骨と呼吸で生み出す身体操作
筋力に主をおいた稽古とは別の角度から
強さを追求し続けている三瓶啓二師範。
それは年齢に関係なく、
自分を高めていくことができるものだという。
三瓶師範が追い求める空手とは何か。
講師:三瓶啓二
空手LIFE 2011.2月号 No.43より
Text&Photos/人見武士
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三瓶道場のニュースをお届けします。since 1997.4.10
昇段審査、無事終えることができました。
先生、先輩、後輩、その他の皆々様応援本当に有難うございました。
心より感謝申し上げます。
今から、5〜6年前、空手の基本稽古の時に、三瓶先生から
「頑張らないように、どうしても、スポーツをやっていた人は、頑張ってしまう、
基本稽古は疲れるでしょう。」と言われました。
確かにその頃は(基本稽古、最後までできるかな?)と思い疲れました。
私は解るはずもなく1年位経って、何となく理解できたのか
基本稽古が疲れなくなりました。
(力を抜くことなのかな?)と思いました。
そしてもう一つ
「腹式呼吸、逆腹式呼吸、息吹が出来るようになったら空手が面白くてしかたがなくなる。」
と言われました。
「本当にそうなのかな?」と思いながら、「そうなりたい!」と思い
自分なりに稽古してみました。
その1年後に、三瓶先生から「三戦、転掌が出来たら黒帯あげますよ。」と言われました。
大変嬉しく思いましたが簡単なようで難しくなかなか出来ませんでした。
「三戦、転掌、毎日やってみて下さい。」と言われましたが
なかなか実行出来ず、約5年かかってしまいました。
(いまでも完璧ではないのですが。。)
今年の6月24,25日の稽古会の最後に、
三瓶先生から「12月の審査会に昇段審査受けて良いですよ」と許可を頂きました。
夢のようですごく嬉しく思いました。先生のその一言はすごい力となっていきました。
やる気がすごく出たのです。
自分を見つめなおし先輩のアドバイスを、しっかり聞き入れ実行する事が出来ました。
6月頃は、スクワット、腕立て伏せ、どちらも10回位しかできませんでした。
先輩に指導していただき、スクワット、腕立て伏せを2日おき(月、木)に1回ずつ増やしていきました。
審査会の2週間前までスクワット70回、腕立て伏せ40回までできるようになりました。
(100回、50回できるようにと思っていたのですが)
昇段審査当日ジャンピングが90回(ちょっとダウンかな?)と思った時でした。
先輩の「ガンバレ!」と声が聞こえてきて、その後10回のジャンピングが出来ました。
「人の言葉の力ってすごいな!」って痛切に感じさせられました。
組手では、自分では「5人ぐらいかな?」て実のところ思っていました。4人〜5人目あたりから「長いなー」と思いながら
言われるまま組手をやり、5人から10人目あたりは、自分では何をやったか、さっぱり覚えていませんでした。
パンチを打たれても、蹴られても、その時は何の痛みも感じなく息切れもしませんでした。どうしてなのかわかりません。
今でも信じられませんが10人組手完遂が出来ました不思議です。
昇段審査から1週間が過ぎ、道場に稽古に行きました。
三瓶先生から「腹圧わかりましたか?」と言われました
「少しわかったような気がします。」と答えました。
先生がいつも稽古の時に「筋力ではなく、女性でも年配でも力は出せる。」と、おっしゃっていたのが今回の事だったのかな?
と少し思いました。
もしかしたら、この先、もっともっと出来なかったことが出来るようになるのかな?と思いました。
今回の事で分かったこと。
・少しずつ稽古すれば出来ないことでも出来るようになる。
・呼吸法をもっと理解すれば面白くなる。
・腹圧→もっと知れば、何かが出来るような気がする。
初段になって、これからが始まり、初心忘れずに夢、希望を持って努力し、前進したいと思います。
菅野道子
この度は、昇段審査を受けさせて頂き誠にありがとうございました。
自分が空手始めたきっかけは、高校時代野球部の先輩がたにシゴキと言うなの暴挙を受け、最後には頭が真っ白になり手をあげてしまい袋叩きにあいました。先輩に仕返しするために何かないかと思い、高校の近くにあった藤中先生の指導する棚倉道場で極真空手を始めました。最初の頃は、とにかくがむしゃらに頑張って強くなって仕返しすることしか考えていませんでした。
そして高校を卒業し仕事を始め、忙しい日々から空手からとうざかっていました。そんな青帯時代のある日、飲み屋で誰かが数人にボコられていたのを助けに入り、返り討ちにあい顔をボコボコにされました。3日間家に帰れず友達の家にお世話になり、その後家に帰ると「なんだその顔は、ケンカか」「やられたのか?情けない。弱いな。」と親父に言われ、少し天狗になっていた自分も「情けない」と現実をしりました。
その後時間を取れるときは空手に行こうと考えていたある日、今度は免許停止をくらい棚倉道場に行けなくなり、滝嶋先生の指導する白河道場にお世話になることになりました。最初は道場になかなかとけこめず病んでしまう時や、先輩に怒られて「何で先輩はいつも自分に厳しいんだ」と正直頭に来ることもありました。何年かたち少しずつ先輩とも話せるようになり、自分にも怒られる理由があるんだと解りました。その後先生や先輩に旅行や飲み会に誘っていただき、新井先輩率いる独身会館にも参加させていただき山登りも始めて、空手にも真剣にむきあうことができてきたような気がしました。
そんななか茶帯の審査を受けしばらく現状維持かなと思っていると、高橋さんに「一級、一緒に受けましょう。そのために稽古頑張りましょう!」と誘われて「わかりました」と言ったのにサボってしまいました。それでも何とか昇級審査を受け昇級させて頂きました。
それから月日がたち昇段の話をいただき、試合でケガがにあったりサボったり、稽古が厳しかったり、型が覚えられなかったり、と最終的には自分はいろんな先生や先輩や後輩に支えられてきたんだと今さら気づき、何とか昇段させていただくことができました。まだ全然未熟者なので、指導や自分がしてもらったことができないと思いますが、頑張っていきたいと思います。
最後になりましたが、三瓶先生をはじめ、先生、先輩、道場生の皆さま、福島支部の皆様ありがとうございました。 熊田悟
チケットぴあ 前売り券情報
・公演タイトル:第34回オープントーナメント東北空手道選手権大会
・Pコード:836848 ・興行コード:1741450 ・販売用URL:http://ticket.pia.jp/pia/event.ds?eventCd=1741450 ※販売用URLは、PC/フューチャーフォン/スマートフォン共通のURLです