肥後橋にあるナポリ料理のお店 サンタルチアの公式ブログ

大阪は西区京町堀にあるイタリア、ナポリ料理サンタルチアの徒然なる日々。

こんにちは!
ジジーノです。

最近耳について離れない言葉があります。

「フェルディナンド クアルト」

です。

「は??」

と思われた方、正解です
(誰もそんな名前知らんで)。

この年末から、
ナポリの歴史やら何やら調べ出して、
わけのわからない横文字が、
頭の中を駆け巡っておりまして、
この「フェルディナンド クアルト」
という言葉も、その一つなのであります。

フェルディナンド クアルト
(Ferdinando Ⅳ)
とはナポリ王国の王様の名前で、
シチリア王としてはフェルディナンド3世、
両シチリア王としてはフェルディナンド1世
です(ちなみにクアルトとは4世という意味)。

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この人、政治にはかなり無頓着だったようですが、
イタリア料理の歴史上、
とても重要なことをやってくれております。

それは何かと申しますと、

「パスタをフォークを使って初めて食べた」

です。

彼は18世紀後半から19世紀前半にかけて生きた人で、
当時庶民の食べ物だったロングパスタ(いわゆるスパゲッティ)を、
宮廷でも食べたいと言い出しまして、
奥さんであるマリア・カロリーナに、

「手づかみで食べるなんて、
 高貴な私たちはそんな下品なこと
 してはいけません」

とたしなめられたものの、
彼はどうしても食べたかったらしく、
(おそらく側近のアドバイスから)
ロングパスタをフォークを使って
食べることにしたそう。

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(サンタルチアの階段に飾られている写真
おそらく映画からの抜粋)

それが庶民にも広まって定着したというわけです。

これ、わずか200年ほど前の話。

日本で言えば、徳川幕府第11代将軍家斉の時代。

その時代の日本で、
雫がポタポタ垂れているにもかかわらず、
上を向いて口を開き、
手づかみで食べることが一般的だった食べ物は、
おそらく皆無だったでしょう
(これはあくまでボクの想像ですが)。

日本人が箸を使い始めたのがいつなのかは
よくわかりませんが、
奈良時代や平安時代の貴族の食事の膳に、
添えられた箸のあるのを、
教科書か何かで1度は見たことがあると思います。

それを思えば、
「ヨーローパの人って、
 長いこと手で物を食べてたんやな」
と衝撃的に受け止めざるを得ません。

東南アジアのように、
手で食べることを前提として
食文化が発達、洗練された例もありますが、
マリア・カロリーナは少なくとも、
スパゲッティを手で食べることを下品だと
思っていたわけで、
今回の例は東南アジアのそれとは
性格を異にしていると言えます。

こんなことから、
欧米の人たちの考え方が、
必ずしも最も文明的で、
先進的なものとは言えない
という結論が出てくるのは
割と自然なことかもしれません。

もちろんヨーロッパの人たちから
学ぶものも多いとは思いますし、
憧れも少なからずあります。

ですがそろそろ、
欧米主導で物事が決まっていく時代が、
終わってもいいんじゃないかなと、
個人的に思ったりする今日この頃です。 

こんにちは!
ジジーノです。

あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いしますm(_ _)m
(↑まだ言うてなかったんかい)

ここのところの寒さ、
尋常じゃないですね。
東京は暖かかったりするみたいですが、
大阪の最高気温が5℃なんて、
1年で1番寒い時の気温ですよこれ。

そんな時に食べたいのは、
何と言っても温かいもの、
温まるものですよね。

イタリア料理と聞いて、
あまり温まるものの想像ができないと思いますが、
イタリアにももちろん寒い地域はあるわけで、
温かいと思われているナポリなんかでも、
冬は大阪と同じくらい寒くなるみたいなので、
当然、体を温める食べ物が、
ナポリの郷土料理の中にもございます。

それがこちら。

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Pasta e Fagioli
(パスタ・エ・ファジョーリ
 :白いんげん豆のパスタ)

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そして、Fagioli e Scarola
(ファジョーリ・エ・スカローラ
 :白いんげん豆とエンダイブの煮込み)

前者はサンタルチアでもよく登場する、
冬の定番料理。

後者はナポリの家庭でよく作られる、
マンマの料理。

こないだこれを、家で作って食べましたが、
バリバリうまかったっす!!
その時はFiano di Avellino
(カンパーニア州を代表する白ワイン)
と合わせました。
相乗効果でバリうまかったっす!!
でもFalanghina(ファランギーナ
: 同じくカンパーニア州を代表する白ワイン)
でも十分おいしかったのではと思っています。

冬でも白ワイン、全然ありやし、
ワインも豆も、体を温める効果があるので、
鍋やおでんに飽きた方は、
ぜひともサンタルチアに足を運んでくださいまし。

こんにちは!
ジジーノです。

暮れも押し迫ってまいりました。
みなさま、いかがお過ごしでしょうか。

さて、今日は少し、
ボク自身のコーヒーの楽しみ方について、
書いていきたいと思います
(イタリア人にとっては、
 ごく一般的なことだとは思いますが)。

ボクはサンタルチアでは、
ランチの営業開始のタイミングで、
必ずエスプレッソを飲みます。

今日のエスプレッソはどんな感じなのか
テイスティングする意味と、
今日一日がんばるぞという意味を込めてです。

なぜ営業開始のタイミングかというと、
その時間にならないと
エスプレッソマシンが温まらないから。

ボクは必ず、テイスティングする時、
1杯半〜2杯、砂糖を入れます。

同業の方の中には、それに反対される方も
少なからずおられるようですが、
お客様が味わうのは、砂糖を入れたものであって、
その味を知っておかなければと、
まず思うのであります。
2つ目には、ナポリのエスプレッソは
他のどの地域のそれよりも濃いため、
砂糖なしで飲むべきではない、
ボクはナポリにいるのではなく、
大阪にいてエスプレッソを作っているので、
本物のナポリカフェをいつでも飲めるわけじゃない。
すると、毎日砂糖なしで飲んでいては、
砂糖なしで飲んで心地いいものを
作ってしまいかねないのです。

それでは本物とは言えない。

3つ目には単純に、これを楽しみたい↓ から。

image (111)

ナポリのコーヒーって、
砂糖を入れたら10秒ぐらい、
砂糖が沈まずに浮いているんですよ
(ウソだと思うならナポリに行って確かめてね)
(↑無茶言うたらいかんわ)。

こんなコーヒーって他にないから、
単純に見てて楽しいんですよね。

ほんで沈んだところでまぜまぜ。

全体の味を均一化してから、
2,3口で飲み干します。

よくエスプレッソは、
「砂糖をたっぷり入れて混ぜずに飲み、
 後から砂糖をスプーンですくって食べる」
という風に言われますが、
イタリア人も普通に混ぜますよ。
(うちの社長は常にダイエットしてるんで、
 砂糖は入れませんが、
 砂糖を入れた時のおいしさは、
 重々承知しております)

砂糖を入れて混ぜた時の味が、
チョコレートみたいになるんですよ。

みんな大好きチョコレート。
そんな日本人が、エスプレッソのこと
嫌いになるはずないんやけどなぁ。

うーん、なんでかなぁ。

日々、考えておる次第でございます。 

こんにちは!
ジジーノです。

Facebookをご覧の方はもしかして
「いいね!」をしてくださった
かもしれませんが、

昨夜、社長が作ってくれた
リゾットがおいしくて、

食べながら、

「そうそう、イタリア人も結構お米、食べるのよねぇ」

なんてことを考えておりました。


有名な産地としては、北イタリアの、
ポー川流域の沖積土壌の地域があります。


また、料理名が豊富なことも、
よく食べられている証拠に
なるのではないでしょうか。

日本では無論、

白ご飯、お寿司、雑炊、おじや、おはぎ等々、

挙げたらきりがありませんが、

イタリアでも、

Risottoをはじめ、
Riso in Brodo(お米入りスープ),
Insalata di Riso(お米のサラダ),
Sartu` di Riso(ナポリの宮廷料理)
Arancini(ライスコロッケ),
Torta di Riso(お米のタルト)

等、結構出てまいります。

日本ではほぼ、リゾットしか馴染みがありませんが
(ドリアはないからな!ドリアは!!)
イタリア人ならではの調理法で、
いろいろな食べ方をされてるんですよねぇ。


昨日食べたリゾットに関しては、

「これは完全に家庭料理。
 レストランでは絶対出さない」

と社長が申しておりました。

ゆえ、パルミジャーノチーズの皮の部分も入れて、

「これがうまいねん! 入ってたら当たり」
「家族でそれの争奪戦があったりするよ」

なんてエピソードも飛び出したり。

イタリア人の元で働くボクたちの特権ですね、
そんなことが聞けるのは。


またイタリアでは、日本でいう「パンの耳」のごとく、
その部分だけで安く売られていたりするそう。

一番おいしいところが安く売られているなんて!!

日本でパルミジャーノレッジャーノ
を買おうと思ったら、
べらぼうに高いですからね!
日本でもその皮の部分、
安く売ってくれないかしら。

自分の経済力では
なかなか手の届かないチーズを
食べることができて、
かつ貴重なエピソードも
聞くことができて、
「だけじゃない感」ハンパないです!
(ニュアンスはみなさまの想像にまかせます)


それにしても、
日本人だけじゃないんですね!
もったいない精神があるのは!!

またも、イタリア人との共通点を見つけて、
うれしくなった夜でした。
 

こんにちは。
本日2度目の登場、ジジーノです。

今日は少し、残念なお知らせを
しなければなりません。

みなさまもよくお使いになると思われる、
American Express, JCB, Diners clubの3種類、
当店ではお使いいただけなくなりました。

ランチではすでに、
お支払いは現金のみと
させていただいておりますが、
ディナーにおいても、
使用できるのは
VISA, Master cardのみとなります。

ドラマ「陸王」をご覧の方には
お分かりいただけると思いますが、
社長の苦渋の決断でございます。

何卒、ご理解、ご協力のほどを、
お願い申し上げますm(_ _)m 

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