eagle
2018年02月20日
十勝川の上を飛ぶオオワシ 写真はゲストの丸茂さん提供
オオワシ、オジロワシは英語でシーイグル(海ワシ)と名がつく。海にいるワシで、オホーツク海の流氷にのっているイメージがある。
十勝へもワシたちは海沿いにやって来る。12月の北風が身にしみ始めるとワシがやって来る。海ワシというだけに、海沿いにやってくるようで、12月のワシの頭の中は川を遡上するサケの群れでいっぱいのようす。十勝川も大量のサケが遡上し、そのサケの群れを追うようにワシたちが十勝川流域の木々に止まる。
数年前から有名になった、十勝のワシのなる木は、十勝川を遡上してきたサケがそこで力つき死ぬ場所の近くに立っていたからで、12月中旬から木にワシがなりはじめる(実際にな木にとまっているだけだけど、木にワシの実がなっているわけではない)。サケは川にいるサケの動きを見ていて、カラスが騒ぎ、それをワシが奪い、ワシ同士が喧嘩する。それが車から近い距離で観察できるから迫力がある。
十勝川に立つワシのなる木、日の出を待つワシたちは上昇気流とともに飛び始める(写真はゲストの丸茂さん提供)
川に下りてサケを奪い合うワシの姿が見れる場所というのは、本来のワシたちの姿のはずだけど、ワシが見れる道東の観察地は餌付けによって集まる場所が多い。
十勝川を遡上するサケを奪い合うオオワシの成鳥(左)とオジロワシの幼鳥(右)
ワシが観察できるのもサケのお陰なので、サケの放流、ふ化事業が成功し、サケの遡上量が増えたというのも人為的といえばそれまでだけど、太古からサケとワシの関係は深いはず。
川に下りてワシやカラスの動きを待つオオワシの成鳥 (写真は丸茂さん提供)
十勝川の木々にとまるワシたちも、川が氷に閉ざされると、サケを獲るのが困難になって、ワシたちが山へと移動し始める。だいたい1月下旬ころ。それでも気温や川の流れ、カラスの努力で氷の中からサケがでてくるので、それを待って川でねばるワシたちが、2月でも3月でも観察する事ができる。数羽ならたいてい見る事ができる。ただ、今年は十勝川のサケの遡上が少なかったために、川で死に絶えたサケも少なく、比例するようにワシたちも少なかった。
2月雪や氷の中のサケを待つオオワシ (2018年2月10日撮影)
そして山。
2月11日雪が60センチほど積もった森
川のサケが減ると、次にワシたちが考えることが、エゾシカのお肉。
もちろん、ワシが自ら人間よりも大きなエゾシカを仕留める事ができないので、ワシたちが狙うのはハンターが獲った鹿の残滓(ざんし)、いま北海道での行われているエゾシカ猟は基本的に撃った鹿はすべて車で持ち帰ることになっているが、回収困難な場所や私有地では、その場での適切な処理ということで、鹿を土や雪に埋めるということで処理されている。この処理後の鹿がワシたちのお目当てになる。(ひと昔前に、ワシの鉛玉中毒から鉛玉の使用が禁止になったがその問題はまた別の機会に)。そもそもそれは、かつては北海道に分布していたオオカミたちの仕事で、オオカミが絶滅してしまった現在、冬のエサの乏しい厳しい自然を生延びる動物たち、テンもキツネもキツツキやカラ類たちにとっては、鹿の肉をあてにできないというのは過酷なものだと思う。
そんな理由で、1月下旬ころには川でサケを食べていたワシたちは、山奥へと移動し始める。海ワシだけど山ワシというか。この山ワシはカラスと一緒に行動するかのように、カラスがエサを見つけて騒げばワシたちも集まって来る。1頭の鹿がその場で倒れたら、カラスから始まり3日後には食べ尽くされ、ワシもカラスも消え去る。残った骨についた肉をカラ類やミヤマカケスが突っついている。
なので、山ワシの動きは、予測不可能。あっちの山で鹿が倒れればあっち。こっちの山で鹿が倒れればこっち。と毎日動きが変わるので、ハンターのあとにくっついているのが一番かもしれない。
1週間前だった。
2018年2月11日
たまたまエゾモモンガのガイドで巣穴に行くと、巣穴から50mほど先からオオワシ5羽とオジロワシ3羽が飛び立った。まだ日の出前の薄暗い時間だった。明るくなってワシたちが飛び立った場所をみると、角の大きな鹿が倒れていた。 この日は1日、エゾモモンガを観察するために巣穴の前でねばっていた。鹿を食べたいのに、人が近くにいるので、カラスやワシが飛び交っていた。ワシの観察には最高のスチュエーションだったけど、ワシやカラスが騒ぐことで、エゾモモンガたちは警戒してまったかく巣穴からでてくれなかった。
見晴らしの良い枝からこちらの様子をうかがうオオワシ
1km先の太い枝にとまったオオワシ2羽
お昼を過ぎて、キーキーとトビの声ににた声が聞こえてきた。遥か遠く、1km先、午前中はオオワシのなる木だったのに、声の発する元をみるとクマタカが止まっていた。こちらの様子をうかがうように、腹を空かせて鳴く声が森に響いていた。
午前中にオオワシが止まっていた枝にとまったクマタカ
3時間ほど同じ枝にとまりつづけている幼さを感じるクマタカ mountain hawk eagle
夕暮れがせまり、雲がオレンジ色に色づきはじめたころ、エゾモモンガの巣穴の先の鹿の元に、何かが下りたのを見つけた。そっと近づくと、一羽の大きなクマタカが下りていた。真っ黒い顔は年を重ねた老鳥で、こちらの様子を振り返った時、年季の入ったクマタカ独特の赤い目は私の心に突き刺さった。
私たちの様子をうかがいつつも、鹿の肉をむさぼるように食べるクマタカの成鳥、雄ジカの角が左に見える。
クマタカは日本全国に分布する鳥だけど、私でも年に数度しか出会えない鳥で、それが50m先の雄ジカに下りて、肉を食べている。10分ほど私たちを伺いながらも肉を食べ、去っていった。ヒグマや大きなイトウに出会ったときの、感覚に似た残像が心に響いていた。
クマタカ (kumataka )mountain hawk eagle
話しがクマタカにそれたけど、海ワシたちの動向は、1月中旬から海から山へとうつる。そして、3月になると、気温が上がり、川の氷がとけ始めると、十勝川下流にも再びワシが集まって来る。これは、氷が融けてでてくる魚をねらっている。特に十勝川の湖沼。沼の氷が融けると、酸欠で死んだと思われるフナが氷の中からたくさん出てくる。そのフナに集まるワシたちの行動も面白い。
沼に下りたワシたち
エサを見つけると、他のワシも飛び奪い合う、そしてまた氷で休むワシたちの周りでは、ホオジロガモ、カワアイサ、たまにミコアイサなどがいる
氷の融けかたは気温次第で予測が難しいところだけど、3月下旬から4月上旬。氷が融けはじめ、沼に水面が見え始めると、多い時には20羽ほどのワシが沼の氷の上にのったり、木にとまる。氷を割って沼の中から魚を獲るワシがいたり、獲物を奪い合う姿が観察できる。沼の氷がすべて融けてしまうとワシたちもいよいよ南へと帰っていく。1週間ほどの短い期間だけど、3、4月のワシのチャンスも面白く。幸運にもいい日にあたることがある。北から渡ってきたオオワシ、オジロワシは4月下旬には北へと渡り、十勝で繁殖するオジロワシが5月から11月までところどころで観察することができる。
おまけ、先日ロッジの台所で鹿肉を処理して、痛んだ部分や使えない部分をトリミングしてでたシカ肉少しだけ庭の雪の上に置いてみたら、次の日にはカラスが10羽、オジロワシが4羽集まっていた。それも1日で食べ終えて、ワシたちも去った。どこから見ているのか、鳥の噂というのはすごいもの。
庭のエサ台にはキツツキやカラ類が鹿の脂身を求めてやって来るけど、オジロワシがくるとちょっと怖い。
キツネも騒ぐカラスの様子をみて、匂いを嗅ぎ分けてやってきた
十勝のオジロワシ、オオワシの観察をまとめると、
・オオワシ、オジロワシは本格的がやってくるくのは12月1日から。
・十勝川のサケをねらうオオワシ、オジロワシのピークが12月15日から1月10日ごろ。
・十勝川から山奥へとオジロワシ、オオワシが分散しはじめるのが1月中旬ころからで、集まる場所は残滓のある場所次第で日によって場所がちがう。
・1頭の鹿の残滓があると、そこにはたくさんのワシが集まる。
・3月中旬から4月上旬にかけて、十勝川下流域の湖沼群にオジロワシ、オオワシがあつまる。
・5月から10月は十勝で繁殖するオジロワシが見られる。
・ワシたちはカラスの同行をみている。
・鹿の残滓に集まる時は、キツネや他の野鳥類も観察できることがある。
・まれにオジロワシはロッジの庭にも来る。
以上が、十勝のオジロワシとオオワシの状況でした。
十勝の自然を楽しむためのガイド&ロッジ
LodgeLuckyFiled : http://lodgeluckyfield.com
ガイドや観察、撮影は詳しくは、HPをご覧ください。
オオワシ、オジロワシは英語でシーイグル(海ワシ)と名がつく。海にいるワシで、オホーツク海の流氷にのっているイメージがある。
十勝へもワシたちは海沿いにやって来る。12月の北風が身にしみ始めるとワシがやって来る。海ワシというだけに、海沿いにやってくるようで、12月のワシの頭の中は川を遡上するサケの群れでいっぱいのようす。十勝川も大量のサケが遡上し、そのサケの群れを追うようにワシたちが十勝川流域の木々に止まる。
数年前から有名になった、十勝のワシのなる木は、十勝川を遡上してきたサケがそこで力つき死ぬ場所の近くに立っていたからで、12月中旬から木にワシがなりはじめる(実際にな木にとまっているだけだけど、木にワシの実がなっているわけではない)。サケは川にいるサケの動きを見ていて、カラスが騒ぎ、それをワシが奪い、ワシ同士が喧嘩する。それが車から近い距離で観察できるから迫力がある。
十勝川に立つワシのなる木、日の出を待つワシたちは上昇気流とともに飛び始める(写真はゲストの丸茂さん提供)
川に下りてサケを奪い合うワシの姿が見れる場所というのは、本来のワシたちの姿のはずだけど、ワシが見れる道東の観察地は餌付けによって集まる場所が多い。
十勝川を遡上するサケを奪い合うオオワシの成鳥(左)とオジロワシの幼鳥(右)
ワシが観察できるのもサケのお陰なので、サケの放流、ふ化事業が成功し、サケの遡上量が増えたというのも人為的といえばそれまでだけど、太古からサケとワシの関係は深いはず。
川に下りてワシやカラスの動きを待つオオワシの成鳥 (写真は丸茂さん提供)
十勝川の木々にとまるワシたちも、川が氷に閉ざされると、サケを獲るのが困難になって、ワシたちが山へと移動し始める。だいたい1月下旬ころ。それでも気温や川の流れ、カラスの努力で氷の中からサケがでてくるので、それを待って川でねばるワシたちが、2月でも3月でも観察する事ができる。数羽ならたいてい見る事ができる。ただ、今年は十勝川のサケの遡上が少なかったために、川で死に絶えたサケも少なく、比例するようにワシたちも少なかった。
2月雪や氷の中のサケを待つオオワシ (2018年2月10日撮影)
そして山。
2月11日雪が60センチほど積もった森
川のサケが減ると、次にワシたちが考えることが、エゾシカのお肉。
もちろん、ワシが自ら人間よりも大きなエゾシカを仕留める事ができないので、ワシたちが狙うのはハンターが獲った鹿の残滓(ざんし)、いま北海道での行われているエゾシカ猟は基本的に撃った鹿はすべて車で持ち帰ることになっているが、回収困難な場所や私有地では、その場での適切な処理ということで、鹿を土や雪に埋めるということで処理されている。この処理後の鹿がワシたちのお目当てになる。(ひと昔前に、ワシの鉛玉中毒から鉛玉の使用が禁止になったがその問題はまた別の機会に)。そもそもそれは、かつては北海道に分布していたオオカミたちの仕事で、オオカミが絶滅してしまった現在、冬のエサの乏しい厳しい自然を生延びる動物たち、テンもキツネもキツツキやカラ類たちにとっては、鹿の肉をあてにできないというのは過酷なものだと思う。
そんな理由で、1月下旬ころには川でサケを食べていたワシたちは、山奥へと移動し始める。海ワシだけど山ワシというか。この山ワシはカラスと一緒に行動するかのように、カラスがエサを見つけて騒げばワシたちも集まって来る。1頭の鹿がその場で倒れたら、カラスから始まり3日後には食べ尽くされ、ワシもカラスも消え去る。残った骨についた肉をカラ類やミヤマカケスが突っついている。
なので、山ワシの動きは、予測不可能。あっちの山で鹿が倒れればあっち。こっちの山で鹿が倒れればこっち。と毎日動きが変わるので、ハンターのあとにくっついているのが一番かもしれない。
1週間前だった。
2018年2月11日
たまたまエゾモモンガのガイドで巣穴に行くと、巣穴から50mほど先からオオワシ5羽とオジロワシ3羽が飛び立った。まだ日の出前の薄暗い時間だった。明るくなってワシたちが飛び立った場所をみると、角の大きな鹿が倒れていた。 この日は1日、エゾモモンガを観察するために巣穴の前でねばっていた。鹿を食べたいのに、人が近くにいるので、カラスやワシが飛び交っていた。ワシの観察には最高のスチュエーションだったけど、ワシやカラスが騒ぐことで、エゾモモンガたちは警戒してまったかく巣穴からでてくれなかった。
見晴らしの良い枝からこちらの様子をうかがうオオワシ
1km先の太い枝にとまったオオワシ2羽
お昼を過ぎて、キーキーとトビの声ににた声が聞こえてきた。遥か遠く、1km先、午前中はオオワシのなる木だったのに、声の発する元をみるとクマタカが止まっていた。こちらの様子をうかがうように、腹を空かせて鳴く声が森に響いていた。
午前中にオオワシが止まっていた枝にとまったクマタカ
3時間ほど同じ枝にとまりつづけている幼さを感じるクマタカ mountain hawk eagle
夕暮れがせまり、雲がオレンジ色に色づきはじめたころ、エゾモモンガの巣穴の先の鹿の元に、何かが下りたのを見つけた。そっと近づくと、一羽の大きなクマタカが下りていた。真っ黒い顔は年を重ねた老鳥で、こちらの様子を振り返った時、年季の入ったクマタカ独特の赤い目は私の心に突き刺さった。
私たちの様子をうかがいつつも、鹿の肉をむさぼるように食べるクマタカの成鳥、雄ジカの角が左に見える。
クマタカは日本全国に分布する鳥だけど、私でも年に数度しか出会えない鳥で、それが50m先の雄ジカに下りて、肉を食べている。10分ほど私たちを伺いながらも肉を食べ、去っていった。ヒグマや大きなイトウに出会ったときの、感覚に似た残像が心に響いていた。
クマタカ (kumataka )mountain hawk eagle
話しがクマタカにそれたけど、海ワシたちの動向は、1月中旬から海から山へとうつる。そして、3月になると、気温が上がり、川の氷がとけ始めると、十勝川下流にも再びワシが集まって来る。これは、氷が融けてでてくる魚をねらっている。特に十勝川の湖沼。沼の氷が融けると、酸欠で死んだと思われるフナが氷の中からたくさん出てくる。そのフナに集まるワシたちの行動も面白い。
沼に下りたワシたち
エサを見つけると、他のワシも飛び奪い合う、そしてまた氷で休むワシたちの周りでは、ホオジロガモ、カワアイサ、たまにミコアイサなどがいる
氷の融けかたは気温次第で予測が難しいところだけど、3月下旬から4月上旬。氷が融けはじめ、沼に水面が見え始めると、多い時には20羽ほどのワシが沼の氷の上にのったり、木にとまる。氷を割って沼の中から魚を獲るワシがいたり、獲物を奪い合う姿が観察できる。沼の氷がすべて融けてしまうとワシたちもいよいよ南へと帰っていく。1週間ほどの短い期間だけど、3、4月のワシのチャンスも面白く。幸運にもいい日にあたることがある。北から渡ってきたオオワシ、オジロワシは4月下旬には北へと渡り、十勝で繁殖するオジロワシが5月から11月までところどころで観察することができる。
おまけ、先日ロッジの台所で鹿肉を処理して、痛んだ部分や使えない部分をトリミングしてでたシカ肉少しだけ庭の雪の上に置いてみたら、次の日にはカラスが10羽、オジロワシが4羽集まっていた。それも1日で食べ終えて、ワシたちも去った。どこから見ているのか、鳥の噂というのはすごいもの。
庭のエサ台にはキツツキやカラ類が鹿の脂身を求めてやって来るけど、オジロワシがくるとちょっと怖い。
キツネも騒ぐカラスの様子をみて、匂いを嗅ぎ分けてやってきた
十勝のオジロワシ、オオワシの観察をまとめると、
・オオワシ、オジロワシは本格的がやってくるくのは12月1日から。
・十勝川のサケをねらうオオワシ、オジロワシのピークが12月15日から1月10日ごろ。
・十勝川から山奥へとオジロワシ、オオワシが分散しはじめるのが1月中旬ころからで、集まる場所は残滓のある場所次第で日によって場所がちがう。
・1頭の鹿の残滓があると、そこにはたくさんのワシが集まる。
・3月中旬から4月上旬にかけて、十勝川下流域の湖沼群にオジロワシ、オオワシがあつまる。
・5月から10月は十勝で繁殖するオジロワシが見られる。
・ワシたちはカラスの同行をみている。
・鹿の残滓に集まる時は、キツネや他の野鳥類も観察できることがある。
・まれにオジロワシはロッジの庭にも来る。
以上が、十勝のオジロワシとオオワシの状況でした。
十勝の自然を楽しむためのガイド&ロッジ
LodgeLuckyFiled : http://lodgeluckyfield.com
ガイドや観察、撮影は詳しくは、HPをご覧ください。
(10:24)
2017年01月11日
winter guide 2017 Jan
12月の釣りのシーズンが終わると、いよいよ本格的な冬が始まる。川は氷に覆われ、針葉樹の森に雪がよく似合う。夏を活発に過した動物たちは、南へと行ってしまった。そして、はるばるカムチャッカやサハリンから私に会いに?動物たちがやって来てくれる。
もちろん、1年を北海道で暮らす留鳥たちも、寒い冬の備えてモコモコのまっ白な羽毛になって、エサの少ない厳しい自然で生きる姿は美しい。
two days guiding for winter animals and birds .
He has big camera D5 nikon . use 800mm , 500mm lens .
今回は、朝一番からエゾモモンガに遭遇。神社のカシワからぞろぞろと3匹が現れてドキッ。その後お休み中のエゾフクロウにちょっかいをだすエゾリス達がいて、そのすぐ横にコアカが出現。フクロウを撮るゲストを横に、呼吸困難になりそうな勢いでコアカゲラを追う私。こんな出会いがあるから面白い。
コアカゲラは神出鬼没で、どこに現れるかわからない lesser spotted woodpecker
Lesser spotted woodpecker on Daimyo Oak tree 2017 Jan
ural owl sleep in Dimyo oak tree
続いては、エゾリスたちを見に行くと、なんと昼間のエゾフクロウのハンティング中で、それにビビったエゾリス達は隠れてしまい、昼に堂々とネズミを探すエゾフクロウを観察,撮影。たまにカラスにビビって樹洞に隠れては出たり。
暖かいお蕎麦を食べて、午後は山へ。エゾシカ猟も最盛期で、山のシカの死骸に群がるワシとか、キツツキとかいないかな〜とドライブすると、突然現れたクマタカ mountain Hawk-eagle !青空に白い翼がくっきり、優雅に舞う姿を800mmの超望遠レンズで捕らえてくれた。オオワシもオジロもみれてラッキーだった。
気圧や雲なのか、空腹によるものかわからないけど、夜行性と言われるエゾモモンガが日中活動していた。ケヤマハンノキの枝に上って雄花を食べているエゾモモンガがいた。
flying squirrel is usually nocturnally , but some time moving at day time .
2日目は、十勝川下流域の海から遡上してきたシロザケに集まるオオワシとオジロワシを観察した。セグロセキレイやミコアイサなどの珍しい鳥も観察。夕暮れのエゾモモンガの出待ちは、現れず。
steller's , whtie tail scramble for salmon in Tokachi river .
Steller's juvenile find the food
stealer's adult VS white tail Juvenile
stalker's adult on eagle tree looking for salmon and crow .
steller's , whtie tail scramble for salmon in Tokachi river . 2017 Jan
かわいすぎるエゾモモとやっぱりオオワシはかっけ〜な〜
寒いけど、楽しいです。
guide & lodge
Lodge Lucky Field
http://lodgeluckyfield.com/English.html
Tokachi Hokkaido Japan
極寒の寒さが作り上げた、ツヤツヤ、しなやかの超高浮力のエゾディアヘア完成。
ナチュラルカラーは完成、これから少しダイド(染め)します。
販売、詳しくはこちらをご覧下さ:http://lodgeluckyfield.com/Fish-Ezo_Deer_hair.html
12月の釣りのシーズンが終わると、いよいよ本格的な冬が始まる。川は氷に覆われ、針葉樹の森に雪がよく似合う。夏を活発に過した動物たちは、南へと行ってしまった。そして、はるばるカムチャッカやサハリンから私に会いに?動物たちがやって来てくれる。
もちろん、1年を北海道で暮らす留鳥たちも、寒い冬の備えてモコモコのまっ白な羽毛になって、エサの少ない厳しい自然で生きる姿は美しい。
two days guiding for winter animals and birds .
He has big camera D5 nikon . use 800mm , 500mm lens .
今回は、朝一番からエゾモモンガに遭遇。神社のカシワからぞろぞろと3匹が現れてドキッ。その後お休み中のエゾフクロウにちょっかいをだすエゾリス達がいて、そのすぐ横にコアカが出現。フクロウを撮るゲストを横に、呼吸困難になりそうな勢いでコアカゲラを追う私。こんな出会いがあるから面白い。
コアカゲラは神出鬼没で、どこに現れるかわからない lesser spotted woodpecker
Lesser spotted woodpecker on Daimyo Oak tree 2017 Jan
ural owl sleep in Dimyo oak tree
続いては、エゾリスたちを見に行くと、なんと昼間のエゾフクロウのハンティング中で、それにビビったエゾリス達は隠れてしまい、昼に堂々とネズミを探すエゾフクロウを観察,撮影。たまにカラスにビビって樹洞に隠れては出たり。
暖かいお蕎麦を食べて、午後は山へ。エゾシカ猟も最盛期で、山のシカの死骸に群がるワシとか、キツツキとかいないかな〜とドライブすると、突然現れたクマタカ mountain Hawk-eagle !青空に白い翼がくっきり、優雅に舞う姿を800mmの超望遠レンズで捕らえてくれた。オオワシもオジロもみれてラッキーだった。
気圧や雲なのか、空腹によるものかわからないけど、夜行性と言われるエゾモモンガが日中活動していた。ケヤマハンノキの枝に上って雄花を食べているエゾモモンガがいた。
flying squirrel is usually nocturnally , but some time moving at day time .
2日目は、十勝川下流域の海から遡上してきたシロザケに集まるオオワシとオジロワシを観察した。セグロセキレイやミコアイサなどの珍しい鳥も観察。夕暮れのエゾモモンガの出待ちは、現れず。
steller's , whtie tail scramble for salmon in Tokachi river .
Steller's juvenile find the food
stealer's adult VS white tail Juvenile
stalker's adult on eagle tree looking for salmon and crow .
steller's , whtie tail scramble for salmon in Tokachi river . 2017 Jan
かわいすぎるエゾモモとやっぱりオオワシはかっけ〜な〜
寒いけど、楽しいです。
guide & lodge
Lodge Lucky Field
http://lodgeluckyfield.com/English.html
Tokachi Hokkaido Japan
極寒の寒さが作り上げた、ツヤツヤ、しなやかの超高浮力のエゾディアヘア完成。
ナチュラルカラーは完成、これから少しダイド(染め)します。
販売、詳しくはこちらをご覧下さ:http://lodgeluckyfield.com/Fish-Ezo_Deer_hair.html
(11:00)
2010年12月20日
ロッジから車で30分の十勝川千代田新水路にてバードウォッチング。
千代田新水路には産卵を終えたサケの死骸が集まり、それを求めてたくさんのオオワシとオジロワシが集まってくる。車からでもサケを食べる様子が見える場所は北海道でも珍しい。今日の1時頃の動画がこちら。1尾のサケを求めてオオワシ成鳥、幼鳥とオジロワシが争っていた。
千代田新水路の様子。十勝川本流の分流で浅い水路で流れも緩い。ワシのほかにもカモメ類、オオハクチョウ、カワアイサなどの鳥がいた。
千代田新水路。氷の上の3つの固まりがオジロワシ
十勝川温泉の前のハクチョウ護岸ではオオハクチョウに接近できる。オナガガモ、ヒドリガモ、マガモなどがいた。
十勝川大橋のいつもの場所にハヤブサがとまっていた。ドライブついでに北海道の野生を観察できる。
明日は千代田堰堤からゴムボートでワシを見ながら下るワシクルーズです。十勝のバードウォッチングの情報はロッジラッキーフィールドのHPにて 最近少しリニューアルしました。
千代田新水路には産卵を終えたサケの死骸が集まり、それを求めてたくさんのオオワシとオジロワシが集まってくる。車からでもサケを食べる様子が見える場所は北海道でも珍しい。今日の1時頃の動画がこちら。1尾のサケを求めてオオワシ成鳥、幼鳥とオジロワシが争っていた。
千代田新水路の様子。十勝川本流の分流で浅い水路で流れも緩い。ワシのほかにもカモメ類、オオハクチョウ、カワアイサなどの鳥がいた。
千代田新水路。氷の上の3つの固まりがオジロワシ
十勝川温泉の前のハクチョウ護岸ではオオハクチョウに接近できる。オナガガモ、ヒドリガモ、マガモなどがいた。
十勝川大橋のいつもの場所にハヤブサがとまっていた。ドライブついでに北海道の野生を観察できる。
明日は千代田堰堤からゴムボートでワシを見ながら下るワシクルーズです。十勝のバードウォッチングの情報はロッジラッキーフィールドのHPにて 最近少しリニューアルしました。
(20:40)
2009年12月22日
2009年12月19日ドロノキにとまるオオワシとオジロワシ
今年初めて開催された「十勝川ワシフェスタ」が終了した。午前中の観察会に参加した人およそ60人。人もさることながら集まったオオワシとオジロワシも視界に入るだけでもおよそ50羽。皆盛大に集まってくれた。
対岸のドロノキにとまるワシたちは、水路内のサケの死骸が目当て。氷の中でルイベになっているサケを川に下りて食べ、木に止まっては周辺を見回す。雪が積り一面白くなり、早朝の冷え込みで川からたちのぼった水蒸気が木に凍りつき、霧氷になって河原の木々を真っ白くする。10時頃東から低い光があたると、キラキラと輝きながら舞い落ちる。ワシのくちばしの黄色もよりいっそう精悍さをみせる。十勝晴れの中のワシ観察は本当に気持ちよかった。
2009年12月19日サケの死骸をめぐって争うワシたち 十勝川にて
このワシたちが集まるのも、人間が作った構造物による。2007年に完成した魚道は、一部のサケは上流に上る。けれど、多くのサケが力尽きてこの場所で死ぬ。この大量の死骸を求めて、カラス、トビ、カモメ、キツネなどの肉食動物、そしてワシが集まってくる。餌付けではないが、まったくの自然でもない。「ワシが見れてすごい、豊かな自然がある」で終わってしまうのではなく、もっともっと大切なことをこのワシたちは私たちに教えてくれる。
山と海を行き来したいのは、サケだけではない。ヤツメウナギやサクラマス、イトウだってこの川にはいる。海のめぐみを山へと運んでくれる生き物たちを、人間が作ったダムが止めてしまう。森が作った豊かな栄養も海までたどりつくことができない。オオワシ、オジロワシが集まる自然は、もちろんすごい。だからこそ彼らのメッセージに耳を傾け、これから私たちが何をしなければならないのかを考えなければいけない。彼らの目の鋭さに気づきたい。この凍てつく寒だからこそ見せてくれる自然。ここまで読んでくれたあなたにはぜひ見て感じてほしい。見れるのは12月から1月いっぱい。ピークは12月中旬から1月中旬の1ヶ月間です。時期が遅れると、サケの死骸がなくなり、ワシたちは山奥の鹿や海岸の魚をもとめ分散してしまいます。時計の針を自然にあわせ見に行きましょう。
(20:21)
2009年12月16日
2009年12月15日十勝毎日新聞
今期の寒さが日に日に増し、早朝気温を記録更新するこのごろ。天気がよいほど放射冷却で気温が下がり、そしてパキンと冷えた朝ほど抜けるような青空が広がります。それが十勝特有の十勝晴れと呼ばれるものです。
この寒さに乗ってロシアから続々とワシたちが北海道へ渡ってきます。十勝川で産卵を終えたサケたちに群がるのがオオワシやオジロワシの優美な姿です。2007年に治水事業として千代田新水路が完成したために、サケが集まりオオワシやオジロワシのお食事場所ができたのです。そんな動きが十勝川温泉協会や日本野鳥の会を含め、活発に動き始めました。12月19日「十勝川ワシフェスタ」が行われます。柳生さんも来ます。
北海道の冬は、温かい車から鳥でも見ているのが一番です。
(09:25)