山の幸、野の花

2013年06月28日

娘の運動会の後に来る予定だったゲストが急遽キャンセル。チャンスとばかり長期休暇。家族で海外脱出を試みたけど、一日1便というフェリーの貧便に道内旅行に変更。このいい時期に十勝を離れ後ろめたい気持ちをよそに、道南日本海の海アメで有名な島牧村へ出発。

P6250135ひさびさのオフです〜

P6240064向かうは、知る人ぞ知る、海アメの拠点、「よってけ島牧」の道の駅のすぐ隣に住むYを訪ねて・・・

P6240069家のすぐ前を千走川(ちはせ)が流れています。ハマナスがいい香りでした。

1日目は、のんびりと海で娘と石なんかを投げて遊び、2日目は船で海釣り。

P6250111この時期の日本海は穏やかでした。
P6250114千走漁港から5分ほどでポイントに到着。

P6250121こんな仕掛けを使います。疑似餌ですが、現地の漁師の仕掛けでタコベイトと毛針でできていて、バケといいます。オモリがちょっと特殊です。
P6250129竿もリールも使わず、手でしゃくり、バケを泳がせます。

P6250126水深30m。一匹目からヒラメが釣れました。

P6250137クロソイも釣れました。

このバケの仕掛けで、サクラマス、アメマス、ブリ、ヒラメ、ソイ、ホッケ、アイナメなど何でも釣れるようで、地元の漁師はみなこの仕掛けを使うようです。

P6250140Yのお父さんです。島牧ユースホステルのオーナーでもあります。3時間ほどの海釣りでしたが、慣れない釣りで両腕が筋肉痛。筋肉痛は翌日でした。

P6250102ニセアカシアの花が満開で、どこにいてもいい香りでした。この花の天ぷらも美味しかった。

3日目はブナの森探検へ。

P6250155あいかわらずNのキャスティングの姿勢は低く、そんな背中をみて育つKは。

P6250160島牧に住むんだから釣りをしなくてどうする〜、とむりやりフライの特訓をさせられるY。Nの指導がはいる。

P6260231林道を車でいくと、雪渓に行く手を阻まれ、ここぞとばかりにブルーシートのソリで、そして

P6260226雪だるまをつくるK

P6260272冬は雪が3mも積もるブナも森は、笹も2m以上。なかなか挑戦的な森だけど、それだけ幸も豊だった。

P6260266笹のタケノコやフキ、ウド、スーパーに行くより山に行く。

P6260278ブナも森を流れる川は、水も魚もすばらし。橋の下に見れるイワナたちをめんどくさいから橋の上から釣って遊んだ。

P62602064日目は、前人未踏のパラダイスを求めて、
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P6260183P6260190P6260200ブナの森を流れる川はやっぱり違う。東北の川っぽくて、また違う美しさがあった。そして釣れる魚も海から遡上してきたでっぷりと太ったアメマスたち。森も海も豊かなんだな〜と感じた。

ちょっと十勝を離れて、遊んだ4日間だった。所変われば、森も川も遊びも変わる。同じ北海道だけど、東北で遊んでいるような感じだった。十勝慣れしたNにとっては外国だったようだけど、十勝に戻るとやっぱり十勝の方が北海道だな〜って思った。広い空、どこまでも続く畑、広々とした川。だけど、たまには自分の暮らす場所から遠く離れて遊ぶのはいいもんだ。新しい発見もあった。やっぱり旅はいい。

P6260283いつからこんな素朴な味がおいしく思うようになったのかな〜

P6270303死者がでるものわかる気がした。

P6270302ここが家具職人Yの工房です。うらやましいほど繊細な作品。吉澤俊輔35歳、7月〜8月まで札幌芸術の森で作品を展示しています。詳しくは彼のHPを http://www.shunwoodworker.com/


十勝の鱒たちも、ひとときの休息になったことでしょう。明日からまた頑張ります。

十勝の自然を楽しむためのガイド&ロッジ。HPはこちっさ。http://lodgeluckyfield.com/ 
PS.明日の北海道新聞(十勝版)に「ヨッシーのつれづれ記」の日です。十勝の方はご覧下さい。毎月第4金曜日です。今回はこの前の60オーバーのニジマスについてちょっと書いた。

























(00:16)

2013年05月31日

久しぶりのオフ。1泊で南十勝へお花見旅行に行ってきました。

P5315882南十勝から見る日高山脈。坂本直行さんが描く風景画と同じ。P5315884P5315908

新緑の森はエゾハルゼミが鳴き始め、カッコウやツツドリ、ウグイスの声。森のなかに射し込む陽がとても柔らかく、林床に咲く花々が輝いて見えた。

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昔からの友人の太四郎の森の泉さんの森は、エゾオオサクラソウ、オオバナノエンレイソウ、ヒトリシズカ、シラネアオイ、カタクリなど、もともとその森にある野草に手を入れ、増やしてきた。緑と強すぎない花達がこの季節の光にちょうどよかった。

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P5315950広尾のキャンプ場でお昼。海からのひんやりとした風が気持ちよかった。新緑と春の花々はこの時期はやっぱりいいものです。


P5315998帰りに大森農場で苗を少し買った。本と植物はケチらずに即買いします。

2日間も釣りをしなかったのは、ほぼ1ヶ月ぶり。ウエーダーが乾いた!明日から6月。魚釣りにいきましょうか。

Guide & Lodge , Native Flower Watching tour in English page :here

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(21:10)

2011年05月26日

午前中、陶芸の作業をすませ、十勝千年の森へ。半日のガイドで石狩から来られた0さんご夫妻と森を歩きました。

白根
また今年も同じ場所で咲いていたシラネアオイの群落、こぼれ種で増えた小さな実生がたくさんあった。

十勝千年の森は、日高山脈のふもと清水町にある森。森の手入れをすることでたくさんの野草を見ることができる。私が8年間関わったこともあって、樹々や野草の成長、森の変化を見ることができる。1000年後の森を想像しながこの森を歩くのは、またひとつの楽しみです。

小川
樹々の隙間から差し込む太陽の柔らかい光が川の流れにキラキラと輝いていた。せせらぎの音とウグイスとセンダイムシクイの声が何度も響いていた。

この時期は野草が次々に咲き、花を楽しむには良い季節。また、新緑の緑を楽しみながら野鳥のさえずりに耳をすますのは長生きしそうな気持ちよさがある。そんな春の柔らかい土をゆっくりと踏みしめながら歩いた。

おくえぞさいしん
オクエゾサイシンは蟻のお世話になるらしく、花も地面にくっついて咲く。そんな地味さがいいのです。

フデリンドウ
この花も、せいぜい3センチほど。リンドウは秋を代表する花ですが、フデリンドウは春に咲きます。

ひとりしずか
ヒトリシズカはこのくらいの時が一番いいです。大株になってにぎやかに咲くと、「1人静か」とは言えなくなります。

他にも、タチツボスミレ、ツボスミレ、サクラスミレ、ミツバツチグリ、オオサクラソウ、ミヤマエンレイソウ、コウライテンナンショウなどなど、長い冬を越えて花を開かせた姿は、その度に足を止めるのでした。

おやつ
天気がよかったので、おやつとコーヒーも良い時間でした。ちょっとブヨが気になりました。

えぞはるぜみ
木を見上げるとエゾハルゼミの抜け殻がたくさんあり、足下で羽化している横着なセミもいました。いよいよにぎやかな季節がやってきます。大きな鱒の準備は大丈夫ですか?

十勝千年の森は、人の手が入ることによってより魅力的な森を楽しむことができます。十勝の野草を楽しむ場所としては、良いところです。

詳しくは十勝千年の森のホームページこちらをご覧下さい。ガイドツアーについては、私までご連絡ください。













(08:40)

2011年05月02日

今日、エゾエンゴサクガ咲いていた。春一番に咲く花のひとつ。エゾエンゴサクは蝦夷延胡索と書く。蝦夷は北海道。延胡索は漢方の生薬名で球根を蒸してから日光に当てて乾燥したものを延胡索というのだそう。江戸時代は薬用植物として重要だったようです。

エゾエンゴサク
2011年5月2日芽室町にて

大学時代(食料難時代?)はこの花を天ぷらにして食べたものです。サクサクとした食感(ほとんどコロモの味しかしない)で美味しかったです。最近は花を見ると食べる気にならなくなりました。どちらかというと脂っこいものが昔のように食べれなくなったのですが・・・。

エゾエンゴサク赤
花が赤紫色のもあった。

春を代表する野の花です。春の野草をゆっくりと見に行きませんか?十勝の野草




(21:19)

2011年04月26日

オオバナノエンレイソウが咲き始めた。芽室町の森の中にて、今週末4月30日頃には見頃になりそう。オオバナノエンレイソウは帯広、芽室から咲き始め、ゴールデンウィーク終わり頃には広尾が見頃を迎える。森を白ジュータンのように埋め尽くすオオバナノエンレイソウは十勝だからこそ。

オオバナノエンレイソウ


エゾアカガエルの産卵もかなり煮詰まってきた。森の中の小さな池には数十匹のエゾアカガエルがひしめき、雄が雌を求めて鳴き、動くものには飛びつき、雄でもかまわず飛びつく。バツの悪そうな雄同士の重なりを地味に見るのが面白い。

エゾアカガエル


今日は十勝千年の森を神奈川の方をご案内した。十勝千年の森はガーデンでこれからさらににぎやかになりそう。来年はガーデンショーも始まる。3時間ほどイタヤカエデの樹液コーヒー付きでのんびりとした時間を過ごした。

樹液コーヒー


帰りがけロッジの横の音更川の駒場橋付近の流れ、音更川は雪解けの影響はほとんどない。若干水は多いけど、渡れないほどでもないし水の色もクリアー、流れの緩い場所ではミッジやカワゲラへのライズもあるのでは?釣り人も多くなってきた、いよいよ本格的な虫のハッチも始まりそう。

音更川
音更川は大丈夫、然別川はやや白濁り。ちょっと偵察に行ってみようか...







(20:10)

2011年04月24日

この時期シラカンバの木に穴をあけると樹液がでる。シラカンバの表面深さ1センチほどを傷を付ける。天気がよく暖かい日だと、一秒間に2滴ほどの量で樹液がでてくる。3時間ほどで500ml、1日で3リットルほどの樹液を採取することができる。

この樹液、グルタミン酸が豊富なので、料理に使うとまったりと角が無い味になる。コーヒーを入れたり、お茶を入れたり、しゃぶしゃぶに使ったり、肉を樹液につけて焼くと全く違った旨味になるという。やっぱり木が必要とする栄養たっぷりの樹液はすごいのでしょう。

樹液を出す木は何種類かあって、2月下旬からイタヤカエデとオニグルミが出始める。どちらもショ糖が多いので煮詰めるとメープルシロップが作れる。オニグルミの樹液はちょっと茶色っぽい。イタヤカエデとオニグルミの樹液が止まるころ、4月下旬頃にはこんどはシラカンバとダケカンバがよく出始める。これらはブドウ糖と果糖が主成分なので煮詰めても甘くはならない。だいたい気温があがる5月中旬ころまでで樹液のシーズンは終る。

樹液コーヒー
このパーコレーターといろんな国を旅したのです。

樹液のシーズンは、森を案内するときは、コーヒーを入れるパーコレータを持ち歩き、休憩のときに樹液コーヒーをつくる。イタヤカエデは独特の甘みがあり、シラカンバはまろやかな旨味でどちらまったりとした時間が楽しめる。

今回は、NHKの取材で十勝千年の森をご案内した。「春を探しに・・・」というテーマで、エゾアカガエルの産卵とミズバショウの開花、おまけにザゼンソウとエゾノリュウキンカなどのお花の群生地をご案内した。冬に戻ったような寒い日でコップを持つ手が震えているのを隠すことが大変だった。知らない間に垂れてくる鼻水もカメラに写っていないかちょっと心配。そんな寒い一日だったけど、楽しい取材だった。

カメラ


放送日は、NHK総合 4月30日朝7時半からの北海道のニュースの中で、10分ほどです。北海道内のみの放送なので、道外の方はゴメンナサイ。もしかしたら、5月10日に全国放送されるかもしれません。

樹液コーヒーいいですよ。興味がある方は、こちら
こちらまで。4月23日然別湖のミヤベイワナをアップしました。あちこち更新しています。ご確認ください。











(21:18)

2011年04月22日

昨日、近くの川を偵察しているとき見つけたギョウジャニンニク。




ミヤマイラクサ
注意するのはギョウジャニンニクと一緒にはえているイラクサです。

イラクサは、よく見ると白い小さな刺がたくさん生えていて、その刺には蟻酸(ぎさん)というアリやハチが持っている毒がある。だからこのイラクサの刺にささると痛がゆくなる。イライラするからイラクサなのです。

ギョウジャニンニクに夢中になっていると、このイラクサにやられる。だけどこのイラクサも火を通すと食べられるから不思議。天ぷらやおひたしにしても美味しい。山菜用語で「あいこ」とも言うほど。ミヤマイラクサの親戚のエゾイラクサはアイヌの方々は繊維をとっていた重要な植物。

もちろん、ギョウジャニンニクは餃子にするのでした。
餃子
ビールですよねぇ

山菜を探して山歩き、そして山の幸を美味しく頂きましょう。5月いっぱいはロッジで山菜探しや山菜料理を楽しむことができますよ。山菜採りへ行きましょう

今日はこれからNHKの取材です。シラカンバの樹液コーヒーやミズバショウ、エゾアカガエルの産卵など春の森歩きです。放送日はまたのちほど。










(10:53)

2011年03月17日

フクジュソウ
午前中、エゾフクロウのねぐら、巣穴のチッェックであちこちまわる。いつもこの時期に同じ場所で咲くフクジュソウに出会った。今年は雪が少ないためか昨年より7日早い春の訪れ。これでまた新しい季節を迎えることができた。

夜遊び
夜の森を1人歩いた。エゾマツの樹々の影は雪原にくっきりと写り、静寂の森のなかにいる。遠くで流れる沢の音と雪を踏みしめる自分の足音がやけに大きく聞こる。明かりのある生活があたりまえの私達の生活は、暗闇の音の無い森の中に、1人身を置くと、自分の弱さと力なさを感じるだけで、いつのまにかに大きな自然の中ではちっぽけな人間ができあがっている。暗闇は人間の五感を研ぎ澄まさせ、耳鳴りのような静けさは笹がこすれる音や雪が落ちる音さえ敏感に感じる。自分の奥底に眠っている本能に戻るのかもしれない。




(21:11)

2010年07月12日

帯広市教育委員会からのご依頼で帯広の中学2年生の自然観察会の講師をやってきました。道外出身の私が十勝の中学生に自然を教えるのも変な感じ。地域に根付いてきているのか・・・。

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今回の自然観察会の手法は、樹木がテーマ。まず、あらかじめ持ってきた樹木の葉、10種類を並べ、番号をつけて、子供たちに名前をあてさせた(10分程度)。その後、フィールドにでて葉っぱの本体を観察してもらう(90分程度の散策)、ついでに昆虫、野鳥などもあらわれた物を観察。その後室内で、図鑑を使って名前を調べる。34名を6班に分けて各班に図鑑を一つ渡し、共同で調べる。(20分程度)、その後ホワイトボードに、各班ごとに名前を書かせる。最後に答え合わせと、同定の根拠を子供から聞く、バラバラの答えが出てきたときは、そのつど図鑑を見て、確認する。答え合わせをする。最後はジャンケンで1位を決めて景品。景品はたまたま持ってた缶コーヒー1本。

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身近にある自然に気づき、その名前や特徴を見分ける、その作業ができるようになると、自然を感じる力、季節の変化に敏感になっていく。鳥のさえずり、野草の開花、空気の変化など、気づくようになると自分が年をとったことに気づくもの。

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(00:42)

2010年05月16日

さくら咲く十勝平野にサクラが咲いた

昨年よりも10日遅れてでエゾヤマザクラが咲き始めた。十勝の春はキタコブシが満開になり、それにつられてエゾヤマザクラが満開になる。地面を覆う野草たちは、キタコブシにあわせてカタクリが咲き、エゾヤマザクラにあわせてオオバナノエンレイソウやエゾエンゴサクが一斉に咲く。野鳥は続々と夏鳥たちが十勝に戻ってきて、活発にさえずる。ウグイス、ノビタキ、ベニマシコ、ツツドリ、アカハラたちが畑の周りで、海岸ではタンチョウの子育てもはじまり、山に行けばクマゲラ、アカゲラ、ルリビタキ、コマドリなど季節は色と音とともに日に日に変化する。エゾアカガエルの産卵も終わってオタマジャクシが水たまりに泳ぎ、早咲きのミズバショウはそろそろ終わり。十勝川本流や札内川など高い山から流れだす川は雪解け水で釣りにならず、伏流水のある音更川や然別川がいよいよシーズン到来という感じで十勝の自然は動き始めた。


ヒナ育つ
エゾヤマザクラの咲く頃 エゾフクロウのヒナが顔をだす


十勝のバードウォッチングガイドやネイチャーウォッチングガイドはロッジラッキーフィールドのホームページこちらをご覧下さい。


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十勝の自然を楽しむための宿








(08:16)