガガの一瞬を、
ライトやフラッシュなしでも十分に撮ることができる。

1月や2月の厳冬期はこの穴から顔を出し、
この枝に止まり、ここから飛んで、ここに着地する。
パターンが決まっていて予測もしやすいものだけど、

3月の分散したエゾモモンガたちは様々な行動パターンを見せてくれる、
写真を撮るのも、バリエーションが沢山あって面白いくもあり悩ましい。
3月は春と冬が交差する時期でもあるので、
春かと思えば、真冬に戻り、
夜も普通にマイナス10度を下回る日もある。

春の湿った雪は、夜には凍り道路がツルツルになることもあるので、
春の雪や雨、霧の後の夜や早朝の運転にはくれぐれも注意。


P31828483月18日朝7時に外でハルニレを食べていたエゾモモンガに出会った。

P3182862


十勝の自然を楽しむための ガイド&ロッジ
ラッキーフィールド

エゾモモンガのガイドはこちら
http://lodgeluckyfield.com

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(12:39)

2018年03月16日

2018年1月24日10時24分に撮影したエゾモモンガの食事シーンです。

夜行性と言われるエゾモモンガですが、日中に食事しているエゾモモンガに出会いました。極寒の1月、夜明けの寒さが−20℃を下回る季節、寒さを避けて日中の行動に変えたのか、それとも夜にテンやフクロウなどの天敵に狙われているのか分かりませんが、日中に活動するエゾモモンガを見かけます。直射日光が目にあたるのを避けているのか、太陽を背にしてハルニレの蕾を食べています。夜の活動の機敏さもなく、足取りも恐る恐るに見えます。あのまん丸の真っ黒い瞳には太陽下ではあまりよく見えていないのかもしれません。それでも小さな足を器用に動かし、ハルニレの細い枝をつかんでバランスを保つ姿はユーモラスです。巣穴からでて、1時間ほど木の上で食べて、上手に枝を交わして滑空して巣穴に戻っていきました。


2018年1月24日エゾモモンガ 


エゾモモンガの観察、撮影ガイドについて詳しくはこちら

十勝の自然を楽しむためのガイド&ロッジ
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Lucky Field
http://lodgeluckyfield.com


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(22:02)
エゾシカを探して山の中を歩いているときに出会ったクマゲラの食事シーンです。

トドマツの樹皮をはがして、木の中のカミキリムシの幼虫(おそらく)を食べるクマゲラ。
エサが少なくなる長い冬の森では、エサを取る事にどれだけ執着するのかというくらい、木をつつく事に夢中で、私の存在も気にせず木をつついていました。 

二本の足でしっかりと木をつかみ、尾羽を木にくっつけて安定姿勢を取る様子は、まさに3本目の足と言えます。体の胸と背中の筋肉で大きな力を生み、首の力で頭を支えている様子がよくわかります。これだけ震動を頭に与えて大丈夫なのかと思いますが、私たち人間のようにお酒を飲みすぎて二日酔いになることがないキツツキだからこそできるのでしょう。



Black Woodpecker

カラスほどの大きさのクマゲラですが、カラスのように街中にいたら、木造建築物は穴だらけに、それこそ害鳥になっていたでしょう。


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(21:45)

2018年03月06日



3月になると2月の寒さも緩み、雪の上にはガガンボ、カワゲラが歩く姿が目立つようになります。風のない日にはユスリカが飛び、「厳しい冬もさってしまったのかぁ」と少し息が出ます。歳時記には啓蟄とあります。気持ちも「どこかでライズが」と川へ飛びますが・・・

少しずつ、暖かく、春に向かうのはいいもので、ちょっとした変化を見つけては、生きている喜びというのか、誰にも分からない、ニヤリがあります。それだけに、四季がはっきりしていて良かったです。


P2141502ヒューヒューヒューと鳴く、ゴジュウカラの恋歌


P3031639背後霊のようにペアリングしたエゾフクロウ


P3041900締まった固雪を駆け回るエゾリスの後ろ足


P3041908見つめる先はカムチャッカ?オジロワシ

P2271766夕暮れのエゾモモンガの出待ちもだいぶ楽になりました。

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気温を感じて、動物たちは真冬の活動から春の活動へと変え、鳥たちの囀りやキツツキのドラミング。日中の活動と夜の活動。極寒期の規則的な活動から、恋の季節、ソワソワするようで、不安定な活動に変わりました。天気も春かと思えば、一瞬で真冬に変わり。人間の予想を簡単に外してくれます。


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3日ほど前の十勝を襲った大雪は、毎年よくある春のドカ雪で、湿って重たい雪は、雪合戦や雪だるまを作るには都合の良い雪ですが、道路にはあちこちで動けなくなった車と駐車場に埋もれた車を掘り出す人の姿。ロッジもまっ白の美しい世界になりましたが、隣の農家のトラクターが掘り起こしてくれました。


P3021679ガガガガ・・・



ガイドは、写真やエゾモモンガがメインで、その合間にシマエナガやエゾフクロウに出会ったりしています。夜明けも早くなり、エゾモモンガについて早起きが辛い毎日です。でも朝は5時半、夕方は6時。だいたい定刻どおりに、仕事をしてくれるスタッフ(モモンガ)たちです。


エゾモモンガの撮影は、「暗さ」という面白さプラス、寒さという美しさ。

明るければエゾリスと同じように撮影で、いいカメラでもそれなりのカメラでもカメラまかせに撮影できますが、夜行性といういうエゾモモンガの基本的な活動時間は早朝や夕暮れの暗い時間。カメラの感度やシャッタースピード、レンズの明るさなど色々悩みながら、写真に納めたい。納められた時の満足感は、厳しい寒さの中で自分の指先の心配よりもバッテリーの心配をしながら、息を止めて一瞬を捕らえようとする気持ちは、「頑張って!」と思うばかりです。


早起きは辛いですが、夜明けの美しさや、まだまだ−10℃を下回る寒さは凛としてます。春は近づいていますが、もう少し冬も楽しみたいです。




P3041646空よ、もう少し待ってくれ〜



十勝の自然を楽しむためのガイド&ロッジ 
ラッキーフィールド : http://lodgeluckyfield.com
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(10:12)