2017年01月08日




12月19日 4日目
寒くて目がさめる。
昨日と違い雲ひとつない朝は寒い。
かなり景気よくまきを積んで、暖をとる。
キーンとした空気は、
横からドカーンと出てきた太陽で、
マイルドになった。
ポコポコとパーコレーターでコーヒーが沸く。
体の芯まで、しみる、朝一の焚き火のコーヒー。
これです。これ。


PC190625この日の直前の、ぼ〜っとしてるときのコーヒーはなにより

そして、コーヒー片手に、プールをのぞくと、
風のない朝の静さのなか、一匹の鱒がライズしていた。

テン場前のグッドモーニングライズ

PC190627いつものサンドイッチを作り、今日はどうしようか、考える。




ボーンフィッシュフラットの釣り

ベースキャンプの前の川は、悪くは無いけど、期待していたカゲロウのハッチも無いし、今日の天気は雲なしのぴーかん。カゲロウのハッチに期待するには天気が良すぎる。昨日の釣りで満足したこともあり、少し車で移動して湖の流れ込みで釣りをすることにする。


到着した湖の流れ込みは、川がいく筋にも流れ広大な三角州になっていた。膝下くらいの水深が数百メートルと続き、遠くに丸裸の山がそびえ立つ。一見、ハワイモロカイ島のボーンフィッシュの釣り場そっくり。そして、エサを探してウロウロ泳ぎ回る鱒を見つけて狙い撃ちするのも、ボーンフィッシュの釣りとそっくり。だけど違うのは、ドライフライで釣れるということ。なので、勝手にボーンフィッシュフラットと名前をつける。



前回ケイさんが来たときは、湖の水位が高く、広大なフラットの水深は、フローターでないと動き回れないほどの深さで、湖畔に立つ柳の木が半分水没し、柳の木の周りにライズがあちこちであり、フローターで1日遊べたとのことだった。今回はそのときよりも水位が50センチ下がり、腰までの水深が永遠とつづく広大なフラットになっていた。

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PC190631注ぐ川には少しデディモがあった。それでも一時からみれば終息してるようすで、デディモなのか、コケなのか分からない程度だった。それでもデディモにはくれぐれも注意して、川から川へ移動するときは消毒する。




くちばしと足が長いおおきなシギが、干潟のような浅場を突っついている。沖は白波が立つほど風が強かったけど、インレット周辺は、吹き出しの風で波は静かだった。太陽も高く、雲が無い。魚を見つけるにはラッキーな条件で、ケイさんと離れて魚を探した。





一匹目はケイさんだった。
魚を見つけたようで、姿勢を低くして、竿を振っている。
しばらくすると、水しぶきが立ち、
バッキングまで糸が出されている。
55センチほどのブラウントラウト。
ストマックで調べると、
18番くらいのマツモムシと、
おなじくちっちゃな巻貝だった。
なのに、フライは12番のXに見つけたと同時にゆっくりと出たという。




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PC190670噛まれたことあります?マツモムシに噛まれると激痛ですよ。水中に暮らしますが羽があるので空も飛べる。






やっぱり、ボーンフィッシュとまったく一緒。
魚を見つけたらすぐにフライを投げられるように、
フライラインをある程度の長さをリールから出して、
折りたたんで左手に握り、すぐにフライを投げられるように準備して、
広い空の下、広大なフラットをゆっくりと、
どこからともなく現れる、ボーンじゃなくてブラウンを探して歩く。
360度、どこから魚があわられるかわから無い、
水中に集中する。
かなり、集中する。すると、
茶色く細長い影を見つけた。
ゆっくりと動いているので魚だとわかる。



姿勢を下げて、フライを投げようとすると、
その、10m横にももう一匹魚がいた。
どっちに投げようか考えたら、
2匹の真ん中に投げてしまう。
なんだこのキャストは・・・
と自分の腕にがっかり。




左の魚に狙いを定め、魚の進行方向に投げると、
フライに気づいた魚がゆっくりとフライに近づいてきて、
フライの5センチ手前で、止まった。
ゆっくりフライをみている。
食えーと思いつつ。


プイッっと、反転して行ってしまった。

気を取り直し、
すかさず右の魚の進行方向に投げる
魚の進行方向1m落ちる。
ゆっくりと泳ぐ魚が、50センチくらいの距離でフライに気づき、
スピードをあげてフライに向かって浮いてきて、

パク。


よし。
どこまででも行っていいよ〜、と、
竿を高く突き上げる。
ジャーっと糸が出て行く。


ちなみに、ジョーカーロッドのフライラインは、はじめはウエイトフォワードのフライラインを使ってみたけど、ある程度距離からになると、テーパーの段差あたりで竿への負荷がかかり過ぎるので、フライラインをウエイトフォワードからダブルテーパーに変えてみたら、これがまた、ばっちりで、まさに指先でフライを置いてるかのように、気持ちいい。ガリガリうるさいアンティークなリールも楽しかったけど、ドラグ機能がしっかりしたリールはやっぱりファイトに有利で、楽〜。なので、


PC190689 こっちかな〜、それともこっち〜




湖のクルージングの釣りは、独特で、
山奥の渓流や流れが複雑なスプリングクリークの釣りと違って、
フラットの釣りは空の広さ、開放感が最高。
流れで定位して、ライズを繰り返す釣りも好きだけど、
バックを気にせず、ハンティング的なフラットはまた違って楽しい。


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55センチくらいのブラウンだった。
ライズもないのに、なぜドライフライ出るのか不思議。


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結局、一日中青空のお陰で、
飽きない程度に魚も現れてくれて、
Xだけで、一日中遊び、気がつくと夕方7時。
お腹いっぱいで車に戻った。

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ゆっくりとフラットをお散歩するよに歩いていれば、
向こうから魚がやってくる。
山奥の釣りと違って全然歩かないので、とても楽。
ただ、雲がない、風向き、湖の水位という条件と、
魚をみつけるのはなかなか慣れが必要で、
魚を見つけることができないと、始まらない。
そして、見つけた魚のスピードと進行方向にあわせて、
即座にコースに投げるというゲーム性が高い。


ボーンフィッシュとまったく共通するので、
どっちにしてもいい練習で、ドキドキがある。


IMG_5484モロカイを思い出し、ブラウンを探す。

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PC190782ジョーカーかなりやってくれました。




デコボコ道をウサギを蹴散らしてベースキャンプに戻る。
太陽は山に隠れそう。
テントの前のプールで、一匹がライズしていた。
満足の一日だったのだけど、せっかくだから、ライズを取ろう。
急かされながら、夕食の支度をして、
薪を集め、ウエーダー履く。


ライズに近づいて観察。
特に流れている虫は見えない。
ライズの間隔が5分に一度くらいと長い、
待ってる間にサンドフライがうるさい。
数回フライを流してみたけど、
スイッチが入っていないようで、
いまいちライズも安定してないので、
あきらめた。




ウエーダを脱いで、ビールを空ける。
薪に火をつけ、勢いつくのを待ちながら、
ビールを片手に川をのぞく、

うわ!

ライズが活発になっていた。
しかも縦一列に3匹が並んで、ヘッドアンドテール。
考えたけど、
やっぱり、
我慢できず、
急いでビールを飲みほして、
もう一度ウエーダーを履く。




ライズに近寄ると、水面をカゲロウのダンが流れているのが見えた。
これは、ラッキー。




14番のダンを結び、
左手にフライ、右手に竿、
しばし待つ。
そして、
次のライズで、

勝負あり。
一投だった。

PC19082655造らいだった。

これでビールがまた上手くなった。
ベースキャンプ3泊目、今日が最後のここでのキャンプだったので、
天候にも恵まれたラッキーなキャンプだった。

今夜は、ニュージーランドのソウルフード?
ニンニクたっぷり、タマネギとコンビーフ入りのベイクドビーン!


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明日は移動。このキャンプ地も最後の夜なので、
またたき火は盛大。
ビールもワインも盛大。
ランタンに集まるカディスたちも盛大だった。

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つづく



2016年12月 ニュージーランド釣行記 その1 :http://blog.livedoor.jp/sanpei4649/archives/52347067.html

2016年12月 ニュージーランド釣行記 その2:
http://blog.livedoor.jp/sanpei4649/archives/52347365.html

2016年12月 ニュージーランド釣行記 その3:
http://blog.livedoor.jp/sanpei4649/archives/52347825.html

2016年12月 ニュージーランド釣行記 その4:http://blog.livedoor.jp/sanpei4649/archives/52348086.html


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十勝の自然を楽しむためのガイド&ロッジ
ラッキーフィールド:http://lodgeluckyfield.com



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先日、獲ったありがたい山の命。
エゾシカ2頭の冬毛を洗って、乾燥中。
夏毛から冬毛へ生え変えたばかりの毛は、
ツヤツヤでしなやか、油分が多く、
極寒の森を生き抜く、分厚いコートは、
毛1本1本が太い中空構造なので、
その浮力は抜群。
フロータントなしでもず〜っと浮いててくれます。
そんな北海道の森の恩を受けた、フライなので、
魚が釣れないはずがな〜い。

今年もエゾシカの冬毛、販売しま〜す。
詳しくは、こちらをご覧ください。
http://lodgeluckyfield.com/Fish-Ezo_Deer_hair.html

つるや釣り具さんのハンドクラフト展にも、今年も行きます。
都会で会いましょう〜。
みんな買ってね〜。
よろしくお願いいたします。
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