2010年03月19日


3月19日然別の谷、朝8:00。まだ雪深い谷は川の音も静かで鳥たちの声を聞くには都合がよい。エゾモモンガの巣穴を探すのも雪がある季節がいい.雪の上に痕跡がのこるから。フクロウ探しもかねて、のんびりと林道を走った。この谷は鹿が多い谷で、ハンターも多い。冬の間に撃たれた鹿の死骸が雪の中に埋まっていて、雪が解け始めるこの季節はその死骸が現れてくる。そうすると肉食の動物たちも集まってくる。


P3190024
川沿いの木にいたオジロワシ 2010年3月19日然別にて


雪の上にはたくさんの動物の足跡が残されていた。エゾクロテン、キタキツネ、タヌキが歩き回っている。カケスも集まり、この時のカケスは鳥の鳴きまねや変な声で鳴くので面白い。谷についた時間が8時と朝だったので、オオワシやオジロワシが谷間の木に止まりすごい近くで車から見ることができた。十勝沿岸にいるオオワシ、オジロワシだけど、この時期になると山に鹿をもとめて集まってくる。この谷もワシが多い。

P3190030
新しいクマゲラの食後 2010年3月19日然別にて


結局歩くことなく車からのバードウォッチングだったので、エゾモモンガの穴もフクロウも発見できず、士幌へ移動した。士幌にはオオハクチョウやオオヒシクイ、マガンの群れが雪が解けた小麦畑やデントコーン畑に下りていた。4月まで移動中のガン、カモ。山のオオワシ、オジロワシが見れる。キバシリやミソサザイのさえずり、クマゲラ、オオアカゲラたちのドラミングも始まる気持ちよい季節だ。

P3060034
デントコーン畑にいたオオヒシクイの群れ 2010年3月19日士幌にて



(21:22)