ことわざ辞典

ことわざを覚えながら書いて行こうと思います。

怠(なま)け者の足から鳥が起(た)つ

ふだん怠けている者は、いざ事が起こるとあわて騒いでやり始める。→足元から鳥が立つ

待てば海路の日和あり

たとえが続いても、待っていればそのうちにかならず航海に適した穏やかな天気になる。じっくりと好機を待てというたとえ。

[使用例] そのころから父親の病気の問題が起こり、遠からず神保町通いも不可能になるとわかっていましたので、正直いって焦りましたが、待てば海路の日和ありで[紀田順一郎*神保町の怪人|2000]

[解説] 「待てば甘露日和あり」と並行して使われ、おそらく「甘露」から「海路」は派生したものでしょう。「甘露」は、中国の伝説で王者仁政に感じて天が降らせるという甘い液のことですが、「甘露の日和」という表現が実感としてとらえにくく、「路の日和」と解すると、日常生活と具体的に結びつくことから、しだいに優勢になっていったものと思われます。

秋の扇(あきのおうぎ)

夏を過ぎて顧みられなくなった扇を我が身の境遇に喩えた言葉。男の愛を失った女性のこと。
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