2016年12月16日

ハワイ諸島モロカイ島にボーンフィッシュを探してやってきた。7日目が終っても1匹のボーンフィッシュも手にすることができず。なかなか手強い自然とボーンフィッシュ。そして来てしまった最終日。



2016年2月22日 8日目 釣り最終日

テントの中で風が強い夜を過ごしたけど、朝にはすっかり風は止み、
西からの強い風は緩い陸からのはらい出しの風に変わっていた。
雲も一つもない。
このまま天気が持ってくれるといいけど。

明日帰るので、
残りのパン全てにピーナツバターとジャムをたっぷり塗って、
超ハイカロリーサンドイッチを作った。


サンドイッチを食べているというよりは、
ピーナツバターとジャムを食べているようだった。
この味とも別れるのも寂しいものだ。

リーフよりも外は結構波が高い様子だけど、
インリーフに波はなく、
あちこちにウミガメの頭が出たり沈んだりしていた。
外海が荒れたのでインリーフに入ってきたのだろうか、
ボーンフィッシュもインリーフに避難してくれたらいいけど。

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今日は釣りの最終日。
結局ボーンは一匹も手にしていない、
最後になんとしてでも釣りたいという気持ちよりも、
ここまでやらせてくれた事に感謝の気持ちが大きくなってしまう。
なんちゃって、
とんでもないドラマが起こるには、最高のスチュエーション。
巨大なボーンフィッシュが、ボッカ〜ン!と釣れてくれないと終らない。



モロカイのボーンフィッシュがいる低質は3つ
砂質、泥質、サンゴ。



泥質は遠浅の岸寄りの場所で風が吹くと濁りやすく、
濁るとサイトフィッシングができなくなるけど、
泥質の場所はボーンを掛けても巻かれて切られるようなサンゴがないので、
ヒットしたら取れる確率は高そう。

サンゴがある場所は少し沖に出た場所なので、
水の透明度は抜群で、風が吹いても濁る事がない。
潮が引かないと浅くならないのが問題なのと、
ボーンを掛けてもかなりの確率で糸を巻かれて切られてしまう事が問題。
壊れやすいサンゴは不安定で穴に足を落とし怪我をする心配もある。


砂質は一番ボーンを見つけやすく、風が吹いても濁らない。
浅い膝下くらいのフラットがあれば最高だけど、
潮位によって変化するので、地形と潮の満ち引きを熟知する必要がある。
岸際にも白い砂のビーチがある場所もあり、
そんな場所は満潮までの時間でボーンを見つける事ができる。


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ボーン用のフライラインはやっぱり、ボーン用に出ているラインがいい。トラウト用のラインやシューティングヘッドをランニングラインを使ってみたけど、いろいろと欠点を見つけた。気温が高いトロピカルの釣りはトラウト用の冷水用のラインだとコシがなくなって柔らかくなってしまう。


それが原因で絡まりやすくなり、いざという時にキャストできなくなる。海水で塩がついて乾くとさらにラインの滑りが悪くなる。チェンジャブルのシューティングヘッドは、パワーがあるので遠投には向いているけど、近距離勝負になると、ヘッドが強くオーバーターンしてしまい、ただでさえ重たいフライをより強く水面に叩きつけてしまうことになる。(私の技術では・・・)


ティペットとリーダーを長めにとってみるのも手だけど、そんな時に限って風上にボーンがあらわれて、ターンオーバーさせれなかったりする。ボーン用のラインは高温の世界でも張りがあり、絡みにくく、新品はツルツルで滑りが持続した。

ボーンを見つけて少ないキャストで一投勝負になると、いろいろと細かい部分も大事なる。ましてこの島のボーンは数が少ないので、1日のなかでチャンスは一回か二回。そして取れたらワールドクラス。試される部分が大きいから、心してかかる必要がある。

ロッドは、8番ロッドを勧められたけど、ここのボーンのパワー、リーフのエッジまで止まらないダッシュ、それに風の強い中で重たいフライをターンオーバーさせるには、9番でもいいと思う。

渓流で定位してライズするトラウトのように、ゆったりとおおらかに、のびのびとラインを振る優雅なフライフィッシングにはスローアクションのロッドが気持ちいいと思うけど、ここのボーンの難しさには、強風の中で、突然現れるボーンに3投で重いフライを投げる技が求められ、掛けた後の勝負も一筋縄ではいかない。腕ではなく肩で投げる力強いフライフィッシングが求められる。


ティペットは、20ポンドが基準で、沈みを早くするためかリーダーをつけずに、2ヒロ、約3mを直結がガイドのオススメだった。20ポンドといってもトラウトハンターのティペットはガイドが使っていたシーガーの20ポンドよりもかなり細く、トラウトハンターなら、25ポンドくらいでもいいと思う。もちろんフロロカーボン。今回サンゴに巻かれて切られたことを考えると、ボーンが食ってくれるのならば、できるだけ太いほうがいいに決まっている。


フライは水中にいるカニとシャコを見ると、薄茶色、タンカラーをベースにするのが良いとわかる。ブラウンマラードのシマシマや、シンセティックのマテリアルよりもカシミヤゴートのような アテリアルと、タンカラーのラバーレッグをつけたガイドオススメのフライがやっぱり、いい動きだと思った。

クレイのフライは水中での姿勢、沈む速度、見え方、ガイドが進めるだけあるフライだった。ボーンにフライを投げるチャンスが何度もあれば、チャートカラーやピンクなども試せるだろうけど、今回の少ないチャンスの中だと、実績あるフライを優先する。

フックはソルト用の必要はなく、軸が太く曲げられる心配がなく、水中でのキールの姿勢をキープできれば、淡水用でも錆びることはなかった。サンゴや石で針先が鈍りやすいので、ヤスリは必要。ダンベルアイなら1つ、バスチェーンなら前後に2つつけた。マテリアルのボリュウムが多いと沈みが遅くなるので、ダンベルアイは大事。

日焼け対策は、今回バッチリで、長袖、長ズボンに指なし手袋、
バフとハットでUVリップクリームをこまめに塗って、
唇が日焼けでやけどのようになることはなかった。



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サンゴの上でころんだ時のことも考えると手袋は大事。
ふやけた肌はサンゴで簡単に切れる。

ウエーディングシューズはメーカーが出しているフラットシューズがベスト。
それ用に作られているので砂が入りにくく、水が抜けやすくできていて、
サンゴの上でも歩けるだろうけど、
大事なのは足のサイズに合っていること。
ふやけた足は簡単に靴づれを起こし、
ヨーヘイ氏は皮が向けて歩けなくなっていた。
私は今回は地下足袋で通したけど、
脱ぎ履きが楽で、水はけもよく、
サンゴから足を守ってくれなかなか快適だった。


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フラットへは歩いてアクセスできる。
フィッシュポンドからまっすぐ沖を目指せばフラットに上がれる。
フィッシュポンドよりも東に行くと青いチャネルがあるので渡れないので要注意。
潮位が上がるとフィッシュポンドの前も首までの深さになるので、
潮の時間と風をしっかりチェックしないと帰れなくなる。

タイドグラフを見て、何フィートくらいまで干満の差があるかを確認して、
沖のフラットでのんびり釣っていると潮が満ちて帰れなくなる。

一番いいのは、シーカヤックで渡るのが一番無難で、
潮が満ちて深くなるまでフラットでボーンを探せるし、
深くなればカヤックからボーンを探すこともできる。
レンタカーとシーカヤックをレンタルして、
クレアにカヤックを運んでもらえば、
いちばんいいと思う。
風が吹いても濁らないのでモロカイの中では最高のフラットだと思う。

ついでに、出費合計

1.チャイナエアライン  成田ーホノルル往復  68,760円
2.札幌成田往復 (ご好意)
3.ホノルルーモロカイ往復 12,400円
4.クレイのガイド  1200ドル➗2人= 600ドル
5.レンタル自転車 220ドル➗2=110ドル
6.レンタルSUP 320ドル➗2 =160ドル
7.キャンプ場 240ドル➗2 = 120ドル
8.クレイとの夕食 100ドル➗2=  50ドル
9.現地での食費  200ドル
10.モクレレエアの荷物料  40ドル


そして、結局最終日の釣りは、
風もなく太陽も一日中雲に隠れることのない最高の1日だった。

ちょうど干潮からのスタートで、
水位もよくボーンが簡単に見つけられそうなコンディションだったけど、
泳ぎ去るボーンを一匹見ただけで、
トレバリーを見つけて二匹釣った。

もう少し引く潮で浅くなればいいと思いながら、
永遠と遥か先まで続く美しいフラットだった。
16時の満潮だったので、1時には岸に戻り、
すでに水位は胸近くまで深くなっていた。

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フィッシュポンドから東に岸沿いに青いチャネルが続いていて、
白い砂の美しいビーチがつづいていた。
満潮までのわずかな時間を岸のスネほどの水深でボーンを探すと、
向こうからゆっくりと近づいてくるボーンがいた。


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タイミングを見計らってフライを入れる、
一投目はきづいてくれず、
2投目のキャストでボーンのスピードが速くなり、
フライを追って、こちらに向かって突進してきた。

その瞬間 、フライをひったくって青いチャネルへ向かって突っ走った。
最後に訪れたラストチャンス。
今度はドラグを思い切りきつく締めて、
こちらの主導権で強気で勝負した。

作戦を変えて対抗したものの、30秒ほどのファイトの末、
ふっと軽くなり、ボーンにまたしても逃げられてしまった。

どうしてもあのパワーにはどうやって対抗していいのか最後までわからなかった。
その後は小さなトレバリーを一匹釣り、
巨大なフグを見つけてフライを投げてみると、
しっかりチェイスしてきてフッキング。

全然引かず、重たいだけで、
60センチほどのハリセンボンのようにフグで突っついて遊んでいると、
パンパンに膨らんだ、
大きなクリッとした目をツンツンしら、
トゲを立ててパンパンに膨らんだ。これはこれでけっこう面白かった。


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これが、そとのときの動画




潮が満ちて満潮になったので、自転車までの帰り道、
ブラインドで叩きながら歩いていると、
シマシマのシャコが釣れた。
シャコフライで本物のシャコを釣ったのはこれまた初めて、
予想外なことが起こるのも面白い。


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やりきったというよりも、よくここまやったもんだ。トラブルがなかったからいいけど、無謀すぎる。前進のステップアップで、楽しい毎日だったけど、ガイドを雇って釣ったほうが近道で、よっぽど釣れる。


いろいろ問題と課題が大きな収穫と考えて良し。あと3日あればボーンを仕留めることができるかもしれないけど、あのパワーはどうするか。この広大なフラットは必ずどこかで巨大ボーンと遭遇する。そして小さなトレバリーが飽きない程度に遊んでくれる。

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車から簡単にアクセスでき、日本からもそう遠くないこのフィールドはこれから長く付き合えるのは間違いない。家族と一緒に来てみたい。カマコウ国立公園のトレッキングやミュールハイク、ホエールウォッチングやシュノーケリング、ダイビング、サーフィン。フラの先生もいるし、ヨガなどのインドアも楽しめる。

クジラは遠くで潮を吹くし、治安も良いし人々が皆優しい。8泊の滞在だったけどあっというまだった。始めは右も左もわからない場所だったけど、いろいろたのしいモロカイだった。


P2221003最後は、マカロニ炒め

P2220992波の音で眠るのもこれでおしまい


ということで、ごめんなさ〜い。
ドラマはなんにも起こりませんでした。




P22310068人乗りのプロペラ飛行機


P2231018運転させて、と聞いたら、ダメと言われた。


P2231020さよならモロカイまたくるよ〜

おわり
最後までお付き合いいただき、ありがとございました。
今度、一緒に行きましょう〜!



ボーンフィッシュを求めて、モロカイ島を開拓せよ。その1は:
http://blog.livedoor.jp/sanpei4649/archives/52319521.html

ボーンフィッシュを求めて、モロカイ島を開拓せよ。その2は:
http://blog.livedoor.jp/sanpei4649/archives/52342124.html

ボーンフィッシュを求めて、モロカイ島を開拓せよ。その3は:
http://blog.livedoor.jp/sanpei4649/archives/52342379.html

ボーンフィッシュを求めて、モロカイ島を開拓せよ。その4は:
http://blog.livedoor.jp/sanpei4649/archives/52342695.html

ボーンフィッシュを求めて、モロカイ島を開拓せよ。その5は:
http://blog.livedoor.jp/sanpei4649/archives/52342861.html



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