2011年05月26日

午前中、陶芸の作業をすませ、十勝千年の森へ。半日のガイドで石狩から来られた0さんご夫妻と森を歩きました。

白根
また今年も同じ場所で咲いていたシラネアオイの群落、こぼれ種で増えた小さな実生がたくさんあった。

十勝千年の森は、日高山脈のふもと清水町にある森。森の手入れをすることでたくさんの野草を見ることができる。私が8年間関わったこともあって、樹々や野草の成長、森の変化を見ることができる。1000年後の森を想像しながこの森を歩くのは、またひとつの楽しみです。

小川
樹々の隙間から差し込む太陽の柔らかい光が川の流れにキラキラと輝いていた。せせらぎの音とウグイスとセンダイムシクイの声が何度も響いていた。

この時期は野草が次々に咲き、花を楽しむには良い季節。また、新緑の緑を楽しみながら野鳥のさえずりに耳をすますのは長生きしそうな気持ちよさがある。そんな春の柔らかい土をゆっくりと踏みしめながら歩いた。

おくえぞさいしん
オクエゾサイシンは蟻のお世話になるらしく、花も地面にくっついて咲く。そんな地味さがいいのです。

フデリンドウ
この花も、せいぜい3センチほど。リンドウは秋を代表する花ですが、フデリンドウは春に咲きます。

ひとりしずか
ヒトリシズカはこのくらいの時が一番いいです。大株になってにぎやかに咲くと、「1人静か」とは言えなくなります。

他にも、タチツボスミレ、ツボスミレ、サクラスミレ、ミツバツチグリ、オオサクラソウ、ミヤマエンレイソウ、コウライテンナンショウなどなど、長い冬を越えて花を開かせた姿は、その度に足を止めるのでした。

おやつ
天気がよかったので、おやつとコーヒーも良い時間でした。ちょっとブヨが気になりました。

えぞはるぜみ
木を見上げるとエゾハルゼミの抜け殻がたくさんあり、足下で羽化している横着なセミもいました。いよいよにぎやかな季節がやってきます。大きな鱒の準備は大丈夫ですか?

十勝千年の森は、人の手が入ることによってより魅力的な森を楽しむことができます。十勝の野草を楽しむ場所としては、良いところです。

詳しくは十勝千年の森のホームページこちらをご覧下さい。ガイドツアーについては、私までご連絡ください。













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