楽・映画・本

2010年02月28日

P2270025
2010年2月27日上士幌にて

一度は乗ってみたい熱気球。しかも、ロープでつながった上がり下がりするだけの気球でなく、風まかせで旅をする熱気球に乗るのは、誰もが一度はトライしたいこと。ロッジが位置する音更川は知る人ぞしる熱気球のホットスポットで「ロッジの上をよく飛ぶよ」と教えてくれたのが、例のごとく釣り悪友の小田切さん、十勝で熱気球をするなら必ずこの人にたどり着く。過去に鉄腕ダッシュや映画「学校」で出てくる気球は小田切さんが操縦している。

2月27日、地鎮祭に駆けつけてくれた小田切さんに、明日飛ぶけど乗らない?とそそのかされて、翌日6:30集合。今回は生徒さんの訓練飛行に便乗することになった。

夜中からの強風で、飛ばせるのか心配したものの、上士幌につくとほぼ無風。気球を広げ風を送り込むと巨大な風船が膨らんでいく。ガスバーナーで空気を暖めるとじわーっと浮かび上がってくる。いよいよと思ったころ、南風が強まり始め離陸中止。

面白いのが、今回は新人パイロットの訓練飛行だったので、小田切さんはあえて何も言わずに生徒さんの行動を見ていた。この風の変化を小田切さんは早々に察知したけど、生徒さんがどう判断するかを見ていたのだ。小田切さんは「あと5分準備が早ければ飛べた」、「風の変化に気づくのが遅すぎる」と生徒さんに喝を入れる。空を見て、雲の流れを読み、自然の動きを感じる。普段生きている空の下。風まかせの面白い遊びでした。

熱気球に乗るなら、ご一報ください。小田切さん面白い人ですよ。気球でロッジに来る。ロッジから気球で旅に出る。夢じゃないかもしれませんね。

V39JNdy1










(21:43)

2010年02月25日

L
手嶌葵「春の歌集」

一面の銀世界、北海道の長い冬は、3月の光の強さとともに力を失い始める。光はすべての生き物の体内リズムに息吹を吹き込む。川底の虫たちが動き始め、サケの稚魚たちも活発に泳ぎ始める。糖度の高いイタヤカエデは地中の水を吸い上げ始め、ネコヤナギはつぼみを膨らませる、緩む季節である。凍てつく冬の別れにどことなく寂しさを思い、来るべき春にこころ踊らせる。そんな季節である。季節のイベントというのは、そんな自然のリズムを感じたときにおこるもので、すべてが人間活動の世界ではないことをいつも思い、その不思議なリズムに心打たれる。

春の気配を感じる空気感は、霞がかるぼんやりさと、湿度の高い湿った感じ、そして耳にも目にも見えないものの、感じる生命の息吹。そんな独特の空気感が手島葵の霞んだ声とメロディが不思議なくらいにマッチする。この季節になると聞きたくなるのが彼女の歌。冬に積もった雪の山が日に日に小さくなり、また新しい一年が始まる希望と期待。手嶌葵の「春の歌集」に収録された「願い事」という短い詩に今を生きる喜びを覚えた。

いよいよ明日2月26日地鎮祭を行う。このブログを読んでくれている皆さまと北海道の十勝という土地で会える日を楽しみに、また新しい夢にむかいスタートします。2010年2月25日吉原拓志

(10:47)