2016年12月09日

シークロの岡本キャプテンが釣ったビッグボーンの写真が発端で始まったモロカイリサーチ。


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モロカイはハワイ諸島の一つでホノルルのあるオワフ島から小さな飛行機で30分飛ぶと到着する。島には信号機が一つもなく、ハワイの昔の暮らしが残る、もっともハワイらしい島と聞いだけど、自然が残り、ボーンフィッシュが釣れる遠浅のフラットがあって、人が少なければ、それでいい。

といっても、どんなフラットがあるのか、自転車でアクセスできるのか、ボーンを見つけられる水深か、グーグルアースを駆使しては地形を想像してみるものの、探検、冒険あるのみの新規開拓の旅になる。




8月にブログを更新して以来のモロカイ記事、どこまで書いたか忘れてしまったか・・・
2016年2月15日にハワイに入国し、モロカイに到着、レンタル自転車を借りて、キャンプ場にテントをはって、キャンプ場の前の海で小さなトレバリーを釣って、焼いて食べた。キャンプ場も快適で・・・とまで書いた。 詳しくは、

「ボーンを求めてモロカイ島を開拓せよ その1」は、http://blog.livedoor.jp/sanpei4649/archives/52319521.html








〜ボーンを求めてモロカイ島を開拓せよ その2 2016Feb〜

2月16日 2日目

朝6時に薄明るくあなった、風はなく静かな朝だった。
海を見ると岸辺で小魚がざわついているのが見える。
SUP(スタンドアップパドルボードという立って乗れるサーフボードのようなものでパドルを使ってこいで移動する。) を持ち出して、どんな地形が広がっているのか、魚を見つけることができるのか、SUPに上手く乗れるのか、いろいろ初めてで、いよいよ本格的にチャレンジのスタートになった。


なんとかSUPには乗れるものの、SUPからキャスティングをしようとすると、バランスを崩し落ちそうになる。陽が上がると風が吹き出し、波と風にSUPが流され全然風上へと進んでいくことができなかった。

まだ太陽は低く、ボーンもまったく見つけることができなかった。見つけたものといえば、すぐ近くで巨大なウミガメが 猛ダッシュで泳ぎ去って行く姿で、オーストラリアでウミガメをフライで掛けて、想像もつかない大物かと思い、長い時間ファイトした悪夢を思い出した。


8時までいろいろと試して頑張ったけど、わかったことは風が吹くと泥質の海底のせいで水が濁りボーンを探すのが困難なこと、風が強い中でSUPで遠出することは不可能で、ましてSUPからキャストするのは今の技術じゃ無理ということという、ネガティブな収穫くらいだった。


先が思いやられた。


9時にクレア(SUPを貸してくれた女性)がやってきてくれ、SUPからの釣りが難しい話をすると、二人乗りのシーカヤックを貸してあげるという。シーカヤックだったら、座って漕ぐけど二人で漕ぐので推進力もあるし安定している。SUPの練習をして上手く乗りこなせるようになりたかったけど、ヨーヘイ氏をみると、とっくにSUPの操船すら諦めていたので、開始早々、シーカヤックへと変更することになった。


これでSUPからボーンとファイトする夢はおわずけ。それにしても準備したと思った予備知識とイメージは現地ではちっとも役に立たず、いつの間にかにちっぽけな自分が出来上がっていることに気づいた。


これがいつものことで、自分の技術の無さと無知を知ることが大きな収穫だと前向きに考えることができる自分がいつも偉いと思う。早々にSUPを諦めたヨーヘイ氏はブラインドキャストで4回あたりがありトレバリーをヒットさせ、ちゃっかり結果を出していたので驚いた。クレアさんと話していると、キャンプ場には1人3泊までしかできないと言われ、昼にキャンプ場の使用許可をもらいに行くついでに聞いてみることにした。


P2160389完熟したパイナップルの香りと甘さに癒されて


P2160236グレインたっぷりのブラウンブレッドとピーナツバターとジャムがハイカロリーサンドイッチ ジャムのテイストがトロピカル。




遅めの朝食で、雑穀がたくさん入ったブラウンブレッドにクランキーのピーナツバターにハワイアンのジャムをたっぷり塗ったサンドイッチを食べた。にょろっとそびえ立つココナッツの木が生温い風にざわざわと音をたてて、南国情緒は最高だった。そんな遅い朝食をとっていると、ピックアップトラックに大量のココナッツを積んだ車が来た。



キャンプ場の建物の近くの芝生の上に、ポンポンとココナッツを投げ下ろし始めた。大量のココナッツで下ろしたココナッツは山のように積まれた。しばらくして、細身で色黒の現地のおじさんが鉈で薪を割るようにココナッツを割り始めた。

近づいて見てみると、その横でどっしりとした大柄なそばかすだらけのハワイアンのおばさんが割れたココナッツの実から、真っ白いココナッツの果肉をナイフとトンカチを使って取り出している。

大音量でハワイのノリノリの音楽に合わせておじさなんが軽快にココナッツを割る。

おばさんが黙々と果肉を取り出す。
何を作るかと聞くとココナッツチップスを作るという。
取り出したココナッツを乾燥させて焼いて砂糖をまぶすらしい。
面白い。
ここにもやっぱりココナッツとの生活があった。



P2160399こういうローカルな生活をすこし垣間みれるのもまた楽しみ



思い出すと10年くらい前にクリスマス島に行った時は、
ここよりも遥かに暮らしは古い小さな島だった。
沢山のココナッツが植林され、
どのココナッツの木に登れるように鉈で足場が作られていた。
上から歌が聞こえてくると思うと、
上の方でココナッツの樹液をとっていて、
その樹液を煮詰めてメープルシロップのようなココナッツシロップを作る。
乾燥させたココナッツの皮が燃料になり、
料理の炊き出しに使われていた。
緑のココナッツからはココナッツミルクが取れて、
料理や化粧品が作られ、
茶色いココナッツから取れる白い果肉からはココナッツオイルを作り、
それで車が走るという。
人々は茅葺ではなく、ココナツの葉で作った家に暮らし、
全てがココナッツの恩恵で暮らしていた。


ハワイも昔はココナッツの木がたくさんあったらしいけど、近代化で車が増え、人も増え、でっかいココナツの実が上から落ちてくるのは危ないとココナツの木も減ったといっていた。モロカイはココナッツの木がどこにでも生え、南国にはよく似合うものだ。

砕かれて飛び散った破片を見てココナッツカレーを作りたくなったので、少しちょうだいと言うと嬉しそうだった。ココナッツ入りのスパムカレーを作る事にした。もらったココナッツをナイフでスライスして、天日干しにして、お昼まえに町に向かった。



自転車で6キロほど走ると、町に着く。野良犬ではなく野良ニワトリがあちこちを歩き、日本では植木鉢に生えるプルメリアやブーゲンビリア、ハイビスカスが垣根のように旺盛に繁り、鮮やかな花を咲かせていた。


自転車で30分ほどで町についた、大きなグランドの学校が小さなダウンタウンに隣接してあって、子供達が外で遊んでいた。キャンプ場の許可はここが受付?と思うような体育館のような建物の小さな窓があった、8時から13時。14:30から16時までの平日が窓が開いてる。ルアナさんとう女性が対応してくれた。

やっぱりキャンプ場は1人3泊までだったけど、2人だったので、交互に3泊することができたので、無事8泊の許可をもらうことができた。合計2人で240ドルだった。

3泊までというルールは面白いと思ったけど、2人以上だと連泊できてしまうとうシステムはちょっと不思議だった。自転車でダウアンタウンをブラブラするけど小さな観光客向けのお土産やさんがあるものの、地元の人用の小さなスーパーが2件ある以外は、商店が少し並ぶだけのあっという間に走りすぎてしまうようなダウンタウンだった。


モロカイバーガーでハンバーガーを頼むと、WiFiが使えるようでパスワードを聞いたけど、全然つながらず諦めた。ついでにモロカイバーガーのTシャツを買った。モロカイバーガーの駐車場で、フライロッドを3本積んだピックアップトラックが止まっていた。釣り人なんていないと思ったので驚き、ガイド車らしいと思いよく見ると、セージとオービスのロッド、これはやり手?と思いった。少し待ってみた。


水色のフラットシャツを着たいかにもガイドという人が車に向かって歩いてきたので話しかけると、私よりも年が若そうな白人で、話を聞くと案の定現地のガイドだった。まだこの仕事を始めたばかりなんだと、名刺をくれた。もし時間があったら一緒に釣りをしようと、キャンプ場に泊まっていると伝え、ゲストが助手席にいたので早々に別れた。こんなところで面白い出会いがあるもので。クレイさん以外にもフライのガイドがいるとは思わなかったので、予想外の収穫だった。


P2160375彼の名刺



午後にはキャンプ場に戻り、広くリサーチしようとヨーヘイ氏とシーカヤックで海にでた。沖のリーフに上陸できそうなフラットはないか、ボーンがいないかなど、とにかく初めての場所は悪あがきが一番で、得れる情報は良いも悪いもすべて結果になって後で生きてくるはず。沖にあるリーフはカヤックがぶつかって座礁しないように操船するのも難しく、上陸して釣りができないかと思ったら、サンゴが柔らかく足がずぼずぼ埋まって、怪我をしそうで危なかった。沖にでると海の水がきれいだったことくらいが収穫だった。

P2160436リーフの外にでると、うねりに揺られう、遠くに鯨の潮吹きが見える。


P2160424インリーフのサンゴに上陸して、ポッパーやストリーマーを引いてみたけど、なんにも。


P2160440冒険はつづく





夕方のトレバリーのボイルに期待したけど、この日はまったく静かだった。キャンプに戻るとまだ朝の夫婦がココナッツとの格闘していた。売るために作っているとは言ってたけど、大変な仕事だと感心した。


ココナッツをカレーは町のスパーでゴールデンカレーのルーを見つけたので、まったく日本の味になった。ただスパムがしょっぱすぎで、塩辛いカレーになってしまった。ココナッツを入れたけど、特に味が変わるわけでもなく、ココナッツのシャキシャキとした食感だけで、べつに入れなくても良いと思った。

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料理に使うバーベキュー用の火が弱いので、なかなかお湯が沸かず、ポテチとローストピーナツのおかげでビールを4缶も空けてしまった。


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今夜は風が吹いたり止んだり、時々少し雨は降ったと思うと、星空が広がる。静かな波の音が聞こえた。衛星携帯電話で家に電話する、衛星を通じて日本を近く感じ、電話からの娘からの声は、また少し成長してしまったのではないかと思った。娘の声で元気になっている自分に気づき、こんな感覚今までなかったと思うと同時に自分も少し年をとったかなと感じちょっとゲンナリした。


つづく・・・



十勝の自然を楽しむためのガイド&ロッジ
ラッキーフィールド:http://lodgeluckyfield.com
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